【子どもプロジェクト】子どもの主体性を育む@こどものまちinちた 

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担当の新美先生とぷよぷよボール救いの運営について作戦会議をする中島諒さん

 

2015年12月19日(土)、20日(日)に、知多市ふれあいプラザで行われたこどもまちinちた~キッズドリームタウン(主催:知多市子ども未来部若者女性支援室(KISSサイエンス事務局))において、地域研究プロジェクト子どもプロジェクト(担当:新美晃代社会福祉学部講師)の学生が、サポーターとして運営に携わりました。

この取り組みは、子どもの権利条例を制定する知多市の委託事業をKISSサイエンスが受託して行われたものであり、「こどものまち」という疑似社会を児童センターの2階フロアにつくり、小学生と中学生の子どもたちが中心となって運営をすることで、子どもたちが主体者としての社会への参画能力を養うことを目的とした取り組みです。この事業のモデルとなっているのは、ドイツの「ミニ・ミュンヘン※」という事業で、日本でもたくさんの地域で実施されています。

※ミニ・ミュンヘンは7歳から15歳までの子どもだけが運営する「小さな都市」です。8月の夏休み期間3週間だけ誕生する仮設都市で、ドイツのミュンヘン市ではすでに30年以上の歴史があります。(ミニ・ミュンヘン研究会HPより引用)

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学生たちは、7月から定期的に開催されている子どもの会議に参加をしながら、子どもの主体性を発揮するための環境支援をおこなってきました。そして、子どもたちが作りあげた街には、2日間で400名以上の子どもたちが参加しました。町の中では子ども一人ひとりが役割を見つけて、労働をし、税金を納めて、対価として払われる「クラウン」という疑似通貨を手に、ポップコーンを購入したり、映画を見たり、リサイクルショップで商品と交換したりする中で、市民社会の担い手としての社会参画の機会を得ていました。

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学生たちは、企画チームのサポーターとして役割を探して仕事を求める子どもたちに仕事ができるように説明をしたり、各種催しの支援をするなど、町の影のサポーターとして、過ごしていました。

参加をした稲葉怜央さん(社会福祉学部2年)は、「これまで来る道のりが大変だった。学年もバラバラで、はじめは子どもたち同士がコミュニケーションをとることさえ、ままならなかった。会議は笑顔がなく、子どもたちにはしんどかったと思う。でも、イベントが近くなるにつれてだんだんと協力して進められるようになってきて、最近看板づくりをみんなで一緒にやって一気に仲良くなった。ようやく仲良くなってきたところでさよならしないといけないのでさみしい。地域福祉コースで、夏休み期間中のサービスラーニングとの両立は大変だったが、本当に今回の経験をできてよかった。」と、これまでの子どもたちとの思い出を名残惜しそうに振り返ってくれました。

また、子どもたちのお姉さんとして慕われていた吉田向日葵さん(社会福祉学部2年)は、「一日目とくらべても二日目は子どもたちがうまくまちの運営を行うことができていた。一日目の反省を活かして大人の干渉がなかったのがよかった点もあげられるが、子どもたちの成長を感じた二日間だった。子どもにどれだけ役割を与えられるか、その答えはないが、そのこと自体は子どもの成長につながっていると思う。私たち大学生は、こどもと大人のつなぎ役であったと思う。ゼミの中でも話し合う時間があったので、子どもへのかかわり方や、自分たちの役割について議論してきた。」と、子どもたちの成長とそこから得た学びを話してくれた。

最後に、プロジェクトのリーダーの中島諒さん(社会福祉学部2年)は、「子どもたちにアンケートをとっていて、子どもたちが一番楽しかった時は?と聞いたところ自分で稼いだお金を使うときと答える子が多かった。親御さんが求める子ども像も、自立して生活できる子になって欲しいという回答が多かった。そいう言う意味で子どもが目指す姿と親が目指す姿がドリームタウンの中にはあったので、意義のあるイベントではないかと思う」と、応えてくれました。

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片づけのあとの打ち上げの準備の際に、年齢が参加条件に満たすことができず今回はドリームタウンに参加することができなかった園児の子が、机をふいたり進んで準備をしている姿がとても印象的でした。お姉ちゃんの姿をしっかりと見ていたんですね。

参考URL

ミニ・ミュンヘン研究会

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