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日本福祉大学・藤田保健衛生大学 包括連携協定 キックオフシンポジウム

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地域包括ケアを創出する住民のエンパワメントと連携教育について講演する原田正樹日本福祉大学社会福祉学部教授

日本福祉大学と藤田保健衛生大学は9月12日、日本福祉大学東海キャンパスにてシンポジウム「地域包括ケアの推進と多職種連携の課題」を開催しました。両大学は今年2月13日に包括連携協定を締結し、医療及び福祉分野での研究と人材育成を促進するとともに、大規模災害時における医療と福祉の連携した支援のあり方を検討することで、医療・福祉に関する地域の課題解決にも取り組み、地域への貢献を目指しています。

今回のシンポジウムでは、基調講演に厚生労働省老健局の遠藤征也氏をお招きし、日本の現状と、求められている地域包括ケアシステムの在り方について解説していただきました。その後、地域包括ケアの推進にかかわる多職種連携の課題について、それぞれの大学研究者から報告がなされました。

日本福祉大学の藤井博之社会福祉学部教授からは、1980年代から実施されてきた地域医療の実践についての報告の後、社会福祉学部と医学部の両方を含めたIPE(専門職連携教育)のプログラムの必要性等についての課題が提起されました。藤田保健衛生大学の大槻眞嗣医学部教授からは、同大学の4年生が参加し、異なる学科の学生がチームで豊明市民の健康課題の解決に向けて取り組む「アセンブリ」という授業についてご紹介いただきました。

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また、藤田保健衛生大学の金田嘉清医学部教授からは、学校法人として初めて介護保険事業設置許可を得て解説した同大学の「地域包括ケア中核センター」を中心とした人材育成についてお話しいただきました。今年4月からは学生と職員18名が豊明団地での居住を開始するととともに、高齢者向けの介護サービスのみならず「ふじたまちかど保健室」では母子や障害者福祉まで対象を広げて相談受付などを行うなど、同大学による地域包括ケアの取り組みの広がりについてお話しいただきました。日本福祉大学の原田正樹社会福祉学部教授は、住民の参画という視点から地域包括ケアについて話題提供がなされました。本学のある知多半島内のNPOが取り組む「0歳から100歳までの地域包括ケアシステム」について紹介するとともに、様々な人と連携して地域課題に取り組むことのできる人材を「ふくし・マイスター」として養成する本学の取り組みについても述べられました。

シンポジウム後の質疑応答では、これまでに無い学部・学科横断型のIPEのプログラムをどう作っていくか、学生だけではなく、医療や介護の現場で働く専門職へのIPEはどのように実施するかといった議論も交わされました。

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講演会後に開かれたワークショップで意見を話す日本福祉大学の二木立学長

今後も両大学では協働して地域包括ケアをはじめとする医療と福祉の連携の在り方について様々な視点から検討を深めていきます。(Y.I)

地域課題解決の現場を知る~東海市NPO現場体験バスツアー①~

バスツアーに出発する岸くんと、崔さん

バスツアーに出発する岸くんと、崔さん

8月20日(木)、この日は、東海市市民協働課主催の「NPO現場見学」のバスツアーが企画され、東海市市民活動センターの登録団体である日本福祉大学Cラボ東海として、地域連携コーディネータの中野と、市民活動センターのスタッフを務める岸玲司(国際福祉開発学部1年)さんと、韓国からの留学生の崔烔根(国際福祉開発学部1年)の3人が参加をしました。

この企画の目的の一つは、異なる運営主体が社会課題解決のために取り組む現場を知ることで、それぞれの地域での活動に活かすということでした。まず、知多半島で福祉NPOの中間支援を行うNPO法人地域福祉サポートちたの事務局長の市野めぐみさんから、知多半島のNPOの成り立ちや、知多半島のNPO法人の現状についてお話があったのち、次の行程のバスツアーが実施されました。

↓①自治会活動が基盤となってサロン事業を行っている南粕谷ハウス(知多市)

↓②NPO法人学童保育ざりがにクラブが運営する学齢期の障碍児の放課後等デイサービス事業まるまるね

↓③東海市立大池健康交流の家を拠点に「自治会活動」と高齢者の「居場所づくり」を推進する大池ぬくもりの会

石井久子事務局長から南粕谷ハウスの成り立ちを聞く

石井久子事務局長から南粕谷ハウスの成り立ちを聞く

南粕谷ハウスが位置する知多市南粕谷コミュニティは、高齢化率が40%を超える自治区です。知多市全体の高齢化率が24.7%(平成27年4月1日)であることからも、その高さを伺いしることができます。

石井事務局長のお話だと、もともと南粕谷は、新日鉄の企業団地として開発されたため、昭和47年を境に同世代の人が全国から集まってきたそうです。そして、約40年が過ぎた今、その世代の人が高齢世代となっているそうです。もともと住んでいた住民の3倍~4倍の人が移り住んできたことから、当初は新旧住民の交流が課題となっており、生活充実型イベントの推進が行われていたようです。

その後、小学校も同時期にピークを迎え、卒業と同時に空き教室の増加したことがきっかけで、小学校の中に生涯学習ルームを開設して、問題解決型生涯学習の推進が行われてきました。

そして、小学校を中心とした住民同士の連携から、現在では、地域全域の協働型コミュニティの活動が行われています。事務局長の石井さんは、「何かをすると何か課題が見つかる」と、「元気会」という取り組みで工作やダンス教室を行っていたが、何もせずただ話せる居場所がほしいというニーズに気づき、地域コミュニティが社会的基盤となりサロンを運営をはじめたそうです。

ただ課題として、ハード面は、県からの補助でなんとかなったが、ソフト面を回していくために、月15万円の固定費を捻出するのに知恵を絞っているようです。サロンは、ボランティア力で運営を行いメニュー開発をしたり、近隣の農家の方から野菜を提供していただいたり、地域住民で金柑を育てジャムをつくり販売するなど、今は何とか回っているそうです。

「地域は、人材の宝庫」という言葉印象的で、いろんな人やその人がもっている物資、ネットワークを活用することで、できないことはないというお話が大変印象的でした。いただいたお弁当も、品数が多く、とってもおいしかったです。みなさんも、ぜひ一度お昼ご飯を食べにいってみてはいかがでしょうか。

南粕谷ハウス

社会福祉学部サービスラーニングの学生からフードバンクの話を聞く

社会福祉学部サービスラーニングの学生からフードバンクの話を聞く

フードバンクの仕組みも活用して、サロンを運営しています。この日は、偶然、社会福祉学部の2年生が南粕谷ハウスにサービスラーニングに来ていました。フードバンクから物資を取りにいった帰りで、学生からフードバンクの取り組みを紹介してもらいました。「日本は、年間500万トン~800万トンの食糧が廃棄されている。これは年間のお米の生産量に匹敵する」「ただ味付けが規定値からすこし薄いだけですてられてしまうものもあるので、もったいないと思った」と話をしてくれました。

バスツアーの参加者も、真剣に耳を傾けて聞いてくれていました。サロン活動を通して、こうした物資を必要な人に届けることもできると、サポート知多の市野めぐみさんは説明してくれました。

以前フードバンクの講演会で一緒になったバスツアーに参加した学生とも交流をしていました。

COCブログ~フードバンクって何?~

(旧暦)七夕祭りを地域住民と盛り上げる

炎天下の仲作業をする星城大学と本学の学生

 

8月18日(火)、13:00〜東海市の船島小学校に隣接する船島市民館で、地元の印刷会社のご主人が中心となった夢実行委員会が主催する七夕祭りの飾りつけを地域の方とともに行いました。

「こどもたちに夢を 街に祭りを! 地域に絆を!」をテーマに、2014年から始まったこの企画も、今年は共感の輪がさらに広がり、4000枚以上の短冊が集まり、46本の笹に飾りつけを行いました。

この日は、本学から5名の学生が参加したほか、横須賀中学校、富貴嶋中学校、東海商業高校、星城大学の学生も参加しており、若い力に支えられにぎやかな雰囲気の中で行われていました。

学生たちは、集まったボランティアスタッフと協力しながら、効率よく作業を進めるために、率先して笹の準備などを行っていました。夏の体育館は、とても蒸し暑く、汗がどんどん滴る環境のなかでしたが、参加した看護学部1年の入慶田本さんは、「大丈夫。あとこれだけやったら、休憩しよう!」と中学生に声をかけて、気遣いながら作業をおこなっていました。

国際福祉開発学部3年の高橋康祐くんは、「地域の人と話す中で、地域の課題やニーズに気づくことができる。ご主人がお祭りをしたいという想いに、協力することで、地域の人との交流が生まれた。」と、気づきを表現してくれました。

地域の人の想いが寄せられた短冊飾りは、8月19日〜8月23日までの間、地域の協力店舗の軒先に飾られます。

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完成した笹飾りを協力店舗に運ぶ学生

完成した笹飾りを協力店舗に運ぶ学生

「現代福祉」コミュニティ創成×福祉〜参加のデザインによる地域ケア支援

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6月23日(火)、「現代福祉」(担当:吉村輝彦国際福祉開発学部)において、特定非営利活動法人岡崎まち育てセンター・りたの事務局次長の三矢勝司先生がのゲスト講師としてお見えになりました。

担当の吉村先生と三矢先生とは、99年からの仲ということで、始終和やかな雰囲気の中で、講義が行われました。

今日の講義は、「コミュニティ創成×福祉〜参加のデザインによる地域ケア支援」というテーマで、「参加のデザイン」という視点から、三矢先生がこれまで手掛けてきた事例を紹介する内容でした。

「中間支援の必要性を痛感」したことがきっかけで、現在のライフワークがカタチづくられていると話してくださいました。今日のテーマである「参加のデザイン」は、①「プロセスデザイン」、②「プログラムデザイン」、③「参加形態のデザイン」の要素からを組み合わせて設計されます。

特に、一番初めに紹介してくださった被災地仙台の、プレハブ応急仮設住宅「あすと長町」の事例では、仮説住宅の中に、どのようにコミュニティを創成して、発展していったのか、そして、その前提にある「グループ入居制度」の果たしたメカニズムについて、具体的な登場人物を挙げて、わかりやすく説明くださいました。

コミュニティの創生において、鍵となっていたのが、仮設住宅の中で内発的に育まれたり、ボランティア団体や企業の呼びかけで始まった「クラブ活動」でした。こういったインフォーマルな関係が豊かに築かれていたからこそ、その上に、まちづくり団体が生まれ、さらにそれらの団体の活動の中から、課題解決の取組が生まれていったことが鮮明に伝わってきました。このようなコミュニティの発達段階過程を⓪多様な移住者の集積→コミュニティの基礎固め→支援組織との協働実践→プラットフォーム形成→祭り、つながりの演出に整理した上で、ここに「参加のデザイン」があったと説明してくださいました。

(これらのプロセスを地域の人と伴走しながら一緒に作られてこられたからこそ、仮設住宅という住みづらい環境の中に、人と人との関係が豊かなコミュニティが創出されたのだと思いました。)

学生からは、コーディネータとしての顔も併せもつ三矢先生に「今、サークル活動で地域のいろいろな方とつながっていきたいと思っているのですが、どうすればうまくできるのか」といった質問があり、先生からは「まずは、その分野ですでに活動している人、や地域にすでにネットワークをもっているキーパーソンを発掘することが大事」とポイントをわかりやすく教えてくださいました。

最後に、「(地域の中にいろいろな声があるが)、自分の中に内なるビジョンが明確にあるから、それをカタチにすることができる。」とまっすぐなメッセージが届けられました。先生、どうもありがとうございました。

特定非営利活動法人岡崎まち育てセンター・りた

 

「地域とCSV」ワークショップ〜三方よしと地域の中小企業〜

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6月3日(水)、18:00〜日本福祉大学東海キャンパスにて、第1回「地域とCSV」ワークショップが開催されました。今回は、本学COC(知の拠点)事業の中の市民研究員制度で、市民研究員として地域の課題にとりくんでいる東海商工会議所の森洋司事務局長と日本福祉大学知多半島総合研究所の千頭先生、曲田先生、鈴木先生と、学生、職員併せて、8名が参加して、地域の企業とCSVをテーマに研究会を開催しました。

CSV(Creating Shared Value)とは、「共通価値の創造」と訳されるもので、企業がもっている経営資源を活用を社会課題の解決に活かすことで、「持続的な企業価値」の創造を行っていく経営戦略の一つとされています。

まず、鈴木健司経済学部准教授から、「ソーシャル・ビジネス、コミュニティ・ビジネス、CSR、CSVの概念整理」のテーマで研究報告が行われました。

その後、東海商工会議所の森洋司事務局長から「商工会議所におけるCSV経営 初めの一歩」というテーマで報告がありました。

近江商人の「三方よし」に代表されるように、昔から日本の企業は、CSVに取り組んでいたのではないか。その問題意識のもと、地域の中小企業の存在意義を「CSV」の概念を用いて浮き彫りにすることができないか。今回の研究会では、そのような議論の方向性が見いだされました。

参加した鈴木愛理さん(国際福祉開発学部4年)は、「これまでグローバル企業のCSVにばかり注目してきたが、今日のお話を聴いて、もっと地域に根差したCSVにも注目していきたい」と、卒業論文の作成に向けて刺激をもらっていたようです。

 

東海市の地域包括ケアシステムの構築に向けて。

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2015年6月3日(水)、東海市役所の地下会議室にて、「地域包括ケア100人会議」が開催されました。医療・福祉関係者だけでなく地域住民、行政職員など多様なメンバーが約160人が一堂にまりました。

いわゆる団塊の世代がすべて退職をして高齢者になる2025年問題に、今から対応していくために、政策として「地域包括ケアシステム」の構築が進められています。「地域包括ケアシステム」とは、「団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度の名介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される体制」※1のことです。

この「地域ケア会議」は、この「地域包括ケアシステムの構築」にむけて、「多職種による個別事例の検討を通じ、高齢者の自立に資するケアプランにつなげていくとともに、 個別事例の検討を積み重ねることで、地域課題を発見し、新たな資源開発などにつなげていく」(※1:P46)ことを目的として開催されたものです。

この日は、まず日本福祉大学の地域ケア推進センターの奥田佑子研究員から、「東海市における介護保険の利用状況〜要支援者と高齢者に着目して」というテーマで、2015年の社会福祉制度改革の中で、制度のはざまに置かれ、制度に基づく社会サービスがうけられなくなる介護保険の要支援1,2にあたる人のサービス利用状況についてと、これから増えていく認知症高齢者の実態と介護保険の利用状況についての現状分析と、クロス集計をもちいた分析から導き出される課題について報告がありました。

報告によると、まず、介護保険利用者のうち約16%が予防給付を利用しており、その半数は解除がなければ外出が難しいというものでした。また、認知症初期の人も半数近くいるとのことでした。

次に、認知症高齢者の介護保険利用の特徴は、要介護1.2では7割、要介護3以降では8割以上の人が認知症であるとのことでした。とくに印象的であったのが、「一人暮らしで認知症の人に対応する支援も考えていかないといけない」とのことでした。

これらの難問をどう考えていくか。

次のパートでは、同じく日本福祉大学地域ケア推進センターで、社会福祉学部原田正樹准教授から、「東海市の地域包括ケアシステム今後の方向性について」というテーマで、今後どう対応していくのか、議論に向けた的確な情報提供と論点の整理が行われました。

と、その前に、みんなで背伸びをて、緊張をほぐしました。

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原田准教授によると、前提として「今回の介護保険の改正は、日本の社会保障制度全体を考えていく中で、考えていかないといけない。地域包括ケアシステムは、そういった背景からでてきたことを覚えておいていただきたい。」と、超高齢化、家族・地域社会の変容、非正規雇用の増加など雇用環境の変化などに対応した全世代型の「21世紀(2025年)日本モデル」の制度へ改革することが喫緊の課題とわかりやすく整理し、議論の足場をつくりました。

居住環境は、まで考えてこなかったが、今回ここが注目されている。

住まい、介護問題、医療とのつながり、生活支援、介護予防。地域包括ケアでは、これらの5つを考えていこうとするのが国が出している方針。

しかしながら、児童福祉、障碍者福祉、生活困窮者の自立支援などの「制度のはざま」の問題も考えていかないと10年後に使えないものになってしまうと、危惧していました。介護保険の改正で、公的な社会的サービスを受けられなくなる人や、生活困窮者の家族をどうみていくか、を課題としていました。

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また、「どういった範囲で地域包括ケア」を考えていくかが大事と、現在おおむね30分くらいで駆けつけられるエリア(中学校区域)とされている日常生活圏の設定が課題であるとしました。

そして、包括ケアシステムのゴールは、「1人暮らしで、認知症の、要介護2の人が地域で安心して暮らせる町をどう地域の中でつくっていくか、専門家だけでなく、ここにいるみなさんがしっかりと考えていかないといけない。」と論点を整理しました。

その後、どのようにこれらを議論していくのか、東海市の地域包括ケア推進会議の枠組みを説明した後に、集まった人でグループをつくり、議論の場が設けられました。

さまざまな背景をもつ方が、それぞれの立場から知恵をだし合うことで、東海市が掲げる地域包括ケアシステムのビジョンである「市民ひとりひとりのしあわせと、普通の暮らしをまもるために、医療と介護・福祉と地域住民がつながり、支え合うまちをつくる」は達成されのだということを実感した時間となりました。

【参考資料】

※1 地域づくりによる介護予防推進支援事業 第1回都道府県介護予防担当者・アドバイザー合同会議 資料2

探そう!話そう!自慢しよう!ーまちの魅力は市民が決めるー

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5月19日(火)、コミュニティ・ラウンジに、知多市で「やったろーぜ!!楽ちた楽祭実行委員会の委員長の加藤善久さん、NPO法人地域福祉サポートちたの研究員で、知多市で市民活動の中間支援に取り組んでいらっしゃる日比野さんが来訪してくれました。

知多市で取り組み始めた「楽ちた楽祭」は、市民が知多市の魅力を再発見して、それを域外の方にも発信していこうとうことで、市民参加のお祭りとして今年で3年目を迎えようとしています。

ただ、加藤さんからは、参加する人が固定化してきてしまっており、第三回目は、異なる視点をもった参加者に参加してもらい、新たな魅力発見、発信につながるように取り組んでいきたいとのことでした。

今回、6月13日(土)10:00〜12:00 知多市市民活動センターにおいて、NPO法人岡崎まち育てセンター・りた 事務局次長で名古屋工業大学コミュニティ創成教育センター研究員の三矢勝司先生を招き、講和とワークショップを企画されます。(参加費:無料)

知多半島は、「地域の学び場」がたくさんあり、そこに学生が参加できることは大学にとって魅力的であり、強みだと考えています。東海キャンパスができて、知多半島の西岸へのアクセスがよくなったことで、これからの地域の方と学生との化学反応が楽しみです。

参加される方は、加藤さんまで。詳細は、↓コチラ。

980_楽ちた 講演会チラシ

 

フードバンクって何?〜地域の人とともに学ぶ〜

地域の勉強会に参加する学生

地域の勉強会に参加する学生

5月11日(月)19時から知多市市民活動センターの一室で、「フードバンクって何?」という講演会(主催:タイム縁ジョイ)が行われ、国際福祉開発学部1年生4人と、この夏サービスラーニングを行う社会福祉学部の2年生4人と職員2人が参加しました。よる遅くにもかかわらず地域の方も多く参加されていて、学生たちはびっくりしていました。市民活動団体「タイム縁ジョイ」では、定期的に外部講師を招いて勉強会を実施しています。

この日、フードバンク事業を愛知県で行っているNPO法人セカンドハーベスト名古屋と、そのフードバンクの提供を受ける知多市の南粕谷ハウスの石井久子代表を講師に招いておこなわれた講演会は、大変充実した内容になっており、参加した学生からは、「ゼミの先生から言われて参加したが、今の社会の現状を知ることができた。地域の方のいろいろな意見を聞くことができて、とても勉強になった。」「サービスラーニングで行く南粕谷ハウスで、まさかフードバンクを活用して地域のサロン活動が展開されているとは知らなかった。地域という視点で考えていくことの重要さを感じた」と感想を聞くことができました。

フードバンク名古屋の山内事務局長では、「食のセーフティネットをつくる」という思いで、まだ食べられる食品が、食料を必要とする人に流れる「水道管」のような人によるインフラづくりに取り組んでいます。それを築くことで、食品廃棄の問題だけでなく、食を必要とする人に対応できる社会を創ることができるとおっしゃっていました。

現在、日本では、年間500万トン〜800万トンの食料が廃棄されているそうです。この数字は、日本が年間に輸入する小麦の量が年間600万トンと比べてみればどれほど大きな数字かがわかるかと思います。さらに衝撃的なのは、WFP(国際連合食料計画)が、発展途上国に年間に支援する食料品が400万トンと考えると、どれほどの量か創造できると思います。

なぜ、これほどの量が廃棄されるのでしょうか。その大きな要因の一つが、私たちの安全を守る「法律」の存在があります。日本では、賞味期限のいわゆる「三分の一」ルールがあります。賞味期限の三分の一が過ぎた段階で、販売業者に納入されなかった食品は、廃棄されます。さらに、三分の二を過ぎた段階で消費者の手に渡らなかったものは廃棄されます。このように、まだ賞味期限を残しているものを私たちは捨てているのです。また、防災などの備蓄品も期限が切れると交換しなければならず、それらの多くも廃棄されるそうです。

フードバンクはこれら、まだ活用できる食品を様々な企業から集めて、それを効果的に分配しています。しかしながら、フードバンクを行う事業社は全国に30ほどで、その量も年間3000トンだそうです。

フードバンクは、引き取ったものは販売せず、配った先からもお金は取らないことをポリシーで運用しており、すべて寄付によって運営を賄っているため、①取引量が少なく、②運営資金が安定しないせず、③知名度が低いという課題を常に抱えているようです・・・。

もし、興味をもった方は、「フードバンク」について調べてみてはいかがでしょうか。

参考:セカンドハーベスト名古屋

WFP(国際連合食料計画)

 

 

 

モッコウバラ祭でカブトビールを販売

カブトビールを販売する日本福祉大学半田赤レンガ保存活用委員会のメンバー

カブトビールを販売する日本福祉大学半田赤レンガ保存活用委員会のメンバー

4月18日(土)、19日(日)に半田市の半田運河沿いで行われたモッコウバラ祭の中で、日本福祉大学半田赤レンガ保存活用委員会(COA)のメンバーが、半田赤煉瓦クラブのメンバーの方とともにかつて半田の赤煉瓦倉庫でつくられていたカブトビールの販売を通して、半田の魅力発信を行いました。

今年の4月よりあたらしく4人の学生を加えて、活動をしていくことになりました。代表の芝辻委員長は、「新しくメンバーも加わったので、今年は活動の幅を少しずつ拡げていきたい」と、半田赤煉瓦倉庫が7月にリニューアルオープンする2015年の活動の豊富を語ってくれました。

また、半田赤煉瓦クラブの平岡さんからは、「半田市には魅力的な点がいくつもある。ただ点と点とのつながりがないので、さらに連携を深めていければ」とお話をいただきました。

学生の活動によって、多様な団体同士の橋渡しになっていければ、半田市の魅力をさらに高めることにつながっていくと思います。(Masa)

日本福祉大学は、持続可能な「ふくし社会」を創る人材を育成します。

COCサイト

日本福祉大学 半田赤レンガ倉庫保存活用委員会Facebookページ

「知多半島のNPOと地域づくり」

「現代福祉」の講義で知多半島のNPOの歴史に触れる学生

「現代福祉」の講義で知多半島のNPOの歴史に触れる学生

4月21日(火)の4限、国際福祉開発学部の吉村輝彦教授が担当する「現代福祉」の中で、特定非営利活動法人地域福祉サポートちたの代表の岡本一美さんが、ゲスト講師として「知多半島のNPOと地域づくり」というテーマで、知多半島のNPOの歴史と、中間支援組織の存在意義、また多様なネットワークを基盤とした「0歳〜100歳の地域包括ケア」のビジョンにむけた取り組みについてお話くださいました。

岡本さんの講義によると、知多半島の地域福祉の歴史は、1990年に東海市の地で佐々木幸雄さんが、家事援助の団体ふれ愛を立ち上げたことに始まるというものでした。いまでもボランティアとは、個人の自発的活動ではなく無償の奉仕として理解されるが、当時はさらにその傾向が強かった。そんな中で、日常の困りごとを地域で支えあう仕組みとして「有償ボランティア」という仕組みづくりを行った。頼む方は、支援する人への申し訳ないという気持ちを和らげることにつながり、さらに支援する人に経済的便益を与えることで、持続的に支え合う仕組みとして定着した。これらは、2000年「介護保険制度」として国の制度に発展する礎となった。

この過程において、地域を越えて「困ったときはお互いさま」という縁で結ばれたネットークが創られていった。そのネットワークを維持しているのが中間支援NPOである特定非営利活動法人地域福祉サポートちたである。今では、知多半島の中に、35団体、その他の地域の25団体が緩やかにつながるネットワークの中で、地域の「ふくし(ふだんのくらしのしあわせ)」が育まれている。

最近では、行政が組織する市民活動センターや社会福祉協議会が組織するボランティアセンターなどが相互に連携し合い課題別のテーマネットワークも構築されている。2014年の5月に知多半島のNPOや地縁組織、本学といった地域資源を活かした地域包括ケアの新たな仕組みの構築を目指して、特定非営利活動法人地域福祉サポートちたと、日本福祉大学との連携で行われた知多地域円卓会議では、様々なセクターから人が集い、高齢社会を迎える日本の地域包括ケアについての対話の場がつくられました。

0歳〜100歳までの地域包括ケア

0歳〜100歳までの地域包括ケア

このように、中間支援NPOが地域に存在することによって、様々なセクターの人同士がつながる場づくりを通して、「NPO、行政、社会福祉協議会、企業、市民が共に社会を創り合う機会」を創出することができている。知多半島に暮らす人々は、知らず知らずのうちに、これらのネットワークから提供されるサービスを受けることができる。そして、このネットワークに参加することによって社会を変えていくことにつなげていくことができるのである。

担当の吉村先生からは、「制度にのっとった取り組みだけでは、解決できない状況がある。」と整理した上で、「それに対応していくためにはいろんな人の知恵が必要でそれを知多半島で実現しているのがサポちたさん」とまとめてくださいました。「地域の福祉を考えていくことは、途上国の福祉を考えていくことになる」と講義を締めくくりました。

私も一人の学生として講義を受けて、「日常の中に支え合いの関係があることが何故大事なのか」を深く考えさせられました。人は、困難な状況が自分の身に降りかかったときに初めてそれに気がつくが、本来、困難な状況は誰の身にも降り掛かるものである。ジョン・ロールズがこのような状況を「無知のヴェールthe weil of ignorance)」という概念で説明し正義についての議論を展開したが、私たちは、もし「無知のヴェール」の中にいるのであれば、合理的な利己心によって、日常から互いに助け合い、支えあることができるのかもしれない。

岡本さんにこのことを投げかけたら、「普段の暮らしの中で誰かに助けられた経験があるのなら、人は自然とそうする」と回答してくださいました。学生を含めて、私たちは地域での関係についてもう一度見つめ直す必要があるのではないか、そのことを深く考えさせられた講義でした。

岡本さん、素敵な講義をどうもありがとうございました。(Masa)

日本福祉大学は、持続可能な「ふくし社会」を創る人材を育成をします。

 

 

 

4/18(土)美浜キャンパスにて『たけのこ祭』を開催します

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日本福祉大学ならびに美浜町竹林整備事業化協議会(通称「モリビトの会」)は、

本年も「たけのこ祭」を開催します。

モリビトの会は、景観のみならず生態系にとっても重要な里山に侵食する竹林を、

適切に管理・整備事業化することをめざし、日本福祉大学も協賛して2010年に設立されました。

竹林の伐採だけを目的とせず、切り出した竹を竹炭化(ポーラス炭)した土壌改良剤の開発・販売や、

タケノコを地元で収穫される野菜などと一緒に味わうなど、里山を中心とした地域文化の魅力として

発信する活動もしています。

たけのこ祭りは美浜キャンパス内に昨年度開設した“ふくしの森”で実施します。

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当日はたけのこ堀りやたけのこご飯、焼きたけのこなどの振る舞いやJazz研究会によるライブ、

遊歩道散策などが行われます。

ちなみに、先週、二木学長もたけのこ掘りを体験されました。

皆さんもぜひ、「たけのこ祭」にご参加ください!

大学デビュー

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美浜キャンパスの玄関口、English Loungeがあった場所に、サービスラーニングセンターが移転してきて、心新たにオープンしました。今日は、社会福祉学部の1年生総合演習の佐藤クラスのサブゼミアワーで、みなさん遊びに来てくださいました。先生は会議でどこかへ行ってしましましたが、地域連携コーディネータがセンターの機能や役割、「ふくし・マイスター」についてお話ししました。その後は、はじめてのアドレス交換。5月には、社会福祉学部伝統の「春季セミナー」を共にする仲間たちです。

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6月には、いくつかのゼミで合同BBQを予定しているそうです。 まさに、青春まっしぐらですね。

全学教育センターでは、春のウエルカムキャンペーンを展開中です。国際交流や地域活動について、大いに夢をふくらませてください。ふらっと立ち寄るのも歓迎です。映画や雑誌も置いてます。

全学教育センター English Lounge / Service Learning Center

太田公園の植樹祭@東海キャンパス

東海市長とともに植樹祭の記念写真

東海市長とともに植樹祭の記念写真

4月3日(金)の午前、小雨が降る中、東海キャンパスの目の前にある太田公園のオープンにあたり、植樹祭が行われました。東海市長はじめ東海市の関係者に並び、本学からも丸山理事長と二木学長、看護学部、経済学部、国際福祉開発学部の1年生が参列しました。また、キャロライン・ケネディ米国駐日大使の使節も参列されていました。2012年、日本が米国に桜を寄贈して100周年を迎えて、それを記念して、米国より日本に友好の記しとして「ハナミズキ」の木が送られて、その一本がこの日、東海市の太田公園に植えられました。

植樹を行う丸山理事長と二木学長と新入生

植樹を行う丸山理事長と二木学長と新入生

キャロライン・ケネディ大使の親書の中に、ハナミズキの木は、「毎年日本で咲き誇り、人と人との結びつき、絆となってくれるでしょう」と綴られていました。ハナミズキの木はまた、大学と地域との結びつきにもなると思われます。

ワークショップに意気込みを見せる健康科学部の福田教授とそのゼミ生

ワークショップに意気込みを見せる健康科学部の福田教授とそのゼミ生

太田公園は、福田秀志健康科学部教授とそのゼミ生が中心となって、バリアフリーのワークショップが行われて、設計を担当された名古屋造形大学の岡田憲久先生によってそのアイディアがまとめられました。ユニバーサルデザインの思想が息づいてすべての人に使いやすいように配慮されています。植樹祭の後には、芝生広場の一角で、太田小学校の小学生と、福田教授と遠藤由美子ども発達学部教授とそれぞれのゼミ生がモザイクアートのワークショップを行いました。

参加した子ども発達学部4年の大村祥太さんは、「形に残るものなので、市民の人に少しでも楽しさを感じてもらえるものにしたい」と意気込みをかたってくれました。

太田先生と子ども発達学部の学生

太田先生と子ども発達学部の学生

太田先生によると、「市民と日本福祉大学とがのびやかにつながった芝生広場になってもらいたい」という思いが込められているそうです。そのために、大学に一番近い小学校の生徒さんといっしょにこのワークショップをすることにしたそうです。

完成したアートは、東海キャンパス前にある太田公園にてご覧いただけます。

地域と大学とがのびやかにつながるそんな空間として、たくさんの人が訪れることを願っています。きっと梅雨の時期には芝生も青々を生い茂ることでしょう。

参考URL 外務省ホームページ

 

 

第1回「知多半島フィールドワークEXPO」を開催します

知多半島FW博覧会

日本福祉大学 美浜キャンパスでは、4/9(木)第1回「知多半島フィールドワークEXPO」を開催します。     日本福祉大学のキャンパスがある「知多半島」は、ユニークで魅力的な活動をしている人や団体がたくさんいらっしゃいます。特に子どもや高齢者、障害を抱えた人などと助け合う福祉系のNPO団体が多いことが有名なんです。「知多半島フィールドワークEXPO」は、こうした団体の皆さんに美浜キャンパスにお越しいただき、各団体のブースで、その活動内容を紹介していただくイベントです。                      学生にとっては、地域で学ぶ楽しさを知り、地域で活動する「はじめの一歩」を踏み出す機会に、地域の団体の方にとっては、活動のPRとともに、大学や学生の「いま」の姿を知っていただく機会となればと考えています。

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第1回「知多半島フィールドワークEXPO」

日時:4月9日(木)15:00~17:00(入退場自由)

場所:日本福祉大学美浜キャンパス 11号館コミュニティセンター1階ラーニングコモンズ

参加予定団体(順不同):

Smiley Dream
Yes,we do
美浜町商工会青年部
地域福祉サポートちた
Team2025
Paka Paka
はんだまちづくりひろば
もやい
むそう

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日本福祉大学は、学生と地域、大学と地域が出会い、ともに学び合い、高め合う活動を            大学の中でも、地域の中でも、ますます進めてまいります。(Yoshimi)

Cラボ半田がオープンしました!

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〜大学は地域の中へ、地域は大学の中へ〜

2015年4月1日(水)、地域の交流拠点「Cラボ半田」が、クラシティ半田(愛知県半田市)の3階に開設されました。地域連携部門担当の原田正樹教授とともに、お世話になっている関係機関に挨拶をしています。

これまで「はんだまちづくりひろば」の一角に開設準備室を設置させていただいていましたが、この4月より、クラシティ半田3階の奥のスペースを設けました。

「大学は地域の情報を、地域は大学の情報を集められる場」として機能させていくために、地域連携コーディネータが常駐します。今後は、半田市を中心とした「中心市街地活性化」と「地域包括ケアシステムの構築」を主なテーマとして、大学と地域の連携を図っていきます。

この日、メディアの取材も受けました。その様子は、中日新聞(2015年4月2日の朝刊の知多版)に掲載されています。(Keita)

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