カテゴリー別アーカイブ: 学ぶ

【東海 国際福祉開発学部】~観光英語「日本文化に触れる」~

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める、「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。

今回の「観光英語」の授業では、東海市大田町にある宝池山常蓮寺を訪問しました。この日は柴田康仁住職が案内をしてくださいました。まず、山門の説明、お寺の概要や歴史などお話をいただきました。常蓮寺は、浄土宗のお寺で、明応2年(1493)の創建と伝えられています。この時代は室町時代の末で、応仁の乱が京都で起こり、全国で一揆が起こった不安な時代に、取空慶公上人(しゅくうけいこうしょうにん)というお坊さんがここに来られて、お堂を建てられたのが常蓮時の始まりという事です。

柴田康仁住職

本堂に入る前、「塗香」と言われる、身体に塗る香で身を清めました。続いて、本堂でさらに詳しく「仏教の始まり」や東海市の民話「如意来さん」にまつわるお話など丁寧に説明をいただきました。また日本文化として代表的な「畳」について、「畳」のへりを踏まないことや、座布団についても、前後があることなどマナーについてお話をしていだだきました。最後に仏教の教えから、「周りの人々を大切にして欲しい、『当たり前』と『在り難い』をどう気づかせていただけるかが、人生の分岐点となる」と説きました。ご住職は、参加した学生から「どうしたら住職になれるのか」など質問に応じていました。学生は終了時間ギリギリまで住職のお話を感慨深く聞き入っていました。参加したネパールからの留学生は「日本の仏教の話が聞けてよかった、ネパールはお釈迦様の生誕地で、仏教発祥の地と言われているので、今回の訪問は嬉しく感じた」と感想を述べました。

【東海】「とうかい50年祭」サイリウムダンスサークルがステージイベントに出演

本年度、東海市は市制50周年を向かえました。5月18日~19日に市制50周年を多くの市民とお祝いできるよう、ふるさと大使によるイベント、山車の勢揃え、オリジナルカートの完成発表及び体験、50年の時代の流れを感じられる市民公募による写真の展示や映像放映など、東海市の特色を生かしたイベントが開催されました。(東海市50周年 記念特設サイトはこちら)

このイベントのひとつ「市民ステージ」に経済学部2年生を中心とした「日本福祉大学 サイリウムダンスサークル Ehre(エーレ)」が出演しました。

今年の2月に東海市の動画コンテスト「めっちゃいいね東海市」に応募し、準優勝を獲得したことや、市民交流プラザまつりの舞台発表での活動が認められ、今回の出演となりました。練習は毎週金曜日に学校内や近くの公園で行われ、多くの動画撮影に挑戦したり、情報発信にも努めてきました。

この日、本学の経済学部2年を中心に愛知学院大学、名古屋学院大学の学生と共にメンバー8人が出演しました。ステージを終えた後のインタビューでは、サークル代表の経済学部2年の宮村隆佑さんは「最高!!!」と一言、笑顔で感想を伝えました。汗ばむ陽気の中、気温も気持ちも熱いステージとなったようです。

【経済学部】~長野県辰野町での「地域おこし協力隊」活動を振り返り~

日本福祉大学と辰野町は、相互の交流・連携により、地域社会の担い手を継続して育むことを目的として、平成19年に交流連携協定を締結しました。本学では、経済学部・国際福祉開発学部生を対象とした開講科目「地域研究プロジェクト(2年次開講科目)」で、長野県辰野町をフィールドに地域活性化に向けた支援を行ってきました。

経済学部3年の角谷達則さんは、このプログラムを履修し、1~2年時に辰野町で活動してきました。2年次の終盤に辰野町へ貢献したいという思いが強くなり、辰野町が募集する「地域おこし協力隊」に応募しました。そして、平成30年4月に長野県辰野町の「地域おこし協力隊」として赴任することになり、平成31年3月に1年間の任期を全うしました。

今回は、隊員としての任期を終え、東海キャンパスで大学生活を送っている角谷さんにお話を伺いました。

自身が手掛けた鉄道マップを手にインタビューに応じる経済学部3年炭谷達則さん

辰野町で「地域おこし協力隊」として活動したきっかけは?

角谷さん:人柄の温かさと景観の素晴らしさに魅了されました。すでに「地域おこし協力隊」として活躍した先輩もいるので、自身も地域おこし協力隊として貢献したいと思い応募しました。

地域おこし協力隊としての活動内容は

角谷さん:自身の趣味が「鉄道」だったことから、中央本線の辰野~塩尻駅間で、地域づくりの拠点、観光資源として発信していく活動を主に行ないました。

具体的に手掛けたことは?

角谷さん:一つ目は、川島地区にある信濃川島駅のホーム上の柵をペンキ塗りをするイベントを企画しました。このイベントは3回実施し、主に地元の高齢者やボーイスカウトの子どもたちが参加してくれました。初回はネットニュースに掲載されたこともあり、その記事を見て、長野市から参加して下さった方もいました。二つ目は、「辰野線を愛する鉄道ファンが作った沿線マップ」を制作しました。写真から文面まで、すべて自身で用意しました。マップの中にある電車の「絵」はパワーポイントのスキルで描きました。3つ目は動画撮影に挑戦しました。ぜひ制作した動画を見てほしいです。(角谷さんが制作した動画の一例はこちら。)あとは、日本酒のプロデュースにも携わりました。商品企画や味見、酒蔵に行き、製造する過程を手伝ったり、販売促進に関わってきました。

柵のペンキ塗り作業

日本酒プロデュースにも関わりました

この活動を通して学んだことは?

角谷さん:最初イベントの周知をする時に、誰に伝えたらいいのか分からず、関係者からお叱りを受けました。その経験から根回しをした上で、周知を図ることが大事だと知りました。様々な「挑戦」の中で、「大学生」だから許されたことが多かった感じがします。また、他の隊員の方から、「人が人を呼ぶ」ことを教えられ、人の輪を感じることができました。

今後の辰野町との関わりについて

角谷さん:1年でやりきれなかったことがいくつかあります。直近では日本酒販売の手伝いに行きますし、まだ駅舎の柵のペンキ塗りの作業などが終了していないので、その作業を夏休みを利用して行う予定です。

角谷さんは今後の学生生活では、キャンパス祭の実行委員会において広報を担当するそうです。まだまだ辰野町でやり残したことがあるため、学生として辰野町と関わりつつ、学生生活と両立させたいとのことです。これまでの経験を活かして更なる活躍が楽しみですね。

美浜キャンパス全学教育センターと東海キャンパスコミュニティラウンジ(Cラボ)では、これから地域で何か取り組んでみたいという学生を支援しています。お気軽にお立ち寄りください。

【東海・経済学部】太田川駅東西地区まち歩き

「地域社会と共生」(担当:原田忠直准教授)の講義では、身近な地域社会の強みと課題を知り、4年間の学びを組み立てていきます。

5月21日(火)の授業では遠藤秀紀准教授の協力のもと、東海市デジタルマッププロジェクトの「太田川駅東西地区まち歩き」を行いました。太田川駅東西地区の主要スポット検索を通して、東海市の文化や地域間交流についての認識を深めていきます。この日は、スマートフォン登載の地図アプリケーション「Googleマップ」の独自マップ表示機能を利用して、クイズラリー形式でのフィールドワークが行われました。

3~4年生の学生スタッフの皆さん

経済学部1年生約220名が45グループに分かれ、チェックポイントに向かいます。
学生たちは、クイズラリーの地図をスマートフォンに表示し、5か所あるチェックポイントでクイズの解答を求めました。今回のチェックポイントは東海市芸術劇場や、太田川駅改札にある壁画、ニルフェルの泉、東海市立市民活動センター、「曹洞宗 龍雲院」、「山車蔵(黒口組)」などです。

「曹洞宗 龍雲院」の説明では、東海市内の歴史、文化を歩いて訪ねるボランティアで活動している寺田辰雄さんも協力いただきました。寺田さんは「東海市の歴史なら何でも聞いて」と学生に声を掛けていました。

学生に熱心に語り掛ける寺田辰雄さん(左)

地域社会と共生では東海市をフィールドとして地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」をて主体的に考える力を養っています。

【社会福祉学部】春季セミナー~滋賀県長浜市黒壁スクエアをまちあるき~

4月13、14日、社会福祉学部春季セミナーが開催され、4つの専修に所属する1年生を対象に1泊2日の研修合宿が滋賀県長浜市で行われました。

社会福祉学部春季セミナーは、これから4年間学ぶ学生同士、そして学生と教職員との親睦を図ることを大きな目的としています。また1日目には、卒業生による講義を通じて卒業後に社会で活躍するイメージを伝えるとともに、それに向けて社会福祉学部での学びや学生生活などについて考えます。そして、2日目には、宿泊地周辺のフィールドワークを通じて地域に関わる学習(ふくし・コミュニティプログラム)が行われます。

黒漆喰が塗られた建物が立ち並ぶ黒壁スクエア

社会福祉士、精神保健福祉士の合格を願う教職員一同

今年は、滋賀県長浜市の黒壁スクエアをフィールドワークを行いました。黒壁スクエアは、滋賀県長浜市旧市街にある、伝統的建造物群を生かした観光スポットで、まちづくりの成功例として全国から視察を受け入れています。伝統的建築の取り壊しの問題に直面して、地域住民・企業と長浜市が共同で第三セクター方式で株式会社黒壁を立ち上げました。そして、黒漆喰で塗られた伝統的な建物を保存して、観光を通じた地域の活性化に取り組んできました。現在ではガラス工房などの多くのテナントが入っています。

学生たちは、ゼミごとに分かれて町並みを見て回りました。また、まちづくりに携わってきた住民の話を聞き、まちづくりに対する住民の思いに触れることで地域に関する学習についての関心を深めました。

 

 

春季セミナー実行委員のある教員は、「長い時間を共にしたことで、親睦という点では、ともても充実した2日間になった。これから大学生として切磋琢磨して学び深めていってもらいたい」とふりかえりました。

【公務員育成チャレンジプロジェクト+(プラス)】美浜町の地域資源を活かした商品開発にチャレンジ

4月27日(木)、「公務員育成チャレンジプロジェクト+」の活動が行われ、連携する美浜町産業課職員の高橋理紗(本学国際福祉開発学部卒業)さんが美浜キャンパスを訪れ、参加する学生との打ち合わせが行われました。

社会福祉学部行政専修では、同専修の1年生を対象とした「公務員育成チャレンジプロジェクト」を2018年5月に立ち上げ、愛知県・東海市・美浜町の行政担当者から提示された課題に対して、学生たちが半年間に渡って検討重ねてきました。担当者を学内に招き、課題への提言(報告会)を開催したところ、美浜町をテーマに提言された1つの企画に対して、美浜町から具体的なオファーが届き、「公務員育成チャレンジプロジェクト+(プラス)」として発展的に継続されることが決まりました。同プロジェクトは、美浜町の特産品を用いて、自治体職員と連携し、約10ヵ月をかけて商品開発をすることを目的としています。

この日は、美浜町の高橋さんから、予算の使い方についての説明があった後、4つのグループに分かれて商品開発にむけた企画会議が行われました。現在、4つのグループごとに美浜町の特産を活かした商品開発がすすめられています。

①美浜町の水産資源であるツメタガイを用いた海鮮キムチ
②美浜町の温室ミカンを活かしたみかん塩
③同じくミカンを使ったみかんサイダー
④美浜町が売り出す恋美豚(こいびとん)を使ったコロッケ

学生たちは、思い思いのアイディアを出し合って、商品化に向けて活発な議論を展開していました。秋に行われる産業まつりにむけて商品化できるようにどのグループも熱がこもっていました。

参加する社会福祉学部行政専修の学生からは、「すこしずつ目に見えないものがカタチになってきた。(美浜町の)高橋さんから、どこにいけば素材が手に入るかを教えてもらったので次回までに足をはこんでみたい」と、意気込みを聞くことができました。

連携する美浜町の高橋さんからは、「だんだんと企画が具体的になってきて、商品化の実現性が高まってきている。」と、フィードバックがありました。担当する末盛慶社会福祉学部准教授からは、「これから商品化に向けてどんどん取組を加速させていく必要がある。そのためには、グループごとで自主的に集まり、その内容を報告してほしい。是非、学生のアイディアを活かして”とがった商品”を実現させ美浜町に活性化に一役買ってほしい。」とアドバイスがありました。このプロジェクトには、学生の自主的な活動を多面的に支援する環境も整えられていて、”チャレンジ”の名にふさわしい取り組みになっていました。

5月30日には、学内で試作会が予定されています。それまでに各グループでどんな商品企画が行われるのか、とても楽しみです。

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【公務員育成チャレンジプロジェクト+(プラス)】学生と美浜町が特産物を活用した商品開発を行います

【スポーツ科学部】春季セミナーで4年間学ぶ美浜町を巡る

春季セミナーの目的を伝える藤田学部長

5月9日(木)、スポーツ科学部春季セミナーが開催されました。スポーツ科学部は、創設3年目となり、今年度新たに3期生194名を迎えました。

日本福祉大学では、すべての学部の1年生科目において地域と関わる学び”ふくしコミュニティプログラム”を展開おり、スポーツ科学部の春季セミナーは、ふくしコミュニティプログラムの一環として取り組まれています。

はじめに藤田学部長からは、春季セミナーに取り組む上で、3つの目標が伝えられました。

①ゼミやゼミの垣根を越えて交流して、4年間共に学ぶ仲間をつくる。
②4年間学ぶこの地域、美浜町のことを知る。
③ルールを守る。

そして、「今回は特に、ルールを守るということを身につけてもらいたい。交通ルールをしっかり守って交通安全に気を付けてください」と学生を送りだしました。

SARUTOを元気よく出発する学生たち

学生は、26グループに分かれ、グループごとに設定された約8kmのコースを歩き、その間に設けられた2つの地域資源である寺社や美術館、宿泊施設などを巡り、共通のゴールである南知多ビーチランドを目指して、スポーツ科学部棟SARUTOを出発しました。

学生たちは、普段なかなか歩くことない美浜町内をめぐる中で町の様子を全身を使って感じていたようです。焼杉板の町並みをぬけて浜辺にで伊勢湾に沿って目的地を目指していました。途中、行き交う住民の方に元気よく挨拶をしている姿が印象的でした。

ゴールである南知多ビーチランドに到着するころには、グループの結束も深まっていたようです。この後、学生と教職員全員でBBQを楽しみ、ゼミごとに準備してきた出し物で、ゼミの垣根を越えた交流が行われました。

日本福祉大学スポーツ科学部では、「スポーツを360°科学する」をコンセプトに、「すべての人々に、スポーツの楽しさと喜びを提供する人材を育成」しています。おそろいの緑のTシャツの後ろには「挑」という文字が刻まれています。仲間とともに大学で学ぶ4年間を通して、美浜キャンパスを拠点にたくさんのことにチャレンジをしていってもらいたいと思いました。

【公務員育成】チャレンジプロジェクトがスタート

日本福祉大学では、2018年5月より、公務員を目ざす社会福祉学部行政専修の1年生を対象に、自治体が抱える課題に対して解決策を提言する「公務員育成チャレンジプロジェクト」を始めました。

本年度も取組が継続されることになり、2019年度入学の1年生を対象に2年目のチャレンジプロジェクトのオリエンテーションが行われ、62名の学生が参加しました。

はじめに、このプロジェクトを主導する末盛慶社会福祉学部准教授より、目的とねらいが話されました。このプロジェクトは、正課外の取組で1年次の早い段階から公務員の具体的な仕事内容ややりがいを掴んでもらうことを目的に、愛知県、東海市、美浜町の3つの自治体に協力していただき、自治体が今まさに困っている課題に対して学生が考え、解決策を提言する試みです。

正課外の企画に参加することで幅広い経験と学びにつながると、そのねらいについて学生時代の経験を踏まえて伝えられました。そして、誰かに必要とされながら、頑張っていく経験が、みんなの背中をそっと押していくと説明されました。

「このプロジェクトは、敷かれたレールの上を歩くのではなく、たくさんの人が関わることで成り立っているので、私たち教員にとってもいったい何が生まれるのかがわからない。まさに白紙の取り組み。だから学生のみんなが主人公となって、みんなのアイディアや取組によって白紙にいろいろな絵を描いてほしい」とメッセージが伝えられました。

最後に、このプロジェクトに関わる角崎洋平准教授と久保隆志助教からそれぞれの行政機関の役割や予算規模の違いについての説明があり、学生たちは、愛知県、東海市、美浜町のどの自治体の課題に関わりたいか、グループ分けのための希望調査に回答しました。

参加した学生からは、「たくさんの公務員の方が関わりこういった機会があるので有意義な時間をすごせるようにがんばって取り組んでいきたい」と意気込みが聞かれました。

次回は、5月30日に活動が予定されています。

 

ふくし・マイスター648名、ふくし・マイスタープラス15名を認定!

学位記授与式で児玉学長よりふくし・マイスター認定書の受け取る代表学生

日本福祉大学では、平成27年度より文部科学省「地(知)の拠点整備(大学COC)事業」の採択を受けて、「持続可能な『ふくし社会』を担う『ふくし・マイスター』の養成」のプログラムに取り組んできました。

学位記授与式で、「ふくし・マイスター」の認定証が648名の学生に、また、「ふくし・マイスター+」の認定証が15名の学生に手渡されました。

「ふくし・マイスターになろう!」

「ふくし・マイスター」とは、「地域に関心をもち、地域課題を我が事として捉え、身をもって解決に当たる素養を持った人財」で、地域のさまざまな領域の人との関わりや、学内外で地域に関わる活動を通した学びをしてきた学生を指しています。「ふくし・マイスター」に認定された学生は、①「地域志向科目」を10科目20単位以上修得して、②毎年度、地域と関連した学びのふりかえり(リフレクション)を積み重ねた学生に対して卒業時に認定されます。

また、「ふくし・マイスター+」の称号は、地域性を理解し、地域産業界やまちづくりの現場で、すぐに活躍する実践力を身につけている証明であり、「ふくし・マイスター」の修了要件を満たしており、さらに指定された「インターンシッププログラム」もしくは、サマースクールや企業・施設見学など特定のプログラムに参加した学生に対して送られます。

ふくし・マイスターの認定を受けた学生は、4年次の「リフレクションⅣ」で卒業後の抱負を次のように書いてくれました。

「地域とのつながりづくりや日頃からの関係性づづくりの大切さなどを、大学での学びを通して学ぶことができた。そのため卒業後は、地域の方々と積極的に関わっていきながら、より多くの人たちが地域とのつながりを持って生活できるための関わりに携わっていきたい。」

「地域に関する学習での学びで、自分は地域を含めた周りの環境や人々に活かされているのだと感じることができた。卒業後は、地域に活きる子どものへの支援を保育士の立場として行っていきたい。」

「私の住む地域は、知多半島ではないので、卒業後にこの広義で学んだ知多半島の歴史や取り組みを活かせる場は少ない。しかし、他所を知ることで、地元の問題点や改善点を見つけられるヒントになると思う。今回学んだことは、ぜひ自分の住む地域をより良くするための提案に活かそうと思う。」

参考資料
ふくし・マイスター事業紹介パンフレット

ふくし・マイスターホームページ

【半田】ふくしフィールドワーク実践「一人の暮らしを皆で支える地域包括ケア」

2月20日(水)~22日(金)の3日間、クラシティを拠点としてふくしフィールドワーク実践(半田)が開催されました。

ふくしフィールドワーク実践(半田)は地域課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に実施されたもので、社会福祉学部・健康科学部(情報工学)・看護学部の学生16名が「連携」して半田市での課題を検討することができました。

課題の事例検討については、半田市社会福祉協議会、半田市障がい者相談支援センター、半田市在住の杉江徳長さんの協力により実施されました。地域特性や対象者の理解をすすめる上で、半田市社会福祉協議会や半田市障がい者相談支援センターの福祉専門職の知見が、学生の学びを深めるうえで大切な存在となりました。

学生達は、杉江さんが在住する半田市のエリアのフィールドワークを行う中で、障がいがある方の「生活」がどのように成り立っているか、地域で生活をする上での課題は何か、解決するためには何が必要なのか等、当事者の方と語り合うことで講義の理解をより深めることができました。

また、今回のプログラムから、参加学生はそれぞれの学部の学びを学生同士が横断的に共有・活用することで、一人の障がいがある者の「生活」を、多職種連携を意識した課題解決に具体的に取り組み、最終日には半田市に潜在化している課題の解決方法の提案について、以下の4提案を行いました。

<学生の提案>

  1. 半田市民病院移転による駅周辺の人々の交通手段
  2. 肢体不自由児がいる家族の介護負担軽減に向けて
  3. 気管切開のある子供が通える保育園~半田市の事例を活かして~
  4. 医療ケア児が住み慣れた地域で暮らしていくためには~医療ケア児の家族が地域で暮らしていきたいと思える支援へ~

参加学生からは、本講義に参加したことで良い学びになったことの声が多く聞かれ、これから数年後に迎える就職後に向けて、より課題や目標が明確になったことと思います。

中部圏COC事業採択校「学生交流会」で報告しました。

日本福祉大学は、平成27年度より文部科学省「地(知)の拠点整備(大学COC)事業」の採択を受けて、「持続可能な『ふくし社会』の養成を担う『ふくし・マイスター』の養成」に取り組んでいます。同じように、中部地区には、「大学COC事業」に採択され、地域社会と連携をしながら、教育・研究・社会貢献に取り組んでいる大学があります。

2019年3月1日(金)、岐阜大学と金沢工業大学が共催で、平成30年度中部地区COC事業採択校「学生交流会」が岐阜市のぎふメディアコスモスにて開催されました。本学の他、岐阜大学、金沢工業大学、皇学館大学、信州大学、中部大学、富山県立大学、名古屋学院大学、福井大学、三重大学、香川大学(特別参加)の11校から学生代表が参加をして、それぞれの地域で取り組んできた学習や研究について、互いに報告をしあいました。

1部では、ぎふメディアコスモスの「みんなのホール」で、各大学の代表者から事例報告がありました。本学からは、全学教育センター主催「ふくしAWARD」で大賞に選ばれた社会福祉学部医療専修1年の学生グループが報告を行いました。社会福祉学部1年次に行われた知多半島のフィールドワークで児童養護施設を訪れ、それをきっかけに自らゼミ活動の延長で夏休みを利用して2泊3日のボランティア体験を行いました。その経験を踏まえて、「子どもの自立とは」というテーマで研究報告を行いました。

Ⅱ部のポスターセッションでは、他大学の学生や教職員と活動内容を通して交流を行いました。参加した学生は、報告前には緊張をしてグループ間でもあまり会話がなかったメンバーでしたが、ポスターセッションでは、他大学の学生と積極的に交流を楽しんでいました。

COC事業の教育を担当している全学教育センター地域連携教育部門担当で、参加グループの学生が所属していたゼミナールの担当教員でもある佐藤大介全学教育センター助教は、「今回で5回目の交流会であるがいずれの会も日頃他行との交流の少ない本学の学生には、他大学の学生との交流は大変刺激を受ける機会になっている。本学の学生の報告の特徴としては、地域社会でのしっかりとした”経験”があるため、1年生であってもしっかりと自分の考えをもって報告できていたのが印象的だった」と、ゼミ生の成長した姿ににっこりと笑顔で話してくれました。

このような機会をつくってくださった岐阜大学地域協学センターと金沢工業大学の教職員のみなさまに感謝いたします。

関連ぺージ

学園ホームページ「ふくしAWARDを開催しました」

ふくし・マイスターホームページ

COCブログ「COC事業成果報告フォーラムを開催しました」

【東海】2019市民交流プラザまつりに参加しました

Cラボ東海では、毎年恒例で行われる東海市主催の「市民交流プラザまつり」に参加しました。今回も星城大学さんと共有スペースで大学の取組の紹介と舞台発表で参加しました。

今回は「地域づくりのあり方」をテーマに国際福祉開発学部の吉村輝彦教授よる講演が行われました。市民活動団体関係者、行政職員など約80名が参加しました。講演では、吉村教授が取り組んできた対話や交流の場づくりの事例紹介や「これまで」と「これから」をどのように捉えるか問題意識の提示、地域やコミュニティにおける「まちの活性化」とは何かを説いたり、これからの地域づくりについての提言などをお話いただきました。

Cラボ東海では、ブースにパネルを設置し、これまでのCOC事業の取り組みを紹介しました。
舞台発表では、経済学部1年生で構成する「サイリウムダンスサークル」が「サイリウムダンス」を披露しました。この日までに学校内や近隣公園で練習を積み重ね、東海市内でサイリウムダンスの動画を制作したり、東海市観光協会が主催する動画CMやポスターコンテスト「めっちゃいいね東海市」に応募したりして、活動を続けてきました。

開催前日の準備では、市民活動センター職員と一緒に舞台やイス設置作業を行いました。
発表当日は、本学の経済学部1年生5名と愛知学院大学と名古屋学院大学の学生3名合わせて8名が参加しました。市民活動団体が演技を披露していく中、ほぼ満席となった会場で、若者のパフォーマンスに大変盛り上がりを見せました。

参加したサイリウムダンスサークル代表 宮村隆佑さんは、「サークルとしていい思い出ができた。たくさんに方が応援をしてくださって嬉しかった」と振り返りました。このイベントの運営を担当した市民活動センターの職員の方から、「準備から撤収までお手伝いいただき、大変助かったし、パフォーマンスも学生の真剣なダンスは迫力があった」とお話いただきました。このサークルでは、5月に行われる東海市のイベントに出演するとのことです。

【東海】ふくしフィールドワーク実践~ 東海市の地域課題を理解し、課題解決のための各主体の役割を学ぶ~

2月18日(月)から20日(水)にかけて、東海キャンパスでは、全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(東海)」(担当:加茂 浩靖 経済学部教授)が開講されました。東海市をフィールドとした「東海市の地域課題を理解し、課題解決のための各主体の役割を学ぶ」がテーマとなりました。
この科目では、知多半島における課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に、学生は地域での体験学習を重視して、地域を創造していく力を身につけていきます。この期間、国際福祉開発学部、健康科学部の学生が参加をしました。まず、これに先駆け1月12日に行われた導入講義で、科目の概要や東海市の概要説明をしました。その後、それぞれ学生はウェブサイトで東海市の情報収集を行い、調べたことを発表しました。

2月18日第一目となるフィールドワークはまず、東海市の防災について学びました。名和町北犬山・南柴田地区千鳥津波避難所では、東海市防災危機管理課の川角智子さんに施設や施設に備置してある資機材の紹介をしていただきました。千鳥津波避難所は千鳥健康交流の家も同施設内に併設され、地域の皆さんの交流及び健康増進の機能も備えた施設となっています。続いて、平成26年に建設された東海市役所東側(市営温水プール南側)にある中央防災倉庫を見学しました。そこでは東海市防災危機管理課の﨑村委代さんにお話を伺い、倉庫内に備置している非常食や資機材の説明をしていただきました。

防災関係の施設の他、太田川駅西側の東海市芸術劇場のあるユウナル東海1階にある、東海市観光にぎわい情報ステーション「ユウナルステーション」で施設の見学や東海市のPR動画を視聴しました。そこで株式会社まちづくり東海 代表取締役の近藤福一さんから東海市の観光やインバウンドの取組などについてお話しいただきました。最後に大宮神社、大田川樋門を見学し一日の行程を終えました。

2日目は、まず東海市荒尾町にある「カゴメ記念館」を見学しました。カゴメ株式会社は東海市と「トマトde健康まちづくり協定」を2014年に締結しました。東海市はカゴメ発祥の地であることを活かし「トマト健康プロジェクト」を発足させ、カゴメとの協働事業を行っています。「カゴメ記念館」では、カゴメの歴史や創業者の想いなどを学びました。その後、養護老人ホーム・特別養護老人ホーム 東海福寿園に伺いました。施設長の田中琢也さんから、施設の紹介、利用者さんの様子などをお話しいただき、また外国人介護福祉士候補者の活躍の話など説明をいただきました。

最終日の3日目は、学内でまとめと発表を行いました。加茂教授はフィールドワークの訪問先から学生自身でテーマを考え、解決策には多職種連携を意識してもらうよう伝えました。また、取材先には感謝の気持ちを伝えることが大事と語りました。学生は自身の興味のあるジャンルからテーマを選び、パワーポイントを作成し、発表していきました。参加した学生は「キャンパスがある東海市を知る、よい機会となった」とフィールドワークを振り返りました。

【美浜】ふくしフィールドワーク実践「㋯んなで㋩っしんする㋮ちづくり」

2月16日(土)から18日(月)全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(美浜)」(担当:植田真帆スポーツ科学センター助教)が開講されました。この科目は、文部科学省「 地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された取り組みで、知多半島の市町の地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶことを目的としています。

美浜キャンパスでは、社会福祉学部、子ども発達学部の学生が参加し、「ふくしスポーツを核にした地域の関係づくり―異年齢間の交流を通じて―」をテーマに、美浜町民を対象としたスポーツやレクリエーションでの交流を通して、地域のつながりを深めることができるプログラムの企画・準備・運営を行いました。

2月16日(土)「第1回みはまカローリング大会」に参加し、地域住民と交流

本科目の導入講義が1月12日(土)に学生(社会福祉学部、子ども発達学部)とみはまスポーツクラブ ボッチャサークルのメンバー、南知多ビーチランドの職員が参加し、オリエンテーションが行われ、グループワークやボッチャ体験を通じて地域の方と交流をしながら、2月17日に実施するイベントの打合せを行いました。

2月16日(土)は、美浜町スポーツ推進委員会が主催するカローリング大会に参加し、準備や受付も一緒に行いました。カローリングとは、氷上のカーリングをフロアに置き換えたスポーツです。「誰もが気軽にできるカローリングを通じて美浜町を元気にしたい!」というスポーツ推進委員さんの熱い思いを形にした第1回大会は、学生含め約50名が参加し、楽しみました。学生は「はじめてやるスポーツで、ルールも難しかった。点数は取れなかったけど、楽しかったし、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツだと思った。」と感想を話しました。
 

その後、翌日の南知多おもちゃ王国の共催で開催する「おやこでランRUNスクール」イベント準備を行い、2月17日の当日を迎えました。
その様子はコチラ↓の写真をクリック
2月18日のふりかえり講義では、「第1回カローリング大会」と「おやこでランRUNスクール」の2つのイベントの企画・運営を通して、自分たちが感じた美浜町の地域の良さ・強み、経験からの学び、そして課題について話し合いを行いました。全員が「準備の大切さや行動すること、他者との協力することの重要性を感じた」と話しました。
 

そして今回、地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶ取り組みとして、各専攻を活かした役割分担ができ、参加者に支えられイベントを成功させることができました。参加した学生は、「実際に地域の方と関わって、高齢者が元気で、みなさん温かい人だと感じた。地域住民が地域の人のために一生懸命動いていることが分かった。もっと団体同士の横の繋がりができたら、さらに良くなるのではないかと思う」と感想を話しました。
また植田助教は、「地域コミュニティを活性化するためには、いろんな分野の人と人が繋がり、地域の中にある資源(人材や施設等)を発見し、それを活かす取り組みが必要である。今回の講義では“スポーツ”をキーワードに地域を知り、調べ、関わり、“具体的に動く”ことで学びを深めてきた。スポーツは、年齢や性別、障がいや国籍を問わず多様な人々の交流を深めることが可能である。今回の経験を通して、地域の繋がりをさらに広げ深める“結ぶ力”を培うきっかけにしてほしい」と学生への期待を話しました。

【半田】「地域マネジメント実践」NPOのフリーマーケットを支援

2019年2月18日(月)社会福祉学部の「地域マネジメント実践Ⅰ(小林クラス)」の科目の一環として、武豊町と半田市を拠点に発達障がい児の療育に取組むNPO法人PakaPaka主催のフリーマーケットを受講生12名が運営しました。講義と連携したフリーマーケットの開催は、昨年度に引き続き、2回目の開催となります。NPO法人PakaPakaは、地(知)のマイスター&フィールドとして登録いただき、日本福祉大学のサービスラーニングプログラムや様々な教育・研究活動に協力してくださっています。

「地域マネジメント実践Ⅰ」は、「市民ボランティア型の支援活動のみならず、住民と行政等による地域自治型の参加・協働の地域づくり活動を理解する視点・枠組みを提供し、地域社会のエンパワメントの展開・構築のあり方を、講義・ワークショップならびにフィールドワークを通して学んでゆく」ことをねらいとしています。大学内での講義とフィールド・スタディによる相互の学びを往復しながら、最終的には、「地域住民・行政・NPOが共に取り組むまち創りを構想できる様になる」ことを学修目標としています。

学生たちは、知多半島の大学に通う住民として、知多半島の発達障がい児やその家族の支援を行うNPOの職員と一緒にフリーマーケットの企画の準備から運営に携わってきました。広報では、チラシの作成して、行政機関や地域の各所を訪ねて配架をしたり、大学内では、フリーマーケットに出品するおもちゃや絵本、洋服などを集めたり、集まった商品に値札をつけたり、この日のために商品紹介のポップづくりもしてきました。

この企画にリーダーとして関わってきた社会福祉学部子ども専修1年の市川葉月さんは、「思った以上にたくさんの人がきてくれて本当によかった。来てくれる人が、子どもの母親だけでなく、父親や、おじいちゃん、おばあちゃんも多く来ていた。(一日を通じて)子育てが多様化していることに気づくことができた。もっと子育てに関わる人の輪がひろがっていく社会になっていってほしい。」と、これまでの体験を通した学びをふりかえってくれました。

団体の事務局長である土肥りささんは、「発達に凹凸のある子は、次から次へとすぐに興味が移ってしまい、親は子どもにおもちゃを買い与えることを躊躇してしまう。フリーマーケットは、先輩親から次の親へのバトンを受け継ぐ場として団体の想いをカタチにする場として企画している。実際は、とても人手がかかるため、大学生が協力してくれることで実現できているのでとても助かっている」と、話をしてくれました。

最後に、この科目の担当教員の小林洋司社会福祉学部准教授は、「活動を通して地域を観て、今の地域で実際に起こっていることを感じとって欲しい。今後も、面倒くさいよりも楽しさが湧き上がってくる学生生活を送ってほしい。この科目には、そのヒントがあるはず。」と、地域と関わり、専門職として、そして福祉に関わる人としての人間性を磨いて欲しいとの学生への思いを語ってくれました。

NPO法人PakaPakaホームページ
http://paka-paka.net/

【東海】COCデイ 東海市の防災・減災を考える~過去の大規模自然災害からの学びを通して~

本年度の東海キャンパスCOCデイは「東海市の防災・減災を考える」とテーマに、過去の大規模自然災からの学びを、今後発生する様々な大規模自然災害発生時に、私たちができる防災・減災を考えることを目的として実施されました。この日は学生58名、地域の方12名が参加しました。

第1部は東海市社会福祉協議会の宝達真志氏と福祉経営学部の山本克彦准教授がそれぞれ各地で発生した災害被災地での活動紹介の後、基調対談を行いました。まず活動紹介では、山本克彦准教授が被災地に行き、現場に入って思う事などについて話し、被災地からの要請を待たずに行動するプッシュ型支援について説明しました。まもなく起こる災害に備え、今、大切なのは“災害時”を想定し、“今(平常時)”を想像することが大切だと説きました。
また宝達さんは、災害支援の実践事例報告を行いました。東海市社会福祉協議会の災害ボランティアセンターの役割や東日本大震災において釜石市や山田町、熊本地震において益城町、更に平成30年7月豪雨の高梁市での支援活動について話しました。その後基調対談を行い、災害時における学生の役割などについて語りました。山本克彦准教授と宝達さんのお二人は、普段からもしも災害が起きた時、どんな行動をとるべきか考えることが重要と呼び掛けていました。

第2部ではグループワークを行いました。全学教育センター村川弘城助教と佐藤大介助教の進行のもと、「南海トラフ巨大地震が発生したら、あなたはどうする?」について演習を実施しました。演習では「防災を科学する B72」というカードを使用しました。「B72」とは防災72時間という意味で、通常被災地の隅々まで救助が行き渡るのは、発災から72時間要するといわれています。この72時間の災害場面を乗り切るため、時系列で考えていきます。東海市大田町に住んでいると想定し、人口や世帯数、障がい者の人数など把握した上で、東海キャンパスが避難所になるという背景で進めます。災害時の避難所における学生や地域住民としての行動、日常生活及び避難所における防災を考え、災害の種類や規模をとらえ、減災に向けて想像する力を身につけます。今回は、被災から72時間を地域住民とともに乗り越えなければならないと想定し、グループで時間毎の対応や行動を話し合いました。参加した地域の方は「災害時の想定を時系列で考えることは無かったので良い機会となった」とお話いただきました。

【半田】COCデイ半田が開催されました

日本福祉大学では、すべての学生が地域を志向した学習を行い、所属学部の専門性を活かして、地域の課題解決にあたることができるよう「COCデイ」を実施しています。1月24日(木)は半田キャンパス101教室でCOCデイ半田が開催され、95名の学生の他、亀崎地区を中心とした多くの一般の方も参加されました。今回のCOCデイ半田では、半田キャンパスのある亀崎地区での地域連携などをテーマに取り上げ、「亀崎における地域活性化のまちづくりと地域連携」について基調講演やパネルディスカッションを行いました。

基調講演に登壇いただいた建築家の市川大輔氏は、過去と現代の都市構造や建築様式の比較、建築と人との関わりについて、これまで亀崎地区で取り組んできた空き家再生プロジェクトや亀崎公園の改修工事の経験を元にお話をされました。

パネルディスカッションでは、亀崎潮干祭保存会の加藤金郎氏、NPO法人亀崎まちおこしの会の石川正喜氏、本学バリアフリーデザイン専修4年生の白井翼氏をお招きし、亀崎潮干祭を通じて形成された強固な多世代コミュニティの話や、若い世代を育てるための様々な活動が亀崎で行われている話、それを地域全体でサポートしている話がされました。

全体の総括として登壇された本学学園事業顧問の藤本哲史氏は、元半田市役所職員という立場で半田キャンパス設立に関わっており、キャンパス内に地域の方々か生涯学習という視点で大学に集う仕組みや、知多半島総合研究所を大学内に設置しシンクタンクとして機能させることで、「大学と地域が関わっていく仕掛け」を構築してきました。

藤本氏は、「大学の機能は教育と研究機関。どうしても内向きの施設になりがちと感じる。しかし、活きた知識を集積して、現実社会への対応力を身に着けていくには地域で実践していくことが不可欠。地域は解決困難な課題を常に抱えていて、それをどう解決していくか見いだせないでいる。それが地域と大学が連携していくべき理由である。」と述べられました。

また、「地域連携を成り立たせるためには、3つの要素 ①種を蒔く人  ②種を育ててくれる人  ③種が根を張っていくべき大地があること が必要で、どの要素が欠けても実りをもたらすことはできない。現在の亀崎には、種をまく学生の活動・それを育む地域の支援・まつりという媒体を通じて縦横無尽に張り巡らされた濃密なコミュニティがあり、3つの要素が揃って今日この発表がなされた」と総括されました。

今回のCOCデイ半田の発表を通じて、今後もこの3つの要素が健全に働き、推移していけば地域連携の活動はさらに拡大して厚みが増してくると感じました。ただこの3つの要素は、学生の卒業、時代の変遷、担い手の高齢化など、様々な要因によって途切れてしまう可能性のあるものです。それぞれの立場で努力していく使命をもってあたっていかなければならず、そういった意味で大学の持つ意味合いは大きいと感じさせられた一日でした。

地(知)のマイスターへ取材!南知多ゲストハウス ほどほど 小杉昌幸氏

1月22日(火)、社会福祉学部3年の神戸俊也さんが、「地(知)のマイスター」南知多ゲストハウス ほどほど の小杉昌幸さんに、ゲストハウスの運営について話を伺いました。

地(知)のマイスターとは、本学の「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)の取組の一環として、地域において優れた教育的・研究的資源(知見・知識・経験)を有した人や団体を地(知)のマイスターと地(知)のフィールドとして登録(認定)し、本学の地域連携教育や研究の取組に活かし、社会へ還元していく制度です。
小杉昌幸さんは、2013年5月に愛知県南知多町でゲストハウスを開業し、主夫兼宿主として旅人さん同士の出会いの場やライフスタイル発信の場としてのゲストハウス業をされています。
本学の地(知)のマイスターには、2017年度に登録していただき、COCデイきょうゆうサロンバスツアーのゲスト講師としてご協力をいただきました。

 神戸俊也さんは、ゼミの活動を通じて、地域に関わり、地域に密着した起業を考える中で、ゲストハウスに着目しました。そこで、今回は南知多ゲストハウス ほどほど の小杉昌幸さんにご協力をいただき、空き家を活用したゲストハウスの運営やお金の流れ、イベントについてお話を聞かせていただきました。

小杉昌幸さんは、「ゲストハウスは、観光に頼るのではなく、旅人感覚で宿の魅力をアップしていくことが、リピートにつながる。これから自分が何をしたいのか10年かけて見つけていけばいい。行動が大切。動いていることに意味があり、無駄なことは何もない。失敗してもいい。あとで全部つながるから。」と力強いお話をしていただき、他のゲストハウスや地域のイベント情報も教えてくださいました。

神戸俊也さんは、「小杉さんの話を聞かせていただき、お金だけではなく、事業の目的や地域にあったやり方をもっと考えていく必要があると感じました。実際に直接会うことで、インターネットでは分からない情報を聞かせていただけました。今日聞いた情報を行動に移していこうと思います。」と感想を語りました。

2019年2月7日(木)19:00〜21:00に大ナゴヤ大学さん主宰のイベントに、小杉昌幸さんがお話しされます。美浜や南知多の暮らしに興味がある学生はコチラをご覧ください。

【美浜】COCデイ「スポーツによる共生社会の実現にむけて」

2018年12月20日(木)、美浜キャンパスにて、「ふつうの・くらしの・しあわせ」をみつめるイチニチCOCデイが開催されました。
「COCデイ」は、地域で課題解決に取り組む方を講師に迎え、学生が日々学ぶキャンパスの所在地域の現状や課題への理解を深めるとともに、地域の方にも参加していただいてます。
美浜キャンパスでは、スポーツ科学部と全学教育センターが共催「スポーツによる共生社会の実現にむけて」をテーマに開催し、「知多半島のふくし」(担当:全学教育センター 佐藤大介助教)の受講学生、地域住民の方、学校関係者含め200名を超える方が参加しました。

今回はまずミニレクチャー①として、スポーツ科学部学部長の藤田紀昭教授より「日本のスポーツ振興と障がい者スポーツ」として、スポーツ基本法とスポーツ振興基本計画の説明を行いました。

次に、ミニレクチャー②として、長年横浜F・マリノスで、障がい者サッカーの普及と障がい者の社会参画と交流の機会を創出してきた障害者スポーツ文化センター横浜ラポールの小山良隆氏より、障がい者が支えられる側から支える側としてクラブで活躍している実践例を通して、地域における共生社会の実現にむけた視座を与えていただきました。

第2部のシンポジウムでは、「誰もが参加できるスポーツイベントの取り組みと課題」と題し、スポーツ科学部三井利仁准教授のコーディネートのもと、小山良隆氏より「先駆的な取り組みの紹介に続き、半田市健康子ども部スポーツ課 大川泰斗氏、美浜町教育委員会生涯学習課 内田俊也氏、美浜町中小学校体育連盟河和南部小学校 校長 本田和隆氏、愛知県知的障がい者サッカー連盟 事務局長 渡邊寛明氏の計5名より、「知多地域のスポーツ大会等の紹介」をしていただきました。

少子化が進む地域の中で、小・中学校の部活動で団体競技のチームが作れない問題が出てきており、地域社会でスポーツを支える人づくりと仕組みづくりの必要性と課題について事例を交え議論が深められました。

【美浜 社会福祉学部】「フィールド実践演習」後期研究報告会

12月21日(金)、社会福祉学部行政専修「フィールド実践演習(担当:矢崎裕美子助教)」で後期研究報告会が行われました。

「常滑市の歩み」について報告するグループ

同演習は2年生が全員履修する科目で、1年次で学んできたことを基盤としながらより学びを深化させるとともに、3年次からはじまる社会福祉専門演習に向けて、より専門的かつ実践的に学んでいくものです。矢崎クラスは、「当事者側・行政側の視点から地域住民と行政のつながり、働き方を考える」をテーマに、後期では自治体がもつ課題、行政として働くことについて考察を深めました。

「社協における働き方について」報告するグループ

「武豊町役場」について報告するグループ

「企業と地域の関係性について」報告するグループ

「学生が就職時に求めること」について報告するグループ

学生たちは、自分の興味・関心のあるテーマでグループに分かれ、「行政で働くこと」という視点でインタビューを計画しました。インタビューはそれぞれ、武豊町役場福祉課、半田市役所観光課、東海市役所職員課、半田社会福祉協議会、常滑市役所企画課の職員様にご協力いただき、仕事内容や自治体が持つ課題、また仕事のやりがいや働きやすさ、職場環境など、多岐にわたりお話を聞かせていただきました。
その内容をまとめた研究報告会は、地域住民とのつながりの重要性や地域の新たな発見、行政職員としての役割、責任を感じた内容となっており、他のグループからの質問のやり取りも活発に行われました。

この1年を通して、当事者側・行政側の視点から話を聞かせていただき、考察を重ねたことで、地域住民と行政とのつながりや働き方について、深めることができたと思います。

矢崎裕美子助教は、「インタビューに快く応じてくださった各役場や役所,社協の方のおかげでこの演習は成り立ちました。お忙しいところご協力いただきありがとうございました。学生たちがインタビューの計画,実施,まとめと発表といった一連の流れを自分たちのみで行ったことは,3年生以降の学びにもつながるのではないかと思います。」と感想と学生への期待を語りました。

【東海】国際福祉開発学部 基礎演習Ⅱ

基礎演習Ⅱでは、自分の考えをまとめて、相手にわかりやすく伝えるプレゼンテーションの技術を身に着けるために、身近な地域話題などを取り上げて、グループ学習を行って来ました。この日は3つのゼミから14グループに分かれてグループ学習の発表を実施しました。

各グループ5分の発表で、知多半島および東海市の地域資源を調べ、実際現地に行き、取材したグループ、日本や世界的な企業を調べたグループ、国際結婚事情を調査したグループ、次学年の学びについて調べ発表をしたグループ、社会問題となっている県内の交通事故事情について発表するグループ、LGBTQについて調査するグループ、留学生については、自身の故郷のお正月を紹介したグループなど多種多様な話題となりました。

東海市の地域資源について発表するグループ

学生たちは、ただ情報を集めるだけでなく、集めた情報をもとに意味づけを行い、自分の意志として伝える難しさを経験しました。その後、学内のプレゼンテーションコンテスト「ふくしAWARD」などにも挑戦していくゼミもあるとのことです。

【東海】アニマルセラピー~保護犬・保護猫がセラピーアニマルになるまで~

昨年度大好評だったアニマルセラピー講座。教員や学生からの要望が多くあったため、本年度も12月13日に東海キャンパスのコミュニティラウンジで開催し、学生や教員、地元高校生30名を合わせて約50人が参加しました。

他キャンパスの学生も参加

進行係は経済学部吉田ゼミ2年の平野友樹さんと中村隼大さん。テーマを吉田ゼミで話し合い、「保護犬・保護猫がセラピーアニマルになるまで」と決めました。またチラシ作成や集客など事前準備を進めてきました。

進行係に挑戦

この日は、ロイヤルシャスタアニマルセラピスト養成スクール校長の近藤清美さんが講師となり、日本動物病院協会が認定する認定セラピーキャット1匹(愛知県で唯一)を含む保護猫3匹、保護犬1匹合わせて4匹が来学しました。大けがをした野良猫の命の選択を迫られた近藤さんの心境、手術を受け、近藤さんが引き取り、猫が心を許すまでの過程や、じっと我慢強く待つことが、セラピーキャットを育てるコツなどお話ししていただきました。その後、猫とお昼寝コーナー、呼び出しベル、爪切りにチャレンジ、お膝の上で抱っこなど様々な体験をしました。

セラピーアニマルは普段、ターミナルケア、高齢者施設、学校などで活躍しています。学生たちはとても楽しそうに動物たちに触れ、癒されていました。また動物が苦手な学生も数名いて、近藤さんの話を聞き、克服できそうと話していました。

【半田】りんごぴあでクリスマス会を実施しました

12月13日(木)、社会福祉学部保育課程4年生の学生3名が岩滑のりんごぴあでクリスマス会を実施しました。

これは、保育士資格取得希望者を対象に4年生の後期に開講されている「保育実践演習」の一貫で、地域の子育て支援に関わる施設に協力いただきながら、保育計画・実践・振り返りのプロセスを主体的に経験し、実践的な力を身につけるために行われているものです。

りんごぴあでクリスマス会を行った3名の学生は、参加者とともに手遊び歌を楽しんだり、小さなお子さんでも参加できるクリスマスツリーづくりを行ったりしました。

また、来場の記念にお子さんの手型をとってプレゼントをしたりもしました。

今回クリスマス会を実施した山村叶さんは来春から乳児院で就職することが決定しています。

今回の経験を通じて、お子さんとのコミュニケーションはもちろん、お母さんといかにうまくコミュニケーションをとるかということの重要性をひしひしと感じたようです。

クリスマス会を行ってみて、なかなか思うように行かなかった点、非常に効果的に機能した点などを来春からの経験に活かしてほしいと思います。

【東海】経済学部 まちづくり駅前ショップの取組とデジタルマッププロジェクト

経済学部 吉田ゼミでは、2年生を中心に12月3日(月)から6日(木)の4日間、「まちづくり駅前ショップ」の取組で、「豚汁」販売を実施しました。この活動に入る直前に、豚汁の材料を確保するために、知多市の農家 加藤誠さんの協力を得て、農業体験を行いました。材料を自分たちの手で確保することで、売り出す商品に対して愛着をもってもらう狙いがあります。学生たちは玉ねぎの苗つけを体験し、大根やネギ、ニンジンなど野菜を入手しました。

豚汁の販売は、ゼミ生を中心にシフトを組み、4日間かけて販売しました。常時2~4名の学生が対応しました。ゼミ生以外の学生が応援に入り、販売の呼び込みを行っていました。また同時開催で射的を企画しました。ゼミ活動に参加した経済学部2年の江口慧太さんは、「最初、豚汁の試作の段階では不安だったけど、楽しみながら取り組むことができた」と語りました。

一方、経済学部 遠藤ゼミ デジタルマッププロジェクトの活動も行われました。このプロジェクトでは、大田川駅前周辺の飲食店に協力していただき、「コスパ最強!!太田川クーポンマップ」を制作しました。ちょうど、太田川駅前ではウィンターイルミネーションin大田川2018が開催して間もない12月3日、制作したクーポンマップの周知を図るため、プロジェクションマッピングを制作し披露したり、ミニライブを実施しました。ミニライブでは、本学の地域連携教育や地域課題解決型研究に貢献いただける人材「知(知)のマイスター」に登録している「東海市ふるさと大使」の木佐貫あつひささんが篠笛を披露しました。曲の間に事業の説明をして、道行く人に呼びかけていました。12月10日以降、クーポンマップに新たなお得なお店情報も追加していきます。この活動に取り組んでいる経済学部2年の羽田直生さんは、「クーポンマップを登録してくれる方が日に日に増えることが嬉しい」と語りました。この活動は1月14日まで展開され、1月25日に報告会を実施するとのことです。

 

【Cラボ美浜】「生きるよろこび展」開催!

12月4日(火)~7日(金)、日本福祉大学美浜キャンパスCラボ美浜にて「生きるよろこび展」を開催しています。
これは、あいちアール・ブリュットネットワークセンター(AACA)主催によるもので、先月に知多市岡田地区で開催された「生きるよろこび展」の中から、作品数点を展示しています。展示されているのは、障がいのある方たちが制作した作品です。どれもつくる事への喜びであったり、本人たちのライフワークに繋がっているような作品です。

 開催初日の12月4日(火)、子ども発達学部「乳幼児の造形演習Ⅱ(担当教員:江村和彦准教授)の履修学生が見学に来てくれました。その日は、あいちアール・ブリュットネットワークセンター学芸員の伊藤愛さんと特別支援学級の春日井誠先生がお越しになり、ご本人の制作中の様子や障がいの特性などのお話しをしていただきました。

 
 見学した学生の浅原のりえさんは、「作品が細かい部分まで作り込んでて凄いと思った。どんな思いなのか、なんでやり続けるのか分からないけど、作品から想像を膨らませてみることが面白いと思いました。」と感想を話しました。

12月7日(金)まで、美浜キャンパスCラボ美浜で展示しています。

彼らの一連の行動が芸術そのものです。彼らが見ている世界、ユニークな表現、並外れた集中力には驚くべきものがあります。ぜひ、この貴重な機会に多くの方に観に来ていただければと思います。