月別アーカイブ: 2019年2月

【東海】ふくしフィールドワーク実践~ 東海市の地域課題を理解し、課題解決のための各主体の役割を学ぶ~

2月18日(月)から20日(水)にかけて、東海キャンパスでは、全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(東海)」(担当:加茂 浩靖 経済学部教授)が開講されました。東海市をフィールドとした「東海市の地域課題を理解し、課題解決のための各主体の役割を学ぶ」がテーマとなりました。
この科目では、知多半島における課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での地域の各主体の役割などを学ぶことを目的に、学生は地域での体験学習を重視して、地域を創造していく力を身につけていきます。この期間、国際福祉開発学部、健康科学部の学生が参加をしました。まず、これに先駆け1月12日に行われた導入講義で、科目の概要や東海市の概要説明をしました。その後、それぞれ学生はウェブサイトで東海市の情報収集を行い、調べたことを発表しました。

2月18日第一目となるフィールドワークはまず、東海市の防災について学びました。名和町北犬山・南柴田地区千鳥津波避難所では、東海市防災危機管理課の川角智子さんに施設や施設に備置してある資機材の紹介をしていただきました。千鳥津波避難所は千鳥健康交流の家も同施設内に併設され、地域の皆さんの交流及び健康増進の機能も備えた施設となっています。続いて、平成26年に建設された東海市役所東側(市営温水プール南側)にある中央防災倉庫を見学しました。そこでは東海市防災危機管理課の﨑村委代さんにお話を伺い、倉庫内に備置している非常食や資機材の説明をしていただきました。

防災関係の施設の他、太田川駅西側の東海市芸術劇場のあるユウナル東海1階にある、東海市観光にぎわい情報ステーション「ユウナルステーション」で施設の見学や東海市のPR動画を視聴しました。そこで株式会社まちづくり東海 代表取締役の近藤福一さんから東海市の観光やインバウンドの取組などについてお話しいただきました。最後に大宮神社、大田川樋門を見学し一日の行程を終えました。

2日目は、まず東海市荒尾町にある「カゴメ記念館」を見学しました。カゴメ株式会社は東海市と「トマトde健康まちづくり協定」を2014年に締結しました。東海市はカゴメ発祥の地であることを活かし「トマト健康プロジェクト」を発足させ、カゴメとの協働事業を行っています。「カゴメ記念館」では、カゴメの歴史や創業者の想いなどを学びました。その後、養護老人ホーム・特別養護老人ホーム 東海福寿園に伺いました。施設長の田中琢也さんから、施設の紹介、利用者さんの様子などをお話しいただき、また外国人介護福祉士候補者の活躍の話など説明をいただきました。

最終日の3日目は、学内でまとめと発表を行いました。加茂教授はフィールドワークの訪問先から学生自身でテーマを考え、解決策には多職種連携を意識してもらうよう伝えました。また、取材先には感謝の気持ちを伝えることが大事と語りました。学生は自身の興味のあるジャンルからテーマを選び、パワーポイントを作成し、発表していきました。参加した学生は「キャンパスがある東海市を知る、よい機会となった」とフィールドワークを振り返りました。

【美浜】ふくしフィールドワーク実践「㋯んなで㋩っしんする㋮ちづくり」

2月16日(土)から18日(月)全学教育センター開講科目の「ふくしフィールドワーク実践(美浜)」(担当:植田真帆スポーツ科学センター助教)が開講されました。この科目は、文部科学省「 地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された取り組みで、知多半島の市町の地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶことを目的としています。

美浜キャンパスでは、社会福祉学部、子ども発達学部の学生が参加し、「ふくしスポーツを核にした地域の関係づくり―異年齢間の交流を通じて―」をテーマに、美浜町民を対象としたスポーツやレクリエーションでの交流を通して、地域のつながりを深めることができるプログラムの企画・準備・運営を行いました。

2月16日(土)「第1回みはまカローリング大会」に参加し、地域住民と交流

本科目の導入講義が1月12日(土)に学生(社会福祉学部、子ども発達学部)とみはまスポーツクラブ ボッチャサークルのメンバー、南知多ビーチランドの職員が参加し、オリエンテーションが行われ、グループワークやボッチャ体験を通じて地域の方と交流をしながら、2月17日に実施するイベントの打合せを行いました。

2月16日(土)は、美浜町スポーツ推進委員会が主催するカローリング大会に参加し、準備や受付も一緒に行いました。カローリングとは、氷上のカーリングをフロアに置き換えたスポーツです。「誰もが気軽にできるカローリングを通じて美浜町を元気にしたい!」というスポーツ推進委員さんの熱い思いを形にした第1回大会は、学生含め約50名が参加し、楽しみました。学生は「はじめてやるスポーツで、ルールも難しかった。点数は取れなかったけど、楽しかったし、子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツだと思った。」と感想を話しました。
 

その後、翌日の南知多おもちゃ王国の共催で開催する「おやこでランRUNスクール」イベント準備を行い、2月17日の当日を迎えました。
その様子はコチラ↓の写真をクリック
2月18日のふりかえり講義では、「第1回カローリング大会」と「おやこでランRUNスクール」の2つのイベントの企画・運営を通して、自分たちが感じた美浜町の地域の良さ・強み、経験からの学び、そして課題について話し合いを行いました。全員が「準備の大切さや行動すること、他者との協力することの重要性を感じた」と話しました。
 

そして今回、地域課題の解決に向けて、学部横断的に多職種・多分野連携のあり方を学ぶ取り組みとして、各専攻を活かした役割分担ができ、参加者に支えられイベントを成功させることができました。参加した学生は、「実際に地域の方と関わって、高齢者が元気で、みなさん温かい人だと感じた。地域住民が地域の人のために一生懸命動いていることが分かった。もっと団体同士の横の繋がりができたら、さらに良くなるのではないかと思う」と感想を話しました。
また植田助教は、「地域コミュニティを活性化するためには、いろんな分野の人と人が繋がり、地域の中にある資源(人材や施設等)を発見し、それを活かす取り組みが必要である。今回の講義では“スポーツ”をキーワードに地域を知り、調べ、関わり、“具体的に動く”ことで学びを深めてきた。スポーツは、年齢や性別、障がいや国籍を問わず多様な人々の交流を深めることが可能である。今回の経験を通して、地域の繋がりをさらに広げ深める“結ぶ力”を培うきっかけにしてほしい」と学生への期待を話しました。

【半田】「地域マネジメント実践」NPOのフリーマーケットを支援

2019年2月18日(月)社会福祉学部の「地域マネジメント実践Ⅰ(小林クラス)」の科目の一環として、武豊町と半田市を拠点に発達障がい児の療育に取組むNPO法人PakaPaka主催のフリーマーケットを受講生12名が運営しました。講義と連携したフリーマーケットの開催は、昨年度に引き続き、2回目の開催となります。NPO法人PakaPakaは、地(知)のマイスター&フィールドとして登録いただき、日本福祉大学のサービスラーニングプログラムや様々な教育・研究活動に協力してくださっています。

「地域マネジメント実践Ⅰ」は、「市民ボランティア型の支援活動のみならず、住民と行政等による地域自治型の参加・協働の地域づくり活動を理解する視点・枠組みを提供し、地域社会のエンパワメントの展開・構築のあり方を、講義・ワークショップならびにフィールドワークを通して学んでゆく」ことをねらいとしています。大学内での講義とフィールド・スタディによる相互の学びを往復しながら、最終的には、「地域住民・行政・NPOが共に取り組むまち創りを構想できる様になる」ことを学修目標としています。

学生たちは、知多半島の大学に通う住民として、知多半島の発達障がい児やその家族の支援を行うNPOの職員と一緒にフリーマーケットの企画の準備から運営に携わってきました。広報では、チラシの作成して、行政機関や地域の各所を訪ねて配架をしたり、大学内では、フリーマーケットに出品するおもちゃや絵本、洋服などを集めたり、集まった商品に値札をつけたり、この日のために商品紹介のポップづくりもしてきました。

この企画にリーダーとして関わってきた社会福祉学部子ども専修1年の市川葉月さんは、「思った以上にたくさんの人がきてくれて本当によかった。来てくれる人が、子どもの母親だけでなく、父親や、おじいちゃん、おばあちゃんも多く来ていた。(一日を通じて)子育てが多様化していることに気づくことができた。もっと子育てに関わる人の輪がひろがっていく社会になっていってほしい。」と、これまでの体験を通した学びをふりかえってくれました。

団体の事務局長である土肥りささんは、「発達に凹凸のある子は、次から次へとすぐに興味が移ってしまい、親は子どもにおもちゃを買い与えることを躊躇してしまう。フリーマーケットは、先輩親から次の親へのバトンを受け継ぐ場として団体の想いをカタチにする場として企画している。実際は、とても人手がかかるため、大学生が協力してくれることで実現できているのでとても助かっている」と、話をしてくれました。

最後に、この科目の担当教員の小林洋司社会福祉学部准教授は、「活動を通して地域を観て、今の地域で実際に起こっていることを感じとって欲しい。今後も、面倒くさいよりも楽しさが湧き上がってくる学生生活を送ってほしい。この科目には、そのヒントがあるはず。」と、地域と関わり、専門職として、そして福祉に関わる人としての人間性を磨いて欲しいとの学生への思いを語ってくれました。

NPO法人PakaPakaホームページ
http://paka-paka.net/

日本福祉大学COC事業最終成果報告フォーラムを開催します

日本福祉大学では、2014( 平成26 )年度より文部科学省「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の採択を受け、知多半島内の自治体や民間団体等と相互に関係を持ちながら地域課題の解決に取り組んで参りました。
今回のCOC事業成果報告フォーラムでは、この5年間の活動実績について報告し、本事業で得た成果・仕組みと持続可能な地域における地(知)の拠点大学のあり方を考えることを目的に開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。

【開催概要】
日時:2019年2月26日(火)13:30~16:30(受付開始:13:00)
会場:日本福祉大学美浜キャンパス 11号館3階(コミュニティセンターホール)
愛知県知多郡美浜町奥田(名鉄知多新線「知多奥田」駅徒歩すぐ)
参加費:無料
参加対象:地域住民の方、行政・社協・NPO・企業の方、学校関係者・学生の皆さん

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