月別アーカイブ: 2019年5月

【東海 国際福祉開発学部】~観光英語「日本文化に触れる」~

国際福祉開発学部では、英語やICTの活用も含めた「多文化コミュニケーション力」と、多様な意見を取りまとめて前に進める、「ファシリテーション力」を備え、世界の人々が抱える問題の解決に向けて行動できる人を育てます。

今回の「観光英語」の授業では、東海市大田町にある宝池山常蓮寺を訪問しました。この日は柴田康仁住職が案内をしてくださいました。まず、山門の説明、お寺の概要や歴史などお話をいただきました。常蓮寺は、浄土宗のお寺で、明応2年(1493)の創建と伝えられています。この時代は室町時代の末で、応仁の乱が京都で起こり、全国で一揆が起こった不安な時代に、取空慶公上人(しゅくうけいこうしょうにん)というお坊さんがここに来られて、お堂を建てられたのが常蓮時の始まりという事です。

柴田康仁住職

本堂に入る前、「塗香」と言われる、身体に塗る香で身を清めました。続いて、本堂でさらに詳しく「仏教の始まり」や東海市の民話「如意来さん」にまつわるお話など丁寧に説明をいただきました。また日本文化として代表的な「畳」について、「畳」のへりを踏まないことや、座布団についても、前後があることなどマナーについてお話をしていだだきました。最後に仏教の教えから、「周りの人々を大切にして欲しい、『当たり前』と『在り難い』をどう気づかせていただけるかが、人生の分岐点となる」と説きました。ご住職は、参加した学生から「どうしたら住職になれるのか」など質問に応じていました。学生は終了時間ギリギリまで住職のお話を感慨深く聞き入っていました。参加したネパールからの留学生は「日本の仏教の話が聞けてよかった、ネパールはお釈迦様の生誕地で、仏教発祥の地と言われているので、今回の訪問は嬉しく感じた」と感想を述べました。

【東海】「とうかい50年祭」サイリウムダンスサークルがステージイベントに出演

本年度、東海市は市制50周年を向かえました。5月18日~19日に市制50周年を多くの市民とお祝いできるよう、ふるさと大使によるイベント、山車の勢揃え、オリジナルカートの完成発表及び体験、50年の時代の流れを感じられる市民公募による写真の展示や映像放映など、東海市の特色を生かしたイベントが開催されました。(東海市50周年 記念特設サイトはこちら)

このイベントのひとつ「市民ステージ」に経済学部2年生を中心とした「日本福祉大学 サイリウムダンスサークル Ehre(エーレ)」が出演しました。

今年の2月に東海市の動画コンテスト「めっちゃいいね東海市」に応募し、準優勝を獲得したことや、市民交流プラザまつりの舞台発表での活動が認められ、今回の出演となりました。練習は毎週金曜日に学校内や近くの公園で行われ、多くの動画撮影に挑戦したり、情報発信にも努めてきました。

この日、本学の経済学部2年を中心に愛知学院大学、名古屋学院大学の学生と共にメンバー8人が出演しました。ステージを終えた後のインタビューでは、サークル代表の経済学部2年の宮村隆佑さんは「最高!!!」と一言、笑顔で感想を伝えました。汗ばむ陽気の中、気温も気持ちも熱いステージとなったようです。

【経済学部】~長野県辰野町での「地域おこし協力隊」活動を振り返り~

日本福祉大学と辰野町は、相互の交流・連携により、地域社会の担い手を継続して育むことを目的として、平成19年に交流連携協定を締結しました。本学では、経済学部・国際福祉開発学部生を対象とした開講科目「地域研究プロジェクト(2年次開講科目)」で、長野県辰野町をフィールドに地域活性化に向けた支援を行ってきました。

経済学部3年の角谷達則さんは、このプログラムを履修し、1~2年時に辰野町で活動してきました。2年次の終盤に辰野町へ貢献したいという思いが強くなり、辰野町が募集する「地域おこし協力隊」に応募しました。そして、平成30年4月に長野県辰野町の「地域おこし協力隊」として赴任することになり、平成31年3月に1年間の任期を全うしました。

今回は、隊員としての任期を終え、東海キャンパスで大学生活を送っている角谷さんにお話を伺いました。

自身が手掛けた鉄道マップを手にインタビューに応じる経済学部3年炭谷達則さん

辰野町で「地域おこし協力隊」として活動したきっかけは?

角谷さん:人柄の温かさと景観の素晴らしさに魅了されました。すでに「地域おこし協力隊」として活躍した先輩もいるので、自身も地域おこし協力隊として貢献したいと思い応募しました。

地域おこし協力隊としての活動内容は

角谷さん:自身の趣味が「鉄道」だったことから、中央本線の辰野~塩尻駅間で、地域づくりの拠点、観光資源として発信していく活動を主に行ないました。

具体的に手掛けたことは?

角谷さん:一つ目は、川島地区にある信濃川島駅のホーム上の柵をペンキ塗りをするイベントを企画しました。このイベントは3回実施し、主に地元の高齢者やボーイスカウトの子どもたちが参加してくれました。初回はネットニュースに掲載されたこともあり、その記事を見て、長野市から参加して下さった方もいました。二つ目は、「辰野線を愛する鉄道ファンが作った沿線マップ」を制作しました。写真から文面まで、すべて自身で用意しました。マップの中にある電車の「絵」はパワーポイントのスキルで描きました。3つ目は動画撮影に挑戦しました。ぜひ制作した動画を見てほしいです。(角谷さんが制作した動画の一例はこちら。)あとは、日本酒のプロデュースにも携わりました。商品企画や味見、酒蔵に行き、製造する過程を手伝ったり、販売促進に関わってきました。

柵のペンキ塗り作業

日本酒プロデュースにも関わりました

この活動を通して学んだことは?

角谷さん:最初イベントの周知をする時に、誰に伝えたらいいのか分からず、関係者からお叱りを受けました。その経験から根回しをした上で、周知を図ることが大事だと知りました。様々な「挑戦」の中で、「大学生」だから許されたことが多かった感じがします。また、他の隊員の方から、「人が人を呼ぶ」ことを教えられ、人の輪を感じることができました。

今後の辰野町との関わりについて

角谷さん:1年でやりきれなかったことがいくつかあります。直近では日本酒販売の手伝いに行きますし、まだ駅舎の柵のペンキ塗りの作業などが終了していないので、その作業を夏休みを利用して行う予定です。

角谷さんは今後の学生生活では、キャンパス祭の実行委員会において広報を担当するそうです。まだまだ辰野町でやり残したことがあるため、学生として辰野町と関わりつつ、学生生活と両立させたいとのことです。これまでの経験を活かして更なる活躍が楽しみですね。

美浜キャンパス全学教育センターと東海キャンパスコミュニティラウンジ(Cラボ)では、これから地域で何か取り組んでみたいという学生を支援しています。お気軽にお立ち寄りください。

【東海・経済学部】太田川駅東西地区まち歩き

「地域社会と共生」(担当:原田忠直准教授)の講義では、身近な地域社会の強みと課題を知り、4年間の学びを組み立てていきます。

5月21日(火)の授業では遠藤秀紀准教授の協力のもと、東海市デジタルマッププロジェクトの「太田川駅東西地区まち歩き」を行いました。太田川駅東西地区の主要スポット検索を通して、東海市の文化や地域間交流についての認識を深めていきます。この日は、スマートフォン登載の地図アプリケーション「Googleマップ」の独自マップ表示機能を利用して、クイズラリー形式でのフィールドワークが行われました。

3~4年生の学生スタッフの皆さん

経済学部1年生約220名が45グループに分かれ、チェックポイントに向かいます。
学生たちは、クイズラリーの地図をスマートフォンに表示し、5か所あるチェックポイントでクイズの解答を求めました。今回のチェックポイントは東海市芸術劇場や、太田川駅改札にある壁画、ニルフェルの泉、東海市立市民活動センター、「曹洞宗 龍雲院」、「山車蔵(黒口組)」などです。

「曹洞宗 龍雲院」の説明では、東海市内の歴史、文化を歩いて訪ねるボランティアで活動している寺田辰雄さんも協力いただきました。寺田さんは「東海市の歴史なら何でも聞いて」と学生に声を掛けていました。

学生に熱心に語り掛ける寺田辰雄さん(左)

地域社会と共生では東海市をフィールドとして地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」をて主体的に考える力を養っています。

【社会福祉学部】春季セミナー~滋賀県長浜市黒壁スクエアをまちあるき~

4月13、14日、社会福祉学部春季セミナーが開催され、4つの専修に所属する1年生を対象に1泊2日の研修合宿が滋賀県長浜市で行われました。

社会福祉学部春季セミナーは、これから4年間学ぶ学生同士、そして学生と教職員との親睦を図ることを大きな目的としています。また1日目には、卒業生による講義を通じて卒業後に社会で活躍するイメージを伝えるとともに、それに向けて社会福祉学部での学びや学生生活などについて考えます。そして、2日目には、宿泊地周辺のフィールドワークを通じて地域に関わる学習(ふくし・コミュニティプログラム)が行われます。

黒漆喰が塗られた建物が立ち並ぶ黒壁スクエア

社会福祉士、精神保健福祉士の合格を願う教職員一同

今年は、滋賀県長浜市の黒壁スクエアをフィールドワークを行いました。黒壁スクエアは、滋賀県長浜市旧市街にある、伝統的建造物群を生かした観光スポットで、まちづくりの成功例として全国から視察を受け入れています。伝統的建築の取り壊しの問題に直面して、地域住民・企業と長浜市が共同で第三セクター方式で株式会社黒壁を立ち上げました。そして、黒漆喰で塗られた伝統的な建物を保存して、観光を通じた地域の活性化に取り組んできました。現在ではガラス工房などの多くのテナントが入っています。

学生たちは、ゼミごとに分かれて町並みを見て回りました。また、まちづくりに携わってきた住民の話を聞き、まちづくりに対する住民の思いに触れることで地域に関する学習についての関心を深めました。

 

 

春季セミナー実行委員のある教員は、「長い時間を共にしたことで、親睦という点では、ともても充実した2日間になった。これから大学生として切磋琢磨して学び深めていってもらいたい」とふりかえりました。

【公務員育成チャレンジプロジェクト+(プラス)】美浜町の地域資源を活かした商品開発にチャレンジ

4月27日(木)、「公務員育成チャレンジプロジェクト+」の活動が行われ、連携する美浜町産業課職員の高橋理紗(本学国際福祉開発学部卒業)さんが美浜キャンパスを訪れ、参加する学生との打ち合わせが行われました。

社会福祉学部行政専修では、同専修の1年生を対象とした「公務員育成チャレンジプロジェクト」を2018年5月に立ち上げ、愛知県・東海市・美浜町の行政担当者から提示された課題に対して、学生たちが半年間に渡って検討重ねてきました。担当者を学内に招き、課題への提言(報告会)を開催したところ、美浜町をテーマに提言された1つの企画に対して、美浜町から具体的なオファーが届き、「公務員育成チャレンジプロジェクト+(プラス)」として発展的に継続されることが決まりました。同プロジェクトは、美浜町の特産品を用いて、自治体職員と連携し、約10ヵ月をかけて商品開発をすることを目的としています。

この日は、美浜町の高橋さんから、予算の使い方についての説明があった後、4つのグループに分かれて商品開発にむけた企画会議が行われました。現在、4つのグループごとに美浜町の特産を活かした商品開発がすすめられています。

①美浜町の水産資源であるツメタガイを用いた海鮮キムチ
②美浜町の温室ミカンを活かしたみかん塩
③同じくミカンを使ったみかんサイダー
④美浜町が売り出す恋美豚(こいびとん)を使ったコロッケ

学生たちは、思い思いのアイディアを出し合って、商品化に向けて活発な議論を展開していました。秋に行われる産業まつりにむけて商品化できるようにどのグループも熱がこもっていました。

参加する社会福祉学部行政専修の学生からは、「すこしずつ目に見えないものがカタチになってきた。(美浜町の)高橋さんから、どこにいけば素材が手に入るかを教えてもらったので次回までに足をはこんでみたい」と、意気込みを聞くことができました。

連携する美浜町の高橋さんからは、「だんだんと企画が具体的になってきて、商品化の実現性が高まってきている。」と、フィードバックがありました。担当する末盛慶社会福祉学部准教授からは、「これから商品化に向けてどんどん取組を加速させていく必要がある。そのためには、グループごとで自主的に集まり、その内容を報告してほしい。是非、学生のアイディアを活かして”とがった商品”を実現させ美浜町に活性化に一役買ってほしい。」とアドバイスがありました。このプロジェクトには、学生の自主的な活動を多面的に支援する環境も整えられていて、”チャレンジ”の名にふさわしい取り組みになっていました。

5月30日には、学内で試作会が予定されています。それまでに各グループでどんな商品企画が行われるのか、とても楽しみです。

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【公務員育成チャレンジプロジェクト+(プラス)】学生と美浜町が特産物を活用した商品開発を行います

【スポーツ科学部】春季セミナーで4年間学ぶ美浜町を巡る

春季セミナーの目的を伝える藤田学部長

5月9日(木)、スポーツ科学部春季セミナーが開催されました。スポーツ科学部は、創設3年目となり、今年度新たに3期生194名を迎えました。

日本福祉大学では、すべての学部の1年生科目において地域と関わる学び”ふくしコミュニティプログラム”を展開おり、スポーツ科学部の春季セミナーは、ふくしコミュニティプログラムの一環として取り組まれています。

はじめに藤田学部長からは、春季セミナーに取り組む上で、3つの目標が伝えられました。

①ゼミやゼミの垣根を越えて交流して、4年間共に学ぶ仲間をつくる。
②4年間学ぶこの地域、美浜町のことを知る。
③ルールを守る。

そして、「今回は特に、ルールを守るということを身につけてもらいたい。交通ルールをしっかり守って交通安全に気を付けてください」と学生を送りだしました。

SARUTOを元気よく出発する学生たち

学生は、26グループに分かれ、グループごとに設定された約8kmのコースを歩き、その間に設けられた2つの地域資源である寺社や美術館、宿泊施設などを巡り、共通のゴールである南知多ビーチランドを目指して、スポーツ科学部棟SARUTOを出発しました。

学生たちは、普段なかなか歩くことない美浜町内をめぐる中で町の様子を全身を使って感じていたようです。焼杉板の町並みをぬけて浜辺にで伊勢湾に沿って目的地を目指していました。途中、行き交う住民の方に元気よく挨拶をしている姿が印象的でした。

ゴールである南知多ビーチランドに到着するころには、グループの結束も深まっていたようです。この後、学生と教職員全員でBBQを楽しみ、ゼミごとに準備してきた出し物で、ゼミの垣根を越えた交流が行われました。

日本福祉大学スポーツ科学部では、「スポーツを360°科学する」をコンセプトに、「すべての人々に、スポーツの楽しさと喜びを提供する人材を育成」しています。おそろいの緑のTシャツの後ろには「挑」という文字が刻まれています。仲間とともに大学で学ぶ4年間を通して、美浜キャンパスを拠点にたくさんのことにチャレンジをしていってもらいたいと思いました。