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東濃企業企業見学会2018開催

2018年6月16日[土]に、COC+参加大学共通プログラムの企業見学会が行われました。今回は、岐阜県東濃地域に本拠地を置く2社の企業をバスで訪問。岐阜大学、中部大学、日本福祉大学の3大学から27名の学生がしました。

1社目は、中津川市の食品製造会社、株式会社サラダコスモ。もやしやスプラウトなどの発芽野菜の生産を中心に事業を展開されています。母親が子を思う気持ちと同じように安全な野菜つくりを目指し、無農薬にこだわった天然のミネラルだけを使用した栽培を行っています。まずは、その現場、「中津川サラダ農園」を見学しました。

無農薬栽培のため衛生管理は徹底されており、そこにいる社員の皆が、その意識を持って働かれている様子を見ることができました。

続いて、教育型・観光生産施設「岐阜中津川ちこり村」へ移動します。土曜日ともあって、施設内は大勢のお客様でにぎわっていました。ヨーロッパでは日常的に食されている野菜「ちこり」をいただきながら、若手社員の方から、会社のこれまでの沿革や、事業概要、今後の展望をうかがいました。野菜を通じて、人々の健康を支える仕事をしているというお話に、学生たちも真剣に耳を傾けていました。

休憩を挟んで、次に訪問したのは、土岐市に本社工場を置く高砂工業株式会社。熱処理技術とその設備は、国内で最大級。東京ドーム30個以上という広大な土地で、国内産業を支えています。

はじめに、社員の方から会社の説明を伺いました。BtoBの企業であるため、日常生活で目にすることはあまりないかもしれませんが、車やスマートフォン、食品や薬まで、私たちの生活に必要なものを作るには、熱処理の技術が必要不可欠です。その生産設備を、メーカーなどの顧客の要望に合わせて作られている企業です。

開発から、生産、アフターフォローまで全ての工程を自社で行うことで、顧客からの信頼は高く、100年企業を目指して社員一丸となって頑張っておられます。

工場見学では、各設備を生産する現場や、商談に使用するショールームなどを回りました。本社事務所は部門ごとの壁がなく、経営者の方たちも同じワンフロアーで働かれています。また、敷地内には川魚の飼育も行っており、年に1回皆さんで食べるパーティーを行うなど、風通しの良さを感じました。

 

 

最後は、入社5年目と3年目の若手社員お二方との座談会。お二人が入社した経緯や、現在の仕事内容、働く職場の環境など、学生からの質問にざっくばらんに答えていただきました。

企業見学会は、今後も予定されています。関心がある方はぜひご参加ください。

 

<申し込み受付中>

2018年7月7日 西濃地区企業見学会

詳しくはこちらのチラシをご覧ください。

企業見学会チラシ

事業所取材企画、木沢記念病院訪問!

 

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県美濃加茂市にある社会医療法人厚生会「木沢記念病院」に伺いました。木沢記念病院は1952年に開設以来、地域の方の要望に応え、安全で質の高い医療を提供するために、最先端の技術を積極的に取り入れられてきました。さらに、全国に4箇所しかない自動車事故による脳挫傷に起因した意識障がいを専門に治療する医療機関「中部療護センター」を運営しています。また、事業所内保育所やくるみんマーク取得など、働きやすい環境作りに積極的に取り組まれています。

今回の取材のインタビュアーを務めるのは、医療現場で相談職を目指す3名。社会福祉学部4年の岩本雄気さん、上田紗希さん、堀友理香さんです。

 

本学のOBOGである、経営支援部で活躍されている入社7年目の小川雅朝さんと、中部療護センターでメディカルソーシャルワーカー(以下MSW)をされている入社6年目の岩島志穂美さんのお二人から、入社してから現在までのお仕事の内容を伺いながら自己紹介。そして、人事部の廣瀬聡部長から、病院とセンターの概要を伺いました。

同じ美浜キャンパスで学んでいた先輩を前にして少し緊張したインタビュアーでしたが、岩島さんが、インタビュアーと同じゼミの出身ということがわかり、恩師の話で盛り上がります。

次は、職場の見学。病院内の各病棟と、療護センターを案内していただきました。岐阜県内で初めて外国人患者受入れ医療機関拠点病院に認定されたこともあって、案内表示は多言語表記、関係施設のパンフレットも多言語で充実しています。それぞれの場所で質問しながら熱心にメモするインタビュアー。将来の仕事への熱意がその姿から感じられます。

  

見学を終えて、先輩方へのインタビュー本番。施設見学で感じたことや法人の特徴、お二人の仕事の内容などを、じっくりと伺いました。

――病棟がたくさんあったのですが、それぞれ担当のMSWがいらっしゃるのですか?

現在MSWは法人全体で10名おり、1人が2病棟を担当しています。時代の流れや、さまざまな患者様のニーズに対応するために、年々増員してきました。特に退院の支援では、入院の早い段階から専門職のチームで患者様とそのご家族に関わり、より良い支援が行える体制をとっています。

――MSWとしての採用は行っていないと伺ったのですが?

以前は、事務職採用とMSWの採用を分けて行っていたのですが、現在は、一般の事務職員と同様にMSWも事務職として採用しています。そのため、入社後は最初から相談職に就くのではなく、まずは医療事務の仕事を経験してもらっています。事務職を通じて、医療現場の流れを知り、地域の連携先や社会資源を理解することができるなど、相談職を担う上で必要な基礎能力が身につきます。こうした方が、MSWとして患者様への力にもなっています。

――岩島さん、実際にMSWに就く前に事務職を経験してみていかがでしたか?

事務職でのベースがあったから、今のMSWの仕事をこなせています。事務職での最初の1ヶ月は、自分が何を目指してここにきたのかを見失いかけました。しかし、医療事務の仕事の役割の大切さに気づいてからは、その場所でのやりがいも感じ頑張ることができました。MSWの仕事は、地域で生活したい方の希望を実現すること。例えば、訪問看護を必要とする患者様がいたら、どこの事業所が担当してくれるのかなど、患者様が住む地域のことを知っていないと務まりません。私は、2年事務を務めましたが、この経験は大きいですね。

 

――療護センターでのMSWの役割は?

3年間かけて、患者様とご家族の退院支援を考えていきます。交通事故での入院のため、ご本人とお話できることは少なく、ご家族との話し合いが多くなります。ご家族の本当の気持ちを聴けるには半年はかかります。安心して話してもらえる環境と関係を築いて、しっかりと傾聴し、気持ちの整理を手伝います。退院後の支援は、支援者側がこうした方がいいという提案だと、患者様のためではなく、支援者が支援しやすい内容になってしまうので、患者様とご家族の意向を尊重することは忘れないようにしています。

――どのようにスキルアップされていますか?

岐阜県のソーシャルワーカー協会が主催する勉強会や、関係する学会に参加して学んでいます。療護センターの全国会議も開かれているので、そこで他のセンターの支援状況など、情報を共有することも学びになっています。また、恩師のゼミでは大学院で行われているケーススタディーに卒業生も参加できるので、学べる場所はたくさんあります。

 

――働いていて感じる職場の魅力はありますか?

職員同士の垣根が低いことです。うち職場では、年齢や職種、役職などの立場に関係なく、意見交換が活発に行われていて、接点も多いです。入社してすぐに仕事で疑問があって、誰に聞いていいかもわからない時、誰に聞いても答えてくれたのはありがたかったです。理事長からも、医師が全ての権限を持つのではなく、それぞれの専門職が、それぞれの立場で専門職としての役割を果たし、多職種で患者様に関わっていこうという方針が出されており、それが実践されています。

――地域とのつながりを深めるために何か取り組まれていることはありますか?

健康フェスティバルや、生涯学習センターで市民向けの講座を開催しています。健康フェスティバルは、地域の方が1,000人ほど来場されるイベントで、無料の健康チェックや、保健指導、身近な医療情報の提供など、来場いただいた地域の方に大変好評です。24時間365日、断らない対応を行っている病院が地域にあることを、統計データをもとに地域の方に知っていただくと、安心した顔が見られ、私たちも嬉しく感じます。

 

――最後に、私たち学生へメッセージをお願いします。

何事も経験するということを大切にして欲しいです。今日のように、実際に病院に行ってみなければ感じられないことが多いです。今やっている経験は、将来必ず役に立つので。また、一生懸命は大切ですが、頑張りすぎないことも伝えたいです。1年目から自分の力が発揮できるのは難しいです。焦らずに先を見て、仕事に取り組んで欲しいです。仕事は楽しいですよ。

取材終了後、インタビュアーの3人からは、インターネットなどの情報だけではわからなかった病院の魅力や雰囲気を肌で感じることができた。自分が働くことについて、あらためて考えるきっかけになったと感想をもらいました。

貴重なお話をたくさんいただいた廣瀬部長、小川さん、岩島さん、ありがとうございました。事業所の取材は今後も続きます。関心がある方は、gifuinfo@ml.n-fukushi.ac.jp星野まで連絡をお待ちしています。

事業所取材企画、大垣市社会福祉事業団訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県大垣市にある社会福祉法人大垣市社会福祉事業団に伺いました。大垣市社会福祉事業団は平成2年に大垣市にある福祉施設の管理運営を目的に設立。公益性の強い社会福祉の専門機関として大垣市の社会福祉事業の推進を図り、現在では自主事業で特別養護老人ホームの運営や、地域包括支援センターの経営もされています。また、働く方の相談を受けるジョブサポーターの配置や、岐阜県が実施する「子育てエクセレント企業」にも認定されているなど、働きやすい環境作りに積極的に取り組まれている法人です。

今回取材のインタビュアーを務めるのは、社会福祉学部4年の山下悠さんと、同じく社会福祉学部2年の杉岡真帆さんです。

最初に事務局の臼井課長から事業団が成り立った経緯や背景を伺うとともに、本日インタビュアーの2人が取材に来たことに対して、1歩踏み出して現場へ足を運ぶ大切さをお話しいただきました。

 

事業団では、事務職専門の職員は原則おらず、臼井課長、含め全員が福祉の現場を経験してから事務方の仕事をされているとのこと。現場を知っているからこその強みや仕事の楽しさを体感されている臼井課長からのエールは、インタビュアーにとって心強い言葉となりました。

次は、施設見学。同敷地内にあるデイサービス、養護老人ホーム、ケアハウス、老人福祉センター、救護施設と一度に複数の施設を周り、情報を整理するために質問しながら必死にメモをとるインタビュアーの2人。一つ一つ説明いただきながら見て行くことで、それぞれの施設の違いを体感することができました。

 

 

見学を終えて、インタビュー本番。今回は、入社23年目、育休産休制度を3年取得し、子育てをしながら働き続けている相談員の長澤美里花さんにも参加していただき、お話を伺いました。

――育休制度が3年も取得できるのはどうしてですか?

以前は、法律と水準と同様の1年でした。しかし、職員さんの状況や時代にニーズに合わせて、3年間取得できるようにしていきました。この地域では先を見据えて他よりも早く3年取得に変更しています。

――長澤さんにお伺いしますが、実際に3年休んで復帰していかがですか?

3年経つと利用者さんが変わっていて、施設の雰囲気が以前とは違っているように感じました。また、法改正や制度の変更もあるので、新しく覚えなおすこともありました。私は、復帰半年後に相談員として、新人職員と一緒にデイサービスに配属されました。同じように、覚える事や、わからない事がありましたが、周囲に指示を出す立場でもあり、求められる事も多く、大変なこともありましたが、子育てに関しては、周りの理解がある職場なので働きやすいです。子どもが急に熱を出しても、周りの協力があって休みやすいです。

――今のお仕事(相談員)のやりがいはどのようなことですか?

利用者さんから言われるありがとうは、嬉しいですね。相談員としてのプレッシャーはありますが、現場で長く働いて来た年数と経験があることで、対応できることも多く、ありがとうにつながっていると感じます。

 

――お仕事をされる上で、大切にされていることはありますか?

「サービスをしてあげる」にならないことです。私たちの仕事は利用者さん主体で、相手が求めることをただやってあげるのではなく、ご自身で出来る事は行って頂きながら、出来ない所をお手伝いさせて頂くということだと思っています。そのため、全員に同じ支援ではいけないですね。支援したことで、これまでできていたことができなくなってしまってはいけません。

――職員さんから見た職場の雰囲気はいかがですか?

職員も利用者もいろんな人がいるため、良い部分も悪い部分ももちろんあります。ここでは、職員同士で、職場に足りていない部分を良くしていこうという雰囲気があります。職員の話を聞いてくれるジョブサポーターさんもいるので、安心して働けます。

――ジョブサポーターの方は、具体的に何をされているのですか?

月1回各施設を訪問して、守秘義務の上で、悩みや困りごとを聞いてくれます。上司に相談しにくいことも、個別に安心して話せる場所があることは助かります。解決を求めることもあれば、吐き出すことでスッキリして気持ちが楽になることもあります。

――他に、こちらの職場の強みはありますか?

介護だけでなく、障がい児支援や自立支援など様々な分野の現場があることです。入社してもらう時に希望を伺い、できる限りその希望からスタートしますが、経験とともに異動があり、他の分野を経験することで多くのことを学ぶことができます。そうやって長く続けていくことで、法人内外での人脈ができ、つながりが深まっていきます。そのため、ここでは勤続年数が長い方が多いことも特徴です。

 

――最後に、私たち学生へメッセージをお願いします。

最初にもお伝えしましたが、これから自分が働いて行く職場を選ぶにあたって、必ず現場に足を運んで自分の目でその場所を見て欲しいです。アポイントを取るための電話など緊張すると思いますが、勇気を持って行動すれば、得られることは絶対にあります。そして、自分で「ここで働く」と決めたなら、その職場をもっと良くしていこうと自分で主体的に考えて欲しい。職場や周りの人が悪いと考えてしまうと、辛いだけで何も変わりません。自分から改善していく姿勢、自分から職場に馴染む努力をして働くと楽しいです。

取材終了後、インタビュアーの2人からは、職場や仕事の良い部分だけではなく、現実的な大変さを知れたことで、より自分が働く姿を描けるようになったとの声がありました。

貴重なお話をたくさんいただいた臼井課長、長澤さん、ありがとうございました。事業所の取材は今後も続きます。関心がある方は、gifuinfo@ml.n-fukushi.ac.jp星野まで連絡をお待ちしています。

 

【参加者募集】岐阜企業見学会!

岐阜県の優良事業所をバスで見学する「企業見学会」。今年度も募集を開始します。

まずは、6月から7月に東濃、高山、西濃、それぞれ2つの企業を訪問。優良企業の現場を自分の目で見て学ぶことができる絶好の機会です。

岐阜県での就職を考えている方はもちろんですが、それ以外の方も貴重な経験ができることは間違いありません。

訪問先は、以下の通り。それぞれ申し込みに限りがありますので、お早めに申し込みください。


東濃企業見学会

開催日 |平成30年6月16日[土]

集合場所|JR岐阜駅 [北口団体バス降車場] 8:30

見学先

【株式会社サラダコスモ】

日本における植物工場の先駆敵存在。新規事業で立ち上げた教育観光型生産施設「チコリ村」は中津川市で有数の観光スポット。

【高砂工業株式会社】

セラミックスを作るための「窯」を製造する 企業。近年では金属加工処理設備にも力を入れており、ものづくりの根元を支えている。


高山企業見学会

開催日 |平成30年6月23日[土]

集合場所|JR岐阜駅 [北口団体バス降車場] 8:30

見学先

【株式会社本陣平野屋】

トリップアドバイザーのトラベラーズチョイスホテルアワードで選定された、高山を代表するおもてなし旅館。

【株式会社ファミリーストアさとう】

ベストオブご当地スーパーに選定。ネット販売にも注力し、飛騨高山の食文化を全国に発信する地元密着型スーパー。


西濃企業見学会

開催日 |平成30年7月7日[土]

集合場所|JR岐阜駅 [北口団体バス降車場] 9:00

見学先

【株式会社関ヶ原製作所】

鉄道用分岐器製造会社として創業。高い技術を生み出す人づくりを経営理念にも掲げ、最強のビジネスモデルを追求している。

【株式会社ソフィア総合研究所】

地域の情報化を積極的に推し進めたいという地元産業界の要望から設立。働きやすい職場環境作りで、岐阜県から認定を受けている。


詳細は、こちらのチラシをご覧ください。

企業見学会チラシ

申し込みは、フォームからお願いいたします。

申し込みフォーム

事業所取材企画、児童養護施設麦の穂学園訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県中津川市にある児童養護施設「麦の穂学園」に伺いました。昭和33年、故藤井篤太郎氏から建築物の寄付を受けたことに始まり、施設の増築、改修を経て現在の定員は50名。子ども家庭支援センター麦の穂や乳幼児ホームかがやきも新設され、乳幼児から児童まで支援できる体制をとり、東濃地区の児童福祉地域センターとして機能されています。

今回取材のインタビュアーを務めるのは、社会福祉学部3年の原奏恵さんと、子ども発達学部3年伊藤つかささん。麦の穂学園の横川聖園長から園の方針を伺いながら、施設を案内していただきました。取材日は春休みということもあり、子どもたちが元気に遊ぶ姿が見られました。

一粒の麦は地に落ちて多くの実をつける。自分が成長することでより多くのことを世の中に与えるという想いが込められた「麦の穂」学園。その特徴は、乳児院、養護施設、家庭支援センターの3つが併設されていることです。乳児期から関わることで、子どもたちが施設での生活の中で、自分が大切にされてきたことを振り返ることができることは、子ども達の成長に大きく影響を与える。だから乳幼児期には特に手をかけて接するようにしているとの方針を伺いました。

また、3施設の職員が一緒に研修を受け、情報共有の場を定期的に設けることで、法人全体として様々な視点から子どもたちやその家族に関わっていけることもメリットになっているとのことです。

敷地内全体と、乳幼児ホームかがやきを見学した後は、改めて横川園長へインタビューを行いました。

――生活のルールはどのように決められていますか?

子どもと大人と一緒に話し合って決めています。子どもたちは、小学校、中学校、高校と自治会があり、長期休み中の過ごし方などを主に話し合っています。また、子どもたちからの要望があれば、その都度部会を開いています。例えば、以前は、高校生のお弁当は子どもたちが当番制で詰めていたのですが、話し合いの結果、現在は各自で詰めて持っていくルールになっています。

――子どもたちの意見はどれくらい取り入れていますか?

やりたいことがあれば、職員も一緒になって自由にやっています。先月だと、バレンタインデーのチョコレートを作りたいという声があったので、一緒に作っていました。私たちの仕事は、子どもたちの生活の場を支えています。そのため、様々な行事を通じて、同じ体験をし、子どもの感情を大人が一緒に感じることを大切にしています。また、子どもの「やりたい」を応援し、それを形にすることで、子どもたちが自信を持つことができます。

――情報共有はどのようにされていますか?

全ての職員が参加して顔を合わせて行なっています。特に、炊事係の職員の情報は大きいです。子どもの生活の変化は、朝ごはんを食べない、お弁当を詰めに来ないなど、まず食に現れます。その様子を共有することで、いち早く子どものサポートが行えています。私自身も、朝はできる限り一緒に食べるようにしています。

――子どもたちと関わる時にどのようなことを大切にされていますか?

本気で関わることです。入り込みすぎると客観性がなくなってしまう危険もありますが、それでも、子どもたちに、「ここで過ごして良かった」と本当に思ってもらえるために、真剣に本気で関わります。だから、卒園の時は、旅立つ嬉しさはありますが、寂しさもあり、複雑な想いになります。

――家庭支援センターはどのような役割を担っていますか?

様々な人や機関の間に入り調整を行います。最近は国の方針もあり、里親さんとの関わりが増えています。支援センターが施設と里親さんの間に立つことで、里親さんが施設に直接言いにくいことも支援センターになら話せることも多いのです。間に入りクッションの役割を果たすことで、誰かが傷つくことを避けることができます。

――施設としての役割はどのようなことですか?

専門家としての支援を行うことです。例えば、病気や怪我で入院した際は、医師や看護師などの専門職が連携して患者を支えます。ここも同じで、様々な要因で心が傷つき、社会的に苦しい状況の子どもや家族を、社会福祉士や保育士、心理士などの専門家が支えていく場所です。

――この仕事の醍醐味はどのようなことですか?

子どもを通じて自分が磨かれることです。子どもたちは、関わる相手によって「表す自分」が異なります。そのため、私たちがそれぞれの子どもにとって、どのような存在でいるのかをいつも振り返らされます。子どもたちはたくさんの可能性を持っているため、私たちも一緒に多くの経験ができます。また、この仕事は、結果がすぐに見える仕事ではありません。そのため、自分の仕事のやり方に「これでいいのだろうか」と不安を抱えやすくなります。それでも子どもたちに関わり続けていくために、職員がチームとなってお互いに認め合いながら子どもたちを支えています。

お忙しいなか、取材にご協力いただいた麦の穂学園の皆様、ありがとうございました。

事業所の取材は今後も続きます。関心がある方は、gifuinfo@ml.n-fukushi.ac.jp星野まで連絡をお待ちしています。

平成29年度岐阜大学地域協学センターシンポジウムで学生が報告!

ぎふCOC+事業推進コンソーシアム関係者の前で、プレゼンテーションを行う日本福祉大学の原奏恵さん

平成30年3月23日(金)、岐阜大学地域協学センター主催の「『地域活性化の中核拠点』を目指して」というテーマで開催されたシンポジウムで、これまでの取組みの成果が報告されました。
その中で、参加大学の学生活動報告が行われ、本学から岐阜県中津川市出身の社会福祉学部の原奏恵さんが、「私がCOC+の活動で得た財産」というテーマで報告を行いました。

原さんは、他大学の学生とともに参加した合宿型研修「サマースクール」や「多職種連携現場体験会」などの活動を通して、他大学の学生や教員・地域で活躍する専門職の方との交流の中からたくさんの学びを得ることができたことを報告しました。
卒業後、Uターン就職を考えている原さんに対して、中津川市役所の職員の方が「是非、戻ってきて」と声をかけてくださいました。

日本福祉大学のCOC+の取り組みは、学生の学ぼうとする力、学んでいく力を大切にしています。今後も様々な取り組みが予定されていますので、ぜひご参加ください。

第2回多職種連携現場体験会開催!

多職種連携の最前線で学ぶ

平成30年3月27日、地方独立行政法人岐阜県総合医療センターと共催で、第2回多職種連携現場体験会を開催し、3学部22名の学生が一堂に会して学びを共にしました。

昨年夏に実施し、参加した学生の皆さんから大変好評であった現場での多職種連携体験会。前回は半日で実施しましたが、参加したみなさんから「もっと学びたい!」「時間が足りない!」とご意見いただき、今回は時間を丸一日に拡大して行いました。

まずは、今回のテーマである「重症心身障がい児と家族の支援」に関わる重症心身障がい児施設「すこやか」と、病院の取り組みについての基礎講座を受講後、現場の見学へ向かいました。

現場見学は、ヘリポートからスタート。岐阜県唯一の子ども病院である岐阜県総合医療センターには、県内だけでなく県外からドクターヘリで搬送されることもあるとのこと。

 

次に、午後の研修にもつながるNICUとすこやかの現場を見学しました。多職種が連携している現場を自分の目で見ることで、より連携の大切さを感じることができました。すこやかでは、利用する方やご家族が少しでも過ごしやすいようにと、スタッフの皆さん手作りの制作物がたくさん飾られており、暖かい雰囲気が伝わってきます。

 

午後からは、いよいよ多職種連携の体験ワークです。社会福祉学部の山口みほ先生と健康科学部の小嶌健一先生にも参加いただきました。

今回は、カンファレンス形式で多職種連携を体験。支援の流れの中で、それぞれの職種がどう関わっていくのかを体験し考えるために、2回の模擬カンファレンスを実施し、支援の流れについて学びました。

 

事例は、重症心身障がい児とその家族をどう支えていくか。実際に働いている専門職向けの研修で用いられた事例だけあって、大変難易度の高い課題。最初はどうしていいかわからない学生たちも、これまで学んできたことを出し合いながら、それぞれの立場でどのような支援ができるか、どう連携できるかを考えていきます。

  

すこやかで働く保育士さん、看護師さん、児童発達支援管理責任者の方に相談し、情報をもらいながら支援を考えていくことで、多職種の連携はもちろん、支援にとって大切なことについての学びも深まりました。

最後に、それぞれのグループから家族をどう支えていくか、1日の成果を発表しました。学生からは、「家族の話をまずはしっかりと聴く」「家族にきてもらうのではなく、こちらから出向いていく」「自分たちだけで抱えず、他の専門家と家族をつないでいく」などの支援方針が発表され、参加された職員の方や先生方から好評をいただきました。

     

他学部の学びを知れること、他職種の視点に触れることで、それぞれがが目指している職業の幅も広がっていったようです。

今回の体験会開催にあたり、お忙しい中、何度も打ち合わせを重ねて準備をいただいた岐阜県総合医療センターのみなさま、また、プログラムについて助言いただき、当日ファシリテートをしていただた先生方、ありがとうございました。

〜参加学生の声〜

・保育士を目指す学生とカンファレンスをすることは初めてであったが、自分にはない考え方や関わり方を持っており、職種それぞれの思いや考え方を共有することの重要さを改めて感じた。

・これまで一つの分野の専門職しか学んでこなかったが、この企画を通じて違う職種の視点から意見を聞けたことが刺激的だった。

・多職種で連携していくことによって、こんなにも人々の生活に幅を与えていけるのだと思った。まだまだ知らないことが多いため、制度等を伝えていく必要があると感じた。

・MSWだけでは解決できないこと、他の専門職との連携を学ぶことができた。また、重身障がい児の勉強をしてからのカンファレンス体験だったので、イメージしやすかった。

学内企業説明会開催!

平成30年3月14日〜20日に日本福祉大学の学内企業説明会が開催され、岐阜県内から14の事業所に参加いただきました。

3月1日に解禁したばかりの新4年生の就職活動。岐阜県での就職を希望している学生たちは、それぞれの教室を回りながら、事業所の説明に聞き入っていました。

岐阜県で活躍している卒業生も何人か来ていただき、学生たちも自分たちが目指す姿が明確になった様子です。

また、今回は岐阜県社会福祉協議会の山下様に、福祉人材センターへの登録と相談をご対応いただきました。学生たちのニーズを聴きながら、県内の福祉事業所の情報をたくさん提供いただいた事で、学生たちの不安げな表情が明るくなっていきました。

各キャンパスの岐阜キャリア相談コーナーでは、岐阜県内の事業所の情報がたくさん集まっています。先輩たちの就職活動を取材した内定者インタビューの記事もたくさんありますので、今後、岐阜県内への就職を考えている学生さんはぜひ活用してください。

社会福祉法人合掌苑

社会福祉法人飛騨慈光会

社会福祉法人岐阜県福祉事業団

日本赤十字社

地方独立行政法人岐阜県総合医療センター

JAめぐみの

株式会社トーカイ

株式会社美濃庄

和光会グループ

社会福祉法人岐阜県社会福祉協議会

   (敬称略)

事業所取材企画、内堀醸造株式会社訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県加茂郡八百津町にある老舗お酢メーカー内堀醸造株式会社に伺いました。明治9年に八百津の地で創業。「酢造りは酒造りから」の理念通り、酢の元となる酒造りからこだわりをもち、高い生産技術と原材料から一貫した生産体制をとり、高品質の商品を造り続けられています。

今回取材のインタビュアーを務めるのは、国際福祉開発学部3年の町野紗希衣さんです。完成したばかりの新社屋で総務課長の浅川和也さん、入社2年目の渡邉雅さんに会社概要と、お酢の説明をうかがい、早速製造現場を案内していただきました。

まずはお酒作りの工程を見学。内堀醸造では、お酒の原材料となる米の精米から自社内で行われ、製麹作業にもより良い品質に向けた工夫がなされており、基本理念を大切し実現されている様子を、現場で感じることができました。

 

続けて、お酢作りの建物に入ると、周りはお酢の香りが広がります。品質管理や生産管理の現場も見学し、働いていらっしゃる方の様子を真近で見ることで、インタビュアーの町野さんも働くイメージを持つことができました。

最後に、新社屋の中も案内いただき、改めて浅川課長と渡邉さんへインタビューを行いました。

――なぜ、この地で事業を行われているのですか?

創業者の生まれの地であることも一つですが、この地で行う理由は他にもあります。それは、品質がいい酒作りに必要な、「綺麗な水」「澄んだ空気」これが揃っていることで、もう一つ大切な基盤である「微生物」にとって住みやすい環境であることです。そのため、製造工場は、ここと長野県のアルプス工場ともに、微生物にとって良好な環境を選んでいます。

――お二人が感じている御社の魅力はどんなところですか?

自分で働いている、生きている、と実感できることです。当社では、社員1人ひとりの成長が組織の成長につながると考え、個人のキャリア形成を意識した人材育成に取り組んでいます。専門的な資格の取得や技術の向上など、個人の能力を高め、社外でも活躍していける人材になってもらうことで、その人の人生が充実し、会社にとってもメリットが出てきます。そのために、社内では様々な仕事に関われるチャンスがたくさんあり、充実を感じながら仕事をすることができる環境が魅力です。

  

――渡邉さんが、ここで働こうと思われたのはどうしてですか?

ユースエールの認定も受けており、女性が働きやすい環境が整っていると思ったことが最初のきっかけです。実際に働いてみると、率直に楽しいですね。私の仕事は総務ですが、仕現場との距離が近く、年齢層も若い社員が多く活躍しているため、わからないことをその場で現場に行って、見て、理解してから仕事ができます。働いていくうちに、もっと自分から動いてみようと思えるようになりました。

――続けて渡邉さんに質問ですが、印象に残っている仕事はありますか?

商品包装の変更に携わったことです。ある商品の包装袋の見直しを任されました。最初は頼まれた仕事だったので前向きではなかったですが、業者様との打ち合わせや社内で検討を繰り返し、やっと新しい素材が決まりました。素材を変えたことで、現場の人たちから仕事がしやすくなったとお礼を言われた時は、本当にやってよかったと感じました。

 

――社長はどんな方ですか?

気さくで優しい人です。いつも社員と同じ目線で、同じ席で仕事をしており、自ら周りに声をかけています。できるだけ社員みんなで目標に向かってやっていこうというスタイルでおられるため、みんなが社長に悩みや迷い、意見を言える関係です。

――今後の御社のビジョンを教えてください?

新社屋ができ、研究や開発にはこれまで以上に力を入れていく方針です。創業140年ですが、今後も選ばれ続けるメーカーであるには、時代のニーズに合わせて、変化をしていく必要があります。また、組織として大きくなって来たため、個の力を高め、役割分担をして、さらに組織の力を強めていこうとしています。

今回の取材では、お二人のこれまでのキャリアについてもお話を伺えたことで、会社の理解だけではなく、社会人として働く上で大切な姿勢についても学ぶことができました。

年度末と新年度の準備で忙しいなか、学生の将来のためにとお時間をいただいた内堀醸造の皆様、ありがとうございました。

事業所の取材は今後も続きます。関心がある方は、gifuinfo@ml.n-fukushi.ac.jp星野まで連絡をお待ちしています。

高山障がい者就労支援事業所インターンシップ

共に働き、共に学ぶ

子ども発達学部の野口航暉さんが、高山市の特定非営利活動法人はたらくねっとでインターンシップを行いました。

はたらくねっとでは、「あたりまえ」を理念として、障がいを持っていても働きたいという思いのある方の為に、就労に向けての生活リズムを整えていきながら、自立にむけての知識、能力、マナーなどを訓練、指導しながら就労を目指す支援をされています。

野口さんは、昨年夏に農業体験「ワーキングホリデーin飛騨高山」に参加した際にはたらくねっとの取り組みを知り、農業と障がいがある方の就労支援を現場で学びたいと考えるようになりました。

今回は、野口さんの要望に応じて3日間のプログラムを考えていただき、障がいを持った方と一緒に働きました。

 

初日の自己紹介では、少し緊張した様子の野口さん。しかし、すぐに皆さんから暖かい言葉をかけていただき、緊張がほぐれます。

さっそく、お土産品の梱包や農産品の選別の作業を行いながら皆さんと交流。作業を教えてもらいながら、会話を通じて皆さんのことを知っていきました。

2日目以降は、施設外へも一緒に出かけ作業を行って来ました。スタッフの皆さんの支援を目で見て体験しながら、学ぶことができました。

 

〜参加学生の感想〜

慣れて来た頃に終わってしまったので、もっと長い期間取り組みたかったです。現場で、一緒に作業することで、スタッフの方の関わりも見ることができ、勉強になりました。皆さん一生懸命な方ばかりだったので、こちらも頑張ろうと思います。

子ども発達学部 野口航暉