「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑥〜

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経済学部講義「地域社会と共生」では、1年生全員が愛知県東海市をフィールドとして地域社会の持つ強みと課題を知り、「将来、地域社会とどう向き合うか」を主体的に考える力を養います。

6月17日は、「特定非営利活動法人まち・ネット・みんなの広場」理事長の加藤龍子様をお招きし、まちづくりにおける地域コミュニティの役割、一人一人と地域との関わりから生み出される新しい地域コミュニティの形についてご講演頂きました。

愛知県東海市のまちづくりの大きな特徴のひとつは、「市民参加型のまちづくり」を目指している点に求められます。一方で、まちづくりへの住民の関心はさまざまです。構成員の高齢化などに伴う課題に直面する地域も多く、まちづくりへの市民参加は一筋縄では行きません。
これに関して、既存の枠にとらわれない「新たな」コミュニティ活動は要注目です。たとえば、東海市内のある地域コミュニティでは、高齢の方々の様子を見守りに回りつつ、電球の交換など「ちょっとした困りごと」のサポートを通して親密なコミュニケーションを図っています。サポートをする側とお願いする方々とを円滑に結び付ける仲介役となったのは、意外なことに「サービス利用料金」の設定だったとか・・・
講義後、学生のレポートには「○○コミュニティの活動に関心を持った」、「△△コミュニティの取り組みは、ほかの地域などでも応用できる事例だったのでは」という記載が多くみられ、関心の高まりが感じられました。

多くの学生にとって、地域コミュニティとは「なかなか接点のない、未知の存在」、あるいは「恒例行事やボランティア活動をする集まり」というイメージが強いかもしれません。それだけに、「共助の姿勢から各地域の課題に取り組むのが新たなコミュニティの形であり、そのようなコミュニティの発展が市民参加型のまちづくりを進める要点になるのでは」とのお話は、学生一人一人が地域との関わり方を考える大きなきっかけとなりました。