「地域社会と共生」〜東海市で地域と共に暮らす⑩〜

4月からスタートした「地域社会と共生」(全15回)も、7月15日で区切りを迎えました。最終回は、これまでの講義を踏まえて「太田川駅周辺を学生の街にするとすれば、どのような地区にしたいか」を検討しました。5~6人のグループで討議した結果をもとに具体的なイメージを地図で表現し、概要をプレゼンテーションする、という流れです。

50分という限られた時間で「コンセプトは何にするか」、「さまざまな地域主体とどのようにかかわるか」などを検討し、地図の作成まで行うのですから、どのグループも速やかな意思決定が求められます。学部長の曲田浩和先生、地域研究のエキスパート・後藤順久先生も加わり、次々とアイデアを出し、集約し、とにかく地図に表現し・・・

★IMG_2179多くのグループが重視したのは、スポーツができる場所やエンターテインメント施設の充実でした。また、トマト料理や自然食(のみ)を提供するレストラン・カフェを配置したグループも多数ありました。東海市様やカゴメ株式会社様などの講義からインスピレーションを頂いたようです。

IMG_2191あるグループは、スポーツによる地域交流をコンセプトとし、大規模なスポーツ施設の設置を企画しました。世代間で楽しめるスポーツイベント開催場所を施設内に設けるほか、飲食店エリアでは、健康管理のできる自然食フードコート(レストラン)を用意することで、地域住民も学生も、健康を増進しながら交流できるというものです。

また、別のグループは大規模な農園を準備し、全世代で無農薬野菜を育てるまちをコンセプトに掲げました。「参加者が、農業経験のある人から栽培・収穫を学ぶことでコミュニケーションを図る」、「別の場所での栽培も促すべく、野菜だけでなく種苗も販売する」、「無農薬野菜だけを扱うカフェを駅付近に設けることで、他地域の人々が訪れるスポットにできる」、などのアイデアが地図上に表現されました。
「コンセプトが不明確」、「地域とのかかわりが見えてこない」など、議論が不調に終わったグループもありましたが、大半の地図が「東海市のめざすまちの姿(6分野)」に関連するコンセプトを掲げたり、テーマ別講義の情報を活用したりと、それぞれの太田川駅周辺地区を模索していました。

今後、より広い視野でまちづくりを捉えるには、さらなる知識の取得や地域社会での様々な経験を通じた学びに加え、個別課題を主体的に検証する研究が欠かせません。今回、講義の進行にご協力頂いた多くの方々に感謝申し上げるとともに、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。