経済学部広報プロジェクト 教員紹介第11弾~吉田直美先生~

広報プロジェクトによる教員紹介のお時間です。今回は、お茶目でチャーミングな吉田直美先生をご紹介します。
吉田先生

~吉田 直美(よしだ なおみ)先生編~

―――本日はよろしくお願いいたします。さて、2015年度に先生が担当されるのは、どんな講義なのですか?二つ教えてください。
まず一つ目は「現代の医療と福祉」です。「現代の医療と福祉」は、医療と福祉の制度についての理解を深めながら、現行制度の問題点とその背景、現場が抱えている課題について考えます。
二つ目は「高齢社会論」です。この講義では、高齢者の生活実態や制度面を学ぶとともに、高齢社会ゆえに発生する社会問題を、単に「高齢者の問題」としてではなく、高齢社会に生きる私たち全体の問題として考え、あるべき方向性について模索していきます。

―――「現代の医療と福祉」の問題点や課題で、こんなことを学生に強く伝えたいということはあるのでしょうか?
まず、それぞれにとっての「医療とは、福祉とは何か」について考えてみてほしいですね。教員と学生、学生間でも「医療」「福祉」のイメージは一人ひとり、そして時代によっても、捉え方が違うことを知ってほしいです。例えば、十年前の学生の多くは「福祉」というと「貧しい人、障害者」などを思い浮かべていたようだけど、最近では「介護」と答える学生が多いです。年代によって意味が違ってくるのですが、そういうのは、面白いですね。

―――「高齢社会論」を受講すると、親が高齢になった時、自分が高齢になった時、どんな社会が必要だろうかと考えさせられます。先生自身、高齢社会が今後どのようになっていくのが理想だと考えますか?
ただ長生きするのではなく、「自分も他者もここで生きていていい、ここに居ていい」と思える社会がいいと思いますね。人間は必ず衰えます。そして長生きするほど色々なもの(健康・経済・社会的役割等)を失うものが増え、その結果、孤独感や寂しさが募っていくことが多いです。そのような色々な意味での生きづらさを補うために制度やサービスがあると思います。人それぞれ「こうしたい」という社会の考えがあっていいのです。しかし、安心して暮らしていくための制度づくりやサービス提供をするためには財源が必要で、それを誰がどうやって負担するかという問題があります。介護等をはじめとする高齢者へのサービスを与えるばかりでは、サービスを貰う側はハッピーだけど、提供する側は不公平を感じ、不満もたまっちゃいますよね。win-winの関係を築けるのが一番です。救われるだけが「福祉」ではないですからね。

―――先生が今一番関心を持っている研究を教えてください。
防災・減災のために地域住民ができることは何かを住民自らが考え、一人でも多くの命を守ることが大切です。特に災害時要援護者の命を守れるようにしようという視点からの「住民が積極的にかかわる仕組み」づくりと、それを実現するための地区防災計画の立案について、関心があります。
災害弱者は高齢者と障害者だけではなく、子ども、外国人、妊婦、病人、土地勘のない旅行者なども挙げられます。つまり、誰でも災害弱者となる可能性があるということです。弱い人たちが助かる方法を自分たちで考えることが大切です。地域のことを知っているのはそこに住んでいる自分たちですから。自分の命は自分で守る。そんな仕組みを作りたいと考えています。

―――先生のことを教えて!のコーナーです。自分の性格を一言で表すと?
グータラしているのが好きだけど、実は極度の心配性。
お尻に火がつかないと動かないタイプです。

―――それでは、先生から見た日本福祉大学の魅力はなんですか。
ハード面からみると、立地条件。東海キャンパスは、駅に近くて通学に便利で校舎はきれいです。
ソフト面からみると、教職員と学生の距離感がわりと近いです。気軽に研究室に行けて、あれやこれやと話せますから。
経済学部では、学生を型にはめようとするよりは、いろんな経験することを応援する教員が多いことや、ほんのちょっとしたことをきっかけに、「大化けする」というか、ぐんと成長・変化できる学生さんがたくさん存在していることです。

―――最後に、受験生へメッセージをお願いします。
長い人生、成功することも失敗することもあります。大学受験は通過点の一つにしか過ぎません。でも、いろんなことに挑戦して積んでいく経験や、コツコツ努力してきたという事実は、誰にも奪われない財産です。チャレンジ精神と地道な努力の継続のどれか最低一つ(両方あれば最強ですが)があれば、きっと道は拓かれると思います。

―――以上で質問は終了です。ありがとうございました!