【公開授業の報告】どんな人がこれから求められるか

 

 

国際福祉開発学部教授 岡本眞理子

 

330日、国際の卒業生である矢野大貴君の講演が、国際ビジネスキャリアクラブの主催でありましたたが、本人のプレゼンと影戸先生との対談、フロアの学生との質疑応答を通して、とても面白い話が聞けました。

 

矢野君は現在日本コンベンションサービスに勤務しており、仕事がら、英語を使う機会が多く、会議の参加者の多くが日本人であっても、会議の主要言語が英語で会ったり、英語圏はもとよりそれ以外の言語の外国人の参加があったりで、必ずどこかで英語力が問われてくるようになっているとのこと。

先に名古屋で行われたCOP10の国際会議も手がけたそうですが、本人は必ずしも英語ペラペラというわけではなかった(在学中のTOEIC400点台)のに、どんな場面で英語を使っているかというと、

いわゆる翻訳や通訳はその道のエキスパートに任せて、スタッフがすべきことは、 

①コンベンションの準備やスケジュールを詰めていく時のCOP本部との調整、②マニュアル作成、③参加者向け案内看板などの作成、④当日のトラブル対応(事前連絡なしに紛れ込んできたハリソン・フォードの誘導など)、といったことです。

 

そして、有名大学出身者に囲まれていても、英語によるコミュニケーション力には彼らに引けをとっていないそうで、コミュニケーションのツールとしての英語力にするためには、学生時代に次のようなことをしてほしいとのこと。

    真面目に勉強しよう(自分の学生時代に比べて英語科目が充実しているので、これを活用しないともったいないと後で呟いていました)、

    英語で話せる友人をつくること(台湾人でもヨルダン人でもいい)。

     海外旅行に一人で行ってみたり、ホームステイをする。

現在の仕事で、海外の生活習慣や文化に配慮しながらゲストに対応できる(トイレや食の例)ようになったのは、②や③の経験やワールド・ユース・ミーティングの体験が活きているとのことでした。また、非英語圏での英語に慣れたこともよかったようです。つまり総合的なコミュニケーション能力を高めているということですね。

 

それから、就職関連のことでは、次のようなことも印象的でした。

§   「福祉の大学なのに、なぜこの学部あるいは仕事を選んだか」と聞かれたら、それはチャンスであり、大学や学部の特色と自分の活動をつなげて説明するとよい。

§   企画の実施段階(企画案をねったり反省する段階でなく)では、リーダーは素早い決断が重要で、決断したらチーム全体がそれに従うようでないといけない。

§   全体を見渡して何が抜けているかを見つけられる人、質問力のある人、が現場では求められる。

このあたりは、シチュエーション型面接試験に役立ちそう、と思って聞いていました。

 

忙しい中、後輩たちのため話をしてくれた矢野君、本当にありがとう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*
To prove you're a person (not a spam script), type the security word shown in the picture. Click on the picture to hear an audio file of the word.
Anti-spam image