月別アーカイブ: 2011年8月

ケニア便り9(アフリカの未来は?)

27日に首都ナイロビに向かい、再び喧噪のなかに戻ってきました。

アフリカは本当に発展できるのか。アジアとはどこが違うのか。

いろいろな疑問を持ちながら訪ねたケニアの旅(スクーリング)も

29日で終わりました。

部族社会を基礎としているアフリカ諸国では、国家としての統治力

(ガバナンス)が弱く、先進国からのせっかくの援助も、国の発展

にはなかなか結び付きません。

政治家のすさまじい汚職も国の力を弱めています。

アフリカの未来について、とても悲観的な論調が多い中、最後に、

ナイロビ大学の教授が語った言葉が印象的です。

「今日は新憲法制定1周年の日。新しい憲法に基づいて、行政システム

も生まれ変わる。地道に努力している草の根の人々にも本当の開発が

訪れてくるはずだ。」

私も、この言葉を信じながら、ケニア、そしてアフリカの行く末を

見続けたいと思います。

ケニア便りを読んでいただき、ありがとうございました。

千 頭 聡

ケニア便り8(女性グループの力)

26日は、マチャコス三日目。朝一番に、視覚障がいの人たちが活動している

拠点を訪問しました。特に牛乳、じゃなくて、おいしいヤギ乳がとれるヤギを

飼育したり、ニワトリを飼ってタマゴを集め、手作りオーブンでケーキを焼いて、

市場で売ったりしています。

自然をうまく利用しながら、自分たちでできることから着実に活動を拡げて

いる様子にとても感動します。

午後からまた車を走らせてたどり着いた場所では、農家の女性たち20人が

歌や踊りで私たちを迎えてくれました。

彼女たちは、JIKAZE というグループを作り活動しています。

JIKAZEとは、never give up という意味。

自分たちで励ましあいながら、畑を広げ、養殖池を掘り、ハチを飼って

ハチミツを集めて販売しています。

女性の地位が弱いアフリカで、どうやって彼女たちが活動を展開して

いるのか、その秘訣を聞くと、

「男性に対して穏やかに話をし、交渉していくこと」

との答えが返ってきました。

一人では続けられないことも、互いに励ましあえばできる、まさに

グループ、コミュニティの力を痛感した時でした。

千 頭 聡

ケニア便り7(女性の力)

25日にもう一か所訪れた場所があります。

マチャコスの街中から午後から車を数十分走らせると、乾燥しきったサバンナ

の中に、突然、青々とした野菜畑が現れました。ここは、ある農家のおばさんが、

地道に工夫を重ねながら、広げてきた畑です。

井戸を掘り、その水を利用して、簡単にチューブをつないだだけの灌漑システム(?!)を

つくり、キャベツやトマトを始め、いろいろな作物を作っています。

隣のおばさんも彼女から習いながら新たな畑を開拓しています。

まわりの荒涼とした風景から想像もできない、豊かな畑が広がった様子は、感動ものです。

彼女の地道な努力と積み重ねが、とても厳しいアフリカの大地を変えつつある、と言っても

過言ではありません。

ケニア便り6(地球温暖化)

25日はケニアのマチャコス滞在二日目です。

朝、通りかかった場所が、キムウィルという有名な場所。

ここがどうして有名かというと、実は重力に逆らって、水や車が坂を上ってくのです!!

たしかに、ペットボトルの水を地面に流すと、坂をのぼりながら流れていくではあり

ませんか。

自動車をニュートラルにしても、どんどん勝手に坂を上っていく。

本当に不思議な場所。写真がうまく撮れないのがとても残念です?!

はて、真相は??

午後から訪問したのが、キティアニという小さなコミュニティ。

ここでは、出来が来る前から、みんなでヒマワリを植え、その種を絞って油を作り、

その油を発電機の燃料にしていました。つまり、バイオディーゼル燃料です。

地球温暖化を食い止めるために、アメリカやブラジルで近年盛んに取り組まれている

この方法が、ケニアのちっぽけなコミュニティですでに10年近く取り組まれてきたと

いうことです。すごいですね。

でも、とても残念なのは、近年、干ばつがとてもひどくなり、肝心のヒマワリすら育た

なくなってしまったことです。だから、時代の先端を走っていたこの取り組みも、気候

変動の荒波に沈みそうになっています。

地球はもうこれほど温暖化の影響を受けていることに私たちがもっともっと気が付く

べきですね。

千 頭 聡

In Seoul ゼミ生 全員で国際学会参加、発表

影戸ゼミ 全員ソウル滞在中です。

こちらで開催されている、国際学会 IComMe (International Conference of Media Education公式Webページ

http://www.kaeim.or.kr/2011_icome/index.html

に参加しています。 世界の研究者とともに、中国、韓国、日本の学生も発表の場を得ています。

英吾は使うもの。ここでは英語Presentationが重要です。 この3カ国から集まったほとんどの学生あTOEIC800-900点レベルですが、発表の後の質疑も盛んに行われました。

の質疑にも、ゼミ生たちはてきぱきと対応していました。 こんなときにWYMでの交流経験が活かされます。

学生たちの発表したタイトルは「Why Japanese Cannot Acquire English Speaking Competency]

など、韓国、シンガポール、日本の小学校の英語の教科書比較を行うなど、大変興味深いものでした。

8人全員が発表を行いました。

一緒にいった、私や、佐藤先生も当然 英語で発表をおこない、他国の研究者たちと意見交換を行いました。

会議が終わった次の日には、韓国の大学の学生たちとともに時間を過ごしました。言語は英語ですが、K-Popなどいろんな話題に触れながら本当にたのしい、「交流」をすることができました。

インサドン、サンゲタン、ミョンドン というキーワードを存分に彼たちのやさしさとともに楽しむことができました。

韓国の日本語を学習している学生も日本語「めっちゃ たのしい」を連発していました。

英語ができるって 世界を広げてくれます。

ケニア便り5

今日24日は、いつも渋滞が酷いナイロビを離れて、南のマチャコス地域に移動です。

朝8時にはホテルを出発していたのですが、しっかり渋滞につかまっていました。

マチャコスまでの道は快適なアスファルト道。約3時間で到着です。マチャコスは

周りを小高い丘に囲まれた盆地の町。午後からは、小学校や中学校を無事終了

できなかった青少年が、機械や溶接、縫製などを学べる職業訓練施設を訪ねました。

ブッシュが点在する乾燥した森(?)の中にある石造りの施設では、生徒たちが熱心に

技術を学んでいました、と書きたいところですが、残念ながら夏休みで誰もいず、

ちょっとさびしい雰囲気でした。

マチャコスの町の周辺は広大な乾燥地帯です。ここケニアでは、3月から5月

の大雨期と、10月から12月の小雨期がありますが、大雨期でも雨の降り方が

顕著に少なくなっているとのこと。雨が足りない、という話はどこに行っても聞きます。

日本では、遠い場所の話に聞こえて実感を持ちにくい干ばつなどの気候変動

問題も、ここケニアでは、きわめて深刻な影響を与える切実問題なのです。

千頭聡

ケニア便り4(スワヒリ語)

23日はケニア滞在三日目。終日、ナイロビ大学の先生方による講義が続きました。

初めは聞き取りにくかったケニア英語(?!)も、終日聞いているうちに少し慣れてきた

かなと感じます。

気が付いたことは、スワリリ語(ジャンボ=こんにちは、日本でも結構みんなが

知ってますが...)は、基本的にはアルファベット表記をそのままローマ字読み

すればいいこと、たぶん。そうすると、tomatoはトメイトじゃなくて、トマト。

potatoはポテイトじゃなくて、ポテトに。そう、つまり日本語と一緒だ!

ほかにも、結構、日本語かなと思うような発音のスワヒリ語があります。

マズーイハというと、おいしい牛乳が出てきたり、アジノモト、じゃなくて、マジモト

というと、まじ、暖かい水が出てきたり。
ナイロビは残念ながら治安がかなり悪いので、暗くなってからは外を歩くことは

できません。だから、夕食はどうしても、ホテルの隣のショッピングセンターか、

向いの中華料理店になります。

そうすると、メインディッシュが600Ksh(ケニアシリング)、ビールが150Ksh。

なんだかんだで1000Ksh近くになってしまいます。100Kshが約90円なので、

900円。物価水準を考えるとかなり高いですね。

東北タイの田舎町で、屋台に座って、「イカをオイスターソースで炒めて」なんて

頼んでわずか100バーツ(約300円)の世界がちょっと懐かしくなります。

明日は、マチャコスという町に移動です。

ケニア便り3(ケニアはどれ位暑いか)

こんにちは。

ナイロビはどれくらい暑いか。

赤道のすぐ南に位置しているナイロビなので、終日ギラギラと太陽が照りつけ、

日中は通りから人の姿が消え、3時間くらい昼寝しないと体が持たない.....

.などど、思うかもしれないのですが、実はナイロビは涼しい!!

確かに赤道のすぐ南に位置していますが、標高が1500mを超えており、

日中の最高気温はやっと25℃に届くかどうか。朝晩は15℃くらいにさがります。

おまけに湿度も低くて、とても快適。酷暑の日本とは比べ物にならないですね。

黒煙はきながら走る自動車の排気ガスで空気がよどんでいる...なんてことも

なくて、かなり快適、というのが印象です。

ナイロビ大学の先生が運転しながら、ケニア人の運転は荒くて、酷くて...と

いうのですが、ムンバイ(インド)やコロンボ(スリランカ)や、ちょっと昔のバンコク(タイ)

の運転と比較したら、かわいいもの!!

ただ、治安の悪さは比べ物にならないかも...
(特に危ない目にあったわけではないのですが、情報はいろいろ入ってきます)

たしかに、白人やアジア人は誰も道を歩いていないですね。
この点は夜中でも歩ける日本に感謝!

ケニア便り2

こんにちは。

8月20日に日本を出で、ケニアに滞在中です。

今回は大学院のスクーリングの引率です。

ケニアの雰囲気をお伝えしたいと思います。(ちなみに「ケニア便り1」はありません)

8月22日は月曜日。ナイロビ滞在二日目でした。
午前中はJICAナイロビ事務所を訪問して、東アフリカのいくつかの国で実施している

「一村一品」プロジェクトの概要を聞き、それからはナイロビ大学へ。

ナイロビ大学は学生数52,000人。いくつかのキャンパスがありますが、昨日訪ねた

キャンパスはナイロビ市内の中心部に隣接したメインキャンパス。

以前に訪れたことのある、カナダやヨーロッパの、広大な敷地に建物が点在している

大学と比べると、意外と密度が高いなあ、という印象でした。

訪問したInstitute of Development Studiesは、建物の五階。でも、一基しか

エレベータは動かないので、教授陣もみなさん、テクテクと、ではなく、ヨッコラサと、

階段をあがっていきます。

すべての研究室の入り口には、鉄格子がはめられています。つまり、研究室は

オリの中?! 訪問した教授の部屋は、書類と本の山。どこに何があるか覚えて

いる?とお尋ねしたら、あっちの山は覚えていないけど、今必要な資料はこの棚

に集まっているよ、との答え。

誰かの研究室と全く一緒だ、変に納得しました。

図書館では、熱心な学生(!)はちゃんと文献を調べに来ている様子。ネットを

使った蔵書検索も始まっていました。でも一番人口密度が高かったのは、

博士課程と教員のみが入れる部屋。

ここでは、多くの院生や教員が熱心に本を読んだり、文献検索をしていました。

さて、暑い中で体調さずに頑張ってくださいとのメールをいただきましたが、

果たして、どれくらい暑いかは、改めて...

千頭聡

8/21 今日はオープンキャンパス!

OPEN CAMPUS TODAY!!!

常にオープンな学部ですが、今日は様々な形で国際福祉開発学部の1年目を体験できる

機会を準備していますので入学を少しでも考えている方は是非とも来てください!

http://www.n-fukushi.ac.jp/nyusi/event/opencampus/2011/OC8/files/mihamap.pdf

★英語試験対策講座

★国際福祉開発学部での学び(教員や学生による発表)

★国際福祉開発学部での1年目を短時間で全部味わえるコーナー

★イングリッシュラウンジのアクティビティー体験(メキシコ料理を作るぞー)

夏のオープンキャンパスと言うといつも暑いですが、今日は涼しそうですね~