日別アーカイブ: 2012 年 5 月 1 日

答えを探しつつ世界の現状をより良い環境に改善(公開講演の感想)

4月13日(金)「アフリカって面白い!」公開講演に参加しての感想

国際福祉開発学部1年 永岡沙弥

あなたは早川千晶さんというケニアに住む日本人女性をご存知ですか?
千晶さんは、ケニアの首都ナイロビにある、キベラという国内最大の
スラム街で、学校(マゴソスクール)を経営されています。
経済的・家庭的事情により恵まれない子供達の為の、いわゆる「駆け込み寺」です。

私は高2の時、知人の紹介で早川さんのお話を聞きに行ける機会がありました。
私にとって現地で活動する方の話を聞けるのは初めてではありましたが、
シリアスな話なんだろうと承知の上で聞きに行きました。

にも関わらず、自分の想像よりはるかに悲しい現実の話をされました。
まだ2、3歳の子供が両親を亡くし、親戚にたらい回しにされ、
身売りに出されるという事実を知りました。
私たちにとって、そのような話はドラマや物語の中での話であって、
実際そんな話は無いだろうと思いがちです。
が、早川さんの話を聞くことにより、それがケニアの現実なのだと知り、
涙を流すことしかできませんでした。

先日、学内で早川さんによる講座授業が行われました。
物事は2度目になると慣れが生じるものですが、1度目同様に深く考えさせられるお話でした。
ストリートチルドレンだったり、家庭内暴力だったり…問題は多くあります。
早川さんはその原因が子供たちの周りの環境にあるとおっしゃいます。
生活が安定していれば、子供も身売りに出される事もないのです、と。

私は早川さんの「そのような社会環境を変えたい」という主張に、強く共感しました。
まずは日本の足元から、と考える方もいると思います。
しかし私は早川さんのように、今日を死に物狂いで生きる人々の
生活を少しでも改善する方を優先したいです。
私の夢は、NGO等の援助活動の行える職に就き、海外で働くことです。
今、自分に何ができるか、本当にそのような人々に携わる仕事ができるのかは明白ではありません。
が、その答えを探しつつ世界の現状をより良い環境に改善できるよう、
日々精進していきたいと思います。

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担当教員の岡本先生より:

永岡さん、感想ありがとう。

高校時代からこのような分野に関心があったあなたのような方が国際福祉開発学部には入っているのだということがわかって、頼もしい限りです。また、他の学生さんに紹介する形で書いてくださったので、講義を聞けなかった人にも概要が伝わって良かったです。

確かに、早川さんがチャレンジしているのは厳しい現実ですよね。私も、アフリカの各地で繰り広げられる山のような悲惨な話を聞いてきました。しかし、今回、とても希望を持てました。それは、早川さんがスラムで活動するようになった事に影響した人々、すなわち、現地で自ら立ち上がって子どもたちの世話をしている勇気ある、そして信頼できる人々がいるということです。中心的なパイオニアだけでなく、スラムといえども、真面目に働いている人々がいて、皆で協力して学校作りを手伝ったりしてますよね。また、子供達も未来に希望をもって生きていますね。そういうところを見せてくださったので、協力する相手をしっかりと見定めれば、時間はかかっても確実に実を結ぶだろうと思えました。

機会があれば、このようなイベントに取り組みたいと思いますので、また協力してくださいね。

岡本眞理子