日別アーカイブ: 2012 年 5 月 9 日

【学生活動報告】 強く生き続ける(カンボジア)

国際福祉開発学部では1年生が全員、2週間の海外研修に参加します。

担当教員と一緒に3か月間の事前学習を行い、現地では講義、フィールドワーク、プレゼン

テーションや交流に参加し、最初の1年間で身に着けた英語力やファシリテーション力を

現場で使ってみる機会となります。

2年目からは1年目の研修で培った経験やノウハウを生かして、個人で外での研修に参加したり、

休学して留学をしたり、海外インターンシップで現地のNGO・NPOや企業で働いたり、卒業論文

研究のために調査をしにまた海外へ行ったりしています。最終的には国内で就職しても、

この海外研修を通じて得た経験、視野の広さ、異文化の理解や福祉についての新しい価値観は

大いに役に立つでしょう。

今回は国際福祉開発学部(当時2年)の塗師悠(ヌシ ユタカ)が初めて一人で海外に行き、

カンボジアで参加したNPOスタディーツアーについて書いてくれました。

塗師君、ありがとう!

沖田一成 学事課(国際福祉開発学部担当)

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私は今春カンボジアNPOスタディーツアーに参加しました。

現地ではIKTT(クメール伝統絹織物研究所)、孤児院、地雷博物館、世界遺産

アンコール遺跡群などを訪れました。

IKTTでは、カンボジア伝統の絹織物を制作、販売することで、人々の生活を自立させ、

生活支援しています。今回私はIKTTで、年に一度開く蚕祭りとその前夜祭に参加して

きました。この祭りは絹糸を取るために繭のまま釜ゆでにされる蚕の供養のために

行われているものです。前夜祭では、IKTTのメンバーによるファッションショーが

行われました。多くの人に絹織物の良さを理解してもらうためのものですが、実際に

身につけている絹織物を見て、その輝き、美しさに感動しました。

蚕の祭りに参加している間、IKTTで暮らしているメンバーや子供たちと生活を共に

しました。子供たちは、服装も貧しく、靴もなく、また、電気も決められた時間内しか

使用することができないという恵まれない状況の中でも、明るく元気でした。

日本人の私達にも積極的に話し掛けてきてくれた彼らの明るい笑顔は忘れられません。

シェムリアップ市内で訪問した孤児院の子供たちも明るくて元気でした。

しかし、孤児院では教科書があまりなく、教育設備は整っていない状態でした。

家族を失い、教育を受けたくてもまともに受けることができない、かなり辛い

状況の子がたくさんいました。私たちは孤児院を訪問したことで、教育の

大切さを知り、孤児院の子供たちを少しでも助けたいと思いました。

今回のツアーを通して、もっとたくさんの人たちを助けたいという気持ちを

強く持ち、私は一緒にツアーに参加した人たちとこれからも継続的にボラン

ティア活動をしようと決意しました。ものが豊かにあることが、心も豊かに

するわけでは決してないこと、恵まれない環境の中でも幸せをみつけることが

出来ることを子供たちから教えてもらいました。カンボジアの子供たちのように

いつも明るく元気で、強く生き続けようと思いました。

国際福祉開発学部 国際福祉開発学科 3年 塗師 悠