月別アーカイブ: 2013年2月

【オーストラリア研修】5 Missions & 10 Discoveries

タスマニア研修では、多文化体験、英語学習という目的の他に、学生は「5 Missions & 10 Discoveries」に取り組んでいます。

 

どんな取り組みかというと・・・

渡航前に、努力すれば達成できるという使命(Mission)を5つ設定し、タスマニア滞在中にすべて達成できるように励みます。

そして、研修を通して自分がどんな発見(Discovery)をしたか、ジャンルは問わず初めて気付いたことを10個書き出すというものです。

 

Missionの具体例>

・街の人、30人と話す  → 現在25人と話ができました

・スポーツをする     → ホストファミリーからクリケットを習いました

              ※クリケットとは:オーストラリアやイギリスで盛んな野球に似た競技

・ホームステイ先で、一日3回以上家事を手伝う

・ホームステイ先で日本食を5回振る舞う

 

 

Mission達成に向け、頑張っている一例をご紹介します。

 

国際福祉開発学部1年の学生は、“100人と握手をする”という使命を課しました。

キャンパス内、カフェ、路上など、場所を問わず積極的に英語で話し掛け、握手をお願いしています。

年配者には断られることもしばしば。それでもめげずに、どんどん話し掛けます。

単に握手するだけでなく、時には自己紹介や日本の紹介を行い、英語コミュニケーションの実践にもなっています。

 

タスマニアの若者はノリが良い!

 

 

制服姿のかわいい中学生に緊張ぎみ!?

【オーストラリア研修】Rosny College訪問

225日(月)はいつもの授業から離れ、タスマニア大学から車で約15分、生徒数約1,300人の高校“Rosny College”を訪問しました。

この高校には、日本の高校と同様、数学、英語、情報等の授業だけでなく、進学せず就職を希望する生徒向けに、音楽(演奏・録音技術)、写真、自動車整備、木工、CAD等、特定の技術を取得するための実践的な科目が数々配置されています。特に海や川が近いため、カヌーに乗るなど水辺の野外教育がこの高校ならではの特色です。

 

 

ダンススタジオ

モダンダンスの練習をします。

週一回、昼食の時間帯に学内の舞台で生徒に披露されます。

 

テレビスタジオ

撮影機器の操作、インタビューの方法が学べます。

 

 

<訪問スケジュール>

8:3010:00    日本語クラス(中級)

10:0010:30  休憩

10:3012:00  グループに分かれ通常授業に参加

12:0013:30  昼食

13:3015:00  日本語クラス(初級)・本学学生によるプレゼン

 

Rosny Collegeに到着すると、日本語中級クラスを担当しているChristena先生が温かく出迎えてくれ、まずは先生のクラスに参加させていただきました。

現地高校生と本学学生とがパートナーを組み、互いに日本語・英語を使った質問をし合うとともに、生徒にカタカナの単語を教えました。生徒はとてもきれいに日本語が書け、簡単な質問にも答えることができ驚きました。

 

 

その後、中級クラスで知り合った学生に連れられ、数学、情報など、それぞれ通常授業に参加です。

 

数学のテキスト

 

昼食を挟んで最後は、Crystal先生の初級日本語クラスへ。

まずは生徒の気持ちを掴むため、国内研修で練習してきた、オーストラリアを代表する歌として世界に広まっている「Waltzing Matilda」と、“上を向いて歩こう”の歌詞で有名な「すきやき」を披露し、一緒に歌いました。

そして、学生は3グループに分かれ、本学・自分の出身県・学生生活の紹介をするプレゼンテーションを英語で行い、日本に興味のある生徒の皆さんから活発に質問がされました。

 

 

研修リーダーの田中君による指揮

 

  

緊張のプレゼン

英語での質問にドキドキ

 

 

仲良くなった生徒達とパチリ!

 

学生は、積極的に発言・質問する生徒の姿勢や、自分達が英語を学んでいる期間より、短い期間で日本語を習得している生徒に驚いていました。また、様々な人種の生徒の中で学べたことが刺激になったようです。

 

フィリピン研修;明日から農村部へホームステイに!

不思議なものですが、プログラムも後半に入ると、なんだか駆け足で進んで

いくように感じられます。2月27日は、前日の都市部の貧困について考えた

ことを受けながら、農村部の貧困をテーマに学びました。そして翌日からは

2泊3日で農村部のホームステイなどを体験するフィールド研修に出かける

ことになっています。それが終わると、帰国も目前に迫ってきます。

  

午前中は前日の振り返り。毎日、宿舎に戻った時点でも本学のメンバーだけで振り返りを

行っているので、翌日の振り返りにはいろいろなものが見えてきます。

一人ひとりが言葉を選びながら話し、両手両足で這うようにしっかりと何かをつかもうと

しているようです。

午後はRainier教授の「フィリピン農村部の現状」講義です。

フィリピンの多様な郊外・島地域の経済や産業と生活について説明し、主に農業を

通して開発に向けた課題と視点を話してくださいました。翌日からのフィールド研修

が、どのような内容と成果に結びつくか楽しみです。

疲れなどが要因で体調を崩す学生もいますが、仲間やスタッフと支え合いながら

明日からのプログラムに臨もうとしています。

フィリピン研修;フィールド学習は楽しさと学びの宝庫

研修の第2週目は「開発」に関する学びが続きます。参加する学生はそれぞれが異なる

関心や視点を持っており、それでも多くが「開発」にいろいろな角度の接点や結束点を

有しています。また「開発」という概念も十把一絡げにできないことであり、この研修

プログラムが立体的な学びのスペースになっているように感じられます。

2月26日は、まず午前中に「フィリピン都市部の現状」の講義を、Yolanda教授から

受けました。フィリピンでマニラの都市部が発達し、貧困層の居住区が形成されてきた

経過を学んだ上で、学生はこの日も4グループに分かれ、都市に関するイメージを

抽出して話し合いました。

  

また、スラム街に住む少年が市内の河川でペットボトルなどの投棄ゴミを拾って換金し、

生活の糧としていることなどを伝えるDVDを見て、その生計の厳しさを痛感しました。

午後は、近郊の集落を見学に訪れました。市街地のすぐ外側で、河川の沿岸部に

ある300世帯余りの地域です。トウモロコシやスイカなどの農業が主な収入源ですが、

市街地との間を隔てた川を渡るには渡船を利用します。橋はかかっていません。

台風などの大雨でこの河川が氾濫することもあり、その際は少し離れた高台に避難

するそうです。

  

電気の通っていないこの集落では、これまで灯油を燃料にして明りをともし、木炭で

調理をしていました。今は支援が入り、一定の金額を収めた世帯を中心にノート

パソコンサイズのソーラーパネルが設置され、小型バイク用サイズのバッテリーに

充電し、家庭用電源として使えるようになっています。このシステムを持つ世帯の

人々は、口を揃えてその便利さを強調していました。しかしその数は、全世帯の

1/4程度です。

フィリピンにやってきて1週間程度ですが、これまでに学んだことを経て、こうした現実を

見た学生は、様々な視点から考えるようになってきました。この集落でソーラーパネルを

持てる世帯とそうでない世帯の違いは?そのいずれに対する支援も考えるべきでは?

子どもたちの教育は?周辺の市街地との生活ギャップは?橋は作るべきか? などなど。

  

どこに行っても出会えるフィリピンの人たちの明るい笑顔も、学生が積極的に考え、

いろいろな意見を引き出す原動力にもなっています。

最後に脱線してこぼれ話を。

一度に5,6人程度しか乗れない小さな渡船でピストン移送する途中、プログラム

コーディネータのJustin先生が乗った時、運悪く座礁してしまい、5分以上も立ち

往生してしまいました。先に渡っていたメンバーも待ちくたびれて集落へ向かって

しまい、船上はちょっとしたパニックに?

いえいえ、このJustin先生のお茶目な笑顔に救われ、乗り切ることができました。

みんな、先生の体重が座礁の原因だと思っていたのですけれどね。

毎日、この笑顔に見守られて過ごすうちに「結婚するならJustin先生みたいな

人がいい!」と話す学生も現れてきましたよ。

フィリピン研修は、素敵な人々によって運営されています。

マレーシア研修ぷちエピソード – wifiがつながれば

マレーシア研修ではミーティングが終わって、

夕食を済ませたらホテルのロビーでたくさんの学生があつまって

携帯をいじっているのが見られます。

研修中に出会ったたくさんのマレーシア人学生とラインを登録し、

慣れていない英語入力に苦労しながら楽しんでいるようです。

フィリピン研修;2週目がスタート!

早いもので、この研修プログラムも折り返し地点に到達です。

昨日までの2日間、学生たちはホームステイでそれぞれの思い出を手にし、

フィリピン生活をより身近に感じながらプログラム後半に入ることができました。

午前中は、これまでの時間を振り返り、印象に残ったことや体験を表現しようという

試みで、プログラムコーディネータのJustin先生が進行を務めました。

はじめに“Up, up with people”の歌を全員で何度か歌い、アイスブレイキングを

行ってから、学生を4つにグループ分け。配られた紙と画材を使って文字、絵、詩、歌

など、自由な制作をすることに取り組みました。

  

できあがったものを各グループが順番に発表し、それに対するイメージや感想も、また全員が

紙に表現していきました。その作業を通じて、この一週間で心に残ったものに“笑顔”や“家族”

といった共通項が浮き彫りになってきました。同時に、それはフィリピンだけのことではなく、

日本でもあらためて考え直したい、そんなコメントを残してくれた学生もいました。

    

昼食を挟んで始まったのは、Manalili博士の講義「コミュニティの組織化と持続可能な開発の

方法論」でした。フィールド研修が増え、交流を通した学習になじんできた学生にとって、重厚な

講義に戸惑いも感じられました。その内容にはManalili先生の経験に基づいた具体的な

エピソードが豊富に盛り込まれており、やがて学生は引き込まれていました。

「コミュニティの人々が夢や目標を持てることが必要です。リーダーを育てつつ、そのリーダー

や組織化に携わる支援者が自分の意見をコミュニティに押し付けるようなことがあっては

なりません。住民たちが自分たちで作り上げた地域だと誇りに思えることが大切です」

学生たちは、それまでに見学で訪れた受入先の組織や活動のあり方、そして自身の

経験とも重ね合わせ、Manalili博士の主張することを噛みしめていました。

学生たちのプログラム後半の活動にも、ご期待ください。

フィリピン研修;週末ホームステイを満喫中

到着から一週間が過ぎた2度目の週末、プログラムは1泊2日のホームステイです。

後半にも予定されていますが、今回は都市部近郊、次回は農村部と分かれています。

今回の受入先は、プログラムにも参加してくれているUPの学生たちの家などで構成

されています。到着直後からオリエンテーションや街中見学を行った際に同行して

くれたので、マッチングもスムーズ。ここにきて体調に若干の不安を抱える本学の学生

もいましたが、この実施条件なら大丈夫ということで全員参加。万一の連絡先を確認した

うえで全員が笑顔でホームステイに旅立ちました。

何人かはFacebookで楽しそうな様子を報告してくれ、一安心です。

この一週間、研修の学びはもちろん、学生の体調管理やプログラムの進捗などに

気を配ってきた引率者も、ここでちょっと振り返りながら次週に向けて備えます。

週明けのプログラムは、あのManalili先生の講義で幕を開けます。

フィリピン研修;今はひたすら受け止めるとき

2月23日の研修のテーマは、日本人男性と結婚したフィリピン人女性、そしてその

間に生まれた子どもたちの現状で、ここでは離婚や破局によって困難な状況にある

彼女・子らに焦点が当てられました。午前中はUPでJoyce教授から、現在はメトロ

マニラ地区に住む子どもたちについて講義を受けました。この子たちの多くは、日本へ

出稼ぎに出た女性と日本人男性との間で生まれましたが、出生は日本であったり、

帰国後に生まれたりと様々で、夫婦関係が難しいように、その子らを取り巻く状況も

いろいろな困難に直面しています。

午後には、フィリピンに帰国している母親とその子らを支援するBatisという施設を

訪問し、人々の実情と率直な思いに触れることになりました。

これまでの研修から今回はさらに踏み込んで、いわゆるテーマの対象となる当事者から

話を聞き、質問ができるというシチュエーションです。学生は懸命に質問の仕方や角度を

考えて絞り出すようにやり取りしたものの、この日は今までほどスムーズに手が挙がらない

ようでした。逆に「日本に出稼ぎに来るフィリピン人をどう思いますか?今日の話を、あなたは

家族や友人に、どのように伝えたいと思いますか?」と聞かれ、絶句してしまいました。

一夜明けて行った振り返りでは、それぞれが思いを言葉にして話してくれました。制度や

仕組みの問題というより、そこには男女の問題、文化などに影響された生々しいことがらが

あり、難しく感じつつも自身の考えや気持ちに向き合うことになったようです。

「日本が狭く感じたというか、いろいろな意味で視野を広く持ちたい、開かれたなかで

考えたいと思った」そんな感想を聞いたとき、この研修の成果に向けて光明が見えたように

感じられました。

さて、一日中難しいことで呻吟していたわけではありません。画像が未整理ですが、夜には

タレントナイトと称して、フィリピン大学受け入れ先のCSWCD主催によるパーティがあり、

学生たちも練習を重ねたももクロの「行くぜっ!怪盗少女」のダンスパフォーマンスを披露

しました。拍手喝さいを浴びて、アンコールまで受け、再演したほどです。

こんなギッシリの思い出とともに宿舎に戻り、明けてこの週末はホームステイに出かけました。

それぞれの土産話を、楽しみに待ちましょう。