日本災害看護学会の第14回年次大会に参加しました

日本災害看護学会の年次大会が、7月28日と29日の週末に名古屋駅前のウィンクあいちで
開催されました。昨年に引き続いて、今大会も東日本大震災の事例が多く取り上げられ、
参加者の熱意や緊張感が感じられるものでした。
このうち、28日に行われた特別企画「災害とボランティア活動の今とこれから~活動の
手と受け手の想い~」は、学生ボランティア4人(中央大学、日本赤十字豊田看護大学、
中部大学、日本福祉大学)と活動支援の担い手によるパネルディスカッション形式で
進められました。本学からは富田貴寛事務局長が参加しました。
   
それぞれのパネリストが体験と想いを語るなか、富田事務局長からは災害ボラセンの
これまでの歩みを報告。避難所では専門職による運営や被災者支援以外にも“素人”
の学生が果たす役割があったことや、仮設住宅でのコミュニティ支援に携わる過程で、
実際に人々の新たなつながりが形成されていく様子を目の当たりにしたことなどが
成果・有意義な経験として紹介されました。

また、同じくパネリストとして壇上の隣席に座った看護師の服部将茂さん(日本赤十字
豊田看護大学:当時)が、昨年参加したいわてGINGA-NET以来の再会という偶然もあり、
ボランティア活動が様々なひろがりをもたらすことが、会場の皆さんにも共有していた
だけたと思います。