日本福祉大学災害ボランティアセンター : 2012 : 12月

年末年始ボランティア(冬銀河&萩の花)

2012年も暮れようとしています。この年末年始に、災害ボランティアセンターでは、いわてGINGA-NET冬銀河(12月28日から2013年1月3日)に3名、宮城県・萩の花プロジェクト(12月30日から1月3日)に4名がボランティアで被災地支援に行きます。

萩の花は本日の夜出発、冬銀河は1足早くすでに現地に到着しています。

冬銀河の定時報告です。昨日8時ごろに住田町の五葉公民館に無事到着し、その後陸前高田市出身の方の案内のもと、陸前高田市を視察しました。実際にご自宅を流され、肉親を亡くされた方による案内・お話しはこれまでの視察よりも胸に突き刺さるものがありました。
写真は旧陸前高田市役所です。4階の屋上に避難した人は助かったそうですが、ここでも多くの方が命を落とされたそうです。

東浦高校で「福祉実践教室」の講師を務めてきました!

12月7日(金)、愛知県立東浦高等学校の「福祉実践教室」へ、ボラセンから4人の学生が
出向いて講師の役を務めました。「ボランティアってなんだろう?」をテーマに、活動
報告を通じて一緒に考えようと試みました。この教室は東浦町社会福祉協議会の企画で、
高校生により近い立場の大学生が実体験を語ることで、大震災の復興支援活動や地域防災・
減災への理解を深めようというねらいです。会場の体育館には、200人近い1年生全員が
集まりました。ボラセンからは4年男子と1年女子という組み合わせで、先輩または同世代の
率直な声を届けられたと思います。

全体の進行とボラセンの活動内容説明は、立ち上げから関わってきた4年生の富田君と智内君が
分担し、ムービーも取り入れて分かりやすく話を進めました。そして、この夏から活動に参加
した1年生の坂森さんと宮脇さんが、より高校生に近い目線からボランティアを通じて感じた
ことや、ボランティアそのものについての想いを語りました。「ボランティアってなんだろう?」
という問いに対して「これです、こうじゃなきゃ」という答えではなく、それぞれの気持ちを
伝えることで、聞いてくれた高校生も一人一人が考える機会になったのではないでしょうか。

坂森さんの感想
私は今回、初めて講演会で話す側として参加しました。生徒たちが真剣に話を聞く姿を見て、
震災について、またボランティアについて、時間を共有出来たことに喜びを感じました。
今後もこのような活動を続けることで、自分たちの活動の振り返りやまとめ、気持ちの整理
などを行うと共に、他の人に発表する中で被災地を想う機会を作り、震災を忘れないという
想いが被災地から私たちに、私たちから次の世代へと繋がっていくことが出来ればいいなと
感じました。本当にありがとうございました。

宮脇さんの感想
東浦高校での講演会、とても貴重な体験ができたとおもっています。
いままでは講演などを聞く側でしたが、今回は講演を行う側に立ち、話しをさせていただき
ました。私は、将来教師になるという夢があり、教師の立場って、すごいなと思わされました。
個人的にも”ボランティアってなに?”を題に、自分がいままでおもってきたボランティアに
ついて改めて考えることができました。高校生も真剣に考えてくれたと思います。
あの時間、被災地のことを皆で考えられたこと、実はそれがすでにボランティアをして
いるということだとすると、とても良い講演会になったのではないかと感じました。
時間が許せば、高校生の声を直接聞きたかったなとも思いました。

高校生に尋ねたところ、震災ボランティアの経験者はいないようでしたが、自主的に東北への
支援ボランティアに参加した先生がいらっしゃいました。ボラセンや先生の経験が、生徒たちに
いろいろな気づきや考える材料を与えられればと思った福祉実践教室でした。

東日本大震災学生ボランティア交流会 in 名古屋学院大学

12月8日(土)名古屋学院大学名古屋・日比野キャンパスにて、名古屋地区の東日本大震災学生ボランティア交流会が開催されました。

 11時からのパネル展示では、本学の大きなパネル2枚が目立ちました。前日まで学生スタッフが総出で作りあげた力作が展示されました。

 名古屋地区の愛知学院大学、中部大学、日本福祉大学、名城大学と名古屋学院大学の学生ボランティアが集結し、震災復興ボランティア活動をお互い共有・交流し今後の活動に活かすことを目的に開催されました。ゲストとして東北学院大学の学長室事務課職員と学生の報告がありました。

 日本福祉大学から、副センター長に就任したチャド、1年スタッフのえみりんが、ボラセンウィークや4つのプロジェクトを紹介するとともに、次世代リーダーの育成が課題であること、提言として愛知県内学生ネットワークの整備が、受援力・支援力を高めることになるとし、人材交流や企画の共催を呼びかけました。

東北学院大の報告に続き、6大学の学生代表が一同に会して「学生トークセッション」が行われました。本学からは1年スタッフのゆかりんが登壇しました。

セッションでは、学生が災害ボランティアに参加してよかったこと、その意義、大学間連携に向けて、が設問として投げかけられました。学生だからできたボランティアとして、ゆかりんは「逆サロン」をあげ、コーディネーターが注目していました。次第に災害ボランティアが忘れられていくなかで、固定観念や思い込みを払拭し、被災地のニーズの変化に対応できる力が必要、とゆかりんが指摘しました。東北学院大の学生からは、ボランティアの魅力づくりをどれだけ伝えられるかがカギとの指摘がなされました。

 会終了後、情報交換会(フリートーク懇親会)が開催され、さらに交流が深められました。

美浜町・社協・大学共催第3回減災カレッジ(12月1日)

「みんなの減災カレッジ」第3回講座が、師走に入った寒い12月1日(土)に開催されました。今回は美浜町が担当する回です。

はじめに美浜町の山田防災専門官より「町の防災について」として、町の防災事業全体の概要が説明されました。

ひきつづき、美浜町と南知多町の2町にまたがるボランティアグループ「美浜・南知多防災の会」から報告がありました。こうした2町またがる会はめずらしい存在です。2007年社協の「福祉のまちづくり講座~災害の視点から考える~」受講が契機となって発足。現在会員は30人います。福祉大の学生も会員になって活躍しています。http://www.f5.dion.ne.jp/~mihama/V-VGroup.htm今回の減災カレッジでは、防災の会がファシリテーターとなって、「避難所運営ゲーム」(HUG H:避難所、U:運営、G:ゲーム)が行われました。

ハグHUGは、避難者の年令、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードをもとに、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切にカードを配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

参加した学生の感想です。

 私は12月1日に美浜町役場で行われた第3回減災カレッジに参加しました。
 今回は10時30分ごろから11時ごろまでの30分間、美浜町防災安全課の山田さんが「美浜町の防災について」というテーマで町の防災について説明をしてくださった。説明の内容は、①防災に関する役場の取組、②自主防災組織、③役場との連携、④自主防災組織の活性化という内容で、美浜町が防災や減災のために災害ハザードマップや家具転倒防止器具設置委託事業、標高表示をするなど海の近い美浜町ならではの対策があったことに驚いた。山田さんのお話では、自主防災組織が発災時や事前対策において重要な役割を担っていることと、地域と巨大地震が起こる前から親しい関係にあるとうまく対応しやすいことがわかった。
 11時から12時にかけては、美浜・南知多防災の会の紹介と午後から行う避難所運営ゲームHUGの説明を受けた。私はHUGのことを全く知らなかったので、HUGの意味が「抱きしめる」ではなく「H避難所U運営Gゲーム」だと知った時は驚いた。
 午後からはHUGを行った。ゲーム中私は、体育館係という体育館に入ってくる人たちを整理する役をやった。人がどんどん入ってくるのであたふたしてしまい、援助物資などの置き場に困り孤立してしまう人が現れてしまうなど失敗ばかりだった。ゲームですら避難所を運営するのがこんなにも難しいのに、実際にやるとなると不安で仕方がないと思った。
 午後3時ごろからは、被災地支援に行かれた保健師さんからの報告などを聞いた。保健師さんは発災から5か月後に岩手県の大槌町へ向かい、大槌高校で被災者の支援を行った。保健師さんの話を聞いていて、避難所を衛生的に管理すること、避難者の自主的・自律的な避難所運営をすること、災害弱者対策をすること、食事内容を充実させることが、重要だと知った。
 今回の減災カレッジは避難所に関わる話が多く、今後美浜で巨大地震が起こったときは日本福祉大学が避難所になると思うので、山田さんの話や保健師さんの話やHUGで学んだことを生かして、もしもの時は避難所を運営できたらいいなと思った。(ながちゃん)