東浦高校で「福祉実践教室」の講師を務めてきました!

12月7日(金)、愛知県立東浦高等学校の「福祉実践教室」へ、ボラセンから4人の学生が
出向いて講師の役を務めました。「ボランティアってなんだろう?」をテーマに、活動
報告を通じて一緒に考えようと試みました。この教室は東浦町社会福祉協議会の企画で、
高校生により近い立場の大学生が実体験を語ることで、大震災の復興支援活動や地域防災・
減災への理解を深めようというねらいです。会場の体育館には、200人近い1年生全員が
集まりました。ボラセンからは4年男子と1年女子という組み合わせで、先輩または同世代の
率直な声を届けられたと思います。

全体の進行とボラセンの活動内容説明は、立ち上げから関わってきた4年生の富田君と智内君が
分担し、ムービーも取り入れて分かりやすく話を進めました。そして、この夏から活動に参加
した1年生の坂森さんと宮脇さんが、より高校生に近い目線からボランティアを通じて感じた
ことや、ボランティアそのものについての想いを語りました。「ボランティアってなんだろう?」
という問いに対して「これです、こうじゃなきゃ」という答えではなく、それぞれの気持ちを
伝えることで、聞いてくれた高校生も一人一人が考える機会になったのではないでしょうか。

坂森さんの感想
私は今回、初めて講演会で話す側として参加しました。生徒たちが真剣に話を聞く姿を見て、
震災について、またボランティアについて、時間を共有出来たことに喜びを感じました。
今後もこのような活動を続けることで、自分たちの活動の振り返りやまとめ、気持ちの整理
などを行うと共に、他の人に発表する中で被災地を想う機会を作り、震災を忘れないという
想いが被災地から私たちに、私たちから次の世代へと繋がっていくことが出来ればいいなと
感じました。本当にありがとうございました。
宮脇さんの感想
東浦高校での講演会、とても貴重な体験ができたとおもっています。
いままでは講演などを聞く側でしたが、今回は講演を行う側に立ち、話しをさせていただき
ました。私は、将来教師になるという夢があり、教師の立場って、すごいなと思わされました。
個人的にも”ボランティアってなに?”を題に、自分がいままでおもってきたボランティアに
ついて改めて考えることができました。高校生も真剣に考えてくれたと思います。
あの時間、被災地のことを皆で考えられたこと、実はそれがすでにボランティアをして
いるということだとすると、とても良い講演会になったのではないかと感じました。
時間が許せば、高校生の声を直接聞きたかったなとも思いました。

高校生に尋ねたところ、震災ボランティアの経験者はいないようでしたが、自主的に東北への
支援ボランティアに参加した先生がいらっしゃいました。ボラセンや先生の経験が、生徒たちに
いろいろな気づきや考える材料を与えられればと思った福祉実践教室でした。

東日本大震災学生ボランティア交流会 in 名古屋学院大学

12月8日(土)名古屋学院大学名古屋・日比野キャンパスにて、名古屋地区の東日本大震災学生ボランティア交流会が開催されました。
 11時からのパネル展示では、本学の大きなパネル2枚が目立ちました。前日まで学生スタッフが総出で作りあげた力作が展示されました。

 名古屋地区の愛知学院大学、中部大学、日本福祉大学、名城大学と名古屋学院大学の学生ボランティアが集結し、震災復興ボランティア活動をお互い共有・交流し今後の活動に活かすことを目的に開催されました。ゲストとして東北学院大学の学長室事務課職員と学生の報告がありました。
 日本福祉大学から、副センター長に就任したチャド、1年スタッフのえみりんが、ボラセンウィークや4つのプロジェクトを紹介するとともに、次世代リーダーの育成が課題であること、提言として愛知県内学生ネットワークの整備が、受援力・支援力を高めることになるとし、人材交流や企画の共催を呼びかけました。

東北学院大の報告に続き、6大学の学生代表が一同に会して「学生トークセッション」が行われました。本学からは1年スタッフのゆかりんが登壇しました。


セッションでは、学生が災害ボランティアに参加してよかったこと、その意義、大学間連携に向けて、が設問として投げかけられました。学生だからできたボランティアとして、ゆかりんは「逆サロン」をあげ、コーディネーターが注目していました。次第に災害ボランティアが忘れられていくなかで、固定観念や思い込みを払拭し、被災地のニーズの変化に対応できる力が必要、とゆかりんが指摘しました。東北学院大の学生からは、ボランティアの魅力づくりをどれだけ伝えられるかがカギとの指摘がなされました。
 会終了後、情報交換会(フリートーク懇親会)が開催され、さらに交流が深められました。