カテゴリー別アーカイブ: 03.首都圏在住の卒業生のこと

ビジネスを通じた日本福祉大学卒業生の交流に期待

民間企業や公務員分野で働く、首都圏在住・在勤の卒業生の方を対象とした、「首都圏経済経営系プレゼンテーション交流会」が11月19日(土)に東京サテライトで開催されました。
参加者それぞれのお仕事を紹介しあい、情報交換やお互いのビジネスへのヒントを見つけたり、今後のビジネス上の交流の機会にしようというこの企画は、今年で3回目を迎えます。
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一番目のプレゼンテーションでは、行政書士事務所を経営されている遠山桂さん(経済学部卒)が、「ネット副業とネット企業のリアル」と題して、インターネットを活用した在宅ネットワークビジネスの実情を紹介されました。
遠山さんによれば、こうしたネットビジネスは8割は失敗するものと考えて、割り切った取り組みが必要とのこと。 「楽に稼げる」、「寝ているだけで集客」、「集客の裏ワザ」などの謳い文句で誘うネットビジネスは、まず詐欺だと思うことが大事などの話がありました。
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二番目のプレゼンは、合同会社西友で危機管理のお仕事に携わっていらっしゃる南直樹さん(経済学部卒)が、「危機管理と事業継続」と題して、西友での危機管理の取り組みをご紹介していただきました。
危機管理とは、盗難、火災や事故、不正行為から会社を守る仕事のこと。
西友では、災害時に店長が想定外の事態に次々と対応する研修が行われていることが紹介されました。
災害にはいろいろな顔があり、同じ地震でも被害要因は、これまでも火災であったり、建物倒壊であったり、津波であったり多様なのが実態。 全てマニュアルで決めるのではなく、災害時にどう行動するかという状況判断と決心が大事であるとのお話がありました。
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その後は、会場を移動して参加者による懇親会。
経済学部一期生の方から、経済学部創設当時の興味深い話も伺うことができ、懇親が深まりました。
次回は、さらにたくさんの方々からのお仕事のプレゼンテーションが行われ、ビジネスを通じた卒業生の交流が深まることを期待したいと思います。

国際福祉機器展見学+第12回東京就活スタディツアーに3名の学生が参加

10月12日(水)から14日(金)にかけて、東京ビッグサイトで第43回国際福祉機器展が開催されました。
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今年の国際福祉機器展にも、何名かの卒業生の方がお勤め先の会社のブースで説明員として元気に活躍されていました。
左は、アビリティーズ・ケアネット株式会社のブースでデンマーク製の車いすを実演紹介していた、社会福祉学部卒の久保和美さん。
右は、株式会社ミクニライフ&オートのブースで、恩師の渡辺崇史健康科学部教授と再会した健康科学部卒の柴辻将史さんです。
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14日と15日には、この国際福祉機器展の見学と、これからの就活について学ぶ東京就活スタディツアーが開催され、子ども発達学部と健康科学部の3年生3名が参加しました。
この企画は、日本福祉大学東京サテライトと東京在住の日本福祉大学卒業生の方とで、「実行委員会」を作って毎年国際福祉機器展の開催に合わせて実施しているもの。健康科学部の渡邊崇史教授にもご協力をいただいています。
この「実行委員会」になって4回目、それ以前にキャリア開発課との共同で開催していた当時から通算すると12回目の開催となり、参加者の中から多くの学生が優良企業に就職してきました。
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今回参加した学生たちは、久保さんや柴辻さんがお勤めの企業のブースはもちろん、自分の関心のある車いすメーカーや介護用ベッド関係メーカー、共有玩具を展示する株式会社タカラトミー、TOTO株式会社やLIXIL株式会社等の住宅設備メーカーなどのブースを熱心に見学していました。
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東京サテライトに戻ってからは、株式会社タカラトミーを題材に企業研究と志望動機作成のトレーニング。
翌日にはその成果を各自が発表し、模擬面接形式で志望動機作成のポイントを実践的に学びました。
その後は、東京在住卒業生への質問タイムを中心とする懇談会。
「仕事でめげるような経験にはどのようなことがあったか?」、「ブラック企業ってどういうところがブラックなのか?」、「これからの日本はどうなると思うか?」、「文系の新卒者はなぜ営業職に回されるのか?」、「企画職にはなぜ新卒はすぐに就けないのか?」、「生活できる給与はどのくらいか?」などなど、先輩だからこそ本音を聞ける率直な質問で、自分たちの働くイメージを徐々に考えていきました。
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東京サテライトでは、今回の参加者に対する就活のフォローはもちろん、東京方面で就活をしている4年生、これから就活を計画している3年生の履歴書添削や自己PR作成のためのアドバイス、企業の採用情報の提供等の支援を行います。
東京での就活の際には、東京サテライトをぜひご活用ください。

山梨県内の福祉実践を交流

8月のお盆が終わった最初の土曜日は、恒例の日本福祉大学山梨県地域同窓会。
今年も8月20日(土)に、甲府市内で開催されました。
会場の山梨県地場産業センター(かいてらす)には、県内各地から約30名の同窓生が参加。
総会では、高橋会長のあいさつの後、大学の近況報告や同窓会の活動報告・活動方針の紹介が行われ、今年度も活発に同窓生の交流や在校生の就職支援等の活動を行うことが確認されました。
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総会が終わった後は懇親会。
ここでは、参加した卒業生の方がそれぞれ近況をスピーチ。
高齢者施設で、病院で、公務員として、教育の現場で、障害者の施設で、地域福祉の現場で、様々な福祉の現場で活躍される卒業生の方々が、それぞれの取り組みと思いを語り合いました。
1年に一度の貴重な経験交流の場に、参加されたみなさんは日頃の実践や悩みを時間一杯語り合っていらっしゃいました。
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今年は、通学課程の在校生の参加がありましたが、地域同窓会はどこでも現役の在校生の参加は大歓迎。
山梨県ではこの地域同窓会に参加して、先輩たちと知り合いになったことをきっかけに就職先を決めた方も多くいらっしゃいます。
来年は、卒業生の方々はもちろん、山梨県出身や在住の通学・通信両課程の在校生のみなさんにもぜひ多く参加していただきたいものです。

通信教育部3・4年生と卒業生との懇談、交流会を開催

日本福祉大学神奈川県地域同窓会では、毎年、通信教育部学生と卒業生を交えた「懇談・交流会」を開催しています。
日常学習の悩みや疑問、実習への心構えや必要な準備、将来の進路などについて、毎年様々な経験交流が行われています。
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今年の「懇談・交流会」は、8月28日(日)に横浜市の上大岡にある「ウィリング横浜」で開催予定。
福祉経営学部の雨森孝悦教授の学習講演会、通信教育部教職員や実習指導講師、卒業生との交流等が行われます。

当日の企画の詳細、申し込み方法は下記のURLをご参照ください。
http://nfudousou.auy.jp/news/2962

神奈川県在住の通信教育部3・4年生のみなさんのご参加をお待ちしてます。

ホームレス問題は貧困の極限的な現れ

東京都内には2,000人を超える日本福祉大学卒業生の方が、公務員、社会福祉施設、医療機関、民間企業、地域の市民団体等で活躍をされています。
その卒業生の方々の集まりである、東京地域同窓会の講演会と総会・懇親会が、去る6月25日(日)に千代田区麹町の弘済会館会議室で開催されました。
DSC01297DSC01305講演会では、本学社会福祉学部の山田壮志郎准教授が「貧困ビジネスの現状と公的扶助の課題」と題して、約70名の参加者を前に講演を行いました。

山田准教授は、ホームレス問題は貧困の極限的な現れであること。ホームレスであるということは、雨風、暑さ寒さから自分を守る場がないということ。家がないと住民登録ができないため、地域福祉サービスも受けることができない状態であると、「ホームレス」の社会生活上の困難性を解説したうえで、ホームレスの増加と共に無料定額宿泊所が増えてきたという傾向を説明されました。
ホームレスでは生活保護が受けられないため、無料定額宿泊所に入り、居住地を確保して生活保護を受けるという利用者の切実なニーズがその背景にあること、そこにつけこんだ「貧困ビジネス」が発生していること、福祉現場の担当者もその施設に対応を丸投げしている現状あることが、無料定額宿泊所が存在する背景になっているといいます。
行き場のないお年寄りが定額宿泊所に入居している現状があり、低所得の高齢者の居住対策を考える上でも大事な課題であるとしたうえで、山田准教授は、無料定額宿泊所の存在理由を明らかにし、そこに依存しない生活保護対策を考えるべきであると提起しました。
低所得の高齢者の居住問題に警鐘を鳴らしているのが無料定額宿泊所の問題であり、これからの社会福祉の課題が表れていると山田准教授は述べ、無料定額宿泊所に依存しない体制が必要と訴えました。
そのためには、規制の強化、住宅扶助と生活扶助の切り分けと生活支援コストの確保、一般住宅への移行促進が本筋で、生活困窮者への居住政策強化が必要であると参加者に語りました。
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講演の後は、東京地域同窓会の総会。
医療機関や社会福祉施設の見学といった、現場で働く卒業生の学習の場となる企画の実施や、神奈川県地域同窓会と共催で開催する森林セラピーなどの交流企画などの実施を盛り込んだ事業計画案が承認されました。
こうした企画にもさらに多くの同窓生のみなさんの参加が期待されます。
同時に取り組まれた、熊本地震被災者への義援金協力の呼び掛けには、21,710円の募金が集まり、同窓会本部を通じて被災者支援に届けられることが報告されました。

その後行われた懇親会では、日頃の仕事の情報交換や昔の学生生活の想いで話など、久しぶりの再会や世代を超えた交流で親睦を深める一日となりました。

懐かしい話をしながら認知症予防

すっかり初夏の暑さとなってきた5月22日(日)、千葉県地域同窓会が千葉市のバーディホテルで開催されました。
今年の記念講演講師は、日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻の来島修志准教授。「認知症予防と回想法」と題して、約40名の参加者を前にお話をされました。
DSC01091DSC01089「昨日の晩御飯のメニューを覚えていますか?」という先生からの質問で講演がスタート。
メニューを覚えていないのは問題がないが、食べたことを忘れているとしたら、ちょっと認知症として心配なところがあるという、物忘れと認知症の違いについてのお話に参加者一同ちょっと安心。
続いて、病識の希薄さ、取り繕い、時間や場所や人が分からなくなる(見当識障害)といった、認知症行動の特徴について解説がされました。
認知症では、昔のことは覚えていても新しいことは覚えられない(記銘力障害)、理解・判断力低下、見当識障害、幻覚や妄想・不安・抑鬱といった精神症状や心理的行動障害が起きるとのこと。
家族にこうした症状が出たとき、けして否定しないことが大事だそうです。
また、認知症という病気があるわけではなく、認知機能の低下による様々症状が出ていることを「認知症」と称していると先生は述べます。
認知症にはいくつかの原因がありますが、その後の進行を抑えるためには初期の診断が重要であるとのこと、認知症の原因によってそれぞれ治療の方法があるとのお話がありました。
認知症の中でも最も多いアルツハイマー病は、アミロイドβというたんぱく質の「ゴミ」が脳に溜まって神経系統を破壊するすることが要因であることが分かってきており、この「ゴミ」が脳内で悪さをしないような薬が開発されようとしていること、10年以内に根本的治療ができる可能性があることもご紹介いただきました。
認知症の予防のためには、日常生活の中で脳を積極的に使うことが有効とのこと。生活習慣病予防を行うこと、日常生活で何らかの役割を持つことが大事だそうです。
愛知県では「コグニサイズ」という歩きながらしりとりや計算をする取り組みが行われ、効果がでていることを事例としてご紹介いただきました。
さらに、人間には指先や顔に多くの神経細胞が集まっており、指先を動かしたり、人と話して笑ったり頷いたりといった表情を作ることが大事であること、日記を書いたり、自分史を書いたり、昔話を誰かにすること、好きな趣味の取り組みや、自分で計画を立てて旅行に行くことも認知症予防には有効であるとのお話がありました。
お話の最後には、ご自身の出身地である富山の薬売りを例に、参加者の方と当時の様子を回想法を実践。
参加者の皆さんは、何十年ぶりかの記憶を思い起こすことで脳を活性化する取り組みを体験しました。
回想法は、過去の体験を思い起こして脳を活性化させるきっかけになるとのこと。
昔話を交わすことは、脳の活性化に大いに有効だそうです。
認知症ケアに回想法を取り入れることの有効性や、取り入れるための教材もご紹介いただき、高齢者福祉分野で働く卒業生の方々にはたいへん参考になるお話となりました。
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講演会に続いて行われた同窓会総会では、千脇会長が千葉県地域同窓会の活動方針を紹介。
千葉県内の卒業生には、医師の方や元国立天文台の所長の方など、多様な経歴を持つ方々がいるので、多くの方の声を会報に掲載して交流を図りたいとの提案がありました。
その後、新役員14名を選出。新しい体制で千葉県の同窓会活動を進めていくことが参加者全員で確認され、引き続く懇親会でもさまざまな交流が行われました。
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社会福祉の原点:「貧困」問題を考える

2016年度に入り、関東地方の地域同窓会のトップを切って、5月14日(土)に神奈川県地域同窓会が横浜市のウィリング上大岡で開催されました。
今年は参加者確保に苦労されたと会長さんは仰っていましたが、メイン企画である本学山田准教授の講演には75名の卒業生・在校生の方が参加し、会場はほぼ満席となる盛況ぶりでした。
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名古屋でホームレスの支援活動を長く続けている山田壮志郎准教授は、「広がる貧困-生活困窮者の支援を通じて福祉の原点を考える-」と題して講演。
その地域に住居があって、住んでいなければ、保育や教育など地域福祉のサービスも受けられないという現実があることから、人間の社会的存在は、住居があることが基盤になっているということから、お話が始まりました。
社会福祉の原点は貧困問題とのこと。バブル期は貧困が見えにくくなった時期もありましたが、今また貧困問題が広がっている現状があるとのこと。
相対的貧困率は1990年代後半から上昇中だそうです。
生活保護受給者も合わせて上昇し、これも2008年のリーマンショック後に急増しており、非正規雇用の増大がその背景にあると山田准教授は指摘します。
現在のホームレスの人には、精神疾患と知的障がいを持つ人が6割を超えており、ホームレスになる人の半数は非正規職からホームレスになったもの。
高齢や不況によって仕事に就けなくなり、ホームレスになるケースがあること、不安定な雇用と不安定な住居が結びつくとホームレスになりやすい情況を解説していただきました。
さらに、仕事と住居の喪失に加えて、人や社会との関係性の喪失もホームレスの問題としてあるとのこと。
湯浅誠氏は、「貧困とは”溜め”の喪失」と述べておられますが、金銭的な「溜め」だけでなく、人間関係や精神的な「溜め」も生きていくためには重要な要素だと山田准教授は語ります。
ホームレスや生活保護を受給している人は、社会的関係性に困難を抱えている人も多いことから、釧路市が実施している「中間的就労」を含めた支援ような、「顔の見える関係」づくりが偏見を取り除いていくことが有効な例と紹介されました。
地域の中で居場所と役割を作ることが大事であり、居場所があるということは、貧困の問題を考える上で共通に大切なこと、アウトリーチの手法を使って働くためや生活するための、共通の基盤を作っていくことが、貧困問題解決には重要であることをお話しいただきました。
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前後して開催された地域同窓会では、2016年度の活動方針を承認。
今年も8月に通信教育部学生の交流会を開催していただくことなど、県内の在校生支援の取り組みを行っていくことなどが確認されました。
同時に取り組まれた熊本地震に対する義援金の訴えには、27,473円が集まり、確認された活動方針を実践する活動も取り組まれました。

その後の懇親会には、卒業して50年以上を迎える大先輩から、現在、通信教育部や通学課程の学部で学ぶ現役の学生まで幅広い年代層が参加。
現役の学部4年生が県内で就職を希望していることが紹介されると、たくさんの先輩たちから「ぜひわが施設へ」とお誘いの声。
最後まで温かい関係性を保ち続ける会となりました。

関東エリア「地域同窓会」のご案内

人と地域の繋がりを大切に♪

「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」まさに五感で春を満喫できる季節になりました。東京サテライトに面している第一京浜道路の中央分離帯は、濃淡のピンク色のつつじが満開、街路樹のイチョウの木は、ちっちゃいけれどいっちょまえにイチョウの形をした新芽が萌えています。イチョウは東京都の「木」にも制定されています。

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今後、関東エリアで開催予定の「地域同窓会」をご案内します。日本福祉大学の在校生、卒業生ならどなたでも同窓会の会員です。人との結びつき、地域との繋がりを大切に、どうぞ皆さま奮ってご参加下さい。

神奈川 県 5/14 (土) 13:30~16:30
千 葉 県 5/22 (日) 12:30~16:00
茨 城 県 6/19 (日) 10:30~
東 京 都 6/25 (土) 14:00~16:30
埼 玉 県 7/10 (日) 14:00~
山 梨 県 8/20 (土) 18:30~
群 馬 県 8/27 (土) 13:30~

各「地域同窓会」の会場等の詳細は、下記の同窓会ホームページをご覧いただくか、日本福祉大学「同窓会事務局」までお問合せ下さい。

☞  HP:http://nfudousou.auy.jp/report/chiiki/kantouhokusinetsu
(7月以降の開催の詳細は、追ってUPの予定)

☞  日本福祉大学同窓会事務局(東日本)east-area@ml.n-fukushi.ac.jp

ソーシャルワーク専門職のグローバル定義の価値

春のような陽気となった2月14日、日本福祉大学栃木県地域同窓会の総会と講演会が宇都宮市で開催されました。
会場には、栃木県に在住する約30名の卒業生の方が参加され、社会福祉講演会に熱心に耳を傾けていました。
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今回の講演会ではまず、社会福祉学部第1期生として日本福祉大学を卒業され、岩手県や栃木県で福祉一筋に取り組んでこられた金坂直仁さん(社会福祉法人わらしべの里理事長)が、ご自身の体験をを踏まえて、「とちぎの地域福祉実践史の振り返りから学ぶソーシャルワークとは」と題して講演
大学入学前にアメリカ兵のキャンプハウスでハウスボーイとして働いたことで視野を広げられたこと、大学卒業後の最初の赴任地である岩手県社会福祉協議会で、限界集落の中の絶対的貧困や家族の社会的孤立に向き合って社会福祉の原点を体験されたことなどをご紹介いただきました。
このご経験をもとに栃木県社協に移られてからは、「国内の福祉状況を高めるために、全国最低水準を引き上げる。」ことを目指して、市町村社会福祉協議会の体制強化や、社会福祉モデル事業の育成、地域での訪問看護活動開始などに取り組んでこられた経験をお話しいただき、こうした取り組みによって、今ではこのこと「普通のこと」になってきた現状をお話しいただきました。
お話の最後にはソーシャルワーク専門職のグローバル定義を紹介され、今の時代こそ、こうしたソーシャルワークの専門家が求められていると述べられました。
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講演の2つめは、日本福祉大学社会福祉学部の木戸利秋教授が「社会福祉法人改革の方向を考える」というテーマで講演。
2000年以降の規制緩和で、営利企業が社会福祉事業に参入してきた一方で、社会福祉法人の数は約19000に増加していること、貧困や生活困窮の広がりの中、「社会福祉制度のセーフティネット」としての社会福祉法人の役割が期待される局面になっている現状が紹介されました。
国会で継続審議されている社会福祉法人改革では、参入条件の緩和や財政優遇の見直しが議論され、社会福祉法人にとっては厳しい内容が示されています。
こうした中で、木戸教授ご自身が実践してきた事例には、地域福祉の仕事は、制度に基づく仕事共に、地域住民と社会福祉法人が一緒になって、そこに住んで良かったと住民が思えるような街を作るという、インフォーマル取り組みがあることが紹介されました。
地域の支持を得ていくことや地域の文化を大切にした取り組みを通じて、地域ニーズをくみ取っていくことができるのが社会福祉法人の役割であり、目指すべき方向の一つであるとの提起に、会場からも共感の声が寄せられていました。

2つの講演の後は恒例の懇親会。
講師のお二人も交えて、講演の感想・意見の交換や、近況報告などが和やかに行われ、卒業生のみなさんの福祉実践を交流する場となりました。
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*ソーシャルワーク専門職のグローバル定義
「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと 解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会正義、人権、集団的責任、 および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、 社会科学、人文学、および地域・民族固有の知 を基盤として、ソーシャルワークは、生活 課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。」

福よ来い!春よ来い!

 春の予感🌸

2/3は【節分】でした。皆さんは豆まきをしましたか? 鬼を払い福を呼ぶ豆まきの日は、冬からへの季節の節目の日でもあり、2/4は暦の上では早くもを表す【】です。寒さはまだまだ厳しいですが、日差しの暖かさや、日の足が少し長くなったことに気づき、が着実に近づいてきているのを感じます🌸

  • 1/16(土)1/17(日)      ☞ 大学入試センター試験
  • 1/23(土)1/24(日)      ☞ [社会福祉士] [精神保健福祉士] 国家試験
  • 2/3(水)2/4(木)2/5(金)   ☞ 日本福祉大学 一般入学試験

この季節、たくさんの受験生が夢の実現に向けてチャレンジをしています。すべての皆さんに、本当の🌸が訪れますようにと祈ります。


🌸同窓会【関東ブロック】からのお知らせ🌸

来る3/26(土)東京四谷において、関東各県(東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城・栃木・山梨)の合同同窓会を兼ね、通信教育部卒業予定者を対象とした【卒業を祝う会】を行います。
通信教育部に在学する在校生のみなさん、同窓生のみなさん、奮ってご参加ください。  

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地域同窓会関係のご連絡は こちらのアドレスまで↓
  日本福祉大学同窓会事務局(東日本)メーリングリスト:east-rea@ml.n-fukushi.ac.jp