月別アーカイブ: 2013年11月

12月3日から9日は「障害者週間」

日本福祉大学卒業生で、現在、内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付障害者施策担当参事官補佐を務められている仁木俊二さんから、平成25年度「障害者週間」のご案内をいただきました。
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毎年12月3日から9日は、障害者基本法が定めた「障害者週間」
障がいのある人もない人も共に生きる社会を目指して、期間中に東京都内では様々なイベントが開催されます。

12月3日(火)には、中央合同庁舎4号館2階で「障害者フォーラム2013」が開催(入場無料・事前申込制)されます。
シンポジウムでは、2016(平成28)年より施行される「障害者差別解消法」についての基調講演に続き、作家の大野更紗さん、パラリンピックメダリストの成田真由美さんらによるパネルディスカッションが行われ、共生社会の実現に向けた課題とその解決のための方向を議論します。
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12月5日(木)と6日(金)は、当事者団体や支援団体等による「連続セミナー」(入場無料)が渋谷区のこどもの城で開催されます。
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各セミナーの内容は、精神障がい者の職場復帰内部障がい者・内部疾患者についての理解オストメイトのケア発達障がい者の教育と福祉障がいのあるなしに関わらず使いやすい「共用品」「全人間的復権」のリハビリテーション知的障がい者の生活と就労支援意識障がい者の摂食嚥下、といったテーマ。興味のある内容に合わせて受講することが可能です。

12月4日から11日の間は、「障害者週間のポスター」原画展も、こどもの城2階ギャラリーで開催されています。
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ご関心のある方はぜひ期間内のイベントにご参加されてはいかがでしょうか。
この取り組みの案内は、内閣府のホームページでも紹介されています。
http://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/h25shukan/main.html

社会的孤立に立ち向かう福祉の在り方を考える!

11月9日(土)に、神奈川県横浜市のウィリング横浜(上大岡)を会場に、日本福祉大学セミナーが開催されました。

約100名の方が集まって、日本福祉大学セミナーが開催されました。

約100名の方が集まって、日本福祉大学セミナーが開催されました。

この日は、まず日本福祉大学の丸山理事長が、大学がこれから目指す方向と、東海キャンパス開設・看護学部開設等そのための取り組みを紹介した後、平野副学長が「誰もが安心して暮らせるまちづくりへの挑戦-社会的孤立に福祉はどう立ち向かうのか」というテーマで、講演を行いました。

大学の今後の方向性を説明する丸山理事長

大学の今後の方向性を説明する丸山理事長

社会福祉制度から「排除」された人、地域社会から「孤立・排除」された人が現実に存在するという状況を踏まえて、「生活困難者の生活支援の在り方」として、社会福祉が、社会的孤立を防ぎ、社会的包摂に向けた地域づくり、まちづくりを積極的にすすめることの重要性が紹介されました。

講演する平野副学長

社会福祉がまちづくりに積極的に関わることが重要と講演する平野副学長

生活困窮+社会的孤立を防止するための「予防的福祉」の役割の重視、生活困窮者の相談の入り口に関わソーシャルワークの質の転換、「家族福祉」という支援枠組みの発展による総合的な支援の在り方など、まちづくりと社会福祉のかかわりの課題が提起されました。
100名を超える参加者の多くが神奈川県及び首都圏の社会福祉関係であることから、今回のテーマは、自らのお仕事の今後の課題を考える上でも大きな刺激になったようです。

分科会では卒業生の皆さんが、自らのお仕事の状況を紹介しながら交流を深めていらっしゃいました。

分科会では卒業生の皆さんが、自らのお仕事の状況を紹介しながら交流を深めていらっしゃいました。

講演の後は、グループに分かれた情報交換会と全体での懇親会が行われ、参加した多くの卒業生・在校生の皆さんが、今日の講演に刺激を受けて、仕事上の課題や情報を交換していらっしゃいました。

その後の交流会では、さらに情報交換に熱が入ります。

その後の交流会では、さらに情報交換に熱が入ります。

今回、理事長からは首都圏で社会人のリカレント教育を進める拠点づくりの構想が発表され、参加された卒業生のみなさんからは今後の大学の発展に大きな期待が寄せられました。

会場のウィリング横浜からは上大岡の街が一望できます。

会場のウィリング横浜からは上大岡の街が一望できます。

 

日本経済を支えている「中小企業の実力」は福祉社会づくりにも貢献

10月30日から11月1日まで東京ビッグサイトで、「中小企業総合展」と「産業交流展2013」が開催されていました。
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医療福祉分野のビジネスの情報収集やら、学生の就活上参考になりそうな企業情報の収集といった目的で会場を見学。
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日本の経済を支えているのは中小企業の力だなということが実感できます。
金型製造技術や切削・研磨・加工技術を駆使した製品は眺めているとホントにきれいな仕上がりだなあと感心します。
この技術が、自動車や家電や通信機器や環境機器など日本の製品のあらゆるところに使われているという訳ですね。

自動車のエンブレムや携帯電話の部品にも使われている技術

自動車のエンブレムや携帯電話の部品にも使われている技術
通常こういう製品は写真を撮らせてもらえないんですが、この会社は気前よく撮影OKを出してくれました。

通常こういう製品は写真を撮らせてもらえないんですが、この会社は気前よく撮影OKを出してくれました。

医療福祉関係ビジネスを見ることが今回の目的の一つだったのですが、福祉分野との関係を作りの点では、機械や部品などのメーカー系企業の方にその意欲を感じました。
上の写真の精密小型ダイカスト製品を展示しているのは、東京都豊島区に本社がある株式会社エーケーダイカスト工業所という企業。
トヨタの自動車のエンブレムを始め、精密機器部品や自動車部品を作っているこの企業では、高齢者や障がい者でも使いやすいキャップオープナーも作っていました。

持ち手のところがしっかりした造りで握りやすい缶オープナーです。

持ち手のところがしっかりした造りで握りやすいキャップオープナーです。

「これは亜鉛ダイカストですけど、もっと軽いアルミでも作ることができますよ」とご担当の方。
手に持って、とてもしっくりとする質感がさすがです。
缶オープナーってプラスチックの簡易なものがよくありますけど、こういうしっかりしたものがあると、末永く使えるような気がします。

北海道の旭川市からやってきた旭川機械工業株式会社は、堆肥製造プラントやベルトコンベアなどを製造する産業機械製造メーカー。会場では、CNC木工旋盤という機械を展示していました。
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この木工旋盤のどこが社会福祉と関係するかというと、木工製品政策上では複雑な3次元加工を簡単な操作で行うことができる設計にしたことから、障がいを持つ人でも簡単に作業ができるようにしたこと。
長崎県島原市にある社会福祉法人悠久会の作業所「きらり」では、就労継続支援事業として、県の補助を受けてこの機械を導入。木のぬくもりを活かした木加工品として 「きのこ携帯ストラップ」「ペン立て」「 積み木」「パズル」などを製作しているそうです。
この木工旋盤を使って、高付加価値な木工製品を製作して販売することで、知的障がいを持つ方々の自立を支援しようという取り組みを進めたいという、公益性のあるビジネス展開を構想しているところが同社の特徴です。
http://www.asahikawakikai.com/3d_machine.html

愛知県の春日井市から出展していた、電車・航空機・発電設備部品の超合金加工技術をもつ株式会社タムラの方は、その技術を福祉分野にも活用できないかと考えていらっしゃるそうで、日本福祉大学にその相談をすることができるかとの問い合わせもいただきました。

春日井市の株式会社タムラさんのブース

春日井市の株式会社タムラさんのブース

日本福祉大学には、名古屋オフィスで地域連携事業にも取り組んでいますので、ご相談があれば承りたいと思います。

岡崎商工会議所のブースで岡崎市内の企業のPRをされていたご担当者の方は、本学職員ともご友人とのこと。

岡崎商工会議所のブースでは市内の優良企業を紹介

岡崎商工会議所のブースでは市内の優良企業を紹介

岡崎商工会議所では、商工会議所内に学生の就職相談窓口も設け、市内の優良企業と就職を希望する学生とのマッチングを行っているとのことで、「ぜひ学生さんにお知らせください」とのアドバイスもいただきました。
岡崎市内の企業への就職を考えている学生のみなさんは、一度利用してみてはいかがでしょうか。
http://www.okazakicci.or.jp/trainingtop.html