月別アーカイブ: 2015年5月

6月以降の進学相談会日程のお知らせ

高校生のみなさんを対象とした進学相談会が始まっています。
今年はこれまでにも、東京、大宮、高崎での相談会に参加し、約30名の高校生のみなさんや保護者のみなさんの相談にお答えをしてきました。

いよいよ初夏の陽気となってきましたが、6月から7月にかけて、日本福祉大学が参加する首都圏での進学相談会は次の通りです。

6月 8日(月) 14:00~18:30  宇都宮(マロニエプラザ)
大学・短期大学進学相談会
6月 9日(火) 14:00~18:30  宇都宮(マロニエプラザ)
大学・短期大学進学相談会
6月20日(土) 13:00~18:00  東京(池袋サンシャインシティ文化会館)
大学フェア2015
7月20日(月) 11:00~17:00  東京(池袋サンシャインシティ文化会館)
全国国公立・著名私立大学進学相談会
7月26日(日) 11:00~16:00  横浜(パシフィコ横浜)
全国国公立・著名私立大学進学相談会
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人の幸せに関心のある人、社会に貢献できる仕事をしたいと思っている人、地域の活性化に興味のある人、病院に関係する仕事にはどんな仕事があるのか知りたい人、子どもに関わる仕事のためにはどんなことがいま大事なのか知りたい人、誰でも快適に暮らせるバリアフリーの街や社会を作りたい人、ぜひこの進学相談会で、日本福祉大学のブースにお立ち寄りください。

地域の課題に見合った福祉の充実が健康格差を是正する

5月17日(日)に、千葉県の福祉・保険・医療及び民間企業の現場で活躍されている日本福祉大学卒業生約50名が参加して、日本福祉大学千葉県地域同窓会が、千葉市のバーディーホテル千葉で開催されました。
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この日はまず、近藤克則日本福祉大学客員教授による「福祉と医療の現状と今後の展望」と題する講演が行われました。
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講演では、地域の力で健康格差を是正する取り組みが始まっていることが紹介され、これまでは個人に着目した支援だったが、これから社会環境の質の向上を図る取り組みが重視されると近藤先生は述べられました。
社会参加、すなわち、その人がいる場を社会的に造ることが重視されるとのことで、その地域ごとに福祉や予防などの取り組みが行われることが重要になっているそうです。
これはいわば、ご近所の助け合いの考え方。地域での信頼に基づくネットワークによる助け合いという、日本的な地域関係そのもの。不安や愚痴を聞いてくれたり、買い物を手伝ってくれたり、新しい情報や知識を交換し合ったりという地域コミュニティが大事であると言います。
地域のコミュニティが活発なところほど、ボランティアへの参加率も高いし、スポーツの会や趣味の会が盛んな地域ほど「うつ」の発症も少ないという研究データもあるとのこと。
また意外や、坂道や階段が多い街の方が転倒事故を起こす人が少ないのだそうです。
地域の特長が転倒や「うつ」の発生数、要介護認定になる率、自殺率にも影響するということが分かってきたことから、地域づくりをきちんとすれば健康を維持できるし、介護予防やうつの予防にもつながるということも明らかになってきました。
そのためには、地域診断によって地域課題を把握し、地域の資源を使って環境を変えていく必要あります
千葉県でも、糖尿病などは地域によって明らかに健康の格差があるデータがあるそうで、こうした地域課題を明らかにすることによってその課題を組み合わせ、複合的な課題を解決した例もあると紹介されました。
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近藤先生は、最後に健康格差是正のための7原則を次のようにまとめられ、地域の福祉・医療の向上に貢献されている卒業生のみなさんに期待を述べられました。
1.現状の情報や課題の共有
2.ホントに困っている人たちに手厚くする施策
3.胎児期から生涯にわたる経験と世代に応じた対策(母子の健康が大事)
4.PDCAマネジメントサイクルを回す(短期、中期、長期の目標)
5.国、地方自治体、コミュニティ、NPOなどの特長と関係を活かした重層的な対策
6.地域を超える、縦割りを超える
7.コミュニティづくり、いろんな人と手を組んで協力する
地域参加と幸福・健康の指標は一致するというお話に、参加者のみなさんは大きくうなずきながら聞き入っていました。
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講演の後には総会が開催され、今年度の千葉県地域同窓会の活動方針が確定。
その後行われた懇親会では、各職場の状況についての情報交換や、通信教育部での勉強に関する情報交換などが盛んにおこなわれ、参加者のみなさんの交流を深める一日となりました。
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関東地域同窓会のトップを切って神奈川県地域同窓会開催

5月9日(土)、2015年度の関東地域同窓会のトップを切って、神奈川県地域同窓会の総会と記念講演会が横浜市港南区上大岡のウィリング横浜で開催されました。
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総会では、今年度が同窓会設立60周年となり、神奈川地域同窓会の設立30周年となることから、記念の行事を行うことや、関東の他県の地域同窓会とも協力して事業を進めるという事業方針が提案され、満場一致で承認をされました。
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総会に引き続く記念講演では、近藤直子前副学長が、「子どもの発達と子育て~かけがえのない心のストーリー」と題して100名以上の参加者を前に講演を行いました。
講演では、今、「発達」というものをきちんと理解することが必要であるというお話から始まり、「発達」はできることが増えていくことだけでなく、発達するとできなくなることやマイナスの面が出てくることがあると語られました。
「発達」というと、大人や親が期待することをきちんとできるようになることと考える人も多いが、それはちょっと違う場合がよくあるのだそうです。
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心が育ってくるとできなくなることがある例として、1歳児になると自我が出てくることから、今まで与えられたものを素直に食べていたものが、好き嫌いが発生して「いやいや」が出てくること、4歳・5歳になって仲間に比べて自分ができないことが分かってくると、それがストレスになって爪噛みや鼻ほじりや自分の襟を引っ張るなど、自分の「手」を関係ないことに使うようになることなどのお話がありました。

偏食は選ぶ力がついてきたからこそのもの、爪噛みや鼻ほじりは成りたい自分への憧れの裏返し。
そういう現象が出るときは子どもだって困っていることが多いもの。
その子どもがなんで困っているのかを、「発達」という視点で正しく理解してあげる保育が大事で、子どもが困っていることへの負担を少しでも軽くしてあげられる保育士や親になってほしい、長い目で子どもの成長を見てあげられる保育者や親になってほしいとの期待が語られました。

さらに、子どもの成長にとっては「安心」できる場が大切であることも強調されました。
その場所がきちんと子どもにとって認識できる環境であること、仲間や先生との関係性をきちんと構築できること、自分がもつ力を発揮できて仲間に認められる関係が、心を安定させる環境になることをお話していただきました。
誰でもチャレンジしたいという気持ちを持っているが、疲れたときはマイペースで力を抜きたいもので、その子が持っている世界を尊重して、周囲との関係性を作ってあげる支援を考えると子どもは安心できるもの、子どもがここに来たいと思えるような楽しい安心できる保育環境や家庭環境を作ることが大切と、ユーモアたっぷりに解説していただきました。
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参加した100名以上の卒業生・在校生のみなさんは、時に笑い、時に真剣な目を輝かせ、大事なところをメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

記念講演の後は懇親会。
職場での経験交流や講演の感想、通信教育部で学んでいる内容の情報交換など、日本福祉大学卒業生・在校生ならではの話題で懇親を深める場となりました。
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関東の地域同窓会では、千葉県地域同窓会が、5月17日(日)13時から千葉市のバーディホテル千葉で開催される予定。
文化講演会(13:00~14:15)では、「福祉と医療の現状と今後の展望」と題して、本学客員教授の近藤 克則先生が講演されます。

ご興味のある方、お時間のございます方はぜひご参加ください。