月別アーカイブ: 2015年10月

国際福祉機器展見学+東京就活ツアー 今年も開催

10月7日(水)から9日(金)の3日間、東京有明の東京ビッグサイトで第42回国際福祉機器展が開催されました。
福祉機器や福祉用具の製造・販売に携わる企業が一堂に会するこの展示会の見学と、東京在住の卒業生のみなさんとの懇談を含む東京就活スタディツアーに、今年も日本福祉大学から5人の学生が参加してくれました。
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この企画は、日本福祉大学東京サテライトと東京在住の日本福祉大学卒業生の方とで、「実行委員会」を作って毎年国際福祉機器展の開催に合わせて実施しているもの。
この「実行委員会」になって3回目、それ以前にキャリア開発課との共同で開催していた当時から通算すると11回目の開催となります。
今年は、健康科学部の渡辺崇史教授と経済学部の柳在相教授のゼミから3人の3年生が参加。昨年参加して、国際福祉機器展出展企業に見事に内定を勝ち取った4年生も2名が参加してくれました。
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5人の学生たちは、TOTO株式会社のブースで卒業生の五十嵐さんから同社製品の説明を伺うなど、各自の関心ある企業のブースを熱心に見学していました。

会場内には、日本福祉大学卒業生の方が勤務する企業や日本福祉大学とご縁のある企業も多数出展。
ピジョンタヒラ株式会社の座位保持を重視した車いすや、株式会社イノアックコーポレーションの新感覚クッションなどが注目を集めていました。
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夜は、国際福祉機器展で見学した企業を事例にした企業研究のトレーニング。
昼間、自社ブースでご説明をしていただいたTOTO株式会社の五十嵐さんが再び合流し、「TOTO株式会社と株式会社LIXILのどちらに就職したいと思うか?」というテーマで、グループディスカッションを実施。
昼間のうちに両社ブースを見学してきた結果を基に、商品、企業規模、顧客、価格、販売方法等、企業研究では必須の調査事項について比較検討を行いました。
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2日目には、前日の企業比較研究の結果発表。
3年生も頑張って取り組んだのですが、なんといっても4年生の発表はさすが。
昨年参加した時は、今回の3年生と大差ないレベルであったものが、就活を経て内定を獲得するまでになるとここまで成長するかと思える変貌ぶり。
企業比較検討の項目、比較の視点、調査内容の深さなどは、発表を聞いていた卒業生からも感心する声がしきり。 これから就活を始める3年生にとってはいいお手本を示してくれました。
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企業研究の次は、自分の「ライフライン」を作成し、過去の自分を振り返りながら自己PRのポイント探し。
各自の体験発表に対して、卒業生のみなさんから自己PRで期待される点について具体的なご指摘を受けました。
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自己PRに期待される点としては次の5点があると言われています。
①問題解決の話であること
②問題解決方法にその人なりの創意工夫があること
③問題解決の成果が客観的であること
④自分自身のための問題解決よりも、自分が行動した集団・組織のための問題解決のであること
⑤エピソードで関わる人物が、気心の知れた仲間内ではなく部外・知らない人たちであること

東京サテライトでは、今回の参加者に対する就活のフォローはもちろん、東京方面で就活をしている4年生、これから就活を計画している3年生の履歴書添削や自己PR作成のためのアドバイス、企業の採用情報の提供等の支援を行います。
東京での就活の際には、東京サテライトをぜひご活用ください。

今年も国際福祉機器展が始まりました

東京ビッグサイトを会場に、今年も国際機器展が始まりました。
第42回国際福祉機器展は、10月7日(水)から10月9日(金)まで開催されています。
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福祉車両、車いす、自助具、介護食、義肢装具、入浴機器、リハビリ・介護予防機器、福祉サービス運用システム、杖、歩行補助具、トイレ・おむつ用品、コミュニケーション・見守り機器、衣類・着脱衣補助用品、建築・住宅設備機器、障害者用スポーツ・レクレーション用品、感染症予防機器など、あらゆる福祉用具・福祉機器に関わる企業が一堂に出展しています。
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出展企業の中には、日本福祉大学卒業生の方が説明員として参加している企業もいくつかあり、ご活躍の姿を見ることができます。
最終日には、愛知から学生も見学に来る予定。
福祉用具・福祉機器の商品情報を集めたり、技術を知ったり、福祉機器ビジネスを調べるためには重要な機会です。
ご関心のある方は、開催期間中にぜひ会場にお越しください。
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第42回国際福祉機器展についての詳しい情報は、以下のURLをご参照ください。
https://www.hcr.or.jp/exhibition/exhibition2015.html

ソーシャルアクションしないとソーシャルワーカーじゃない(茨城県地域同窓会開催)

茨城県地域同窓会の総会と研修会が、9月13日(日)に水戸市の茨城県立県民文化センター本館で開催され、約30名の同窓生の方々が参加されました。
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研修会では、本学卒業生で、株式会社ソーシャルワーカーズオフィス吉田代表の吉田清子さんが、「自分のやりたかった福祉」というテーマで実践発表。
自ら事業所を立ち上げ、現在進めているご自身の目指す福祉の道についてお話しをいただきました。
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吉田さんは、高校時代に養護学校を見学に行ったのが福祉と接するきっかけとのこと。
高校の先生にも紹介され、福井県から日本福祉大学社会福祉学部に進学されました。
高校の先生から福祉に関する本を読んでおいた方がいいというアドバイスを受け、ちょうど読んだ本が入試に出るという幸運の持ち主で見事に合格。
学生時代はサークル活動に熱中し、社会福祉士制度ができた一期生として国家試験を受験し、見事に合格をされた実績をお持ちだとのエピソードも紹介。
卒業して茨城の医療ケースワーカーに就職され、長くご活躍のあと独立し、現在の事業を始められました。
事業所スタッフは7人、そのうち3人が日本福祉大学卒業生だそうです。
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大学では世界が大きく広がったと語る吉田さんは、県内の病院のMSWとして就職してから、「ソーシャルアクションしないとワーカーじゃないよ」と、県内の日本福祉大学の先輩からのアドバイスを受けたことが今でも心に残っているそうです。
居宅介護支援事業、ケアマネジメント、ケアプラン作成、成年後見等の高齢者支援、地元の大学での非常勤講師、スクールソーシャルワーカーとしても活動している吉田さんは、自らもケアマネージャーとして20人の顧客を担当。
病院に勤務していたらこれだけ幅広いの活動はできなかったと振り返ります。
独立をしたからこそ、幅広く活動できるようになったと実感されているとのことで、今は24時間好きなことができていると充実したお仕事ぶりをご紹介。
スタッフに給与を払い生活を保障するためには事業を成り立たせることを意識するし、事業を継続することで社会貢献していることを実感していると経営者としての面も見せる吉田さんは、ワーカーの仕事は人とあい向かう仕事 その人の生活に向き合いこれから先の生き方について話し合うのが仕事と語りました。
現在は、高齢者を支えることをに取り組みたいとと考え、家族支援、在宅支援にも取り組まれています。
「ソーシャルワーク」を一般の人たちにも広めたいと考えている吉田さんは、これから人材の養成のためにスーパービジョンの必要を感じているとのこと。
「ケースワークがまず重要と考えている」、「相手の話が聞けて、当事者と面談してコミュニケーションを図り、本人を支援し、その周囲の家族を支援する」取り組みが大事だと訴えました。
重要と感じている「ソーシャルアクション」については、「ないものを作る」こと、「これまで支援の手が届かなかった人を支援する新しい制度を作る」こと、そのために職能団体に所属し団体の力を活かして新たなシステムを作っていくことの大事さを説明し、社会福祉士資格者の職能団体加入を呼びかけました。
今回の県内の水害に際しても、JRATの組織化 リハビリのスタッフによる災害支援チームを作る等の活動にいち早く取り組まれており、「専門職団体として災害時にどう動くかは大事な視点」とお話しされました。
これからは、障害者ケアプラン、地域のケアマネージャー育成にも取り組むと意欲を語る吉田さんは、課題を「ソーシャルにとらえる」ことが大事であること、人を育むことが自分も成長できるし、自分の信念もまた再確認できるとお話しされ、茨城県内で後に続く後輩の養成に力を入れる考えを述べられました。

講演後に寄せられた会場からの質問にも実践を重ねてこられたご経験を活かして回答。
「独居老人の入院の保証人をどうしたらいいか?」という問いには、「病院が求めるのは医療費の支払いと亡くなった時の身元引受」であること、「成年後見人がきちんとできるということを説明すれば保証人がなくても入院できるケースがある」こと、「法は整備されていないが、成年後見人がきちんと対応することで問題を解決できる」と、ご回答。
「自閉症特別支援教育に携わっているが、障害に対する理解がなかなか広まらないのが悩み」という問いには、「障がい児の問題は学校だけでは解決できない」、「スクールソーシャルワーカーがいろいろな方と連携して関係者全員で知恵を出していくしかない」と、まさに問題をソーシャルにとらえて、コミュニティの力を活用して取り組むことの重要性をお話しいただき、参加者からも大きな共感が寄せられていました。
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講演会後の総会で、茨城県地域同窓会の活動報告と今年度の活動方針が承認された後は懇親会。
日頃の福祉実践の交流や講演会の感想の交換、大学時代の思い出話など、同窓会ならでは気軽な会話で、秋の一日、和やかな懇談が行われました。