月別アーカイブ: 2016年9月

山梨県内の福祉実践を交流

8月のお盆が終わった最初の土曜日は、恒例の日本福祉大学山梨県地域同窓会。
今年も8月20日(土)に、甲府市内で開催されました。
会場の山梨県地場産業センター(かいてらす)には、県内各地から約30名の同窓生が参加。
総会では、高橋会長のあいさつの後、大学の近況報告や同窓会の活動報告・活動方針の紹介が行われ、今年度も活発に同窓生の交流や在校生の就職支援等の活動を行うことが確認されました。
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総会が終わった後は懇親会。
ここでは、参加した卒業生の方がそれぞれ近況をスピーチ。
高齢者施設で、病院で、公務員として、教育の現場で、障害者の施設で、地域福祉の現場で、様々な福祉の現場で活躍される卒業生の方々が、それぞれの取り組みと思いを語り合いました。
1年に一度の貴重な経験交流の場に、参加されたみなさんは日頃の実践や悩みを時間一杯語り合っていらっしゃいました。
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今年は、通学課程の在校生の参加がありましたが、地域同窓会はどこでも現役の在校生の参加は大歓迎。
山梨県ではこの地域同窓会に参加して、先輩たちと知り合いになったことをきっかけに就職先を決めた方も多くいらっしゃいます。
来年は、卒業生の方々はもちろん、山梨県出身や在住の通学・通信両課程の在校生のみなさんにもぜひ多く参加していただきたいものです。

【通信教育部】在校生の活動のご紹介

「美容」の力で笑顔に

7/26(火)TBSテレビで「心の傷を抱えた若者~壮絶、引きこもりの実態~」という特集が放映されました。ある引きこもりの青年を追ったドキュメンタリです。

NPO法人の代表者は、母親の依頼を受け、部屋に籠ったきりの青年のもとに何度も足を運びます。頑なに社会と関わりを避けていた青年が、少しずつ心を開き、問いかけに応じるようになり、部屋の外、やがて家の外に出ることができるようになり、遂には福祉施設で働く母親の元で、アルバイトができるようになり、青年の笑顔で番組は終わります。引きこもりの実態は、全国で70万人にも上るとのこと、驚愕の数字です。

本学通信教育部の在校生の廣田純也さん(神奈川県在住)はこのNPO活動に賛同し、美容師という職業を生かして、このような引きこもりの若者や高齢者に寄り添う活動をしているそうです。この鏡の中の笑顔の青年が、今回の特集の主人公です。廣田さんにお話を伺いました。image3


  • Q1. この活動を始めたきっかけは何ですか?
  • A1. 以前から、「美容」の可能性を考え、医療や福祉と連携できないかと考えていました。この活動を知り、心を閉ざした若者に対して「美容」の力で何か働きかけることができるのではないかと思いました。

  • Q2. 活動の場や頻度・回数を具体的に教えて下さい。
  • A2. 茅ケ崎市で美容院を経営しているので、地元の湘南地域での活動がメインです。高齢者施設、児童養護施設、精神病院、自宅などを月に15日ほど訪問し、髪の毛のカットの間、色々と話しかけてコミュニケーションを図っています。

  • Q3. 活動を通して、変化をどのように感じていますか?
  • A3. 訪問回数を重ねるごとに、コミュニケーションが取りやすくなり、心が接近してくるのを実感します。鏡に向かってたわいもない会話を重ねることで、心に風を通してあげられているように感じます。少しずつ笑顔が増えてくるのも嬉しいです

  • Q4. 今後の活動や展開はどのようにお考えですか?
  • A4. 就労支援施設やリハビリテーション病院等との連携を図り、もっと活動の場を広げていきたいです。  

  • Q5. なぜ日本福祉大学に入学したのですか?
  • A5. 美容を通した精神ケアをする上で、PSW(精神保健福祉士)の資格が必要と感じたからです。専門知識を持って、サポート活動を継続・拡大していきたいと考えています。

引きこもりの若者も、障害のある方も、高齢者も、サポートが必要だという点では変わりません。身だしなみを整えることによって、笑顔が増え、明るくなり、前向きになっていく姿を、廣田さんは実感するといいます。引き続き、廣田さんの活動を応援したいと思います。

※東京サテライトでは、今後も首都圏の在校生、卒業生の方々の様々な活動や取り組みをご紹介していきたいと思います。次回はあなたのことかもしれません。