関東地域同窓会のトップを切って神奈川県地域同窓会開催

5月9日(土)、2015年度の関東地域同窓会のトップを切って、神奈川県地域同窓会の総会と記念講演会が横浜市港南区上大岡のウィリング横浜で開催されました。
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総会では、今年度が同窓会設立60周年となり、神奈川地域同窓会の設立30周年となることから、記念の行事を行うことや、関東の他県の地域同窓会とも協力して事業を進めるという事業方針が提案され、満場一致で承認をされました。
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総会に引き続く記念講演では、近藤直子前副学長が、「子どもの発達と子育て~かけがえのない心のストーリー」と題して100名以上の参加者を前に講演を行いました。
講演では、今、「発達」というものをきちんと理解することが必要であるというお話から始まり、「発達」はできることが増えていくことだけでなく、発達するとできなくなることやマイナスの面が出てくることがあると語られました。
「発達」というと、大人や親が期待することをきちんとできるようになることと考える人も多いが、それはちょっと違う場合がよくあるのだそうです。
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心が育ってくるとできなくなることがある例として、1歳児になると自我が出てくることから、今まで与えられたものを素直に食べていたものが、好き嫌いが発生して「いやいや」が出てくること、4歳・5歳になって仲間に比べて自分ができないことが分かってくると、それがストレスになって爪噛みや鼻ほじりや自分の襟を引っ張るなど、自分の「手」を関係ないことに使うようになることなどのお話がありました。

偏食は選ぶ力がついてきたからこそのもの、爪噛みや鼻ほじりは成りたい自分への憧れの裏返し。
そういう現象が出るときは子どもだって困っていることが多いもの。
その子どもがなんで困っているのかを、「発達」という視点で正しく理解してあげる保育が大事で、子どもが困っていることへの負担を少しでも軽くしてあげられる保育士や親になってほしい、長い目で子どもの成長を見てあげられる保育者や親になってほしいとの期待が語られました。

さらに、子どもの成長にとっては「安心」できる場が大切であることも強調されました。
その場所がきちんと子どもにとって認識できる環境であること、仲間や先生との関係性をきちんと構築できること、自分がもつ力を発揮できて仲間に認められる関係が、心を安定させる環境になることをお話していただきました。
誰でもチャレンジしたいという気持ちを持っているが、疲れたときはマイペースで力を抜きたいもので、その子が持っている世界を尊重して、周囲との関係性を作ってあげる支援を考えると子どもは安心できるもの、子どもがここに来たいと思えるような楽しい安心できる保育環境や家庭環境を作ることが大切と、ユーモアたっぷりに解説していただきました。
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参加した100名以上の卒業生・在校生のみなさんは、時に笑い、時に真剣な目を輝かせ、大事なところをメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

記念講演の後は懇親会。
職場での経験交流や講演の感想、通信教育部で学んでいる内容の情報交換など、日本福祉大学卒業生・在校生ならではの話題で懇親を深める場となりました。
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関東の地域同窓会では、千葉県地域同窓会が、5月17日(日)13時から千葉市のバーディホテル千葉で開催される予定。
文化講演会(13:00~14:15)では、「福祉と医療の現状と今後の展望」と題して、本学客員教授の近藤 克則先生が講演されます。

ご興味のある方、お時間のございます方はぜひご参加ください。