ソーシャルアクションしないとソーシャルワーカーじゃない(茨城県地域同窓会開催)

<![CDATA[茨城県地域同窓会の総会と研修会が、9月13日(日)に水戸市の茨城県立県民文化センター本館で開催され、約30名の同窓生の方々が参加されました。
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研修会では、本学卒業生で、株式会社ソーシャルワーカーズオフィス吉田代表の吉田清子さんが、「自分のやりたかった福祉」というテーマで実践発表。
自ら事業所を立ち上げ、現在進めているご自身の目指す福祉の道についてお話しをいただきました。
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吉田さんは、高校時代に養護学校を見学に行ったのが福祉と接するきっかけとのこと。
高校の先生にも紹介され、福井県から日本福祉大学社会福祉学部に進学されました。
高校の先生から福祉に関する本を読んでおいた方がいいというアドバイスを受け、ちょうど読んだ本が入試に出るという幸運の持ち主で見事に合格。
学生時代はサークル活動に熱中し、社会福祉士制度ができた一期生として国家試験を受験し、見事に合格をされた実績をお持ちだとのエピソードも紹介。
卒業して茨城の医療ケースワーカーに就職され、長くご活躍のあと独立し、現在の事業を始められました。
事業所スタッフは7人、そのうち3人が日本福祉大学卒業生だそうです。
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大学では世界が大きく広がったと語る吉田さんは、県内の病院のMSWとして就職してから、「ソーシャルアクションしないとワーカーじゃないよ」と、県内の日本福祉大学の先輩からのアドバイスを受けたことが今でも心に残っているそうです。
居宅介護支援事業、ケアマネジメント、ケアプラン作成、成年後見等の高齢者支援、地元の大学での非常勤講師、スクールソーシャルワーカーとしても活動している吉田さんは、自らもケアマネージャーとして20人の顧客を担当。
病院に勤務していたらこれだけ幅広いの活動はできなかったと振り返ります。
独立をしたからこそ、幅広く活動できるようになったと実感されているとのことで、今は24時間好きなことができていると充実したお仕事ぶりをご紹介。
スタッフに給与を払い生活を保障するためには事業を成り立たせることを意識するし、事業を継続することで社会貢献していることを実感していると経営者としての面も見せる吉田さんは、ワーカーの仕事は人とあい向かう仕事 その人の生活に向き合いこれから先の生き方について話し合うのが仕事と語りました。
現在は、高齢者を支えることをに取り組みたいとと考え、家族支援、在宅支援にも取り組まれています。
「ソーシャルワーク」を一般の人たちにも広めたいと考えている吉田さんは、これから人材の養成のためにスーパービジョンの必要を感じているとのこと。
「ケースワークがまず重要と考えている」、「相手の話が聞けて、当事者と面談してコミュニケーションを図り、本人を支援し、その周囲の家族を支援する」取り組みが大事だと訴えました。
重要と感じている「ソーシャルアクション」については、「ないものを作る」こと、「これまで支援の手が届かなかった人を支援する新しい制度を作る」こと、そのために職能団体に所属し団体の力を活かして新たなシステムを作っていくことの大事さを説明し、社会福祉士資格者の職能団体加入を呼びかけました。
今回の県内の水害に際しても、JRATの組織化 リハビリのスタッフによる災害支援チームを作る等の活動にいち早く取り組まれており、「専門職団体として災害時にどう動くかは大事な視点」とお話しされました。
これからは、障害者ケアプラン、地域のケアマネージャー育成にも取り組むと意欲を語る吉田さんは、課題を「ソーシャルにとらえる」ことが大事であること、人を育むことが自分も成長できるし、自分の信念もまた再確認できるとお話しされ、茨城県内で後に続く後輩の養成に力を入れる考えを述べられました。
講演後に寄せられた会場からの質問にも実践を重ねてこられたご経験を活かして回答。
「独居老人の入院の保証人をどうしたらいいか?」という問いには、「病院が求めるのは医療費の支払いと亡くなった時の身元引受」であること、「成年後見人がきちんとできるということを説明すれば保証人がなくても入院できるケースがある」こと、「法は整備されていないが、成年後見人がきちんと対応することで問題を解決できる」と、ご回答。
「自閉症特別支援教育に携わっているが、障害に対する理解がなかなか広まらないのが悩み」という問いには、「障がい児の問題は学校だけでは解決できない」、「スクールソーシャルワーカーがいろいろな方と連携して関係者全員で知恵を出していくしかない」と、まさに問題をソーシャルにとらえて、コミュニティの力を活用して取り組むことの重要性をお話しいただき、参加者からも大きな共感が寄せられていました。
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講演会後の総会で、茨城県地域同窓会の活動報告と今年度の活動方針が承認された後は懇親会。
日頃の福祉実践の交流や講演会の感想の交換、大学時代の思い出話など、同窓会ならでは気軽な会話で、秋の一日、和やかな懇談が行われました。]]>