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和太鼓部「楽鼓」被災地石巻で激励演奏!

今年の全国大会は、ご存知のように、福島県に代わり岩手県盛岡市で開かれました。楽鼓は大会が終わった翌日の7月30日に東日本大震災の被災地の一つである石巻の避難所で、被災者の方々への激励演奏を行ってきました。被災地に近づくと、震災から5ヶ月も経っているにもかかわらず、津波にのみこまれたままの民家がそのまま目の前に現れ、楽鼓のメンバーはバスの中でただ黙り込むしかありませんでした。本当に私たちの演奏を受け入れてくれるのだろうか、そんな心配の中、地震の影響で途中の道路状況が悪く40分以上遅れて現地に到着しました。雨が降っていましたが、現地の被災者の方々はずっと楽鼓の到着を待って下さっていました。「太鼓がぬれてもやろう」雨天での屋外演奏を決行しました。演奏終了後、現地の近所で民宿を経営していたおかみさんが、あいさつされました。部員は涙しました。「はっきり言ってみなさんの演奏を聞いて泣きました。私は今回の震災で何もかも無くしました。家も何も。ただ命があるだけ、本当によかったね、って言われるけど、どうやって生きていったらいいのかわからない、そういう状態です。ここの瓦礫も凄かったんですけど、愛知から来たボランティアの方が一生懸命やってくれました。なんとか、みんなの力を借りて5ヶ月間歩いてきたんですけど、正直言ってずっと泣けませんでした。心が凝り固まっていたんでね。でも、みなさんの、その笑顔の演奏をみて、本当に涙がとまりませんでした。みなさん!心のかたまりを溶かしてくれてありがとう」演奏終了後、涙を流しながら被災者の方々と抱き合って記念写真を撮り続けました。被災地での演奏をこのあともう1ヶ所おこない石巻をあとにしました。楽鼓が楽鼓らしく笑顔で太鼓をたたき続けること。楽鼓OBのみなさんが大事に後輩につなげてくれたことが、このような形になったんだと思います。また、楽鼓が石巻へ演奏に行く機会があると思います。