学園安全の日
10月15日(木)「学園安全の日」で全学年、防災訓練に取り組みました。地震発生に伴う理科準備室からの火災を想定して避難経路を確認し、全生徒が校庭に整列しました。その後、1,2年生は防災講座を受講し、“忘れた頃にやって来る”と言われている震災に備えて学びました。
2年生は福島県富岡町(富岡3・11を語る会)の青木淑子氏から、現在の福島県の被災状況についてお話を伺いました。20メートル以上もある津波の凄まじさや、原発事故をめぐる混乱など、震災発生時の様子と共に、震災から4年7カ月が経った今でも、復旧は始まっても復興は始まっていないという厳しい被災地の状況について生々しく語られました。最後の質疑応答での「青木さんはとても辛い経験をされたのに、何がきっかけで前向きになれたのでしょうか」という本校生徒の質問に、「生きがいが出来たこと。一人じゃない、仲間がいるということが自分を支えてくれた。」との青木氏の言葉がとても印象的でした。
本校も地震が発生すれば、美浜町の避難場所に指定されており、決して他人ごとではありません。今回の学びをぜひ生かしていきたいと思います。