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授業互見週間その3 

今週も引き続き、教員が互いの授業を見学し、勉強しあう互見週間です。授業を見学した後は、見学者は授業実践者に、「ラブレター」という形でエールを送ります。何より授業中に生徒の頭をどうフル回転させるのか、授業のなかでこそ「学んだ!」と実感の持てる体験を生徒たちに与えたいと私たちは考えています。

【2年生コミュニケーション英語Ⅱ】

 「さあ、この一文を声に出して読みながら、1分間以内、できる限り早いスピードで5回この文を書いてみよう。」「Stand up!本文を読むよ。読めた人から座ろう。」スピードにこだわるのはなぜなのでしょうか。「自分が読めるスピードで流れてくる英文は聞き取ることが可能だから」と担当の長谷川先生は生徒に伝えます。合わせてアウトプットの大切さも先生は強調します。長文読解の力、リスニング力の向上が2年生には今後必要となってきますね。頑張りましょう。

【2年生保健】

 18歳成人の民法改正により、高校の教育課程においては保健・家庭科は成人になる前の2年生までに学習を終えることが定められています。本日の課題は「食事の重要性」。身近な課題ゆえ、その取り組みも積極的です。部活動でかなりのエネルギーを要する生徒も大勢います。昨日の自分の3食を振り返り、隣同士で分析をします。「副菜が少ないねえ。」「母さん、頑張ってくれているけどね。」母さんだけの頑張りでは乗り切れない課題、家族が仕事を分担しながら互いの健康をどう支えるのかを考えたい課題ですね。昨年度、家庭科で学んだ中身も思い出し、関連させて考えてください。

【2年生現代文】

 福岡伸一著「脳のなかの古い水路」、これは『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)の中の一節であり、この作品は哲学的科学論、人間論における大学入試頻出の著書としても注目されています。

「空目」の原理を説明するうえで、科学的な事例も出され、その難しさに惑わされそうになりますが、その事例を使って、筆者が主張として述べていることを丁寧に把握したいものです。似たような記述を含む著書として注目をしたいのが、日高敏隆著『動物と人間の世界認識―イリュージョンなしに世界は見えない』(ちくま学芸文庫)です。日高氏の著書も入試頻出著書として注目すると同時に、まずは、こうした難解なものを含んだ文章の読解に慣れたいものです。関連した内容を持つ著書を読み、複数の文章を比較検討して読み解く力も共通テスト世代には求められます。 生徒諸君!新書を読もう。新書は図書室で君を待っている!