日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科には、社会人経験をもつ多くの学生が通ってきます。自分の新たな可能性を信じ、仕事をやめて2年間、勉強をする生活に切り替えるのは少し勇気のいる事です。勉強についていけるか、経済的に大丈夫か、本当に就職できるのかなど、様々な不安にどう対処をしたのかをご紹介していきます。

社会人の方必見です!

 

名古屋文化学園医療福祉専門学校(事業継承元)の卒業生で、

転職を決意し、38歳で言語聴覚士を目指したAさんにうかがいました。

 

●言語聴覚士をめざそうと思ったきっかけは?

 

それまで進学塾の講師として勤務していました。

現実的な話として、自分には妻子があり、

夜遅い塾講師の仕事を、今後もずっと続けていくことが

子どもにとってよいのかどうか・・・と

悩んでいたことが、転職を考え始めた要因です。

 

 そんな中、生徒の中に難聴の子がいたことが「コミュニケーション」

ということを考えるきっかけになって、言語聴覚士に興味を抱きました。

  

 

●転職にあたって最も不安だったことは何ですか?

転職を考え始めたとき、30代も半ばを過ぎていましたから、

就職先があるかどうかが問題でした。

 

けれども、「言語聴覚士」という仕事を調べていくうちに、

「まだまだ人手不足」という現状や、年齢が高くても求人がたくさんあり、

比較的恵まれた条件で就職が可能だと知ったたことが、決断につながりました。

 

やはり、就職先が本当にあるのかどうかが、最も気になるところのようですね。理学療法士や作業療法士とともに、リハビリテーションの3本柱と言われる言語聴覚士。国家資格となって13年が経過したものの、日本全国で1万8千人程度しかおらず、十分な数が確保されているとは言いがたいのが現状です。「売り手市場」の職種であることが「決断」の決め手になっているようです。

 

 

次回の社会人向けシリーズは、久方ぶりの入学試験に、どう立ち向かったのか、part2「布石」をお送りします。

 

 

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