今週はじめ、1年生後期の講義が全て終了しました。
けれど、試験勉強を頑張る1年生は毎日登校してきます。
本日もまだ、教室で勉強中です。
その隣の教室では、更に真剣な、はりつめた空気が・・。
国家試験を2月に控えた2年生が、ラストスパートの真っ只中。
1年生も、2年生も、それぞれの目標に向かって、まい進中です!
【 お知らせ 】 本校言語聴覚士科学科長の大岡治恵先生が、2月12日(土)、東京で開催されている発達協会の主催「春のセミナー」で、「二語文へつなげる指導と教材・教具」と題して講演を行います。興味のある方は下記アドレスをご覧下さい!http://www.hattatsu.or.jp/index.html
1月8日の土曜日、2年生による「臨床実習症例発表会」が行われました。
長期に渡る、学外臨床実習でであった症例について、
2年の間に学んだ知識をフル活用して、発表を行います。
抄録作成や会場整備、外部から発表を聞きに来てくださる、実習指導者のご接待など、
全て自分達の手で行う、いわば、卒業発表会です。
先輩たちの晴れ姿を前に、活発に質問をする1年生にも、堂々と応答する2年生。
教員からの鋭い指摘にたじろぎながらも、緊張の中、立派に全員発表を終えました!
外部の先生方にも、あたたかいお褒めの言葉をいただきました!
見たこともない医療用語に、ルビをふることから始まった2年前を思い起こすと、
なんとも逞しく成長したものです。
【 お知らせ 】
来る2月6日(日) 北海道医療大学の今井智子先生をお招きした「構音障害ブラッシュアップ講座」が本校で行われます。本校専任教員も講師を務めます。構音障害の中でも小児にスポットをあて、実際の評価や治療、聴覚障害児や発達障害児への指導ポイントなどを紹介する、魅力的なプログラムです。詳しくは「What’s new」をご参照下さい!
7月31日、第1回の卒後研修会がありました。
名古屋文化学園の24期生9名、23期生1名、合計10名の参加があり、4名の発表について
ディスカッションしました。(日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科は、名古屋文化学園医療福祉専門学校 言語聴覚科から事業継承をしています)
嚥下障害の2症例は、いずれも意識レベルが2桁で、ハッフィングや複数回嚥下
などが指示に従ってできない患者様に対する直接的嚥下訓練に関する話題でした。
QOL重視の流れから、以前ほど「生命の安全第一主義」ではなくなってきているものの、
咳嗽反射の有無や程度、発熱、全身状態の変化、血液データ、SPO2の経過など
得られるデータから、施設ごとにある程度どういう基準で開始、中止するという
プロトコルを作っておく必要性があると感じました。
また、吸引に関しても、「言語聴覚士が実施できる」ことになったとはいえ、
具体的な研修制度や教育体制が整っていない現状ですので、施設ごとに位置づけを
明確にして臨むよう、話をしました。
あと2症例はいずれも失語症の喚語困難に対するアプローチの話題でした。
自発書字→音読→呼称といった機能再編成法、デブロッキング、語頭音ヒント、
拡散的思考を賦活し迂言や錯語を利用するなど、呼称を促進する方法は数々
ありますが、やはり初期評価を適切に行い、どのルートを用いるか、最終的に
セルフジェネレイティッドなキューとなりうるものは何か、という視点が
重要である点を確認しました。また、SLTAの語想起と呼称能力とは分けて捉える
こと、コミュニケーションノートの自発的使用のヒント、複視のある患者様への
対応(眼帯や眼鏡の活用)など、様々な話題について話し合うことができました。
全体の感想・・・初回でしたが大勢の参加があり、懐かしい皆さんにお会いできて
大変うれしく思いました。また資料も、たいへんコンパクトに用語の使用も適切に
まとまっており、学内でまっかっかに添削をしていたころとは隔世の感がありました。
みんな、りっぱに成長したな~と。これからのご活躍をますます楽しみにしています。
※専門家対象の会ですが、どなたでもご参加いただけます。興味の在る方は是非一度ご参加ください。連絡先:日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科 電話052-339-0200
7月3日(土)15:00~17:00
さくら発達障害研究会が開催されました。この研究会は小児発達障害領域の臨床に携わるSTの研究会で、今回は8名の参加者がありました。
今回はPDD、AD/HD児に対するSSTグループの取り組みについての紹介、工夫していること、難しさを感じている部分などについて活発に意見交換がなされました。
ことばと聴こえの支援室さくらから村上先生、大岡先生、豊田市こども発達センターから東俣先生、蟹江町保健センターから向井先生が、それぞれ実践報告を、また東俣先生による参加した研究会の伝達講習もあり、盛りだくさんの2時間となりました。
さくら発達障害研究会は2ヶ月に一度、発達障害領域に関する症例検討、実践報告、研究発表の指導・予演などを行っています。中央福祉専門学校、名古屋文化学園の卒業生以外の先生方の参加も大歓迎です。
次回は9月25日(土)15:00 日本福祉大学中央福祉専門学校6FにてPDD、AD/HDに対するペアレントトレーニングの実践報告の予定です。参加費は無料ですので、ぜひご参加下さい。
お問い合わせは下記まで
日本福祉大学中央福祉専門学校
言語聴覚士科 大岡
E-mail:<ohoka@n-fukushi.ac.jp>