2年生さん達は、昨年中にほぼ実習を終了し、今はもうじきやってくる、第14回国家試験国家試験のために猛勉強中。そんな中、先日第2回のオリジナル模擬試験が行われたのですけれど、思ったほど点数の伸びない人もいて、クラス全体の結果は“二極化“というところ。
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そこで、学生さん達と伝達学習会を企画することにしました。題して「2期生の、2期生による、2期生のための伝達学習会」。各教科について、勉強の仕方から、おさえるべきポイントや注意する点まで、担当の学生が、国試勉強に困っている学生に伝授します。
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画像は合格(ほぼ)確実の皆様方が、担当科目を割り振っているところ。つまりは先生役の皆さんです。国家試験対策セミナーの日程を見ながら、総合的にどうプログラムを組むと効率よく伝達できるのか、出題傾向や科目別の出題比率なども考えつつ、検討中。そしてクラス全員にとって学習認効果が高い伝達方式まで考えているもようです。その横では、生徒役・・合格に不安の残る皆さんたちが、どこを重点的に扱ってほしいのか、リクエストを申請中。
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先生役の学生さん達が作った日程表には、こうありました。
「教え、教えあうことでお互いに磨きをかけていきましょう。教わる側が積極的に質問することが、教える側にとって大きな利益となります。質問こそが恩返し!」
2年間苦楽をともにしたのはだてではありません。いいチームワークです!

クリスマスイブの24日は、2年生の実習報告会でした。
頑張ってきた2年間の成果を、この実習報告会でご披露するわけです。
抄録作りからタイムキーパーや司会まで、全て学生さんの自主運営です。

入学からはや、2年近く。立派になりました。

1年生も拝聴します。
そして、報告会の後は、忘年会。
イブだというのに、教員含め、多くの参加者があったそうです。
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今年の勉強おさめがすんで、2年生は小休止。
正月があけますと、さっそく模擬試験があり、国家試験対策セミナーがはじまります。
しばしの休息を楽しんで、元気に帰ってきてくださいね!

先日行われた、AAC(拡大・代替コミュニケーション)機器体験です。

AAC機器とは、病気や事故の後遺症による、
コミュニケーションの不都合を、補う役目をする機器のこと。
毎年、「構音障害Ⅱ」のプログラムの1つとして、行っています。
今年も、AAC機器を扱う企業の方にご協力いただいて、
いろいろなAAC機器を体験しました!!
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一見すると、何に使う装置なのか、分からないものもあります。
手前にある青とオレンジの物体、何の装置か想像つきますか?
・・・・・答えは、終わりの方で。
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VOCAイベントでもお世話になった(株)パシフィックサプライの野田さん。
国内外でのAAC機器の利用のされかたや、実際に利用している方々の動画など、
豊富な資料を紹介してくださいました。ありがとうございました!
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色々なサイズのスイッチ。音声の録音も出来ます。
サイズやスイッチの角度にも意味があります。
専門知識をつかって、それを読み解くのも今回の目的。
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おもちゃとスイッチをつなげて、遊びの発達の支援にも活用できます。
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おでこにセンサーをつけて体験中。
脳が忙しく働いているときと、リラックスしているときとで、
含有率に差がでる血液中のある成分を測定しています。
そのデータの差をコミュニケーションに利用するソフトです。
たとえば、「イエス」と示したいときには、難しい暗算をして、脳をフル活用。
「ノー」と示したいときには、南の島を思い浮かべてリラックス。
こうした約束事を決めておけば、イエス、ノーの表出として利用できるのです。
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こちらは、ベッドサイドに取り付ければ、少し顔を動かすだけで押せるスイッチを体験中。
体や口を自由に動かすことが難しい方でも、意思表示ができます。
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病気や後遺症のある方の立場にたって考えるのは、なかなか難しいことです。
専門的な知識だけでなく、イメージをする力も試されます。
自分自身でAAC機器を体験し、病気や後遺症のある方の立場にたってものを考え、
専門知識を生かして、お一人お一人に適したよりよい提案ができるよう、しっかり学習しました。
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こんにちわ。言語聴覚士科専任教員の谷内です。

去る106日、7日に東京(市ヶ谷)で行われた、

56回日本音声言語医学会学術講演会に参加してきました。

「音声言語医学の魅力 再発見」というテーマが掲げられており、

音声障害はもちろんのこと吃音、嚥下障害、発達障害といった、

幅広い分野での発表と意見交換が行われていました。

今回は私も参加だけでなく、

昨年度に修士論文にした高機能広汎性発達障害者のプロソディーについて、

内容の一部を発表させていただきました。

普段、授業で話すのとは違った雰囲気のため緊張してしまいましたが、

第一線でご活躍の言語聴覚士の先生方に質問していただけたのはよい経験となりました。

学会に参加をすると、多くの新しい情報を得るとともに、

様々な刺激を受けて臨床や研究への意識が高まるのを感じます。

「言語聴覚療法の魅力」も再発見できたかな、と感じた2日間でした。

10月のはじめ、日本福祉大学中央福祉専門学校の卒業生、1期生の初の卒後研修会が開催されました!

卒後研修会では、卒業生の先生方が、職場で経験した難しい症例について相談したり、
自分の行っている臨床技法をみなでディスカッションしたり、教員のレクチャーを受けたりします。
もちろん、その症例についてまとめた資料も作成しますので、症例報告の練習の場でもあります。

卒後研修会は、前身の名古屋文化学園医療福祉専門学校の先輩方が12年前に立ち上げたものです。卒業生全体の知識やスキルの研鑽に役立てようと、勉強会だけでなく、著名な講師をお招きして講演を拝聴する会を主催するなど、有意義な活動をしてきましたが、日本福祉大学中央福祉専門学校への事業継承に伴って活動終了となりました。

そして今回、日本福祉大学中央福祉専門学校の初の卒業生誕生を機に活動開始。
就職して半年あまり。試験採用期間が終了して暫く経てば、お休みの都合も付けやすく、
集まりやすいだろうと後期からのスタートです。
“365日リハ”(土曜日や日曜日を休日とするのでなく、365日いつでもリハビリを行う体勢のこと)を
導入している病院が増えている中でも、10名ほどの参加がありました。
たった半年あまり顔を見ないうちに、随分とたくましくなって、帰ってきてくれました!

9月10日、日本福祉大学中央福祉専門学校の同窓会が行われました。
学術的な発表の場あり、立食での懇親会ありと、ほのぼのとした中にも充実した内容の会でした。
言語聴覚士科は、まだ1期生が卒業したのみですが、介護福祉士科や社会福祉士科は20期以上の歴史を誇っています。
3科合同の同窓会ですから、言語聴覚士科は他科に比べますと、ほんの数名ですが、元気な顔を見せてくれました。
言語聴覚士科科長の大岡先生から、「在学中、修行のように頑張ったから、言語聴覚士としての今がある。これからもしっかり一緒に勉強しましょう」と激励の言葉が贈られていました。会場に来られなかったみなさんも、みんな一緒に元気でがんばりましょうね!

本日は前期試験の再試験の最終日です。万が一、この再試験に不合格ですと、2年間での卒業が遠のきますので、皆さんエレベーターホール前で最後の猛勉強です。再試験が終了しますと、夏もおしまい。後期が本格的に開始となります。

専門学校は大学とは違い、一般的に非常にタイトなスケジュールです。短い期間で、就職後の即戦力となることが求められるためです。ですから夏休みも少々短め。前期試験の終了とともに休みに入り、3週間程度のお休みの後に、再試験週間がやってきます。再試験のない学生さんは夏休みが少々長い、ということになる訳です。
その夏休みの初日、前期試験が終了したその翌日のこと、日本福祉大学中央福祉専門学校の夏の恒例、「福祉健康祭り」が行われ、言語聴覚士科の1年生も、しっかり参加しました。
「福祉健康祭り」は学生さんが主体となって運営します。外部から、カレーや木工作品、焼きたてパンなどを販売に来てくださる、作業所や施設の方たちのお手伝いをしたり、会場のBGMを考えたり、役割はいろいろ。

当日は、ご近所の皆さんや学生さんのお友達やご家族が遊びに来てくれるとあって、学科ごとの出し物も楽しいものが用意されていました。
にぎやかな講堂。
カレーやフランクフルト販売のお手伝い。

言語聴覚士科ブースは、神経心理学検査を使ってうっかり度チェックなど。

教員も浴衣で参加。

外では餅つき大会。お餅はただでいただけます。

そして、午後からはオープンキャンパスです。いつもとは少し違った説明会となりました。在校生と語ろうコーナーでは、1年生さんもお手伝いしてくれます。勉強中心の学校生活の中、でも楽しい夏の思い出です。

1年生は9月に入るとすぐに体験学習が始まり老人保健施設や幼稚園に出かけていきます。それが済みますと、初の学内演習が始まります。2年生はいよいよ学外臨床実習。病院に通う日々が迫ってきました。
廊下で最後の追い込み勉強をするのも今日で終了です。
演習や実習に備えて、検査手続きの練習をする人、基礎知識の確認作業をする人などなど、それぞれが、後期始動に向けての準備を開始しています。

皆様
次回の研究会のお知らせです。9月3日(土)15:00~ 場所:中央福祉専門学校 6F 基礎実習室
1.谷内  高機能広汎性発達障害における発話のプロソディー特徴について
第56回日本音声言語医学会総会・学術講演会 予演
2.大岡  幼児期の音韻認識及び視知覚認知発達の程度と就学後の書字成績との関連に関する縦断的検討
第106 回日本小児精神神経学会 予演
その他症例検討などのご希望がありましたらお知らせください。またお知り合いの方で参加ご希望の方がありましたらお誘いあわせの上ご参加ください。本校卒業生でなくても大歓迎です。参加費無料です。


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日本福祉大学中央福祉専門学校
言語聴覚士科 学科長  大岡 治恵
〒460-0012 名古屋市中区千代田3-27-11
℡:052-339-0200 FAX:052-339-0201
E-mail:<ohoka@n-fukushi.ac.jp>
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8月の第1週目、ただ今、学生さんたちは前期試験の真っ最中で、まさに怒涛の忙しさです。
7月の最終週の週末までは講義や学内演習があり、
次の週には前期試験が始まって、終了は8月上旬。
やっとお休みがやってきますが、
試験が済んだ2年生の夏休みは、休み明けに行われる、
国家試験の模擬試験のための勉強時間。
就職活動や、学外臨床実習の準備も同時進行。
模擬試験が済んだら、追再試期間をやり過ごし、いよいよ学外の臨床実習スタート。
そんな眼の回るような忙しさも、さすがは2年生、
口ではいろいろ言いながらも、きちんとこなしています。
医療職に就くためには、この程度のタイムマネジメントは
できないといけない事を彼らはよく知っています。

その忙しさの中、7月9日の土曜日、
臨床実習のバイザー(指導者)をお引き受けくださった先生方と、
お世話になる学生さん達との、お顔合わせが行われました。
教員とバイザーの先生方とで行われる、より良い実習を行うための会議のあと、
先生方と学生さんの懇談があります。
最初は不安と緊張でかたくなっていた学生さんたちでしたが、
実習中の注意点や、どんな準備をして実習に臨んだらよいかなど、
先生方にいろいろとご指導いただくうちに、すっかり緊張もほぐれた様子。

実際にお世話になる先生方にお会いして、臨床現場の様子をお伺いし、
臨床実習の具体的なイメージをもてたことが、大きな安心につながるのです。
画像は、会議でお茶をお出しする係りの緊張した様子と、
懇談で徐々に緊張もとけ、熱心に質問する学生さんたち。


忙しい中でも、こうして安心する機会があり、より一層、成長していくのです。



皆様
見出しのとおり次回の研究会のお知らせです。
7月16日(土) 17:00~ さくら発達障害研究会
場所:中央福祉専門学校 6F 基礎実習室
●「重度PDD児への支援」高須病院 下山先生
●研究計画書 豊田市こども発達センター 東俣先生
その他、症例検討などのご希望のある方はお知らせ下さい。
どなたでも参加できます。参加費無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせはこちらまでお願いいたします。
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日本福祉大学中央福祉専門学校
言語聴覚士科 学科長  大岡 治恵
〒460-0012 名古屋市中区千代田3-27-11
℡:052-339-0200 FAX:052-339-0201
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