今後の取り組みに向けて岩手県へ視察に行きました
災害ボランティアセンターでは、岩手県での取り組みを進めるにあたって、6月29日(水)~30日(木)にかけて現地視察に出向いたので報告します。
今回の視察の目的は、
・岩手県立大学学生ボランティアセンターを訪問し、その取り組みに学びながら学生間の交流も深め、本学の災害ボランティアセンターの今後の運営に活かす。
・岩手県大学生ボランティアセンターが運営する「いわてGINGA-NETプロジェクト」についても詳しく内容を聞き、今後の参加に向けた具体的な連携を深める。
・「いわてGINGA-NET」の活動拠点である岩手県住田町にも出向き、参加の際の事前研修に必要な情報やデータを集める。
・陸前高田市沿岸部の被災地を視察し、今後の取り組みに活かす。
となります。視察に参加したのは、社会福祉学部の野尻紀恵准教授、災害ボランティアセンターの智内健作副センター長、富田貴寛事務局長、森田充祐樹・中村美穂の両事務局長です。
6月29日(水)
早朝に新幹線で名古屋を出発し、正午に盛岡に到着。そのまま岩手県立大学滝沢キャンパスに向かい、学生ボランティアセンターを訪ねます。代表の早川陽さん、大川可奈恵さんらが暖かく出迎えてくださり、さっそく懇談や視察を進めました。2008年度に設立された岩手県大のボラセンは、それ以前にもボランティアサークルとして5年間にわたって活動してきた経歴があり、センターが発行するメルマガの登録者数は300を超え、地域との深い繋がりも築いています。30人近いメンバーは各自が名刺を作り、責任感を持って活動していると同時に、お互いの信頼に基づいて風通しもよく、楽しそうに参加しています。今回はボラセンを支えている社会福祉学部の山本克彦准教授にもお会いし、両大学の学生と教員による様々な意見交換を行うことができ、有意義な視察になりました。
6月30日(木)
2日目は、住田町の五葉地区公民館と、陸前高田市の沿岸部や市内のボランティアセンターを相次いで訪ねました。ボランティアの拠点となっている住田町の公民館は、申し分のない環境にあると感じられました。
そして陸前高田市の沿岸部では、あらためて衝撃と悲しさを感じずにはいられませんでした。スケジュールの関係で2日目の視察には半日程度の時間しか割けられませんでしたが、同時に、今回の視察の内容と成果を持ち帰り、夏からの取り組みに生かしたいという思いが一層募りました。