台風12号被災現地視察報告


9月13日、台風12号の被害に遭った三重県の熊野市に、災害ボランティアセンター「先遣視察」という位置づけのもと、被害状況を把握するため行ってきました。
原田副センター長が三重県社会福祉協議会地域福祉部と熊野市社会福祉協議会を訪問、水谷とボラセン事務局メンバー5人が熊野市災害ボランティアセンター・山崎サテライトを訪問、その紹介により市内の被災地域を視察しました。また、紀宝町災害ボランティアセンターにも訪問してきました。

熊野市内の訪問先は、井戸川沿いの地区でした。
訪問したお宅の話によると、浸水したのは夜中のことだったらしく、大雨と洪水の影響から土砂崩れが起き、唯一の避難経路であった道もふさがれてしまい、朝まで外の安全な高い場所に退避していたそうです。

すぐそばに大きな川があり、夜中には上流に ある大きな岩が流れてきてぶつかり合う大きな音が響き渡っていたそうです。
僕らが訪れた時には家の中が泥だらけで、水道も出ず、お年寄りが一人で生活するのは困難だと感じました。
隣の家のガラスは割れ、家の中はいまだに片付いておらず、地面が家屋ごと斜めに崩れ落ちているところもありました。
遮断された道路はなんとか通行できるようになっていて、少しずつは回復しているように思えましたが、周辺の家々には、まだまだボランティアが必要だと感じました。なにより人手が足りてない印象でした。