美浜町・社協・大学共催「減災カレッジ」(第1回)
このたび、美浜町防災安全課・美浜町社会福祉協議会と、日本福祉大学災害ボランティアセンターが共催する「減災カレッジ」が開講されました。
この「減災カレッジ -そのとき私たちはどうするのか」は、東日本大震災の悲痛な経験から学び、私たちの足もとで、「その時」にあわてることなく、落ち着いて行動できる人材を養成する6回(うち1回は公開講演会)の連続講座です。
この講座を通して、美浜町の住民と日本福祉大学の学生・教職員が一緒になって、防災・協働のネットワークをつくることをめざします。
第1回は9月22日(土)に、鳥取県から日野ボランティア・ネットワーク事務局・鳥取県西部地震展示交流センターの山下弘彦さんを講師にお迎えしました。
山下さんは、「発災から復興に向けて」と題し、2000年10月6日鳥取県西部地震と東日本大震災の取組みを紹介し、「被災者・ニーズとは?」と問いかけました。見えやすいニーズと見えない・見えにくいニーズとがあり、支援活動は地域資源のネットワーク活動であることを指摘されました。
「災害ボランティア」とは、災害時のボランティア活動であり、くらし・地域の再建・再生を支えるものであることが、鳥取・日野での経験を交え説明されました。
午後からは講座に参加した住民と学生も交え、地区の災害対策本部を立ち上げたという想定に立ったグループワークが行われました。
来年の2月まで連続する講座をとおして、災害ボランティアセンターが地域に根ざし、大学と地域との防災・協働ネットワークがより幅広く築かれることを予感させるスタートとなりました。
なお、美浜町社会福祉協議会のブログもあわせてご参照ください。http://blog.canpan.info/mihama-shakyo/