美浜町「みんなの減災カレッジ」(2013年2月2日)

2013年に入って初めての美浜町・社協・大学共催「みんなの減災カレッジ」が、2月2日(土)に開催されました。
テーマは、「大規模自然災害に備える ~地域と大学は、どう連携できるのか~」。講師は、岩手県立大学の山本克彦准教授、NPO法人いわてGINGA-NET代表の八重樫綾子氏です。

「本日、みなさんにお伝えしたいこと」として、3点あげられました。
その1.地震・津波によって地域はどうなるのか・・・  3.11当日、市民がビデオカメラで録画した、まちにおしよせる津波として上映されました。
その2.その時、大学生はどのように動いたのか・・・  ここで、いわてGINGA-NETプロジェクトの取り組みが、当時学生だった八重樫さんから報告され、全国から1,000人が岩手で活動する仕組みが紹介されました。

その3.なぜ大学生にこうした動きができたのか・・・  東日本大震災に先立つ2007年の新潟県中越地震・2007年中越沖地震発生に際し、岩手県大生が災害ボランティアセンター運営支援に入り、その体験を日常化すべく2008年に大学に学生ボランティアセンターを設置、そこから災害ボランティアを想定するトレーニング、ワークキャンプなど地域と大学がともにあることの大切さが語られました。
これを受けて、午後は大学(大学生)と地域がつながる8つのアイデアをグループで企画するワークショップが実施されました。
今回の減災カレッジには、大学生の参加が多く、各グループの話し合いもひときわ盛り上がることができました。
参加者から出されたアンケートの一部を紹介します。 ○大学生の力を改めて知りました。交流を深めて地域の力を上げていきたい。 ○学生のボランティアの講座であったが、地域が学生を守る。ケガをした学生、家を失った学生の支援も考えたい。 ○日福大生と各地区との両思いを話合える機会を作って下さい。 ○本当に実現させます。プロジェクト立ち上げます。 ○今後の地域の人とのつながりが楽しみになりました。地域の方の学生に対する要望が聞けてよかった。この関係を継続したい。