【9月21日】減災カレッジ 第1回目
9月21日土曜日、美浜町役場にて「みんなの減災カレッジ2013」の第1回目が
開催され、日本福祉大学災害VCからは5人の学生スタッフ、そして教職員が参加しました。
この「みんなの減災カレッジ」は、美浜町、美浜町社会福祉協議会、
そして日本福祉大学災害ボランティアセンターが主催となり、防災リーダーの養成を
目的に、開催している講座で、今回はその第1回目でした。
最初に、日本福祉大学の村上徹也先生(本副センター長)から、昨年度受講生による
報告というテーマでお話しがありました。その中で学生スタッフ5人も前に立ち、
今までの災害VCとしての活動報告、昨年度の「みんなの減災カレッジ」が発端となって
立ち上がったサロン活動の報告なども行いました。
次に、美浜町防災安全課の山田英一さんから「町の防災」についてというテーマで
お話がありました。
お話の中では、自主防災組織の必要性や取り組みについて阪神・淡路大震災などの事例
を取り上げながらお話されていました。
その後、鳥取県西部地震展示交流センターの山下弘彦さんから発災から復興に向けて
というテーマでお話がありました。
お話の中では、災害が起きた時に、地域の住民として、ボランティアとしてどう動くか
について、様々な災害の様子の写真を紹介しながらお話しされていました。
(写真は講師の山下弘彦さんを囲んで)
最後に、6つのグループに分かれ、「災害時、地域で支援が必要となりそうなことを考える。」
というテーマでワークショップを行いました。
災害時にどのような人がどんなことで困りそうか、グループの中で出し合い、
「毎日薬を服用している人は、薬がなくなっても病院にもらいに行くことが難しい。」、
「外国の人で日本語が話せない人は、助けを求める等のコミュニケーションが難しい。」
など、多くの意見が出ました。
今回のお話の中にもあったように、災害時には共助が命を左右します。
「みんなの減災カレッジ」は、その共助のもととなる住民同士の関係を気づくという
大きな役割も持っていると改めて感じました。
次回の「みんなの減災カレッジ」は、10月26日の予定です。
次回は今回よりも多くの学生スタッフが参加し、参加者の方々と共に
防災の視点で美浜町のまち歩きなどを行います。
その時も、防災の知識を身につけ、いざという時に地域の方々と連携して
支援ができるように、さらに絆を深めたいです。
(みき)