【卒業生取材】羽島市役所を訪問!

地域の声を大切に、羽島市で暮らす方の生活の安定をめざす

卒業生の活躍を取材する企画。今回は岐阜県岐阜市出身、現在は羽島市役所で働く水谷浩之(みずたにひろゆき)さん[2006年卒]の職場を訪問しました。水谷さんは、美浜キャンパスの社会福祉学部で学び、障がい者支援の現場経験を経て、羽島市役所で働かれ10年目。その仕事内容や働き方についてお話を伺いました。インタビュアーは、子ども発達学部3年の早崎昌志さん、高平侑佳さんがつとめます。

━━現在のお仕事について教えてください

福祉課の中で、障がい者福祉に関わる仕事を3年間しています。現在の担当は主に児童分野で、福祉サービスを利用する親さんの対応や、申請されたサービスの支給決定などをおこないます。また、行政がおこなうサービスを検討して、国や県から予算をもらう計画を立てるなど、お金に関する仕事も担当しています。市民の方一人ひとりとじっくり関わるというよりは、広く生活に関わる仕事です。

━━働き始めた頃はどんなことが大変でしたか?

様々な方とどのように関わるかです。始めは、同じ福祉課でも生活保護のケースワーカーをしていました。その頃は今よりも個人に関わることが多く、いろいろな状況、立場の人と出会いました。その方達の生活が安定するためにどう対応していくかは、それぞれ違うので大変でした。行政の仕事は、法律や条例など、必ず根拠に基づいていなければなりません。そのため、自分一人で抱えずに、市役所としてどう対応するかを上司や周りの職員と話し合って進めていました。

  

━━この仕事をしてから、どのような力が身につきましたか?

先ほどもお話ししましたが、この仕事は、法律や条例など根拠となる基準があります。その専門知識が身についたこともありますが、自分の対応が、どの根拠に基づいて判断しているのかを常に意識するようになりました。住民の方に正しく説明するには、こちらが細かいところまでしっかりと確認して把握して伝えなければなりません。

また、地域の社会資源と連携する力も高まったと感じます。一人の方を支援するには、民間の支援施設や、保健所、ハローワークなど様々な機関と連携しなければなりません。これまで築かれてきた関係を大事にしながらも、お互いが働きやすいようになることを心がけて連携をしています。

このお仕事のやりがいはどのようなことですか?

関わった方の生活が安定していくことです。生活保護を受けられていた方が、支援を通じて自立されたり、障がい者の方が、制度を利用して安定した生活を送っている姿を見ると、この仕事が皆さんの生活のプラスになっていると感じ、やりがいに思えます。

お仕事のモチベーションはどのようなことですか?

常に仕事があることは、頑張ろうと思える一つの要因です。職場は若い職員が多く、相談もしやすいので、働きやすいですね。もう一つは、家族のためです。羽島市は、子どもが小学校を卒業するまで時短勤務を延長できるようにするなど、仕事と子育てを両立する環境の整備に進んで取り組んでいます。そのような環境もあって、今の仕事は、家族との時間も取りやすく、そのために頑張ろうという気持ちは強いですね。

  

━━岐阜で働こうと思ったのはどうしてですか

家族や友人がいる知った土地で働きたい気持ちがありました。安心感がある地域で生活することで、働き始めた頃も仕事に集中することができましたね。大学時代に、実習で福祉の現場を経験し、地元で福祉の仕事に就くという軸ができたと覚えています。

━━働いてから感じた地域の魅力はありますか?

羽島市は近隣の岐阜市や大垣市に比べたら規模は小さいです。でも、福祉の現場では、昔から地域を支えている法人や、先進的な取り組みをしている法人など、地域の社会資源がとても充実していることが魅力です。住民の暮らしの安定のために、市ができることはほんのわずか。地域で一生懸命活動している方たちがいるからこそ、地域福祉が実現できています。その方たちの活動のために、適正に予算を計画していくことが私の役目ですね。

また、仕事をしていると、日本福祉大学の卒業生ともよくつながります。卒業生がたくさんいることも、この地域の魅力ではないでしょうか。

━━他にはどんな魅力を感じていますか?

福祉の分野に限らず、元気で積極的な方が多いことです。羽島市役所では、各町に担当職員が割り当てられています。私が担当している地域は特に住民の方が積極的で、市民運動会やお祭りなどの行事にたくさんの方が参加されます。行事を通じて、住民の方たちと交流することも、この仕事の楽しみの一つになっています。

   

最後に地元就職を目指す後輩へのメッセージをお願いします。

地元で働くことはいいですよ。自分が生まれ育った地域で暮らし、働き始められる安心感は大きいです。また、大学生活で、何かに一生懸命取り組むことをオススメします。私は、4年間アメフトに打ち込んでいました。あの経験があったからこそ、精神的に強くなったと今でも思います。勉強ももっとしておけばよかったと思うことはありますが、仕事に関係する専門的な知識は社会人になってからでも勉強はできています。頑張ってください。

〜インタビュアーの感想〜

羽島市の人の生活が豊かになることが仕事のやりがいとお伺いしました。私も今就活をしていますが、やりがいを持って働けるように企業選びを丁寧に行わなければいけないと再認識することができました。また地元で働くことの良さを伺った際、話のきっかけを作りやすいという良さをお伺いしました。地元で働くことの良さを聞き、私もより地元で働きたいと思えるようになりました。

子ども発達学部心理臨床学科 早崎 昌志

住民の方々が少しでも暮らしやすくなるためにはどうすることが良いのかを考え、支援していけることがこの仕事の魅力だと感じました。法律などの制約がある中で、その方々のニーズに応えるために自分たちは何ができるのかということを試行錯誤し続けることが大切だと学びました。そして、地元だからこその安心感や人との繋がりがあり、広い視野を持ってニーズを把握して、関係機関との連携ができるのではないかと思いました。

子ども発達学部心理臨床学科 高平 侑佳