教員職場見学会開催


活躍の場を知る
2020年2月3日に、岐阜県の特別支援学校教員が活躍する現場を知る「教員職場見学会」を開催し、岐阜県で特別支援学校の教員を目指す学生達が参加しました。見学に伺った先は、岐阜県立岐阜盲学校と、重症心身障害がい児施設すこやか(地方独立行政法人岐阜県総合医療センター内)の2か所です。
まずは、開校126年を迎える岐阜盲学校へ。日本福祉大学の大先輩である林亨校長先生に出迎えていただき、学校の成り立ちや歴史、現状についてのお話を伺いました。地域に開かれた学校を目指し、オープンキャンパスなどは、誰でも参加できる内容に。毎月、地域の方が学校の周辺の掃除を担当するなど、地域との深いつながりが感じられます。
  
後半は、こちらも日本福祉大学のOGである山田秀代教頭先生に学校内を案内いただきました。盲学校ならではの建物設計や生活ルールを伺いながら校内を見学。図書室では、触れる絵本や拡大鏡など、実際に体験しながら理解を深めました。
林先生のお話や現場の見学から、地域や社会に積極的に働きかけていく姿勢や実際の取り組みを学ぶことができ、学生たちの教員の職業理解が深まりました。
午後からは、重症心身障がい児施設すこやかの見学です。この日は、長良特別支援学校の訪問教育が行われていたため、早速その場に同席させてもらいました。皆で一緒にパプリカを合唱し、生徒さんも楽しんでいる様子。1対1で、生徒さんの反応を見ながら丁寧に関わられる授業の様子を間近で見学出来たことは、大変貴重な機会になりました。
   
授業の後は、卒業生で児童発達支援管理責任者をされている中村仁隆さんに、施設の見学と現在の取り組みや課題についてお話を伺いました。障がいがある子どもたちの支援について、現場からの想いを語られる中村さん。学生たちは、将来自分たちが担っていく仕事の意義や意味について、あらためて考えることができました。
今回の見学会を経て、教員の仕事について視野が広がったと同時に、岐阜で活躍する先輩方の働きに触れることで、岐阜県で働くことへの意欲も高まったようです。
お忙しい中ご対応いただいたみなさま、ありがとうございました。