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学習の成果

課題解決型インターンシップオリエンテーション開催!

ミッションは「医療福祉の仕事の魅力を伝える!」

2019年7月26日、社会福祉法人新生会のサンビレッジ岐阜で、課題解決型インターンシップのオリエンテーションを開催しました。

サンビレッジ岐阜が入っている岐阜シティータワー43を中心とした施設では、夏休み期間に小学生のお仕事体験を受け入れています。今回のインターンシップは、その現場に大学生がスタッフとして参加。小学生や受け入れ先の事業所の方たちと関わりながら、課題解決に向けた提案を考えて発表します。

お仕事体験は、6年目。今年はのべ170名ほどの小学生が、放送局や診療所、保育園、薬局など、11の職業を体験します。しかし、職種によって申込数に偏りがあり、特に、福祉関係の職業は人気がありません。

そこで、インターンシップに参加する学生たちは、医療福祉の仕事を正しく理解してもらい、その魅力を伝えるにはどうしたらいいのかを考えていきます。

 

オリエンテーションは、サンビレッジ岐阜のコンセプト説明からスタート。本学の卒業生でもある井上さんからお話を伺います。

サンビレッジ岐阜では赤ちゃんから高齢者まで、最期まで安心して暮らせる街づくりをスローガンに、様々な取り組みを実施されています。その中で、なぜ小学生の職場体験を行うのか。それは、子どもたちが集まることで、ここで暮らす高齢者の方たちの笑顔が増え、生活が豊かになる多世代交流の一環として行ってきたとのこと。

そして、本物の現場で、本当の仕事を体験してもらい、その仕事の魅力を知ってほしい。それが、何年か先に一緒に働くために、今後の社会を担う世代への種まきになるという井上さんのお話に、学生たちもインターンシップへの意欲が高まります。

次に、実際に小学生たちが体験をする職場を順番に訪問。それぞれの職場の、昨年の様子などを伺い、課題解決へのヒントを集めていきました。

 

最後に、インターンシップに参加する日程や、どのように進めていくか、どんな情報を集めていくかなど、発表に向けた作戦会議を行い、本日は無事終了です。

いよいよ来週からインターンシップが開始します。学生たちから、どのような提案が出てくるのか、楽しみです。

学内企業説明会2019開催!

2019年3月6日〜11日に日本福祉大学の学内企業説明会が開催され、岐阜県内から11の事業所に参加いただきました。

各教室では、熱心にメモをとる姿や質問をする様子がみられ、就職活動が本格化したばかりの、学生たちの熱意が感じられます。

今回の学内説明会は、昨年発行した岐阜県事業所ガイドブックに掲載されている中から、9法人が参加いただき、岐阜県での就職を目指している学生にとっては、より、身近に感じたのではないでしょうか。

また、昨年に続いて、岐阜県福祉人材総合支援センターの出張相談会を同時開催。学生たちのニーズを聴きながら、県内の福祉事業所の情報を提供していただきました。

各キャンパスの岐阜キャリア相談コーナーでは、岐阜県内の事業所の情報がたくさん集まっています。先輩たちの就職活動を取材した内定者インタビューの記事もたくさんありますので、今後、岐阜県内への就職を考えている学生さんはぜひ活用してください。

株式会社美濃庄

岐阜県

社会福祉法人大垣市社会福祉事業団

日本赤十字社岐阜県支部

生活協同組合コープぎふ

社会医療法人厚生会 木沢記念病院

社会福祉法人飛騨慈光会

和光会グループ

社会福祉法人岐阜県福祉事業団

株式会社トーカイ

Valor Holdings

岐阜県福祉人材総合支援センター

(順不同、敬称略)

福祉の事業所見学会2019開催!

2019年2月22日(金)に、福祉の事業所見学会を開催しました。今回で3回目となる福祉の事業所見学会。今年は、福祉用具の製造メーカーと、その用具を利用している医療現場を1日で訪問し、現場力を学びました。

最初に伺った事業所は、岐阜県養老町に本社を置く株式会社松永製作所。創業45年を迎える車椅子業界シェアトップのメーカーです。福祉業界への信用がまだまだ低かった当時、世の中に普及していなかった車椅子を作り始めた会社の成り立ちについて、松永社長から伺いました。

 

松永製作所では、製品の企画、製造、販売、そしてメンテナンスまで、全ての工程を自社で行なっています。「全てを自分たちの手で行うことで、自分たちの仕事に責任が持てる。お客様が喜んでくれるモノを自分たちで形にできることは素晴らしい」と松永社長は語られました。

お話を伺った後は、現場の見学です。どの現場に伺っても、働いている皆さんが清々しいあいさつで出迎えていただき、会社のあたたかい雰囲気が伝わってきます。中身のいい会社、やりがいのある会社をつくるという社長の想いが、一人一人の働く姿からも感じることができました。

 

「福祉用具は、何らかの事情で、自分の機能だけでは生活し辛くなった方に使っていただく。その方が持つ能力を活かして、その方の生活を豊かにするために私たちはつくる。この世の中にせっかく授かったオンリーワンの命を使って世の中に貢献することが私の夢」と語られた松永社長の言葉に、学生たちも心を動かされた様子でした。

続いての見学先は、岐阜県の基幹医療を担う高度急性期病院、地方独立行政法人岐阜県総合医療センターです。本学の卒業生も多数活躍しており、人材育成にも熱心に取り組んでいらっしゃいます。

プログラムは病院の概要説明からスタート。病院では「断らない医療」を目標に掲げ、職員のみなさんが動かれています。そのために最先端の医療技術を導入し、どんな方も受け入れられる体制を整えている取り組みなど、説明を伺うことで、地域の方の安心した生活を支えていることが伝わります。また、病院では、医師や看護師だけでなく、社会福祉士や介護福祉士、保健師など「多職種によるチーム医療」を行われています。

 

次はその現場。医療ソーシャルワーカーの拠点である退院調整部、リハビリテーションの現場、救命救急病棟、そして、重症心身障害児施設「すこやか」を見学しました。各病棟で、職種間の連携の様子や、断らない医療の実施に向けた取り組みを伺うことができました。

最後は、現場の職員様との交流会です。院内で働く介護福祉士、社会福祉士、保育士、看護師の4名の職員様に参加いただき、それぞれの職種の役割や実際の仕事内容についてお話を伺いました。学生からは、自分が目指す職種が、他の職種からどのように求められているのかなどの質問があり、意欲的に学ぶ姿が見られました。

 

企業見学会は、社会で想いと役割を持って働いている方との出会いの場面。実際にその方たちが働く現場に足を運び、直接お話を伺うことで、大学で学んでいることと社会での仕事が結びついていきます。

来年度も、企業見学会を行います。医療・福祉の現場に出て、学びたい方はぜひ参加ください。

福祉用具現場見学体験会開催!

2019年2月15日(金)に、岐阜県岐阜市に本社を置く株式会社美濃庄で、福祉用具現場見学体験会を開催しました。株式会社美濃庄は、創業130年を超える老舗企業。福祉用具のレンタル・販売事業や、介護施設のサポートなど、地域で暮らす高齢者の生活を多方面からさせる事業を展開されています。

本日は、福祉用具体験という事もあり、参加した学生は車椅子に座りながらスタート。最初に、長村庄太郎社長から事業を始めるきっかけとなったご夫婦との出会いのお話を伺いました。現在の介護保険制度ができる前から、地域で暮らす方の声に応えるために始められた現在の事業。社長のお話からは、この事業に込められた大切な想いが伝わってきます。

 

続いて、営業の松原さんより、会社の説明や地域における役割、仕事のやりがいについてのお話をうかがい、いよいよ福祉用具の体験です。介護ベッドや電動車いす、可動式の手すりなど、実際の利用者になったつもりで体験しながら、各用具の機能や役割を学びました。

本日は、実際に現場で営業をしている卒業生も後輩のため駆けつけてくれました。学生たちは、卒業生の先輩から説明を受けることで、自分たちが学んでいることが、社会で働いていくことにどうつながっているかのイメージが描きやすかったようです。

 

「福祉用具は、利用する方の生活の助けになるために使用している。しかし、その方が今持っている身体の機能を奪ってしまわないように、用具を選んで提供していくことが大切」と声を強くして語る卒業生。大きくうなづきながら、メモをとる学生たちの姿が見られました。

美濃庄では、福祉用具レンタルの業界では珍しく、自社内に用具の消毒部門を設けています。利用者さんの要望に応じて、気持ちよく用具を使ってもらえるように、一つ一つ丁寧に消毒します。自社内で行うことのメリットは、必要としている人に必要な時にすぐに届けられる事。その現場を見学することで、企業の理念を肌で感じることができました。

 

後半は、お茶を飲みながら先輩社員との座談会です。明るく話しやすいみなさんの様子から、職場の雰囲気が伝わります。学生たちからは、業界や仕事内容の質問だけでなく、先輩たちの会社との出会いや、仕事の大変さなど、多くの質問をすることができました。

長村吉章専務から、これから社会に出ていく学生たちに向けたエールをいただき、体験会はあっという間に終了。社長含め、社員の皆さんが外まで見送っていただき、最後まで会社の温かさを感じられた1日でした。

   

~参加学生の感想~

・車椅子一つをとっても、用途に合わせて様々な種類や機能があることが学べた。

・社員の方一人一人が、利用者さんに対して最善を尽くそうとしている姿勢を感じることができた。

・目の前の方が困っている事に対して自分ができることを増やすために、もっと勉強をしようと思った。

・今回の体験会を通じて、「地域のため、人のために働きたい」と、自分がやりたいことに気付けた。

・福祉用具の知識だけではなく、職場の雰囲気や働く社員さんについて知ることができてよかった。

「日本児童育成園」卒業生の職場訪問!

岐阜県の児童養護施設「日本児童育成園」で働く卒業生を学生2名が訪問し、働く現場の見学と仕事の話を伺いました。

今回訪問した学生は、将来、児童分野の心理士として働くことを考えています。しかし、実際に現場で心理士さんがどのような仕事をどのようにされているのかがわからない。では直接聴きに行こうということで、日本児童育成園へうかがいました。

対応いただいた心理士さんは、日本児童育成園で常勤で働いている心理士さん。お仕事をされて9年目になる卒業生です。

最初は、働かれている職場施設の見学から。子どもたちと面談をする部屋や、プレイルームなど、現場で実際にどのように支援されているのかを伺いながら見て回りました。

 

そして、あらためて心理職の仕事についてお話を伺います。

児童養護施設で心理職が必要な社会的背景や、心理士としての立場、役割を丁寧に説明いただき、学生たちも真剣にメモをとります。

学生たちからは、施設での支援の現状や、心理士として心がけていること、心理士さん自身のストレスケアの方法など沢山の質問が途切れることがありません。二人ともアルバイトやボランティアで児童分野の支援に関わっていることもあり、質問内容がとても深く実践的で、その熱心さに心理士さんも感心されていました。

見学した学生からは、「子どもたちと一緒に考えようとする姿勢がとても印象的だった。子どもたちを見つめることは、自分を見つめることだとも感じた。今回の見学が、自分にとって、とても重要な時間になった」」「心理士さんの仕事の内容、子どもたちと接するときの視点など具体的な話を聞くことができ、将来のビジョンが明確になった」と感想がありました。

 

大学での学びが、実際に働くこととどう関係してくるのか。現場に行って、働く人と話し、自分で感じてみることで体感できます。

忙しい中お時間をつくっていただいた日本児童育成園の皆様、ありがとうございました。

COC+参加大学共通プログラム「サマースクールin中濃」関コース

平成30年10月27日、COC+参加大学共通プログラム「サマースクール2018」関コースのフィールドワークが行われました。このプログラムは、地域を支えている方々や他大学の学生と一緒になって地域の「将来」を考えていきます。地域の現状や地元企業の理解を深め、自分の能力を磨いて、今後のキャリアの選択肢を広げる目的で開催しています。

今年のテーマは「伝統産業・文化の磨き上げ」です。今回は、関・美濃・郡上の3コースで、それぞれ見学し提案を行っていきます。本来は、9月4日~6日の2泊3日で行われる予定でしたが、台風21号接近に伴い中止となり、各コース別日程での開催になりました。

最初に行われたのが関コース。岐阜COC+参加大学から、4大学17名の学生が参加しました。このコースでは、『刃物産業を盛り上げる新たな展開を提案』を行います。

午前中に関鍛冶伝承館、フェザーミュージアム、刃物会館を見学。鎌倉時代から受け継がれる関鍛冶の技や刃物の歴史、世界の刃物、実用品の“関の刃物”と幅広く情報を収集しました。
 

午後からは、中部学院大学 関キャンパスに移動して、3グループに分かれグループワークを行いました。それぞれ見学した内容の共有と課題調査を行います。①関はなぜ刃物の街になったのか?②直近15年間程度で“刃物の街”関で生じた課題は何か?③刃物を振興させていくために必要なことは何か?という3つの視点で話し合いを行いました。
 
 

それぞれ出身地や専攻が異なるメンバーが集い、個々の強みを生かしながら3グループ3様の話し合いが行われ、『継承者』『外国人』『イベント』『観光』『民泊』などのキーワードが出ました。
 

今回の話し合いをもとに、11月24日、12月1日に再度グループワークを行い、更に内容を深めて発表を行います。ルーツを辿り、歴史を紐解きながら第三者の視点から現在を見つめた時、今まで気づかなかった強みを再発見できるかもしれません。
『関市の刃物産業を盛り上げる』どんな提案が出てくるか楽しみです。

経済学部遠藤先生が岐阜大生に講義!

経済学部の遠藤秀紀准教授が、岐阜大学で「地域産業と企業戦略入門」の講義を行われました。今年で3年目となる岐阜大学での講義、岐阜大学のCOC+科目、次世代産業リーダー育成コースに位置付けられており、複数の学部の学生が受講しています。

遠藤先生の講義は、岐阜大生の盛大な拍手からスタート。経済学について、日常生活の事例を交えながらわかりやすくお話しされる遠藤先生に、学生も、他の先生方もひきこまれます。

人の交流と地域経済の関わりが岐阜の地でどのように形成されてきたかなど、岐阜市出身でもある遠藤先生ならではのお話しをたくさん聞くことができました。

本学でも、サマースクールなど、岐阜COC+の取り組みにご尽力いただいている遠藤先生。今後ともよろしくお願いいたします。

COC+多治見プロジェクト2018開催!

2018年9月12日、13日に名古屋学院大学主催の「COC+多治見プロジェクト2018」がおこなわれ、岐阜COC+参加大学から、4大学22名の学生が参加しました。今年で2回目となるこの企画。昨年に引き続き、今年も日本福祉大学から学生が参加しました。

今年のテーマは、「多治見市における企業誘致戦略と新しいまちづくり」。10年間で22企業が進出している多治見市で、企業誘致がもたらす地域経済への効果や、企業と地域の関わり、進出企業の地域貢献について、その現場を見ながら考えていきます。

1日目は、情報収集です。多治見市に新たにできた観光施設「モザイクタイルミュージアム」からスタートしました。施設では、見学や体験をしながら、伝統産業である窯業について学びます。その後は、トヨタ自動車株式会社の多治見サービスセンターや、日本ガイシ株式会社の工場建設予定地など、地域と良好な関係を築いている企業の施設を見学して回りながら、企業進出と地域の関わりについて理解を深めました。

 

夜は、地球村で1日目のまとめを行います。名古屋学院大学学長の小林先生から多治見市の地域づくりと企業誘致戦略をテーマに講義を受けた後、学生たちは1日を振り返って、グループで情報を整理していきました。その後は、お楽しみの天体観測でしたが、あいにくの天候であったため、地球村の職員の方から星に関する話を伺いました。

2日目は、美濃焼ミュージアムや企業誘致計画のある場所を見学し、最終発表に向けて、産業文化センターへ移動しました。多治見市役所の小玉さんから、多治見市の企業誘致の取り組みや実績、企業と地域との関わりについての講義を受けて、グループワークに入ります。

テーマは、「企業の社員として、多治見地域に進出する際に何を考えるか」。自分たちで課題設定と解決策まで発表する難易度の高いテーマですが、2日間の学びをお互いに共有しながら、話し合いを進め、熱心に取り組んでいく学生たちの姿が見られました。

   

テーマに対しての話し合いを終えた後は、グループごとに発表です。学生たちからは、進出企業を知ってもらう機会が少ないことが課題と考え、これまでの地場産業と新しい企業の連携を強化する方法や、交通網の改善を進めるために企業の連携を考える案、伝統であるタイル産業を中心にして地域づくりを考えていく方法などが発表されました。

最後に、発表に対して経済部産業観光課の水野さんからと「短い時間の中で、学生なりの視点でたくさんの提案をしてくれた。どれも、若者らしい良い案だった。今後は、もっと広い視野で考えられるようになってほしい。自分たちの立場だけでなく、子どもや、高齢者などの別年齢や、家族構成など、様々な立場から捉えて、何十年後、皆が幸せになる最大公約数を考えることが」講評をいただきました。

〜参加学生の感想〜

自分が大学でどんなことをしてきたかを考えた時に、あまり行動をしておらず自分には何もないと考えていました。また、普段の大学生活では、グループワークを行う機会が少ないことや、他大学との交流もあまりありません。

しかし、今回のCOC+多治見のプロジェクトに参加したことで、社会人の他職種交流のような、違う視点からの考えを学ぶことができました。

さらに、企業研究と今の自分で出来る地域貢献について学ぶことができ、今後仕事を始めても活かせる話を聞くことができたので、貴重な価値のある体験がでした。

健康科学部 3年 中藤優貴

高山市社会福祉協議会児童福祉インターンシップ実施!

飛騨高山で、児童福祉から地域を知る

2018年8月21日〜25日、高山市社会福祉協議会(以下、高山市社協)で子ども発達学部の学生5名がインターンシップを行いました。このインターンシップでは、高山市社協が運営する児童館と児童発達支援事業所にスタッフとして参加し、事業を通じて、現場の仕事体験だけではなく、社会福祉協議会の役割や地域のつながりを学ぶことを目的としています。

高山社協の事務局長小峠さんから社会福祉協議会の説明を伺うことからインターンシップがスタート。地域の方が作ったお皿いっぱいのトマトの差し入れに、学生たちの緊張もほぐれます。日本一の広さをほこる高山市。地域によっては、高齢化率が5割を超えるなど、少子高齢化と人口の減少は地域の課題になっています。その中で、「住民主体のまちづくり」を目指し活動されている高山市社協の役割や取り組みをわかりやすく説明していただきました。

児童課長の桐山さん、児童発達支援事業所所長の中林さんからは、2日目から訪問する事業所の説明を伺いました。お二人からは、子どもたちが帰って来たくなる街や地域を創っていくことを目指し、その中で、社会福祉協議会として事業をおこなう意義についてお話していただき、学生たちも自分たちが関わる仕事への理解が深まりました。

高山市では、高齢、障がい、児童、地域福祉に取り組む団体が145団体(2018年8月現在)連携して地域支援をされています。その仕組みとネットワークの強さを、学生たちは5日間通じて様々な場所で感じる事になります。

その最初の機会は初日の夜。受け入れ事業所の方や、大学連携センターの職員さん、市議会議員さんなど、地域で活動されている方々との交流会で親睦を深め、インターンシップへの意欲はさらに高まります。

地域の子どもや大人と交流から、つながりを感じる

2日目からは、現場に入ります。二手に分かれて、社協が運営する児童館と児童発達支援事業所に伺いました。高山には大学がないため、大学生のお姉さんが来ることを心待ちにしてくれていた子どもたち。緊張しながらも笑顔で出迎えてもらい、心の距離も縮まっていきます。

学生たちはそれぞれが立てた目標を意識しながら、子どもたちと一緒に遊んだり、話したり、一緒に作業をしたりを時間を共にします。職員さんへの積極的に質問をしたり、自分なりに考えて子どもたちと接しにいく姿から、今回のインターンシップに対する意識の高さが感じられました。

施設での実習後は、市内で行われている様々なイベントに伺いました。社会福祉法人清徳会が運営する地域交流館「宙(そら)」では、地域の方が集まり流しそうめんを開催。地元で採れた「地」のトマトやきゅうり、スイカを子どもたちや地域の方と一緒にいただきました。

空町まちづくり協議会が企画した肝試しには、近くの子どもたちが大勢集まります。児童館に関わってる中学生や高校生もボランティアとして運営に参加しており、地域のつながりに触れることができました。

どこに行っても、社会福祉協議会の方、市役所の方、社会福祉法人の方、地元住民やボランティアの方がいらっしゃり、一緒になって活動をされている姿に、学生たちからは「この地域のつながりの強さに感動した」と声が聞こえました。

 

学生から見た高山市社協と飛騨高山地域

最終日。4日間のインターンシップを振り返り、学びや気づきの共有と、高山市社協の仕事や、職場、そして地域の強みや魅力を考えました。前日に、各施設の職員さんへ行ったインタビューの内容も整理しながら、それぞれが感じたことを共有していきます。

〜仕事の魅力(一部抜粋)〜
・地域に溶け込んだ仕事ができる。
・自分たちの働きかけが、地域の活性化につながる。
・子どもの可能性を信じ、成長を見られる。
・個別支援と集団の関わり、両方が行える。

〜職場の魅力(一部抜粋)〜
・立場に関係なく、フラットな関係で支援に向き合える。
・職員がお互いを信頼し合っていて、安心感を持って働ける。
・チャレンジができ、失敗を恐れず新しいことを始めやすい。
・子どもも親も、職員も、みんなが成長していける場所である。

〜地域の魅力(一部抜粋)〜
・「お互いさま」の雰囲気があり、誰かが助け、誰かを助けることができる。
・日常的につながる機会が多く、他世代との交流ができる。
・地域の声が、新しい取り組みにつながっていく。
・街の中にたくさんの子どもの姿があり、地域で子どもを支えているという意識の高さがある。

最後に、小峠さんから、「学生たちの地域を見る視点や学ぼうという意識の高さに、感心しました。」と感想をいただきました。

学生たちにとって、仕事に対して真剣に向き合い、楽しみながら働いている社会人と過ごした時間、地域で自分の役割を持って活動をされている方との出会いは、今後の人生を考える上で貴重な財産になったのではないでしょうか。

日本福祉大生を快く受け入れてくれた高山市社協の職員のみなさま、地域の方々。数々の気遣い、あたたかい関わり、ありがとうございました。

地域づくりを考えるワークショップ開催!

地域づくりを体験的に考える

2018年8月8日に「地域づくりを考えるワークショップ」を開催しました。今回の企画は、岐阜県笠松町にある、社会福祉法人笠松町社会福祉協議会と共催で、日本福祉大学社会福祉学部と子ども発達学部の学生計16名が参加。社会福祉協議会の仕事を通じて地域づくりについて考えました。

ワークショップは、笠松町内にある地域サロンからスタート。笠松町では、地域の方が企業やお寺、公共施設などと協働して、多数のサロンを運営されています。今日は、その中の一つ、笠松保育園の中で開かれている「かさほサロン」へ伺いました。

  

最初に笠松町社会福祉協議会の森会長から歓迎の言葉をいただき、早速、地域の方との交流です。集まられた方とお話をしたり、一緒に子どもたちと遊んだりと、保育園で開催されているサロンならではの体験をすることができました。

サロンの目的として、地域の方が集まり、顔を合わせて話すことで、つながりができ、課題の発見や孤立の予防、見守りの役割が挙げられます。その大切さを現場で学びました。

      

見学後は、笠松町内の散策です。事前学習で、笠松町の現状を統計情報から調べてきた学生たち。その情報をもとに、町内を歩きながら、自分たちの目でその現状を確認していきます。町内の細い道や、商店街、他のサロンが行われているお寺などを見て回りました。

  

お昼の休憩を挟み、午後からは公民館でグループワークです。今回の企画、準備、運営を行なっていただいている笠松町社会福祉協議会の児玉事務局長、荒木センター長、生活支援コーディネータの栗本さん、青山さんからあらためて自己紹介をしていただき、ワークに入ります。児玉事務局長、荒木センター長、青山さんは、日本福祉大学の卒業生でもあります。

  

まずは、午前中に見学してきたサロンや笠松町の情報の整理です。栗本さんから社会福祉協議会が関わってきたサロンの説明を伺い、荒木センター長に事前学習の解説と共有をしていただきながら、笠松町という地域と社会福祉協議会の役割の理解を深めます。

続いて、いよいよ、今回のワークショップの中心課題。地域づくりを考えるワークに入ります。困りごとを抱えた地域の方に対して、自分たちが社会福祉協議会の職員としてどんな働きかけができるかを考えました。事例は、地域で認知症を患い、孤立しかけている方のへの対応です。まずは、その方がどんな状況なのか、どんな気持ちなのか、何を望んでいるのかをグループで話し合いました。それをもとに、後半は支援を考えます。

    

今回は、テーマが「地域づくり」であるため、考える支援は、困りごとを抱えた本人だけではなく、その周囲に対してどうしていくかに焦点を当てました。学生たちは、地域にある社会資源や人物の情報をもとに、その資源をどう活用するかと、新たにどんな資源があれば、支援ができるか、意見を出し合います。

 

各グループの発表では、地域の人や資源同士をつなげる働きかけや、今まで行なっていなかった場所、考えつかなかった場所でのサロンの開設など、今日1日の学びと、柔軟な発想力を生かした意見が多く出されました。

  

発表の後は、荒木センター長と栗本さんから、今回の事例について、実際に社会福祉協議会で行なった支援についてお話を伺いました。できないことの支援ではなく、できることの応援をしていくことで、地域が変わっていく。その過程を事例を通じて学ぶことができました。

最後に、笠松町の歴史を映像で振り返ります。「地域の支援に関わるには、地域の歴史を知り、地域の想いを知る。そして、その地域を愛することで初めて行える」という荒木センター長の言葉を、学生たちは真剣に聞き入っていました。

  

ワークショップを終えて、疲れた表情の中にも、たくさんのことを学んだ学生たちの姿を見ることができました。帰りに、職員の皆さんが普段働いている職場を見学して、本日は終了。

笠松町社会福祉協議会の皆様には、企画の段階から大変おせわになりました。また、かさほサロンの方、地域住民の皆様、本日は、ありがとうございました。

〜参加学生の学び、感想〜

・社会資源は、どのようなものが必要かということだけでなく、どうやってアプローチして、つなげていくかが大切だと学んだ。

・サロンの取り組みを見ても、形もやり方も多様で、考え方や方法は一つではないと気づけた。

・主体的に動けば、街や暮らしや社会は変えられると感じた。

・自分が住んでいる地域についても、しっかり調べてみようと思った。

・地域の方と直接コミュニケーションを取ってからワークをしたことで、学びが深まった。