岐阜県総合医療センターでホスピタルクラウン見学!

子どもたちの笑顔を創る

地方独立行政法人岐阜県総合医療センターに重症心身障がい児施設すこやかが開設された2016年3月。岐阜県総合医療センターでは、院内で過ごす子どもたちに、少しでも楽しい時間を過ごしてもらえるように、特定非営利活動法人日本ホスピタル・クラウン協会に相談し、病棟でのホスピタル・クラウンのパフォーマンスをはじめられました。現在は、毎月1回、子どもたちが本来の子どもらしい笑顔になれるように各病棟を訪問ししています。

今回は、自身もバルーンアートや毛糸マスコット制作など、子どもたちを楽しませることが大好きな子ども発達学部の高木歩水さんが、その活動を見学に行きました。

本日は、お二人のクラウンが訪問。クラウンが病室に入ると、職員さんたちも集まってきます。一人一人丁寧に話しかけながら、笑いを交えての関わりは、その場の空気がすぐに明るくなります。

その子に合わせた色や物を聴きながら会話を進め、取り出した風船は、みるみるうちに動物や果物などに変わっていきます。子どもたちだけでなく、職員さんも巻き込んでの時間に、皆さんから笑顔があふれていました。すこやか棟では、普段反応をあまり見せないお子さんも、クラウンのバルーンアートに大喜びする姿も見られ、職員さんも驚きと嬉しさを隠せません。

ホスピタル・クラウンの愛嬌と人柄と高い技術、そして、子どもたちを思う気持ちが、皆さんの笑顔につながっていく様子を間近で見ることができました。

〜参加学生の感想〜

ホスピタル・クラウンの方の子どもや大人の方への働きかけ方がとても勉強になりました。また、これまで医療の現場は関わったことがなかったのですが、医師や看護師だけでなく、保育士や介護福祉士、今回のホスピタル・クラウンや特別支援学校の先生など、病院の中と外で連携されているのだと知ることができました。

職業がどんな場所で活躍しているのかを知ることで、自分の進路の選択肢も広がると感じます。

事業所取材企画、社会福祉法人新生会訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブックの取材。今回は、岐阜県は揖斐郡池田町に本部がある社会福祉法人新生会が岐阜駅前のシティータワー43で運営している「サンビレッジ岐阜シティタワー・訪問看護ステーション」へ伺いました。シティータワー43では、2007年に、「赤ちゃんから高齢者までが最期まで安心して暮らせる街づくり」をスローガンにサンサンタウンを開設。新生会が運営する訪問看護ステーションや住宅型有料老人ホーム、多世代交流施設の他に、別法人が運営する診療所や保育所、歯科医院、薬局などが連携して一つの「街」をつくっています。

本日の取材インタビュアーを務めるのは、看護学部3年の西村春奈さんです。訪問看護ステーションでは、看護師兼管理者として活躍されている川瀬由起子さんに出迎えていただき、早速、施設の概要説明を伺いました。

サンサンタウンでは、赤ちゃんから高齢者まで、地域の人が行き交って交流ができるようにタウンの真ん中に広場があるなど開放的な雰囲気で作られているとのこと。また、住んでいる方それぞれが楽しみや役割を持って自立できる仕掛けが様々なところにあると川瀬さんから伺いました。

続けて、施設内の見学に進みます。3階のサンサンタウン内は通路の周りに診療所や歯科、薬局、保育園、喫茶コーナーなどがあり、まるで商店街のような様子。各施設の機能や役割を伺いながら、現場を順番に回ります。6〜14階のサービス付き高齢者向け住宅では、水感知センサーで住居者の方の安否が確認できるなど、皆が安心して暮らせるように、連携して支援・ケアできる環境を見ることができました。

見学後は、改めて川瀬さんにお話を伺いました。

――サンサンタウンならではの良さはどのようなことですか?

自分たちの法人だけではなく、他の事業所と一緒に仕事ができることです。同じ法人内だけだと、馴れ合いから停滞してしまう可能性もありますが、他との連携によって、よりよくやっていけていると感じます。「安心して暮らせる街をつくる」という同じ目標に向かって、お互いに認め合い、刺激し、高め合っています。

企業の方と一緒に仕事をすることも良いですね。商業のことや、広報の仕方なども勉強になりました。対個人だけでなく、対社会に向けて仕事をするという意味で、法人としても成長できたと感じています。

――(川瀬さんが感じる)新生会の職場の魅力はどのようなことですか?

皆が利用者を中心として働いているところです。全員が地域住民のことを考え、相手の立場になって仕事をしているので、働きやすい。これが、利益や、他の職員のために働くとなると、やりにくくてしょうがないです。また、他の拠点もそうですが、それぞれが「地域のために」という意識が強いです。

また、制度がなくても、利用者に必要であれば新しいことに挑戦しています。制度のために仕事をするのではなく、利用者のために行っていたことが制度として後から付いてきます。この姿勢も法人の魅力です。

――この仕事で、難しい、大変と感じることはどんなことですか?

何かを決めなければならないときに、「絶対にこっちを選んだ方がいいのに」という選択肢を相手が選んで頂けない時です。自分の価値観の押し付けになってはいけないことはわかっているのですが、相手が別の選択をしたり、選択すらしてくれないときは難しいと感じます。でも、うまくいかないことがあるからこそ、うまく行ったときの達成感は大きいです。

――仕事はどうやって進めているのですか?

利用者さんであっても、あくまで他人です。他人の人生なので一人で抱え込むのは負担が大きいし、危険。そのため、必ずチームで対応しています。看護師同士もチームであり、連携している診療所の先生や、生活相談員などもチームです。みんなで集まっていつも作戦会議をしています。

――仕事のやりがいを教えてください。

看護師の仕事は、人間相手の仕事です。他の人の人生の大切な時間のなかで、その方の生活や考え方、価値観に関われることは、貴重な経験であり、やりがいに感じます。利用者さんと一緒に考え、一緒に選び、時には失敗しながら、悲しみも喜びも、驚きも共有できる仕事です。全く同じ人はいらっしゃらないので、毎回が新鮮ですね。

――印象に残っているエピソードはありますか?

ある一人暮らしの女性との出会いです。末期の癌を患っている方でした。その方はお一人で入居されていたのですが、最期の1週間、一人で居るのは寂しいから、住宅型有料老人ホームで生活したいと自らおっしゃったのです。自分の人生の最期まで自分で過ごし方を選んでいける力強さを目の当たりにした時、私もそう生きたいと思いました。

この施設では、女性の6割がお一人で生活されています。でも、みなさん自分がどうしたいかを自己決定されていらっしゃいます。これは、先ほどの女性が最期まで自己決定された姿を見て、他の方もここで最期まで安心して暮らせると感じていただけたのだと思います。

私たちも、このタワーで自己決定できる街づくりがやっていけると確信できました。

――最後に学生へのメッセージをお願いします。

看護師もそうですが、人と関わる仕事をするなら、その人の背景や、価値観、その家族、関わる地域の方まで見ると、その人の全体が見えてきます。私は、以前病院で勤務していた時に、寝たきりで無反応な患者さんのケアを行ったことがあります。ある日そのご家族から、「あの看護師さんにケアして欲しくない」と言われ、とてもショックでした。でも、振り返って考えてみると、機械的に作業をしているだけになっていた自分に気づきました。人に関わっているのに、相手を人として関わっていなかった自分が怖かったです。この経験があるからこそ今の自分がいます。目の前の「人」の人生まで見て関わることができるように視野を広く持って欲しいです。そうすることで、自分の人生も豊かになりますよ。

取材を終えて、インタビュアーの西村さんからは、「これまで学んできた訪問看護のイメージは、自宅に伺ってケアするというイメージだったが、取材をして、個別性や地域のつながりが重要であり、他のスタッフや施設と連携しながら利用者の人生をみていく仕事なのだと感じた」と感想がありました。

サンサンタウンの皆様、忙しいなか、お時間をかけて丁寧に対応していただき、ありがとうございました。

 

 

事業所取材企画、コープぎふ訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県各務原市に本部を置く生活協同組合コープぎふに伺いました。1999年に岐阜県内の3生協が合併して発足されたコープぎふ。現在は、県内に9つの支所を構え、衣食住に関する事業を中心に、介護や葬祭、生活に関するサービスなどを提供して、県内の組合員さんの暮らしを豊かにするためのサポートをされています。

今回の取材のインタビュアーを務めるのは、社会福祉学部3年の松浦百花さん、高津優奈さんのお二人です。まずは、日本福祉大学福祉経営学部の卒業生である永井さんと、人事部の佐橋さんに組合の概要を伺いました

  

コープぎふの仕事は、人に関わる仕事。職員も一組合員であり、出資も運用も全て組合員によって行われているとのこと。そのため、人と人とのつながりによって組織ができており、人の優しさや温かみを感じられる良さがあると、早速、仕事の醍醐味について語っていただけました。

次は、永井さんに案内いただき、職場の見学です。本部の1階部分の配送拠点で、商品が安全に組合員さんの手元に届くまでの流れを現場で見ながら学びました。

    

最終的に商品を組合員さんに渡す役割を担っている地域担当者の方々が、組合員さんとの関わりに時間を注げるように、現場では役割分担がしっかりとされていました。永井さんが働く事務所の様子も見学し、いよいよインタビュー本番です。

――コープぎふの特徴を教えてください?

佐橋さん|目指す姿をみんなで共有しています。仕事はマニュアルがあまりなく、目の前の組合員さんに最善を尽くすために、それぞれが何をすればいいかを考えて働いている方が多いです。

永井さん|「ぎふを食べよう」というテーマで、組合員さんと一緒に作った商品があることです。飛騨の中華そばや、明方(みょうがた)ソーセージなど、生産者やメーカーさんの協力を得て開発し、長年組合員さんに愛される商品になっています。

――コープぎふで働こうと思ったきっかけを教えてください?

永井さん|いろいろな人と関わることができると思ったからです。大学で福祉について学ぶ中で、せっかくなら福祉の学びを活かして働きたいと思いました。合同の企業説明会で、たまたまコープぎふの説明を聞く機会があり、ここなら「ふくし」を活かせそうだと思いました。

佐橋さん|私は、説明会で暖かそうな職場だと感じたことがきっかけです。選考の中で、先輩職員の横に座って、配送をする過程があります。そこで出会った先輩がとても素敵な方で、志望度が高まったことを覚えています。

  

――福祉の学びはどのように役に立ちますか?

永井さん|組合員さんとの関わりに役に立ちます。例えば、最近は高齢の方も増えているので、組合員さんと関わる方は認知症サポーターの資格をとっています。ここで福祉の知識があることで、より相手に適切な対応ができます。この仕事は、広い意味で、地域で暮らす方の「ふくし」に携わる仕事だと感じているので、学びはいくらでも活かせます。

――組合員さんとの関わりで大切にされていることはどんなことですか?

永井さん|信頼関係です。最初にお伝えした通り、コープぎふは、組合員さんのより良い暮らしを目指しています。そのためには、商品に対する要望や意見など、組合員さんたちの声が必要です。組合員さんとの信頼関係ができている職員ほど、率直な声をたくさんもらってこられるのです。その信頼関係を得るには、まずは担当者が自己開示して、その人となりを知ってもらうことを大切にしています。

――組合員さんとの関わりで、印象に残っているエピソードはありますか?

佐橋さん|配送に伺った時に表情が暗い方がいらっしゃいました。どうかされたのかと気になって声をかけると、大切にされていた犬が亡くなったお話をしてくれました、後々、その声掛けで気持ちが救われたとお手紙をいただいたことは印象に残っています。それからは、組合員さんの「いつもと違う」に気をつけるようにしています。

永井さん|私は、組合員さんの声を実現させたいと思っています。以前、北海道の名産品を扱っていました。みなさん大変楽しみにされていたのですが、購入する際の個数が多く、金額が高くなっていました。一人暮らしの方から、少ない数で買いたいと意見をいただき、販売の数を変えたらとても喜んでもらえました。自分の意見が形になる嬉しさをみなさんにも感じてもらいたいです。

  

――働いていて感じる職場の魅力はありますか?

永井さん|若い世代が増えてきています。働く上で、組織で守らなければならないルールはもちろんありますが、自分たちがやりたことを気負いなくできる環境があります。どの事業所もそうやって若い人が活躍して盛り上げていることは魅力です。

佐橋さん|20代は、全体で2番目に多い年代になりました。そのため、どの事業所も活気が出ています。また、女性の職員も増えています。今年から働き方改革の部門もでき、皆が働きやすい環境作りに取り組んでいます。

――最後に、これだけは伝えたいということはありますか?

コープぎふの仕事は、商品を届けることだけではないということです。そこに、人とのつながりや暮らしている方の想いがあります。最初にもお伝えしましたが、関わる人たちの優しさに支えられて、働けること。この嬉しさを伝えたいです。

取材終了後、インタビュアーの2人からは、取材をしたことで、人とのと関わりを大切にしていることが、より感じられた。実際に地域担当者の方と一緒に回ってみたい、他の現場も見てみたいと感想をもらいました。

お忙しい中、貴重なお話をたくさんいただいた永井さん、佐橋さん、コープぎふのみなさま、ありがとうございました。

 

高山市社会福祉協議会児童福祉インターンシップ実施!

飛騨高山で、児童福祉から地域を知る

2018年8月21日〜25日、高山市社会福祉協議会(以下、高山市社協)で子ども発達学部の学生5名がインターンシップを行いました。このインターンシップでは、高山市社協が運営する児童館と児童発達支援事業所にスタッフとして参加し、事業を通じて、現場の仕事体験だけではなく、社会福祉協議会の役割や地域のつながりを学ぶことを目的としています。

高山社協の事務局長小峠さんから社会福祉協議会の説明を伺うことからインターンシップがスタート。地域の方が作ったお皿いっぱいのトマトの差し入れに、学生たちの緊張もほぐれます。日本一の広さをほこる高山市。地域によっては、高齢化率が5割を超えるなど、少子高齢化と人口の減少は地域の課題になっています。その中で、「住民主体のまちづくり」を目指し活動されている高山市社協の役割や取り組みをわかりやすく説明していただきました。

児童課長の桐山さん、児童発達支援事業所所長の中林さんからは、2日目から訪問する事業所の説明を伺いました。お二人からは、子どもたちが帰って来たくなる街や地域を創っていくことを目指し、その中で、社会福祉協議会として事業をおこなう意義についてお話していただき、学生たちも自分たちが関わる仕事への理解が深まりました。

高山市では、高齢、障がい、児童、地域福祉に取り組む団体が145団体(2018年8月現在)連携して地域支援をされています。その仕組みとネットワークの強さを、学生たちは5日間通じて様々な場所で感じる事になります。

その最初の機会は初日の夜。受け入れ事業所の方や、大学連携センターの職員さん、市議会議員さんなど、地域で活動されている方々との交流会で親睦を深め、インターンシップへの意欲はさらに高まります。

地域の子どもや大人と交流から、つながりを感じる

2日目からは、現場に入ります。二手に分かれて、社協が運営する児童館と児童発達支援事業所に伺いました。高山には大学がないため、大学生のお姉さんが来ることを心待ちにしてくれていた子どもたち。緊張しながらも笑顔で出迎えてもらい、心の距離も縮まっていきます。

学生たちはそれぞれが立てた目標を意識しながら、子どもたちと一緒に遊んだり、話したり、一緒に作業をしたりを時間を共にします。職員さんへの積極的に質問をしたり、自分なりに考えて子どもたちと接しにいく姿から、今回のインターンシップに対する意識の高さが感じられました。

施設での実習後は、市内で行われている様々なイベントに伺いました。社会福祉法人清徳会が運営する地域交流館「宙(そら)」では、地域の方が集まり流しそうめんを開催。地元で採れた「地」のトマトやきゅうり、スイカを子どもたちや地域の方と一緒にいただきました。

空町まちづくり協議会が企画した肝試しには、近くの子どもたちが大勢集まります。児童館に関わってる中学生や高校生もボランティアとして運営に参加しており、地域のつながりに触れることができました。

どこに行っても、社会福祉協議会の方、市役所の方、社会福祉法人の方、地元住民やボランティアの方がいらっしゃり、一緒になって活動をされている姿に、学生たちからは「この地域のつながりの強さに感動した」と声が聞こえました。

 

学生から見た高山市社協と飛騨高山地域

最終日。4日間のインターンシップを振り返り、学びや気づきの共有と、高山市社協の仕事や、職場、そして地域の強みや魅力を考えました。前日に、各施設の職員さんへ行ったインタビューの内容も整理しながら、それぞれが感じたことを共有していきます。

〜仕事の魅力(一部抜粋)〜
・地域に溶け込んだ仕事ができる。
・自分たちの働きかけが、地域の活性化につながる。
・子どもの可能性を信じ、成長を見られる。
・個別支援と集団の関わり、両方が行える。

〜職場の魅力(一部抜粋)〜
・立場に関係なく、フラットな関係で支援に向き合える。
・職員がお互いを信頼し合っていて、安心感を持って働ける。
・チャレンジができ、失敗を恐れず新しいことを始めやすい。
・子どもも親も、職員も、みんなが成長していける場所である。

〜地域の魅力(一部抜粋)〜
・「お互いさま」の雰囲気があり、誰かが助け、誰かを助けることができる。
・日常的につながる機会が多く、他世代との交流ができる。
・地域の声が、新しい取り組みにつながっていく。
・街の中にたくさんの子どもの姿があり、地域で子どもを支えているという意識の高さがある。

最後に、小峠さんから、「学生たちの地域を見る視点や学ぼうという意識の高さに、感心しました。」と感想をいただきました。

学生たちにとって、仕事に対して真剣に向き合い、楽しみながら働いている社会人と過ごした時間、地域で自分の役割を持って活動をされている方との出会いは、今後の人生を考える上で貴重な財産になったのではないでしょうか。

日本福祉大生を快く受け入れてくれた高山市社協の職員のみなさま、地域の方々。数々の気遣い、あたたかい関わり、ありがとうございました。

郡上市社会福祉協議会インターンシップ

社会福祉学部3年生の小椋将喬さんが、郡上市社会福祉協議会でインターンシップを行なっています。郡上市出身で、将来は地元郡上で働きたいと言う強い想いを持っている小椋さん。インターンシップでは、事務局での地域福祉活動や、デイサービスセンター、障がい福祉サービス事業所での業務体験など、5日間で社会福祉協議会の仕事を体験しています。

インターンシップ4日目はサロン訪問です。郡上市社会福祉協議会で働く日本福祉大学卒の先輩職員さんとともに伺いました。今回訪問した場所は、郡上市和良町の東野公民館で開催されているサロン「ことぶき会」。毎週1回地域の方が集まり、体操をしながら交流されています。このサロンは、14年間続いているとのこと。郡上出身の学生の訪問を、皆さん笑顔で迎えていただきました。

 皆さんがそろうと、早速体操の開始。14年続けていらっしゃるだけあって、慣れた様子で身体を動かしていきます。80代の方が半分以上いらっしゃるとは思えないほど、皆さんお元気。この和良地域が日本一の長寿の里(2000年度における男性の平均寿命日本一)と言われるのも納得がいきます。体操の後は、お茶を飲みながら、郡上の話や大学の話で盛り上がりました。

インターンシップを通じて、良い学びをたくさん得ている様子の小椋さんでした。

地域づくりを考えるワークショップ開催!

地域づくりを体験的に考える

2018年8月8日に「地域づくりを考えるワークショップ」を開催しました。今回の企画は、岐阜県笠松町にある、社会福祉法人笠松町社会福祉協議会と共催で、日本福祉大学社会福祉学部と子ども発達学部の学生計16名が参加。社会福祉協議会の仕事を通じて地域づくりについて考えました。

ワークショップは、笠松町内にある地域サロンからスタート。笠松町では、地域の方が企業やお寺、公共施設などと協働して、多数のサロンを運営されています。今日は、その中の一つ、笠松保育園の中で開かれている「かさほサロン」へ伺いました。

  

最初に笠松町社会福祉協議会の森会長から歓迎の言葉をいただき、早速、地域の方との交流です。集まられた方とお話をしたり、一緒に子どもたちと遊んだりと、保育園で開催されているサロンならではの体験をすることができました。

サロンの目的として、地域の方が集まり、顔を合わせて話すことで、つながりができ、課題の発見や孤立の予防、見守りの役割が挙げられます。その大切さを現場で学びました。

      

見学後は、笠松町内の散策です。事前学習で、笠松町の現状を統計情報から調べてきた学生たち。その情報をもとに、町内を歩きながら、自分たちの目でその現状を確認していきます。町内の細い道や、商店街、他のサロンが行われているお寺などを見て回りました。

  

お昼の休憩を挟み、午後からは公民館でグループワークです。今回の企画、準備、運営を行なっていただいている笠松町社会福祉協議会の児玉事務局長、荒木センター長、生活支援コーディネータの栗本さん、青山さんからあらためて自己紹介をしていただき、ワークに入ります。児玉事務局長、荒木センター長、青山さんは、日本福祉大学の卒業生でもあります。

  

まずは、午前中に見学してきたサロンや笠松町の情報の整理です。栗本さんから社会福祉協議会が関わってきたサロンの説明を伺い、荒木センター長に事前学習の解説と共有をしていただきながら、笠松町という地域と社会福祉協議会の役割の理解を深めます。

続いて、いよいよ、今回のワークショップの中心課題。地域づくりを考えるワークに入ります。困りごとを抱えた地域の方に対して、自分たちが社会福祉協議会の職員としてどんな働きかけができるかを考えました。事例は、地域で認知症を患い、孤立しかけている方のへの対応です。まずは、その方がどんな状況なのか、どんな気持ちなのか、何を望んでいるのかをグループで話し合いました。それをもとに、後半は支援を考えます。

    

今回は、テーマが「地域づくり」であるため、考える支援は、困りごとを抱えた本人だけではなく、その周囲に対してどうしていくかに焦点を当てました。学生たちは、地域にある社会資源や人物の情報をもとに、その資源をどう活用するかと、新たにどんな資源があれば、支援ができるか、意見を出し合います。

 

各グループの発表では、地域の人や資源同士をつなげる働きかけや、今まで行なっていなかった場所、考えつかなかった場所でのサロンの開設など、今日1日の学びと、柔軟な発想力を生かした意見が多く出されました。

  

発表の後は、荒木センター長と栗本さんから、今回の事例について、実際に社会福祉協議会で行なった支援についてお話を伺いました。できないことの支援ではなく、できることの応援をしていくことで、地域が変わっていく。その過程を事例を通じて学ぶことができました。

最後に、笠松町の歴史を映像で振り返ります。「地域の支援に関わるには、地域の歴史を知り、地域の想いを知る。そして、その地域を愛することで初めて行える」という荒木センター長の言葉を、学生たちは真剣に聞き入っていました。

  

ワークショップを終えて、疲れた表情の中にも、たくさんのことを学んだ学生たちの姿を見ることができました。帰りに、職員の皆さんが普段働いている職場を見学して、本日は終了。

笠松町社会福祉協議会の皆様には、企画の段階から大変おせわになりました。また、かさほサロンの方、地域住民の皆様、本日は、ありがとうございました。

〜参加学生の学び、感想〜

・社会資源は、どのようなものが必要かということだけでなく、どうやってアプローチして、つなげていくかが大切だと学んだ。

・サロンの取り組みを見ても、形もやり方も多様で、考え方や方法は一つではないと気づけた。

・主体的に動けば、街や暮らしや社会は変えられると感じた。

・自分が住んでいる地域についても、しっかり調べてみようと思った。

・地域の方と直接コミュニケーションを取ってからワークをしたことで、学びが深まった。

事業所取材企画、JAめぐみの訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県関市に本店を置くJAめぐみの広見支店に伺いました。平成15年に中濃地域の5組合が合併。北は郡上市から、南の可児市までを網羅し、岐阜県の中心地域を支えています。「めぐみの」の名称は、恵み豊かな美濃地方という意味だけではなく、新鮮なイメージの「芽ぐむ」、そして、地域で暮らす方に「自然の恵み」を届けるという想いも込められています。

本日の取材インタビュアーを務めるのは、経済学部3年の成木桃花さん。今回は、今年の4月に入社したばかりの本学OG若林咲良さんと、人事部の後藤文彦さんにJAめぐみののお話を伺うことからスタートです。

  

JAめぐみのでは、農作物の販売や営農の指導など、農業に関する事業だけではなく、貯金や融資などの信用事業、年金・終身・自動車などの共済事業、さらには、介護や葬祭まで生活に関する幅広い事業を展開されています。そのすべては、組合員さんの生産と生活を守るという理念から始まっているとのこと。後藤さんからは、様々な事業があることで多くの仕事を体験できる職場だと、働く魅力も伺いました。

続けて、各部署の見学に出発。各部署を回りながら、そこで行ってる事業についてお話を伺いました。現場を歩いてみることで、事業の幅広さを自分の目で見て感じることができます。直売所では、地域の生産者の方が、自分たちで毎朝農作物を並べに来られます。そのラベルには、生産者のお名前が記載されており、来訪者は生産者の名前を見て、安心でおいしものを購入されていくのだそうです。

  

最後に、改めて後藤さんと若林さんへインタビューを行いました。

――どうしてJAへの就職を決められたのですか?

若林さん|地元で働きたかったことが理由です。先輩が他のJAに就職したことがきっかけでJAの仕事に興味を持ちました。大学で愛知に出ていたので、岐阜に戻って地域密着の仕事をできることが魅力でしたね。最後の決め手は、後藤さんの好印象もあります。企業展など、何度もJAのブースに足を運び、「また来たの?もう話すことないよ。」って言いながら、優しく対応してくれました。

――今はどんなお仕事をされていますか?

若林さん|私は、渉外(営業)をしています。組合員さんのご自宅などを訪問して貯金をしてもらったり、共済を一緒に考えています。女性で1年目から渉外は珍しいそうですが、元気を買われました。私は、直接、組合員さんと関わる時間が長いから楽しいです。

――渉外だと、残業が多い印象があるのですが?

若林さん|もちろん残業になることもありますが、フレックス制度があるので多くはありません。組合員さんとの予定に合わせて、遅い時間に約束がある日は出勤時間を遅くするなどの調整をしています。

後藤さん|働き方の改善に取り組んでいるので、全体で出退勤の時間をしっかり管理しています。そのため、残業は少なくなってきています。

  

――女性目線で働きやすいと感じることはありますか?

若林さん|産休育休を取られている方が多いと聞いています。

後藤さん|女性が多い職場なので、昔から産休育休をとって復職するのが当たり前といった風土があります。結婚出産で辞めるという概念がない感じです。復帰後も勤務時間の調整をして働くことができるので、長く働き続けている方が多い職場です。

――組合員さんとの対応で心がけていることはありますか?

若林さん|まずは話をちゃんと聞くことです。いきなり本題ではなく、最近の様子を伺ったりして、話しやすい関係を作ることを心がけています。話しが盛り上がり過ぎて、なかなか返してもらえないこともあります。他には、専門的なことでわからない場合は、間違った情報を伝えてはいけないので先輩と一緒に再訪問しています。

――仕事のやりがいはどんなことですか?

後藤さん|組合員さんに頼られることです。「後藤さんだからお願いするね!」と言われると嬉しいですね。お金を扱う部門だと、定期的に支店の異動があるのですが、別の支店に行っても頼ってくれることはありがたいです。他には、地域の方と一緒に活動することが多い仕事でもあるので、地域との繋がりが深まることもやりがいです。

――地域活動で心に残っていることはありますか?

後藤さん|支店感謝デーの開催ですね。各支店でいろいろなイベントを行うのですが、その一つに、東北からサンマを仕入れて地域の方に食べていただく取り組みを5年前から行っています。これは、東日本大震災の際に、宮城県女川町へ視察に伺ったことからつながりができ、そこで、女川町の特産品のサンマを買って、復興支援をしようと始めました。昨年はめぐみの全体で1万6千匹のサンマを仕入れて、地域の方も一緒に美味しくいただきました。

  

今回の取材では、入社して間もないOGの話を伺うことができました。インタビュアーからは、「これまでは、仕事に対して厳しい、怖いと言ったマイナスな印象しかなく、働くことに前向きになれなかったが、大変な中にも楽しさもあることがわかって、自分の進路に向き合おうと思えるようになった」と感想がありました。

忙しいなか、お時間をいただいたJAめぐみのの皆様、ありがとうございました。

事業所の取材は今後も続きます。関心がある方は、gifuinfo@ml.n-fukushi.ac.jp星野まで連絡をお待ちしています。

岐阜県福祉就職相談会開催

2018年7月26日、美浜キャンパスの岐阜キャリア相談コーナーで、岐阜県社会福祉協議会の職員様と、岐阜県福祉人材総合支援センターのキャリア支援専門員様にお越しいただき、岐阜県の福祉分野への就職相談会を開催しました。

岐阜県福祉人材総合支援センターは、岐阜県社会福祉協議会が運営し、岐阜県の福祉業界への人材定着やスキルアップ支援を行うなど、福祉人材の支援拠点として今年の4月に開所された機関です。

また、お越しいただいたお二人とも岐阜県で活躍されている日本福祉大学の卒業生です。

今回で4回目となる相談会。前回に続いて、個別相談形式での開催です。

相談に来た学生のニーズや希望に応じて、県内の福祉分野の状況や、事業所、求人情報など、最新の情報を伺うことができ、学生からも笑顔がうかがえます。

人材センターでは、登録をすると、定期的に最新の求人情報も送られてきます。

岐阜県の福祉分野で活躍したい方は、ぜひ活用してみましょう。

岐阜県社会福祉協議会のサイト

西濃企業見学会2018開催

2018年7月7日[土]に、COC+参加大学共通プログラムの企業見学会が行われました。今年度3回目の見学会は、岐阜県西濃地域に本拠地を置く2社の企業をバスで訪問。5大学から21名の学生がしました。

1社目は、関ヶ原町の機械製造メーカー、株式会社関ヶ原製作所です。創業以来、関ヶ原を拠点として、鉄道の分岐器やトンネルの掘削機など、特徴のあるニッチで高度な技術を必要とする6事業を展開。グッドカンパニー大賞の東海地区優秀企業賞も受賞されています。

「会社は社員みんなのもの」という想いの元、会社はただ仕事をする場所ではなく、人が出会い、学び、高め合う場所だとして事業をされています。その現場では、技術を高め合う「道場」があり、皆が集える食堂や企画が催されたりと、「人づくり」に対する取り組みをいたるところで感じることができました。

 

後半は、社内で活躍している社員様との座談会。今回は、設計、営業、総務の部署から5名の方とお話しすることができました。

学生からは、事業や専門的な技術の話だけではなく、大企業と中小企業の違いや、会社に入社した理由などの質問も積極的に行われており、自分たちの進路を真剣に考えている様子がうかがえました。

 

お昼休憩をはさみ、2社目は大垣市のソフトピアジャパンにあるIT企業、株式会社ソフィア総合研究所を訪問しました。ソフィア総合研究所は、地域の高度情報化へ貢献すると同時に、社員のワークライフバランスの実現に向けた取り組みを積極的にされています。岐阜県の子育てエクセレント企業にも認定され、地元のメディアにも取り上げられています。

見学会は、本日同席してもらう4名の社員様の自己紹介からスタート。今回は、入社2~4年目の若手社員様に参加いただいたこともあって、学生たちもすぐに打ち解けていました。その後は、グループに分かれて、メイン企画のプログラミング体験です。

 

会社では、人材教育に力を入れられており、学歴や性別関係なく誰もが等しく活躍できる環境があります。その研修を経て現場で活躍している社員の方から、プログラミングの基礎を、実際にPCで動かしながら体験しました。

学生たちは、初めて目にするプログラミングの画面に戸惑いながらも、実際にプログラムを動かしてみると、歓声があがるグループもありました。終了後の学生の感想では、「プログラミングを趣味にしたい」という声もあり、今日が学生にとって視野を広げる貴重な時間となったのではないでしょうか。

 

 

次回の企業見学会は、11月に中農地域を予定しています。お楽しみに。

高山企業見学会2018開催

2018年6月24日[土]に、COC+参加大学共通プログラムの企業見学会が行われました。
今回は、日本国内外から多くの観光客が訪れる高山市の企業2社をバスで訪問。岐阜大学、中部大学、名古屋学院大学、日本福祉大学の4大学から30名の学生がしました。

1社目は、JTBが選ぶサービス最優秀旅館において、日本一を受賞した株式会社本陣平野屋。
まずは、学生がお客様となり、旅館のおもてなしを体験。グループに分かれ、各客室に仲居さんがつき、接客を受けました。2年目の仲居さんが担当してくださりましたが、教育研修が行き届いており、2年目とは思えないおもてなしをしていただきました。

 

「旅館を知っていますか?」という若女将の問いかけから始まった企業説明では、旅館の一日の流れとそれぞれの持ち場の仕事・役割について、どのような連携して働いているのかをわかりやすく説明していただきました。

本陣平野屋さんは、ひとりひとりのスタッフが、お客様のことを想い、常に新しい驚きと喜びを提供できる進化する“おもてなし”の宿づくりを心がけていらっしゃいます。そして、飛騨高山から日本の観光産業を盛り上げるべく地域貢献できる会社を目指していると聞かせていただきました。

2社目は、書籍やテレビなどのメディアで取り上げられる、話題の地元密着型スーパー、株式会社ファミリーストアさとう。

「地域の人が求めるものを揃えたい」という思いで、地元企業が作る地元食材を多く取り扱っています。そんな自慢の地元食材を全国に広げるためにネット販売にも力をいれています。
常に、お客様・生産者さん・一緒に働く仲間の目線を大切に、ファミリーストアさとうの個性を磨いて進化をされています。

 

株式会社ファミリーストアさとうさんは、「すぐやる。相談する。全員でやる。」というスピリットのもと、地域に根ざし、お客様とのコミュニケーションと絆を深め、お客様の満足に向けてもう一歩踏み込んで、新たなチャレンジをしていくと聞かせていただきました。

〜参加学生の声〜
〇地元に根付いた企業の考え方、経営の仕方を学ぶことができ、地域密着型企業について見方が変わった。
〇地元に対する熱意・思い入れというものが地域を支えており、様々な形で地元に貢献できることを知ることができた。
〇自分の就職活動に関しても、企業理念や経営方針などを意識して企業選びに活用したいと思います。
〇今回訪問した企業さんの考え方は福祉にも通ずるものがあると感じました。察して行動に移すことは難しいかもしれませんが、それができてこそ福祉職が務まると思うので、今日学んだことをこの先に活かしていくために「人を観て行動」していきます。