すっかり本格的な冬です。
学校では後期の授業が最終週となりました。
1年生は嚥下障害の授業で飲料にとろみをつける体験をしました。
飲料の液体は口の中やのどを流れる速度が速く、のどでばらばらに飛び散るような動きをするため、機能の低下した方では、むせたりしてスムーズな飲み込みができずに、誤嚥もしやすくなるのです。
そこで、液体の「さらさら」「さーっ」とした感じから、とろっとしてまとまり、口やのどでの動きをゆっくりにかえる「とろみ剤(増粘剤)」の出番です。
今日の体験では、さまざまな飲料に、様々な濃度でとろみをつけてみて、その後、味わいやのど越しも比べてみました。
「レモネード」「キャラメルラテ」「ほうじ茶」「炭酸飲料」「紅茶」「オレンジジュース」などを「とろっ」とさせたり、「どろり」とさせたりして飲み込んでみます。
「とろみの付きやすさに差がある」「時間経過で状態が変化する」「美味しい!」「味が変わってキビシイ‥」「障害で嚥下反射が遅くなってもこれなら対応できそう」など、いろいろ気づいたことがありましたね。
また特別に上手に(?)できたとろみ水を今日が誕生日のクラスメイトに捧げる、など、まことに賑やかに取り組んだ1年生なのでした。