寒さも本格的になってきました。
後期も大詰めです。
「授業や演習のまとめ」とか「テスト範囲」や「レポート課題」といった学期末お約束のワードが飛び交う時期です。
今年はそれに「打ち上げ会予約!」なんてことばも混じって聞こえてきています。

1年生は「嚥下障害Ⅰ」で、飲料にとろみをつける体験をしました。
液体はさらさらしているので口の中やのどを流れる速度が速く、また、のどの中でばらばらに飛び散るような動きをするため、機能の低下した方ではスムーズな飲み込みができずに、誤嚥しやすいのです。そこで、液体の「さらさら」「さーっ」とした感じから、とろっとしてまとまり、かつ口やのどでの動き(移動速度)をゆっくりにかえる「とろみ剤(増粘剤)」の出番です。
 授業では持ち寄った飲み物や液状食品に様々な濃度でとろみをつけて、味わいやのど越しを比べてみました。お茶や水、スポーツドリンク、コーヒーやバナナオレ、お味噌汁やコーンポタージュ、野菜ジュースや青汁、ピスタチオラテもありまして…。さて、どうなることでしょう。

上手にとろみをつけるにはコツがあります。しっかりと計量して、手早く混ぜます。
飲料によってはとろみの付きにくいものもありました。
お味は?

 
 コーンポタージュ、カルピスや野菜ジュースは、ギャップもなく、味わいも「いける!」。一方で風味が弱くなってしまったり、本来ののど越し感や爽快感がなくなると飲みにくくなる飲料もあり、「あ~↓↓、これは・・・ちょっときびしいな」という感想も聞かれました。初めてのとろみ飲料体験に驚いたこともあったでしょう。

 こちらはノンアルコールビール のとろみづけに挑戦しています( ↓) 。ザっとのどを通りゆくビールっぽさは減少し、泡が増えています。でもとろみがなくてもあっても、好きなものは好きなのですね。「泡も美味しい☆」って。共感します。

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