成人聴覚障害Ⅱの授業中の風景です。

今日は『視覚聴覚二重障害』の演習と聞いて教室に近づくと、2年生の賑やかな声が、、、

『視覚聴覚二重障害』とは見えづらさ、聞こえにくさを併せ持つ障害です。視覚と聴覚は普段強く意識しないかもしれませんが、コミュニケーションと情報収集に不可欠な感覚です。どちらかが障害された場合、もう一方で補うことができますが、両方が障害された場合は、どんな状態になるでしょうか。その困難さを体験し、自分たちのことばで表現することが、この演習の目的です。

アイマスクと手ぬぐいで視覚をシャットアウト、イヤホンとヘッドホンで聴覚もシャットアウト。

大きな声で呼びかけてもお返事なし、です。

そして、いったい何が始まったのでしょうか

ガイドの人と事前に決めた合図にしたがって、「右へ」「止まって」「上へ」。

合図と言っても、静かです。手の甲、指、背中で合図を感じてもらうのです。

『触手話』を使っているペアもいます。『触手話』とは目で見る手話ではなく、手話の形を直接手や指を触って理解してコミュニケーションする手話です。

何をしていたかと言うと、迷路です!

↓きっちりしてたり、勢いがよかったり、なんだかそれぞれの個性も出てるのでは!?コミュニケーションがスムーズになってきたこともわかります

前期の授業は最終週を迎えています。2年生はこの時期、試験勉強、実習準備、国試対策、就職活動、、、せわしないけれど、がんばってます。

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