1月8日の土曜日、2年生による「臨床実習症例発表会」が行われました。
 
 
長期に渡る、学外臨床実習でであった症例について、
2年の間に学んだ知識をフル活用して、発表を行います。

抄録作成や会場整備、外部から発表を聞きに来てくださる、実習指導者のご接待など、
全て自分達の手で行う、いわば、卒業発表会です。

先輩たちの晴れ姿を前に、活発に質問をする1年生にも、堂々と応答する2年生。

教員からの鋭い指摘にたじろぎながらも、緊張の中、立派に全員発表を終えました!
外部の先生方にも、あたたかいお褒めの言葉をいただきました!
 
 
見たこともない医療用語に、ルビをふることから始まった2年前を思い起こすと、

なんとも逞しく成長したものです。
 
【 お知らせ 】
来る2月6日(日) 北海道医療大学の今井智子先生をお招きした「構音障害ブラッシュアップ講座」が本校で行われます。本校専任教員も講師を務めます。構音障害の中でも小児にスポットをあて、実際の評価や治療、聴覚障害児や発達障害児への指導ポイントなどを紹介する、魅力的なプログラムです。詳しくは「What’s new」をご参照下さい!

12月11日土曜の午後、言語聴覚士科が企画した、ハーモニカフレンドシップコンサートが開催されました!
世界的ハーモニカ奏者の石川澄男さんと、言語聴覚士科の学生との友情コンサートです。
その詳しい模様はHPをご覧いただくとして、http://www.n-fukushi.ac.jp/news/10/101214/10121402.html
ここではダイジェストで様子をご紹介しましょう。
 
午前中の講義の後、大急ぎで準備にいそしむ学生さんたち。


控え室でくつろぐ石川先生とコーキンズのみなさん。

準備が整う頃には、会場は満席状態。


展示コーナーには珍しいハーモニカの数々。
 
日本ハーモニカ芸術協会 大師範 石川澄男先生 登場!
 
ST卵の学生さんから色々な質問。

そしていよいよ、先生の演奏。すばらしい演奏でした!

四重奏グループ、コーキンズの演奏も重厚!

様々なハーモニカやハイテクニックな奏法の紹介に会場も沸きます。



 
女性デュオの優しい音色にしみじみ。

 そして再び石川先生の類まれなる調べ。


 真剣に耳を傾ける学生さんたち。
 
豪華なハーモニカの伴奏でクリスマスソングを会場全員が合唱。

最後は学生からのお礼のことばと、花束の贈呈で。

 とても素敵なコンサートとなりました!
石川澄男先生、コーキンズはじめ奏者の方々、日本ハーモニカ芸術協会の皆様、
ご縁を結んでくださった非常勤講師の加藤孝夫先生に深く感謝申し上げます。有難うございました。
ハイ、チーズ!!


日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科には、社会人経験をもつ多くの学生が通ってきます。自分の新たな可能性を信じ、仕事をやめて2年間、勉強をする生活に切り替えるのは少し勇気のいる事です。勉強についていけるか、経済的に大丈夫か、本当に就職できるのかなど、様々な不安にどう対処をしたのかをご紹介していきます。
社会人の方必見です!今回は、社会人向けシリーズpart3「算段」と題して、無収入となる現状にどう対処したのかをお送りします。

名古屋文化学園医療福祉専門学校(事業継承元)の卒業生で、
転職を決意し、38歳で言語聴覚士を目指したAさんにうかがいました。

●学費や在学中の生活費の心配はありませんでしたか?
2年もの間、収入がなくなるかと思うと、いろいろと躊躇しますよ。
お金をかけたはいいが、本当に就職できるのか、
子どものために貯金をしたほうがいいのではないか、
今ある貯金をきりくずのは得策といえるのか、など、本当に色々と悩みました。

●そういった不安に、どう対処したのですか?
学費は貯金から捻出できる計算でしたので、
本当に就職できるかが、一番の不安材料でしたが、
学校説明会に何度か参加して、就職への不安は払拭できましたし、
社会人を経験した在学生の方に話を聞けたのがよかったです。
今の世の中、お金が余っている人は、そうはいないんですよね。
皆さん、いろいろな工夫をしていたので、
自分は恵まれたほうなのだと、勇気をもらいました。
生活費は妻も働いていたので、何とかなりましたし。
ただし、家賃の負担が大きかったので、在学中の2年間は、
近隣に住んでいた妻の実家にお世話になることになりました。

●2年間、無収入で過ごしたのですか?
家計の足しにしたかったし、欲しい本もありましたから、
1年生の間は、アルバイトをしていました。
それまでの勤務先で、塾講師のアルバイトをさせてもらえたので、
他の学生よりは、効率の良いアルバイトだったと思います。

必要経費の試算を何度もし、2年間のお金の流れのシミュレーションもしたというAさん。奥様や、奥様のご実家の理解を得るために、オープンキャンパスで得た情報をもって、説明にも出向いたそうです。一番身近な家族や親族、前の勤め先の理解と協力を得られたことで、追い詰められることなく2年間を乗り切ったとのことでした。肩身の狭さを感じることもあったようですが、何事をもやる気にかえるたくましさは、さすがに社会人経験者。定期試験では再試験料を払いたくないからと、必死で頑張ったそうです。
この3回で、社会人向けシリーズは終了です。進学をご検討中の社会人の方々のご参考になれば幸いです。
機会がありましたら、社会人向けシリーズpart4として、
年齢差のあるクラスメートとの学校生活について、「垣根」と題してお送りできればと思います。


去る10月の3連休、言語聴覚士科学生の1年生を中心に、
日本LD学会第19回大会の、お手伝いにいってきました!

学会実行委員である、本学言語聴覚士科学科長の指揮のもと、
朝早くから、会場の愛知県立大学に集合し、前もって分担された仕事を行います。
久しぶりのスーツ姿に、スタッフの腕章をつけ、スタッフ証を首からさげて、
案内図やポスターを貼り付けたり、各会場で必要な備品の仕分けをしたり。
開場時間ともなると、全国から多くの方々がいらっしゃっており、
会場案内係をはじめ、忙しい3日間でした。

そんな中でも、発表やシンポジウムを、開場のすみっこで拝聴できるようにと、
学生さんの仕事は振り分けられていますから、
会運営のお手伝いをしながらでも、知識が増えます。
今年の大会テーマは、
「通常学級における特別ニーズをもつ子どもの支援 - 子どもの学びを保護する連携 -」。
卒業して、臨床現場に出たときは、是非この日に得た知識を活用してくださいね!
そして、この経験を生かして、将来所属する学会に、しっかり貢献できるといいですね!
そして尚且つ、近い将来スタッフではなく、発表者として壇上に上がり、
社会に貢献するのも、楽しみな事ですね!
 
 
良い経験をさせていただいた3日間でした!

 日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科には、社会人経験をもつ多くの学生が通ってきます。自分の新たな可能性を信じ、仕事をやめて2年間、勉強をする生活に切り替えるのは少し勇気のいる事です。勉強についていけるか、経済的に大丈夫か、本当に就職できるのかなど、様々な不安にどう対処をしたのかをご紹介していきます。

社会人の方必見!今回は、社会人向けシリーズpart2「布石」と題して、久方ぶりの入学試験にどう立ち向かったのかをお送りします。

 

名古屋文化学園医療福祉専門学校(事業継承元)の卒業生で、

転職を決意し、38歳で言語聴覚士を目指したAさんにうかがいました。

 

 

●久しぶりの入学試験に不安はありませんでしたか?

 

ペーパーテストから離れて随分と経つので、現役大学生の人たちに比べると、

不利なのではないか、という不安がありました。

入学試験の情報が欲しくて、オープンキャンパスに参加したところ、

小論文の問題が、思っていたよりも書きやすそうな内容でしたので、

気持ちが楽になった覚えがあります。

 

●入学試験の準備として何をしましたか?

 

私は社会人入試枠で受験したので、面接、小論文、一般教養を受けました。

(※現在の社会人入試は、一般教養の代わりに、適正検査が実施されています)

 一番不安だったのは一般教養ですね。

塾講師をしていましたので、国語や数学には不安はありませんでしたが、

苦手な歴史や政治機構の問題がでるのか気になりました。

範囲が広いので、どんな準備をしたらいいか戸惑いましたが、

国家試験Ⅱ種の問題集を立ち読みして、傾向だけは確認しました。

 

あとは、小論文の準備として、パソコンでなく鉛筆で作文を書く練習を。

といっても、しっかり準備をする時間は、とれなかったのが正直なところです。

 

                                       

 ●準備の成果はいかがでした?

 

一般教養試験の印象として、国語の比重が高かったように思いました。

選択式なので、わからない問題は、カンで回答できますし、

苦戦した感じはなかったですね。

小論文は、漢字の度忘れが意外に多く、少し焦りました。

日ごろパソコンばかりなので、手で書く練習は役立ったと思います。

 

 

傾向を掴むために早めの受験を心がけたというAさん。忙しい生活の中で準備をすすめるのは大変なため、1回目で絶対に受かろうとは考えず、複数回受験も視野に入れていたそうです。「次がある!」と気持ちにゆとりが持てたこと、そして「少しでも出来ることはした」という布石が自信となり、合格につながったとのこと。作戦勝ちだとおっしゃっていました。早め早めの行動が、合格の鍵のようです。

 

次回の社会人向けシリーズは、無収入となる現状に、どう対処したのか。part3「算段」をお送りします。

 日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科には、社会人経験をもつ多くの学生が通ってきます。自分の新たな可能性を信じ、仕事をやめて2年間、勉強をする生活に切り替えるのは少し勇気のいる事です。勉強についていけるか、経済的に大丈夫か、本当に就職できるのかなど、様々な不安にどう対処をしたのかをご紹介していきます。

社会人の方必見です!

 

名古屋文化学園医療福祉専門学校(事業継承元)の卒業生で、

転職を決意し、38歳で言語聴覚士を目指したAさんにうかがいました。

 

●言語聴覚士をめざそうと思ったきっかけは?

 

それまで進学塾の講師として勤務していました。

現実的な話として、自分には妻子があり、

夜遅い塾講師の仕事を、今後もずっと続けていくことが

子どもにとってよいのかどうか・・・と

悩んでいたことが、転職を考え始めた要因です。

 

 そんな中、生徒の中に難聴の子がいたことが「コミュニケーション」

ということを考えるきっかけになって、言語聴覚士に興味を抱きました。

  

 

●転職にあたって最も不安だったことは何ですか?

転職を考え始めたとき、30代も半ばを過ぎていましたから、

就職先があるかどうかが問題でした。

 

けれども、「言語聴覚士」という仕事を調べていくうちに、

「まだまだ人手不足」という現状や、年齢が高くても求人がたくさんあり、

比較的恵まれた条件で就職が可能だと知ったたことが、決断につながりました。

 

やはり、就職先が本当にあるのかどうかが、最も気になるところのようですね。理学療法士や作業療法士とともに、リハビリテーションの3本柱と言われる言語聴覚士。国家資格となって13年が経過したものの、日本全国で1万8千人程度しかおらず、十分な数が確保されているとは言いがたいのが現状です。「売り手市場」の職種であることが「決断」の決め手になっているようです。

 

 

次回の社会人向けシリーズは、久方ぶりの入学試験に、どう立ち向かったのか、part2「布石」をお送りします。

 

 

 

去る9月3日、4日と新潟で開催された

摂食・嚥下リハビリテーション学会に参加してきました。

残暑厳しい中、飲み込みのリハビリに関わっている言語聴覚士の他にも、

医師、看護師、歯科衛生士など五千人を超える参加者が集まり、大盛況でした。

 

 

最新のCT画像による嚥下の動態や、

嚥下時の脳の働きに関する研究の報告を拝聴したり、

小児の技術セミナーに参加したりしてきました。

 

 

また、学会では様々な企業が開発した、新しい嚥下食品や、

口腔ケア用品を見て回るのも興味深いです。

 

 

新潟は私にとって、子どものころ長期に入院した病院がある

思い出の土地でしたので、勉強の後は、名物のへぎ蕎麦と日本酒で、

当時に思いをはせて、充実した夜をすごしました。

(専任教員 谷内)


7月31日、第1回の卒後研修会がありました。
名古屋文化学園の24期生9名、23期生1名、合計10名の参加があり、4名の発表について
ディスカッションしました。(日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科は、名古屋文化学園医療福祉専門学校 言語聴覚科から事業継承をしています)
 
嚥下障害の2症例は、いずれも意識レベルが2桁で、ハッフィングや複数回嚥下
などが指示に従ってできない患者様に対する直接的嚥下訓練に関する話題でした。
QOL重視の流れから、以前ほど「生命の安全第一主義」ではなくなってきているものの、
咳嗽反射の有無や程度、発熱、全身状態の変化、血液データ、SPO2の経過など
得られるデータから、施設ごとにある程度どういう基準で開始、中止するという
プロトコルを作っておく必要性があると感じました。
また、吸引に関しても、「言語聴覚士が実施できる」ことになったとはいえ、
具体的な研修制度や教育体制が整っていない現状ですので、施設ごとに位置づけを
明確にして臨むよう、話をしました。
 
あと2症例はいずれも失語症の喚語困難に対するアプローチの話題でした。
自発書字→音読→呼称といった機能再編成法、デブロッキング、語頭音ヒント、
拡散的思考を賦活し迂言や錯語を利用するなど、呼称を促進する方法は数々
ありますが、やはり初期評価を適切に行い、どのルートを用いるか、最終的に
セルフジェネレイティッドなキューとなりうるものは何か、という視点が
重要である点を確認しました。また、SLTAの語想起と呼称能力とは分けて捉える
こと、コミュニケーションノートの自発的使用のヒント、複視のある患者様への
対応(眼帯や眼鏡の活用)など、様々な話題について話し合うことができました。
 
全体の感想・・・初回でしたが大勢の参加があり、懐かしい皆さんにお会いできて
大変うれしく思いました。また資料も、たいへんコンパクトに用語の使用も適切に
まとまっており、学内でまっかっかに添削をしていたころとは隔世の感がありました。
みんな、りっぱに成長したな~と。これからのご活躍をますます楽しみにしています。
 
※専門家対象の会ですが、どなたでもご参加いただけます。興味の在る方は是非一度ご参加ください。連絡先:日本福祉大学中央福祉専門学校 言語聴覚士科 電話052-339-0200

7月3日(土)15:00~17:00
さくら発達障害研究会が開催されました。この研究会は小児発達障害領域の臨床に携わるSTの研究会で、今回は8名の参加者がありました。
今回はPDD、AD/HD児に対するSSTグループの取り組みについての紹介、工夫していること、難しさを感じている部分などについて活発に意見交換がなされました。

ことばと聴こえの支援室さくらから村上先生、大岡先生、豊田市こども発達センターから東俣先生、蟹江町保健センターから向井先生が、それぞれ実践報告を、また東俣先生による参加した研究会の伝達講習もあり、盛りだくさんの2時間となりました。
 
さくら発達障害研究会は2ヶ月に一度、発達障害領域に関する症例検討、実践報告、研究発表の指導・予演などを行っています。中央福祉専門学校、名古屋文化学園の卒業生以外の先生方の参加も大歓迎です。
次回は9月25日(土)15:00 日本福祉大学中央福祉専門学校6FにてPDD、AD/HDに対するペアレントトレーニングの実践報告の予定です。参加費は無料ですので、ぜひご参加下さい。
 
お問い合わせは下記まで
日本福祉大学中央福祉専門学校
言語聴覚士科 大岡
E-mail:<ohoka@n-fukushi.ac.jp>

1年生さんは、そろそろ講義にも慣れ、クラスがいいムードになってきました!
 
 こちらは、とある講義の1コマ。
 発声発語に深く関わる、顔面、咽喉頭部、胸部の筋肉を確認しようと、骨格標本にビニールテープで肉付けをしているところです。

顔面班、あまりの熱の熱の入れように、机にのってますけれど、まぁ、大目に見ましょう!

顔面班、咽喉頭班、胸部班、それぞれ肉付けがすんだら、別のテーブルに見学に行きます。各テーブルには、質問に答える説明係りがスタンバイ。

顔面班と胸部班の作品を合体
ああでもない、こうでもない、と言いながら、資料を調べる係り、テープに筋肉の名称を記入する係り、標本に貼り付ける係り、見学者への説明係り、など、それぞれの係りが、いい連携を見せていました。座学で学んだことを、自分の手を使って確認するこの作業は、毎年大変盛り上がります。・・・・・・もちろん皆さん、座学も同じくらいの熱心さで取り組んでいます!

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