【卒業生訪問】子ども家庭支援センター麦の穂相談員、石田公一様


岐阜県のスクールソーシャルワーカーについて知りたいという声があったため、社会福祉学部の原さんと岐阜県中津川市にある子ども家庭支援センター「麦の穂」で相談員をされている本学の卒業生の大先輩、石田公一様にお話を伺いにいってきました。
岐阜県福祉職員として長年県内の児童相談所等で子どもたちの支援に力を注がれてきた石田様。現在は、相談員として関わる子どもたちを支えながら、東濃地域のスーパーバイザーも務めていらっしゃいます。
岐阜県の児童支援の実情や課題を、現場の声として伺うことができ、実際の仕事内容や職種連携の状況が大変よくわかりました。

「学生時代に、愛知県の施設に自ら自主実習に行き、そこで出会った子どもとの出会いが、その後、この仕事を続けていくうえで大きかった。」と、ご自身の学生時代の様子もお話しいただきました。
「憎たらしい部分も、嫌な部分もたくさんあるが、全部含めて子ども。この仕事をやめようと思ったことはない。こんなに意義のある仕事ができることがやりがい。子どものことを考え、子どもたちが少しでも活き活きとなれば、将来の可能性を少しでも広げられればいい。」石田様の言葉からは、本当に子どもが好きで、子どもたちのことを真剣に考えていらっしゃった、仕事への姿勢が感じられます。
最後に、今後、福祉の仕事をめざす学生にメッセージを頂きました。
「学生は“ガッツ”が大切。大学の実習だけでなく、自分から自主的に実習でもかばん持ちでも積極的にお願いして動いていけば、受け入れてくれるところはたくさんある。そこから得られることや学べることは本当にたくさんある。だからどんどん行動してほしいです。」
<訪問の感想>

実際の仕事について、どのような相談があって、どういうような働き方があるのか、ということはもちろんですが、それ以上に、人生の先輩から、学ぶ姿勢、人を支援する心持ちのようなものも教えていただけました。

積極的に自分から動いて、たくさんのことを吸収したい。与えられる実習の機会だけでなく、学生のうちに様々な施設をみたり、興味のある分野を突き詰めたり、ということをしなくては、という気持ちになりました。

また、どんなに大変でも、どんなに時間がかかっても、子どもはかわいい、人を支援したい、という思いが根っこにあること、それがぶれないということ、が大切だと教えていただけました。

それがずっと変わらないということが、支援していく上でとても大切なんだなと思い、自分自身もしっかりぶれない気持ちをもつこと、それを常に大切にすること、を大切にしたいです。

社会福祉学部社会福祉学科
原 
奏恵
 
今後も、「岐阜県で、こんな仕事をしている卒業生に話が聴きたい!」という希望があれば、こちらまで。
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