平成29年8月9日[水]に地方独立行政法人岐阜県総合医療センターで「多職種連携現場体験会」を開催いたしました。
多職種連携現体験会は岐阜県総合医療センターと共催の企画。日本福祉大学から、社会福祉学部、子ども発達学部、看護学部を、学部を超えた学生が一堂にあつまり、多職種の連携について現場で体験しながら学ぶ取り組みです。
前回のブログでは、体験会前半の施設見学編を配信しております。まだご覧になっていない方はぜひご覧ください。
施設見学編
さて、施設見学が終わり、プログラムはいよいよ多職種連携の体験ワークへ。まずは、相談者役の古田様とソーシャルワーカー役の中村様が事例をロールプレイで実演。古田様の困りごとを丁寧に受け止めながら話を聴いていくお二人のやり取りは、まるで相談室の中にいるような雰囲気です。
相談者の困りごとが見えてきたところで、ここからが学生たちの出番です。学生たちは各グループの中で、保育士、ソーシャルワーカー、看護師、それぞれの役になり、それぞれの立場から相談者の望みを叶えるための方法を考えていきます。
職員様は、相談者とソーシャルワーカーの他、先輩保育士役、先輩看護師役、行政福祉職員役と総勢5名の方に協力いただきました。学生たちは、わからないことや不足している情報があれば、随時各役の所にうかがい、話をうかがいながら支援プランを考えます。
最初は、何を聞いたらいいのか、何を考えたらいのかわからなく、難しい顔をしていた学生たちも、時間が経つにつれて、机の上の模造紙には付箋や書き込みがどんどん増えていきました。
終了時間が近くにつれて、話し合いのスピードも早まり、会場全体の声のボリュームも大きくなるほど。目の前の課題に諦めずに取り組もうとする様子が伝わります。
そして、各グループが考えたプランを発表。どのグループも内容が異なり、そのグループならではの支援プランが出来上がりました。
〜参加学生の声〜
・実際の事例から、各々の職種ができることを考え、連携して協力していくことで、相談者さんの思いが実現していくことが可能であることを学び、あらためて多職種連携の大切さを実感した時間になりました。
・多職種連携について、前から知っていたり、学んでいたりしていたが、実際にやってみることで、他の職種からの視点について、自分では考えられない視点が得られました。
・他職種と関わることで、考え方や役割について考えることができました。ニーズに合わせるには、何をすべきかを考えることができ、非常にいい体験になりました。
・自分に何ができるのかわかったので良かったです。また、自分に知識が足りないと改めて思ったので、もっと知識をつけていきたいです。
・自分の職種のことだけを知ることが大切なのではなく、様々な職種の仕事を知ることが連携していく上で大切だと気付きました。
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