「日本児童育成園」卒業生の職場訪問!


岐阜県の児童養護施設「日本児童育成園」で働く卒業生を学生2名が訪問し、働く現場の見学と仕事の話を伺いました。
今回訪問した学生は、将来、児童分野の心理士として働くことを考えています。しかし、実際に現場で心理士さんがどのような仕事をどのようにされているのかがわからない。では直接聴きに行こうということで、日本児童育成園へうかがいました。
対応いただいた心理士さんは、日本児童育成園で常勤で働いている心理士さん。お仕事をされて9年目になる卒業生です。
最初は、働かれている職場施設の見学から。子どもたちと面談をする部屋や、プレイルームなど、現場で実際にどのように支援されているのかを伺いながら見て回りました。
 
そして、あらためて心理職の仕事についてお話を伺います。
児童養護施設で心理職が必要な社会的背景や、心理士としての立場、役割を丁寧に説明いただき、学生たちも真剣にメモをとります。
学生たちからは、施設での支援の現状や、心理士として心がけていること、心理士さん自身のストレスケアの方法など沢山の質問が途切れることがありません。二人ともアルバイトやボランティアで児童分野の支援に関わっていることもあり、質問内容がとても深く実践的で、その熱心さに心理士さんも感心されていました。
見学した学生からは、「子どもたちと一緒に考えようとする姿勢がとても印象的だった。子どもたちを見つめることは、自分を見つめることだとも感じた。今回の見学が、自分にとって、とても重要な時間になった」」「心理士さんの仕事の内容、子どもたちと接するときの視点など具体的な話を聞くことができ、将来のビジョンが明確になった」と感想がありました。
 
大学での学びが、実際に働くこととどう関係してくるのか。現場に行って、働く人と話し、自分で感じてみることで体感できます。
忙しい中お時間をつくっていただいた日本児童育成園の皆様、ありがとうございました。