2019年5月9日(木)に、岐阜で働く社会人と気軽に交流する企画「岐阜しごとサロン」を開催しました。
第2回目は、岐阜県の社会福祉法人同朋会から、障がい者支援施設「伊自良苑」施設長の林様、「華陽保育園」園長の平井様、特別養護老人ホーム「椿野苑」副エリア長の金田様にお越しいただきました。
お菓子を囲みながら、最初から笑い声が聞こえるアットホームな雰囲気。参加した学生も、緊張することなく、色々な質問が次々にできます。
それぞれの施設の特徴や雰囲気、仕事の内容についての話はもちろんですが、旅行の話や婚活の話など、様々な話題で終始盛り上がります。
ーーどんな人材が欲しいですか?
平井園長)今の時代に必要とされていることを提供できるためには、「今」の感覚を持った、みなさんのような若い人材を求めています。
ーー法人内で複数の分野の施設がありますが、異動はどれくらいありますか?
林施設長)基本的には、あまりないです。その人その人の適材適所や、本人の意向を考えて異動はしています。また、その異動も、多くは今いるところと関連する施設。例えば、伊自良苑であれば、就労先のワークス伊自良や、高齢障がい者入所施設の桜美寮など、関連する施設への異動があります。
ーー今の職場を選んだ理由はなんですか?
金田副エリア長)実習に行った時の雰囲気です。私は、大分県から東海地区の大学に来ていました。こっちに残ることはあまり考えていませんでしたが、現在の職場、椿野苑に実習に行き、ここで働こうって決めました。同世代の職員が多かったことや、看護師さんが介護の手伝いをするなど、職種間が対等に連携をとって働いていたのです。とてもいい雰囲気でした。
ーー法人間では、連携はありますか?
林施設長)ありますよ。例えば、鏡島保育園で発達障がいを持った子どもがいれば、伊自良苑から助言や指導をしに行くことはあります。保育園の園児たちが、高齢者施設へ訪問することもあります。今後は、多分野を持っている法人の強みをもっと活かしていきたいですね。
ーー新しい事業所を建てる計画もありますか、放課後等デイサービスなど?
平井園長)いいですね、一緒にやりませんか?私がいる保育園で、放課後等デイサービスを併設してやるなど、いろんな機能が集約されると、利用する側にとてもメリットがあります。認定こども園もそうですよね。市町村によって、メリットが出ないところもありますが、法人としては検討する動きもあります。
ーー働き方改革は何か取り組まれていますか?
林施設長)伊自良苑では、支援の体制を変えて、年次有休休暇が取りやすい仕組みを作っています。職員のみんなで、どうしたらいいかを考えながら仕組みを作りました。
金田副エリア長)椿野苑では、1週間の休みが取れるようになりました。
平井園長)同朋会は、産休育休や時短勤務の制度など、多様な働き方が選べる法人です。そのため、華陽保育園では、みなさん長く働き続けていますよ。
ーー仕事で自分が今やりたいと思っていることができるのか不安です。
金田副エリア長)初めから新しいことをやろうとすると、抵抗は大きいと思います。できないことの方が多い。でも、それで悩むことはいいことですよ。悩んだことは経験となって、きっと成長に繋がります。そうすると、実績ができてきて、自分がやりたいことが形になっていくと思います。
あっという間の2時間。今回は、仕事からプライベートまで幅広い話題で話し合いました。お越しいただいたそれぞれの社会人の経歴やこれまでの人生についても率直にお話をいただき、学生たちにとって、とても貴重な経験になったようです。
〜〜参加学生の感想〜〜
・自分が悩んでいることを相談できて、方向性が見えてきた。
・色々な話を聞けたことで、たくさんの選択肢があることがわかった。気持ちが楽になった。
・参加する前より、働いたい気持ちが強くなった。
次回の第3回岐阜しごとサロンは、5月23日に開催します。お楽しみに!