Smile Project、本日のプログラムも順調にこなしています

付属高校と大学との連携プロジェクト出発

災害ボランティアセンターでは、この夏に宮城県仙台市・石巻市と、岩手県にて支援活動を予定しています。
その最初の取り組みとして、本日8月9日(火)朝9時、日本福祉大学付属高校生徒14人、引率教諭2人、大学生ボランティア5人、引率職員1人の計22人が仙台市に向けて出発しました。春の連休時の「萩の花プロジェクト」の継続であり第2次「萩の花」となりますが、高校生・大学生の連携ボランティア活動となる本プロジェクトを「Smile Project」と名づけています。

 
 
 
 
 
 
 
 
「Smile Project」では、仙台市若林区の仮設住宅における支援活動として、震災後5ヶ月にあたる8月11日に、「サマーフェスティバル」の開催を計画しています。

夏期ボランティアの全体研修会を実施しました

 84日(木)の6限に、萩の花といわてGINGANETの両プログラム参加者を対象に全体研修会を開催しました。7月下旬までに美浜・半田それぞれのキャンパスで説明会を行い、参加を決意、希望してくれた仲間の新しい出発点です。

 

 

 

 

 

 

 

 富田事務局長から夏のプログラムの趣旨説明があり、続いて原田副センター長による災害ボランティアの研修です。被災地の様子やボランティアの心構えをスライドで説明しながら、野尻先生も途中から合流。ボランティアの具体的なレクチャーはお二人の先生による対談形式で進められ、とても分かりやすく聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

 活動への意欲と参加に対する意気込みが高まったところで、萩の花プロジェクト(宮城県)といわてGINGA-NETプロジェクト(岩手県)の二手に分かれて、班別の説明と自己紹介が始まりました。それぞれが出身地やニックネームを紹介しながらプロジェクト参加への決意なども話し、初顔合わせながら早くもあちこちで打ち解けた雰囲気になっていました。

 いずれのプロジェクトも、現地の状況が刻々と変化するため、具体的な活動内容も出発直前まで確定しない部分があります。今後は、それぞれのプロジェクトや班で打ち合わせや確認を重ねて、充実したボランティア活動に結び付けます。

 

 また、ボラセン本部の運営についても、スタッフを募集しながら拡充していきます。現在ボラセンでは、学内外の活動やプロジェクトの情報をボラセンにつなぐ役割の「企画班」と、ボラセンの取り組みをウェブサイトや新聞の発行を通じて発信する「広報班」のスタッフを募集中です。現地活動の大切さはもちろんのこと、それを支えるボラセン本部の役割も重要です。多くの仲間に出会えることを期待しています!

美浜キャンパスで今夏プロジェクトの最終説明会を開催しました

 昨日の半田キャンパス説明会に引き続き、今日は美浜キャンパスでも説明会を開催しました。この夏に実施する萩の花プロジェクト(宮城県)といわてGINGA-NETプロジェクト(岩手県)の説明会としては最後になります。10数人の学生が参加、いずれかのプロジェクトを希望してもらい、担当スタッフから説明と質疑応答を行ないました。

 被災地での活動を共にする新しい仲間が増えて、スタッフも力が湧いてきます。メンバーの特技や個性、アイデアなどが発揮されることで、プロジェクトの成果も大きくなるはずです。一緒に頑張ろう!

半田キャンパスでも説明会を開催しています

 

 ボラセンでは、今後予定されているボランティアプロジェクトや、災害ボランティアセンターの説明会を半田キャンパスでも開催しています。7月21日(木)は昼休みに、7月27日(水)は1限目の講義の時間を割いていただき、多くの学生にプレゼンすることができました。

 多様化するボランティアプロジェクトを継続して実施するには、たくさんの仲間に参加してもらうことが大切です。これからも多くの人たちとシェアしていきます!

今後の取り組みに向けて岩手県へ視察に行きました

災害ボランティアセンターでは、岩手県での取り組みを進めるにあたって、6月29日(水)~30日(木)にかけて現地視察に出向いたので報告します。

今回の視察の目的は、

・岩手県立大学学生ボランティアセンターを訪問し、その取り組みに学びながら学生間の交流も深め、本学の災害ボランティアセンターの今後の運営に活かす。

・岩手県大学生ボランティアセンターが運営する「いわてGINGA-NETプロジェクト」についても詳しく内容を聞き、今後の参加に向けた具体的な連携を深める。

・「いわてGINGA-NET」の活動拠点である岩手県住田町にも出向き、参加の際の事前研修に必要な情報やデータを集める。

・陸前高田市沿岸部の被災地を視察し、今後の取り組みに活かす。

となります。視察に参加したのは、社会福祉学部の野尻紀恵准教授、災害ボランティアセンターの智内健作副センター長、富田貴寛事務局長、森田充祐樹・中村美穂の両事務局長です。

 

6月29日(水)

早朝に新幹線で名古屋を出発し、正午に盛岡に到着。そのまま岩手県立大学滝沢キャンパスに向かい、学生ボランティアセンターを訪ねます。代表の早川陽さん、大川可奈恵さんらが暖かく出迎えてくださり、さっそく懇談や視察を進めました。2008年度に設立された岩手県大のボラセンは、それ以前にもボランティアサークルとして5年間にわたって活動してきた経歴があり、センターが発行するメルマガの登録者数は300を超え、地域との深い繋がりも築いています。30人近いメンバーは各自が名刺を作り、責任感を持って活動していると同時に、お互いの信頼に基づいて風通しもよく、楽しそうに参加しています。今回はボラセンを支えている社会福祉学部の山本克彦准教授にもお会いし、両大学の学生と教員による様々な意見交換を行うことができ、有意義な視察になりました。

 

6月30日(木)

2日目は、住田町の五葉地区公民館と、陸前高田市の沿岸部や市内のボランティアセンターを相次いで訪ねました。ボランティアの拠点となっている住田町の公民館は、申し分のない環境にあると感じられました。

そして陸前高田市の沿岸部では、あらためて衝撃と悲しさを感じずにはいられませんでした。スケジュールの関係で2日目の視察には半日程度の時間しか割けられませんでしたが、同時に、今回の視察の内容と成果を持ち帰り、夏からの取り組みに生かしたいという思いが一層募りました。

いわてGINGA-NETプロジェクト説明会を名古屋キャンパスで開催

 大槌町や釜石市、大船渡市、陸前高田市など岩手県南部沿岸の被災地を中心に支援ボランティアを組織する「いわてGINGA-NETプロジェクト」の説明会が、6月18日(土)に本学の名古屋キャンパスで開催されました。説明会には本学からボラセンやAichi for 3.11の学生と教職員が参加したほか、金沢大学、愛知県立大学、愛知淑徳大学、至学館大学、中京大学、日本赤十字豊田看護大学の学生や教職員、大学生協や社会福祉協議会、NPO法人の方などにもお越しいただきました。
 このプロジェクトは、岩手県立大学学生ボランティアセンターが支援プログラムの開発と、ボランティアのマッチングや現地での宿泊・滞在に関するサポートを担当し、全国の大学や学生ボランティア組織に対する参加呼びかけや広報を、特定非営利活動法人のユースビジョンとさくらネットが担う、連携事業です。プロジェクトは7月26日(火)から9月27日(火)までの期間、1週間単位のプログラムが9回実施される予定で、6月に説明会を全国各地で行っています。これまで大阪、東京で開催され、名古屋の後には静岡や岡山でも予定されています。
 説明会は、参加者全員の自己紹介に続き、岩手県立大学の学生、早川さんと大川さんによる学生ボランティアセンターの設立経緯と活動内容のお話に進みました。2003年度に発足したボランティアサークルが、2004年10月の新潟県中越地震と、2007年7月の中越沖地震に組織的な支援活動を行い、その翌年の4月に同センターが設立されたそうです。参加者が特に関心を寄せたのは、その支援活動もさることながら、設立以降毎年3回、災害ボランティアを想定したトレーニングや学習の機会を継続して実施していることでもありました。地域のつながりを守るソーシャルワーク活動、地域のエンパワーメント、国際協力に学ぶ、地域資源を活用した防災、豪雪地域における災害ボランティアなどなど、いずれも実践から得た視点とデータに基づいた企画です。センターは、こうした日常の取り組みを生かして震災発生から3日目には活動を始めており、説明会の参加者は一様に感銘を受けていました。
 プロジェクト全体の概要や今後の進め方については、ユースビジョン代表の赤澤清孝さんが説明してくださいました。ユースビジョン、さくらネットはともに阪神淡路大震災を契機に災害ボランティアや地域コミュニティサポートに取り組んでおり、豊富な経験や実績に基づいたプロジェクトの内容は、出席した学生や大学関係者にとって、とても参考になりました。長期化する避難生活と復興への支援として、学生ボランティアには仮設住宅でのサロン活動、子どもの学習や遊び支援、お祭りなどの地域行事への協力など、コミュニティサポートの役割が期待されます。このプロジェクトの各主催団体がこれまでに培ってきたノウハウと、全国の学生の志が組み合わさって、大きな支援の力になりそうです。

ボランティア報告会が開催されました

6月2日(木)午後2時半から、美浜キャンパス510教室、半田キャンパス101教室にて、東日本大震災 災害ボランティア報告会が開催されました。参加者は80人でした。

学長、学生事務局長のあいさつにつづき、国際福祉開発学部4年生が制作したビデオが上映され、出来栄えの完成度に、参加者から驚嘆の声があがりました。
報告は、絵本プロジェクト、萩の花プロジェクト、チャリティーバザーと続き、報告を受けて会場の参加者による「私たちにできる支援活動」について、ディスカッションが行われました。
現地でできること、地元の愛知県でできること、をそれぞれ色画用紙に書き出し、グループで交流しあいました。

半田市・美浜町・半田キャンパスの生涯学習センター受講生で組織するLec会の役員のご参加により、地域の方々と学生、教職員で支援のあり方について、意見交流ができました。
災害ボランティアセンターの組織も新たな段階にふさわしい形で整備し、支援活動の新たなステップに進む報告会となりました。

5・22福島原発農産物風評被害に勝つぞ IN 名古屋を開催しました

経済学部の佐藤皓一ゼミ生らによる実行委員会が運営する農産物の販売イベントが、5月22日(日)に栄のオアシス21で開催されました。JAの後援をいただいて、福島県をはじめ茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉の各県から安全な野菜を19品目取り寄せて販売し、風評被害に苦しむ生産者の皆さんを応援しようという取り組みです。これらの野菜はすべて、安全性について各県が証明書を発行したり、JAグループの安全基準に基づいて全農が保証したものばかりです。

 

 

週末にはたくさんの人が集まるオアシス21が会場だけに、事前に何度も打ち合わせや準備会を行い、ステージや販売スペースの設置は前夜のうちにアメリカンフットボール部の仲間が会場入りして完了!当日は7時前からⅠ部サッカー部やラクロス部も集まり、野菜や資材・機材の搬入がスタート。準備万端で8時45分の開会式に臨みました。阿形紀洋実行委員長(福祉経営学部3年)の開会宣言を受けて、Ⅰ部サッカー部が「頑張ろう!」の三唱で気勢を上げ、いざ販売開始となりました。

 

 

昼過ぎまでは時折強い雨が降り、天候にはあまり恵まれませんでしたが、9時から16時まで元気一杯で販売が続けられました。午後からはお客さんの数も増え、学生のセールストークも板についてきて?売り上げも尻上がりに伸びたようです。頑張って終了時までにほとんどの野菜を売り切ることができました。

 

 

ステージ企画もライブ演奏やパフォーマンス、佐藤教授と学生らのトークショーなどが次々に繰り広げられました。沖縄県出身の大道芸人、奥原優君(経済学部1年)のパフォーマンスは、とても見ごたえがありましたよ。来場者向けのアンケートコーナーでは、農業・農産物に対する意見や今後の支援のあり方などについて、購入者の方々が丁寧に回答を書いてくださいました。

報道機関の取材も多数あり、NHKテレビや名古屋テレビ、地元の知多半島ケーブルネットワークで放送されたほか、中日・朝日・読売・毎日・中部経済・農業新聞にも掲載されました。

 

 

 

 

これからの取り組みを考える-ボランティア活動報告会(6/2)

5月11日(水)午後8時から、ミーティングを開催しました。
冒頭、5月22日の「福島原発農産物風評被害に勝つぞ in 名古屋」に取り組んでいる福祉経営学部学生から報告がありました。http://www.n-fukushi.ac.jp/news/11/110511/11051101.html
引き続いて、半田・赤レンガでのチャイリティーフリーマーケットの活動報告、そして5月6日に帰ってきた「萩の花プロジェクト」の振り返り会が行われました。
学生がそれぞれリフレクションシートに記入した後、思いを1文字の漢字に表現し、発表しました。
翌12日、社会福祉学部総合演習Ⅰ村上・野尻合同クラスでは、萩の花プロジェクトメンバーの学生が、1年生を前に被災地支援活動の発表をしました。
災害ボランティアセンター活動報告会を、6月2日(木)午後2時半から、510教室(美浜キャンパス)・101教室(半田キャンパス)で開催することになりました。
これからの支援活動の取り組みを考える集いとして、地域の方々と学生・教職員によるディスカッションも予定しています。