「みんなの減災カレッジ」第3回講座が、師走に入った寒い12月1日(土)に開催されました。今回は美浜町が担当する回です。
はじめに美浜町の山田防災専門官より「町の防災について」として、町の防災事業全体の概要が説明されました。
ひきつづき、美浜町と南知多町の2町にまたがるボランティアグループ「美浜・南知多防災の会」から報告がありました。こうした2町またがる会はめずらしい存在です。2007年社協の「福祉のまちづくり講座~災害の視点から考える~」受講が契機となって発足。現在会員は30人います。福祉大の学生も会員になって活躍しています。http://www.f5.dion.ne.jp/~mihama/V-VGroup.htm今回の減災カレッジでは、防災の会がファシリテーターとなって、「避難所運営ゲーム」(HUG H:避難所、U:運営、G:ゲーム)が行われました。
ハグHUGは、避難者の年令、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードをもとに、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切にカードを配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
参加した学生の感想です。
私は12月1日に美浜町役場で行われた第3回減災カレッジに参加しました。
今回は10時30分ごろから11時ごろまでの30分間、美浜町防災安全課の山田さんが「美浜町の防災について」というテーマで町の防災について説明をしてくださった。説明の内容は、①防災に関する役場の取組、②自主防災組織、③役場との連携、④自主防災組織の活性化という内容で、美浜町が防災や減災のために災害ハザードマップや家具転倒防止器具設置委託事業、標高表示をするなど海の近い美浜町ならではの対策があったことに驚いた。山田さんのお話では、自主防災組織が発災時や事前対策において重要な役割を担っていることと、地域と巨大地震が起こる前から親しい関係にあるとうまく対応しやすいことがわかった。
11時から12時にかけては、美浜・南知多防災の会の紹介と午後から行う避難所運営ゲームHUGの説明を受けた。私はHUGのことを全く知らなかったので、HUGの意味が「抱きしめる」ではなく「H避難所U運営Gゲーム」だと知った時は驚いた。
午後からはHUGを行った。ゲーム中私は、体育館係という体育館に入ってくる人たちを整理する役をやった。人がどんどん入ってくるのであたふたしてしまい、援助物資などの置き場に困り孤立してしまう人が現れてしまうなど失敗ばかりだった。ゲームですら避難所を運営するのがこんなにも難しいのに、実際にやるとなると不安で仕方がないと思った。
午後3時ごろからは、被災地支援に行かれた保健師さんからの報告などを聞いた。保健師さんは発災から5か月後に岩手県の大槌町へ向かい、大槌高校で被災者の支援を行った。保健師さんの話を聞いていて、避難所を衛生的に管理すること、避難者の自主的・自律的な避難所運営をすること、災害弱者対策をすること、食事内容を充実させることが、重要だと知った。
今回の減災カレッジは避難所に関わる話が多く、今後美浜で巨大地震が起こったときは日本福祉大学が避難所になると思うので、山田さんの話や保健師さんの話やHUGで学んだことを生かして、もしもの時は避難所を運営できたらいいなと思った。(ながちゃん)
| 2012年12月03日 10:24
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11月11日(日)、美浜町産業祭りと並行して開催されるボランティアフェスティバルに、昨年に引き続き参加してきました。http://www.f5.dion.ne.jp/~mihama/H24-mihama-VF.html
この夏の活動報告とPCでのムービー紹介、またボラセンWeekで製作された写真マップも展示しました。
活動写真で作成したマップと握手は、「絆」のテーマにピッタリ。参加した中学生がこれをみて納得!でした。
あいにくの雨模様で産業祭りの人出は例年より少なめでしたが、ボランティアフェスティバルの方は例年並みの参加者があり、午後になっても会場はにぎわっていました。
展示説明スタッフとして今回初めて参加した二人にとって、美浜町内のボランティア団体が勢揃いする祭典に大感激。来年は10人以上の参加でのぞもうという決意でいます。
美浜町ボランティアフェスティバル!
子ども、高齢者、障がい、防災だけでなく様々なボランティア団体の方々と関わることができました。美浜町でボランティア活動がこんなに行われていることも、こんなに素敵な方々がいることも知らなかったです。「日福の学生さん?」と多くの方が声をかけて下さって、地域のことを教えて下さったり、「ご苦労様」と言って下さる方もいました。
美浜町の方々は明るく、学生を気にかけてくれる方がたくさんいて、素敵な方々でした。それを一年以上知らなかったことに後悔すら感じます。また、もっと美浜町を知りたいと思いました。まだまだ知らないことだらけです。今回のフェスティバルで美浜町の地域の方々に少しでも近づき触れ合えたことを嬉しく思います。これからもっと地域に出て行って多くの人と関わって美浜町を知りたいです。
さっそく、地域に出かけ、クツナモータースさん&大家さんを訪問しました。
突然の訪問にも関わらず、「できることならなんでも手伝うよ」と言って下さいました。美浜町の土地の話、公民館の話、ゴミの収集所やお店の話、短時間で色んなお話をしていただきました。また、一緒に防災のお話もしました。普段はなかなか地域の人と話をする機会はないけど、クツナさんはまた遊びに来てと言って下さり、大家さんもいつでもおいでと言って下さいました。また、クツナさんには、柿をたくさんいただきました。まだまだ知らないこともたくさんあって、何を知りたいのか、これからどんなことをしたいのか、どんなことができるのか、わからないけどまずは地域を考えていく第一歩になったのではないかなと思います。
| 2012年11月11日 18:35
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11月10日~11日に、全国生涯学習ネットワークフォーラム(まなびピア2012)福島分科会が開催されました。http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/shougaigakushu/1307857.htm
日本福祉大学災害ボランティアセンターからは、学生8人・職員1人が参加しました。9日(金)の夜から、全員福島入りしました。ホテルチェックイン後、写メの通りポスターセッション発表の練習をして過ごしました!
みんなで意見出し合い、当日発表へ気合い十分です!(あゆき)
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福島11月10日の活動報告です。
今日は午前中、ポスターセッションを行い、午後は講演会や3つのテーマにわかれたプレゼンを行いました。
ポスターセッションでは、わたしたち手作りのポスターが映えました!みんなひとりひとり、日福ボラセンのスタッフとして、自分のことばで自分なりに「伝えよう」としていたことが、心に残りました。サマキャンなど、やはり福島での支援活動に関心が高かったことも印象的でした。
明日は「熟議」(テーマ:みんなで震災経験を語り合おう!そしていま自分にできることは何かを見つけ出そう!)です。今日の疲れもありますが、明日1日福島での貴重な時間をめいいっぱい楽しみます。
みんな元気です(*^^*) (なお)
| 2012年11月11日 18:05
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美浜町、美浜町社会福祉協議会と本学の共催で、9月22日にスタートした「みんなの減災カレッジ~その時、私達はどうするのか~」。他地域での被災経験や避難・復興への取り組みなどに学ぶ全6回の講座(公開講座1回を含む)です。
小菅寿美さん
10月27日の第2回講座には、宮城県岩沼市社会福祉協議会の小菅寿美さんをお招きしました。東日本大震災による大津波で、市内面積の半分が浸水したという岩沼市での被災状況と、その後の復興への取り組みについてお話を伺いました。「災害ボラセンは、日頃のコミュニティ活動や地域のつながりの延長線にあります。美浜町の皆さんも、今のつながりを強めながら、その時に備えてください」とのコメントが印象的でした。また、岩沼市でも活躍した学生や生徒のボランティアについて「若くて元気な人たちが“何かできることはありませんか”と集まってくれたのは、役に立ったことはもちろん、現場が明るく前向きなムードになった点でも本当に助かりました」と評価していました。
小菅さんと原田副センター長のトークセッション
小菅さんの講演を受けて、本学災害ボランティアセンターの原田正樹副センター長とのトークセッションへと続きました。ここでは、岩沼市社協の限られたスタッフ体制のなかで編成された災害ボランティアセンターで、内外の様々な組織・団体と連携し、復興への取り組みを進めた点にスポットが当てられました。連携の効果を生かして地域に最大限の支援をもたらす工夫について語られ、地元組織や住民側にも支援を受け入れる「受援力」の大切さが指摘されました。
まなびと気づきの多かったワークショップ
午後からのワークショップは、参加者が地域行政区から推薦された人たち、ボランティア団体、そして学生などのグループに分かれてスタート。災害時に行政や地域、他のグループに期待することを発表し、自分たちにできることと求められることを見比べることで、活動内容や方針について見つめ直す機会になりました。また、発災直後から数年先までのタイムスパンを区切って話し合い、ボラセンのこれからの取り組みを考えるうえでも、大きな刺激となりました。充実した講座の終わりに「ワークショップのファシリテーターは初めてで緊張しました」とおっしゃった小菅さんのコメントにもボラセンスタッフはびっくり。「まだまだ学ぶことは多いね~」と感想を言い合いながら、美浜町役場を後にしました。
| 2012年10月29日 17:35
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