事業所取材企画、コープぎふ訪問!

岐阜県の魅力ある事業所を紹介するガイドブック作成企画の取材。今回は、岐阜県各務原市に本部を置く生活協同組合コープぎふに伺いました。1999年に岐阜県内の3生協が合併して発足されたコープぎふ。現在は、県内に9つの支所を構え、衣食住に関する事業を中心に、介護や葬祭、生活に関するサービスなどを提供して、県内の組合員さんの暮らしを豊かにするためのサポートをされています。

今回の取材のインタビュアーを務めるのは、社会福祉学部3年の松浦百花さん、高津優奈さんのお二人です。まずは、日本福祉大学福祉経営学部の卒業生である永井さんと、人事部の佐橋さんに組合の概要を伺いました

  

コープぎふの仕事は、人に関わる仕事。職員も一組合員であり、出資も運用も全て組合員によって行われているとのこと。そのため、人と人とのつながりによって組織ができており、人の優しさや温かみを感じられる良さがあると、早速、仕事の醍醐味について語っていただけました。

次は、永井さんに案内いただき、職場の見学です。本部の1階部分の配送拠点で、商品が安全に組合員さんの手元に届くまでの流れを現場で見ながら学びました。

    

最終的に商品を組合員さんに渡す役割を担っている地域担当者の方々が、組合員さんとの関わりに時間を注げるように、現場では役割分担がしっかりとされていました。永井さんが働く事務所の様子も見学し、いよいよインタビュー本番です。

――コープぎふの特徴を教えてください?

佐橋さん|目指す姿をみんなで共有しています。仕事はマニュアルがあまりなく、目の前の組合員さんに最善を尽くすために、それぞれが何をすればいいかを考えて働いている方が多いです。

永井さん|「ぎふを食べよう」というテーマで、組合員さんと一緒に作った商品があることです。飛騨の中華そばや、明方(みょうがた)ソーセージなど、生産者やメーカーさんの協力を得て開発し、長年組合員さんに愛される商品になっています。

――コープぎふで働こうと思ったきっかけを教えてください?

永井さん|いろいろな人と関わることができると思ったからです。大学で福祉について学ぶ中で、せっかくなら福祉の学びを活かして働きたいと思いました。合同の企業説明会で、たまたまコープぎふの説明を聞く機会があり、ここなら「ふくし」を活かせそうだと思いました。

佐橋さん|私は、説明会で暖かそうな職場だと感じたことがきっかけです。選考の中で、先輩職員の横に座って、配送をする過程があります。そこで出会った先輩がとても素敵な方で、志望度が高まったことを覚えています。

  

――福祉の学びはどのように役に立ちますか?

永井さん|組合員さんとの関わりに役に立ちます。例えば、最近は高齢の方も増えているので、組合員さんと関わる方は認知症サポーターの資格をとっています。ここで福祉の知識があることで、より相手に適切な対応ができます。この仕事は、広い意味で、地域で暮らす方の「ふくし」に携わる仕事だと感じているので、学びはいくらでも活かせます。

――組合員さんとの関わりで大切にされていることはどんなことですか?

永井さん|信頼関係です。最初にお伝えした通り、コープぎふは、組合員さんのより良い暮らしを目指しています。そのためには、商品に対する要望や意見など、組合員さんたちの声が必要です。組合員さんとの信頼関係ができている職員ほど、率直な声をたくさんもらってこられるのです。その信頼関係を得るには、まずは担当者が自己開示して、その人となりを知ってもらうことを大切にしています。

――組合員さんとの関わりで、印象に残っているエピソードはありますか?

佐橋さん|配送に伺った時に表情が暗い方がいらっしゃいました。どうかされたのかと気になって声をかけると、大切にされていた犬が亡くなったお話をしてくれました、後々、その声掛けで気持ちが救われたとお手紙をいただいたことは印象に残っています。それからは、組合員さんの「いつもと違う」に気をつけるようにしています。

永井さん|私は、組合員さんの声を実現させたいと思っています。以前、北海道の名産品を扱っていました。みなさん大変楽しみにされていたのですが、購入する際の個数が多く、金額が高くなっていました。一人暮らしの方から、少ない数で買いたいと意見をいただき、販売の数を変えたらとても喜んでもらえました。自分の意見が形になる嬉しさをみなさんにも感じてもらいたいです。

  

――働いていて感じる職場の魅力はありますか?

永井さん|若い世代が増えてきています。働く上で、組織で守らなければならないルールはもちろんありますが、自分たちがやりたことを気負いなくできる環境があります。どの事業所もそうやって若い人が活躍して盛り上げていることは魅力です。

佐橋さん|20代は、全体で2番目に多い年代になりました。そのため、どの事業所も活気が出ています。また、女性の職員も増えています。今年から働き方改革の部門もでき、皆が働きやすい環境作りに取り組んでいます。

――最後に、これだけは伝えたいということはありますか?

コープぎふの仕事は、商品を届けることだけではないということです。そこに、人とのつながりや暮らしている方の想いがあります。最初にもお伝えしましたが、関わる人たちの優しさに支えられて、働けること。この嬉しさを伝えたいです。

取材終了後、インタビュアーの2人からは、取材をしたことで、人とのと関わりを大切にしていることが、より感じられた。実際に地域担当者の方と一緒に回ってみたい、他の現場も見てみたいと感想をもらいました。

お忙しい中、貴重なお話をたくさんいただいた永井さん、佐橋さん、コープぎふのみなさま、ありがとうございました。